今日は書かないと。
朝5時半過ぎにふっと目が覚めたのですが、昨夜寝る前には「明日は17日だ」と思ったはずなのですが、「寝坊しないで8時までに『プラゴミ』を捨てること」にだけ気をとられ、結局、二度寝。朝のニュースで「あ!」と再認識する羽目になりました。今となっては「もう一つの」という言葉がついてしまった阪神淡路大震災。たかだか70年ほどのヒトの一生のうち、2度もこれほどの大きな天災に遭遇する私たちは、例えば、絶滅の過程にあった恐竜たちも、同じような無常観に襲われていたのじゃないだろうか、という妄想ばかりが広がります。笑ったり、泣いたり、怒ったりして日々の夢をささやかに紡いできた人たちは、そこを一撃した邪悪な大きなかぎ爪に比べれば泣きたいほど小さな手足を、元の暮らしを取り戻そうと懸命に動かしています。そのひたむきさが、また、泣きたくなるほど切ない。日頃、自分たちが網の目のように構築した「社会」の中で、いっぱしの活動をしているつもりでふんぞり返っていても、ヒトはあまりにも小さな存在。たくさんの涙の代償として受け取ったのは、「1月と3月はそういうまなざしを取り戻してみる」ことなのかもしれません。ひととき、しんとした気持ちで祈り、さあ、風邪気味だけど、今日も仕事だ。