快気祝いは快晴で
本当に病人だったの?という感じがするぐらい、すでにぴんぴん元気だったおかんですが、やっぱり治療に区切りがついたというのはうれしいもの。加えて、今日の快気祝いは家族全員が勢揃いして昼間っからおいしいもんをガンガン食べようというイベントですから、朝からむちゃくちゃ楽しそう。そんなおかんを見ているオヤジも当然うれしそうで、さらに、そんな二人を見てる私も幸せな1日でした。さて、着物で食事会なんていうと大げさな感じですが、晴れ上がって爽やかに乾燥していた今日みたいな日に着なくちゃ、いったいいつ着るよ?おかんの大島(デカい麻の葉柄)×博多帯に対抗すべく(?!)、私も今日はがさがさと大島を着込みました。ポイントは帯♪これ、今は亡きおばあちゃんが、おかん嫁入り時に作って持たせてくれた黒絵羽の羽織だったものです。たぶん、その頃流行っていた「マジョリカお召し」に類した織り込み柄です。その当時ですら、もう子供の入学式に黒絵羽を着込んで学校に出向く母親というのはほとんどいなかったので、おかんは親不孝にも「こんなのいらない!」と、おばあちゃんに文句を言ったそうですがwそれを私がもらい受け、もう何年も前、京都の「凜」で帯に仕立て代えてもらってあったのでした。おかんの健康回復を祝う今日みたいな機会に、こんなにぴったりの帯はないでしょう!おばあちゃんの思いも、宴席に同時参加させることができるんだもん。しかも、柄はバラ!!!帯用の柄付けじゃないから、よく見ると腹の部分の前柄は横倒しになっていますが、友禅で蝶をひらひらと描き足してくれている、という芸の細かさ。んで、足下は、転勤前にあたふたと伊賀上野に仕事で出かけた時に、すかさず(激しく二日酔いだったのに)なみえさんちに押しかけ、台も鼻緒も一緒に選んでもらって誂えた草履。渋めでかっこよくて、大島には正にぴったりでした!そんなわけで、非常に楽しい宴会を無事に終了し、帰宅しました。会場となった関内のフレンチ、ストラスジュールは小さいながらも(いや、小さいから、かな)実に居心地が良く、お料理も素敵でした。幹事としても大成功だったなー。うひひ。ママ、本当に良かったね。これからも、今日みたいに楽しい1日をずっとずっと、みんなで一緒に満喫しようね♪