成都へGo!
10日11時半、家を出て、空港行きのバスが出る近くのバス停へ。息子と二人の海外旅行。私は新婚旅行以来の海外旅行。息子は初めての海外旅行。11時52分発のバスがなかなか来ない。12時5分バスが来た。飛び乗った。「やれやれ」最前列に座る。バス発車。集合の12時50分には十分間に合う。「このバスは、都市高速経由天神行きです。次は蔵本町まで止まりません。」「・・・間違えた?!」乗るときに行き先を確認しなかった。遅れている空港経由博多駅行きだと思い込んで乗り込んでしまった。「空港に行きんしゃ~とでしょう。」「すみません。間違いました。」「降りて、バス停までもどりんしゃですか?」「はい、できれば降ろしてください。」「お客様に申し上げます。乗り間違いのお客様がいらっしゃいますので、臨時停車致します。」「すみませんでした」バス停でもなんでもないところで降ろしてくれた。300m近く走ってもとのバス停へ戻る。この間に遅れている空港行きが発車してしまったらどうしよう。タクシーで行くか?金が掛かる。荷物が重かった。バスが予想以上に遅れたため助かった。12時10分。20分近く遅れてやっと空港行きのバスが来た。今度は間違いなし。これは気を引き締めないと。何か不安な幕開けだ。福岡空港第一ターミナル前でバスを下車。国際線ターミナル行きの無料バスに乗り込む。12時50分きっかり、国際線ターミナル3階のJTB8,9カウンタへ。私たちは二人だけのツアーで他には誰もなし。別のJTBのやはり成都へ行く豪華添乗員付きツアー客20人くらいが談笑していた。往復航空券をもらい、成都までの注意事項を聞き、「ではあちらのチェックインカウンタへ。行ってらっしゃいませ。」荷物はコンパクトにまとめて機内持ち込みする予定。大きさ重さとも問題ないはず。3辺の和100センチ以内重さ10Kグラム以下。カウンタで機内持ち込みは5Kグラム以下にしてってお願いされたので、仕方なく貴重品をリュックにつめて、それ以外は預けることにした。これまた予定外だ~。10日14時50分中国国際航空CA916便は、福岡国際空港を後に、私たち父息子(おやこ)を乗せて、成都へ向かって離陸した。「しまった。預けた荷物の中の"とんかつソース"は無事に成都に着くだろうか」フライトアテンダントは中国人女性。日本語はOKなのか。飲み物を運んできた。とりあえずウーロン茶にしよう。「ウーロン茶」「・・・」通じない。「お茶」「・・・」だめだ。「ティー?」「イエス、ティー。」「オンリー ジャスミンティ」「オーケー、オーケー。ジャスミンティ」この旅行中機内の飲み物は全て「ジャスミンティ」にした。福岡-上海間で最初の軽食は、そばだった。CA916便は1時間半後、途中上海に着陸。時差1時間で現地時間15時半。上海で入国審査がある。上海では、「成都⇒」と書かれた紙を持った空港係員の指示で動くのだが、あらかじめJTBからもらっていた「中国旅行の手引き」に書かれた順路とは違っていたのでちょっと不安。入国審査の長蛇の列で係員を見失い、後は成都まで行きそうな添乗員付き団体旅行客だけが頼りで、その後を金魚の糞のようについて行き、何とかもとのCA916便に戻ることが出来た。16時半上海離陸。上海-成都間での機内食は、「ビーフ or チキン」で「ビーフ」にした。夕食は成都到着後案内してくれるとJTBに聞いていたので、半分残す。息子は飲みものにコーラを頼む。何を間違ったか、何か取ろうとして、コーラのコップに手が触れて、コーラをテーブルにぶちまける。「やっちゃた~」はいていたジーパンの右モモにコーラがしみこんで行く。これはいかん。もっと気を引き締めなければ・・・何かが起こる前兆かもしれない。そして無事に成都到着。なかなかドアが開けられず、大声で怒鳴りだす中国人多々。着陸後30分くらいしてやっと機外へ。預けた荷物が無事か心配。荷物がなかなか出てこない。出てこない。出てこない。やっと出てきた。ソースは大丈夫か。荷物のソースを確認。外ふたが回って、緩んでいたが、中ふたはしっかりしまったままで、ソースはOK。そうそうソースは12日に案内してくれる、現地日本人留学生へのおみやげ。出口では現地係員の曾さんがお出迎え。JTBからは他のお客様と一緒のバスと聞かされていたが、なんと普通車。運転手さんと現地係員さんと私たち二人だけ。曾さん日本語問題なしで普通に会話ができるので嬉しい。車のなかで明日のスケジュールの説明があり、待ち合わせ時間を決める。3連泊するクラウンプラザ成都というホテルに到着。曾さんにチェックインも代行してもらい、部屋までついてきてくれた。「15分後に電話しますからそれまでに部屋に何か問題ないかチェックしてください。」とのこと。部屋に入りまず問題発生。ベッドサイドの照明やデスクの照明、バス・トイレの照明がどうしてもつかない。どうしたら良いの。暗い部屋で3泊するの。どうしよう。そこに曾さんから電話。「電気がつきません。」直ぐに来てくれて、何のことは無い、開錠用のカードがあるのだが、それを部屋に入って直ぐのカードリーダーに入れないと部屋の電気が入らないのだ。前にも日本で同じようなシステムのホテルに泊まったことがあったが、そんなこと忘れてた。で、他には問題なし。で現地係員の曾さんが「ではこれで。明日の朝お会いしましょう。」「あれ、夕食は?」「機内食があったでしょう。会社からは聞いていませんが。」「おいおい、この日程表にも夕食ありって書いてあるでしょう。だから、機内食も半分残したんですけど。」「分かりました。会社に確認します。」ということで、連絡してもらったら、やはり会社の手違いと判明し、それから夜の成都に繰り出した。予定のレストランは9時すぎのためオーダーストップで入れてもらえず。ホテル近くの大衆食堂へ。いきなり大衆食堂だ。ちょっとで良いのに明らかに4人分くらいありそうな炒め物が次から次に出てくる。夜だけど、蒸し暑く、周りは中国人が中国語で大声で話しているし、ある程度食べると、食欲も無くなり、食事がのどを通らない。どれも油っこい以外は美味しいのだけれど。しばらくして、曾さん「ここは包子(肉まん)が美味しいので有名なんですよ。食べますか」最初に言ってよ。もうおなか一杯で入らない。食事も済んでホテルへ戻る。明日も乗用車で4人で行動するらしい。まるでVIPのように専属の現地係員兼専属ガイドさん付きで。