雷山は見ていた!
朝から伊都国に行った。前原市の井原鑓溝遺跡を見るために。弥生時代後期(1~2世紀)の墓群が見つかった。この場所は、既に江戸時代天明年間に鏡数10を副葬したつぼが発見されており、拓本も残っていた。ただ、その正確な位置がわからないため、昨年11月から同地区の水田1500平方メートルで発掘調査が実施された。結局、王墓は見つからず、甕棺墓13基、木棺墓4基、土こう墓2基が見つかった。銅鏡の破片やガラスの小玉900個以上が見つかった。現地の説明員の人の話では、「剣が見つかってなく、ガラス玉ばかりで、まるでハーレム状態です。」と。女性の墓ばかりのようだ。ただ、副葬品の量からすると王一族に関係する有力者の集団墓の可能性もあり、周辺に王墓がある可能性が高まったとのこと。出土品は3月4日まで、近くの伊都国歴史博物館で展示するとのこと。