儚い…
誰しも明日のことはわからない…いつものように一週間が当たり前に始まると思っていた…無断欠勤なんて考えられない人が、連絡もなく出勤してこない…寝坊したにしては遅すぎる…携帯も鳴らずに直ぐ留守電になる…胸騒ぎがする…警察、不動産屋さんと共に独り暮らしを始めたばかりの彼のアパートへ向かった上司。そこで待っていたのは…ベットで冷たくなって眠っていた先輩でした…奥様のご実家に引っ越され、数時間かけての通勤、冬場だけは職場の近くにアパートを借りるつもりで、引っ越したばかり…独りぼっちで亡くなってしまわれた…先輩は誰からも慕われていた方でした…部署は違ったけれど…明日、ひょっこり受付で逢えそうな…まだまだ信じられない…ただただ…苦しまないで逝けたのだろうかと…数年前にペコの同級生が亡くなった時も、二十歳で逝った高校時代の私の友達の時も、胸が張り裂けそうだった…年令じゃない…寿命なんだって、自分に言い聞かせても 、長く受け入れられなかった…明日、職場の皆でお別れしてきます。どうぞ安らかに…短い間でしたがありがとうございました…と。