粘るドミノ
番組改変以後もワールドニュースの主要項目は震災とリビア関連です。震災は当事者ですがリビアの事はやはり温度差があり、石油製品の高騰で間接的に影響を受けていますが、大震災にほとんどの意識が集中していますので二の次になります。リビアの政変も既に内戦状態になり一進一退で反政府軍が勝ちきれません。圧倒的な火力よりも統率力と目標意識が大切なのが良く分る集団です。負けが見えてくれば一気に寝返る事も十分考えられますが、寝返るタイミングが難しいのが遠く日本からでも理解出来ます。情勢の見極めは大切ですが、経済アナリストが二言目には口にする、「リスクを取って決断する・・・」と言うのが、文字通り命がけの行動になり一族も巻き込んだ結果に腰が引けます。EUを中心に欧米は反政府軍支持で心中予定ですが、本当に心中するわけには行きませんので、情勢の分析は事細かに行われていて、革命政府の元での石油の取引まで青写真は出来てるはずです。震災とは違って終結すれば新しい国造りが行われ、民主的な選挙後に独裁にならない仕組みが作られるでしょう。中東民主化ドミノの象徴的な出来事になりそうです。このドミノは思いの外、強固で前後左右、色々な力がややこしくさせています。梅も又来年です。