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[地図・位置情報サービス] カテゴリの記事

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  マピオンがベクター地図を公開

  マピオン、「ベクター地図」β版を公開 - 座標と属性データを端末上で描画（マイナビニュース）マピオンは10月29日に開設した研究開発情報発信サイト「マピオンテックラボ」において、「ベクター地図」β版を公開した。「マピオンテックラボ」は今後位置情報関連サービスへのニーズが多様化することを前提として、技術情報の発信や新技術の検証などを行っていく場となる。その第一弾企画として発表されたのが「ベクター地図」β版。従来の画像配信ではなく、サーバ側は地図を構成する要素（ライン・ポリゴン・ポイント）の座標と属性データを配信し、クライアント側（ブラウザやアプリ）で描画した画像を表示する形になる。これにより地図の自然な回転表示（従来であれば画像を回転することになるため注記や記号も回転してしまう）や鳥瞰表示、クライアント側でのスタイル切り替えなどをスムーズに行うことが可能になる。操作は若干の慣れを要するものの、レスポンスもよく、何よりも今後の色々な可能性が広がるのがいい。同社では地図サービス「Mapion」についても今後ベクター配信を視野に入れていくとのこと。

  2016.10.31

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• マピオンがウォーキングアプリ「aruku&」（あるくと）をリリースへ

  楽しく歩くことで社員や地域住民を元気に! 販促施策や観光振興を支援するアプリを企業・自治体向けに提供（マピオン・プレスリリース）マピオンはウォーキングアプリ「aruku&」（あるくと）を11月初旬にリリースする。同時に、企業や自治体に対して同アプリを販促施策や観光振興に活用できる法人向けサービスの提供も開始する。「aruku&」は、ユーザがスマートフォンを持って歩くことで地方名産品などのプレゼントがもらえるウォーキングアプリ。スマートフォンの歩数計機能と連動することで一定の歩数に到達すると様々なミッションが発生し、ミッションをクリアするとプレゼントに応募ができる。歩数や体重の記録も可能で、通勤・通学などの日常のウォーキングを利用して健康管理をしながらインセンティブを受けることができる仕組み。当面はiOS向けに展開し、今後はAndroid端末にも対応予定。「aruku&」では同社がこれまで地図サービスや、「ケータイ国盗り合戦」など位置情報ゲーム蓄積した「人を動かす」ノウハウが生かされている。また、同アプリでを活用して、来店者特典による店舗集客や、プレゼント提供による商品・特産品などの商品PR、さらにはウォーキングコースの設定などにより人を動かすことによる観光振興の仕組みをサービスとして提供する。同サービスは社員や地域住民の健康増進施策にも利用できる。地図サービスと位置情報ゲームの両方を手掛けてきたマピオン独自のノウハウによる新たな展開。人が動けば経済は動く。人を（物理的に）動かすには、何よりも人の心を動かす（動機づけをする）ことが必要で、同社のキャッチフレーズでもある「ココロも、カラダも、動かすマピオン」の哲学をどう生かすのか、お手並み拝見である。

  2016.10.27

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• GPSで面積？

  GPS機能で「距離・面積」を簡単測定！（R25スマホ情報局）これはよく分からないなあ。移動した距離を測るのにGPSを使うのは分かるのだけど、なぜ地図上で面積を測るのにGPS云々の話になるのだろう。トラッキング機能に言及しているということは自分で歩いて面積を測るイメージなのだろうか。正直機能としてはあまり使わなさそうだが…

  2016.10.21

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• HEREとアリババが提携

  独ヒア、地図情報をクラウド供給　アリババと提携（日本経済新聞）デジタル地図の世界大手であるHEREが中国電子商取引最大手のアリババ集団とクラウドサービスで提携すると発表。同社が持つ約200カ国の交通情報や経路案内といった機能をアリババのクラウドに供給し、付加価値をつけたサービスとして顧客に提供する。HEREは自動車のセンサーなどが収集した情報をクラウドで管理・加工したデータとして提供しており、今回の提携では渋滞や事故などのライブ情報や、過去の利用者の履歴に基づいた最適な経路案内機能などを提供する。ドイツ資本になったHEREだが、アリババと組むことは多分に母数が大きい中国市場への影響力において、ライバルであるアメリカのGoogleやオランダのTomTomにアドバンテージを得る狙いがありそう。ちなみにアリババの主要な株主にはアメリカのYahoo!（筆頭）や日本のソフトバンクの名前もある。

  2016.10.14

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• Googleマップのルート検索で高速バスの絞込表示が可能に

  Google マップに高速バスを使ったルートが新たに登場（Google Japan Blog）Googleマップのルート検索で高速バスの絞込表示が可能に（バスとりっぷ）Googleマップのルート検索で高速バスの絞込表示が可能になった。日本全国224社の高速バス912路線が反映されている。従来は鉄道ルートのみだったものが、乗り換えなしで到着するルートや、設定でバスを指定することによって、鉄道を使わずに高速バスのルートも表示が可能になった。バスの運行情報はAndroidやiOS搭載の端末でも利用可能。ルート検索で比較的料金が安い高速バスが反映されるのは大きい。予算や時間などより条件に合った検索ができるようになるのはありがたいこと。もっとも、ダイヤも変わる中、912路線の情報を更新し続けるのはなかなか大変。将来的に事業者によるダイヤのオープンデータ化が進めば少しは楽になりそうだが。そのあたりの問題が解消すれば、全国の路線バスを反映した夢のルート検索の可能性も出てくるのだが。

  2016.10.13

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• データとAIによるタクシー需要のリアルタイム予測

  AI×人口統計でタクシー需要をリアルタイムに予測（EE Times Japan）7日まで開催されていた「CEATEC JAPAN 2016」において、NTTドコモがAIを活用することでタクシー利用の需要をリアルタイムで予測する「リアルタイム移動需要予測技術」を発表した。この技術はタクシーのさまざまなデータとAIを組み合わることで、30分後のタクシー利用の需要を予測するというもの。データはタクシー運行データの他、天候などの気象データやコンサートなどのイベントデータ、レストランや居酒屋が多いといった施設情報、さらにNTTドコモのモバイルネットワークによる人口統計が用いられる。6月から東京都内で、「30分後にタクシー利用の需要が増えそうな地域」をタクシーのカーナビ地図上にリアルタイムで表示させる実証実験が行われている。この技術が実装されれば、ドライバーはよりお客さんを拾える可能性が高い地域にアプローチすることができるし、利用者としてもタクシーを捕まえられるチャンスが高まることになる。また、この技術はタクシーだけでなく電車やバスなどにも応用が可能で、将来的にはさまざまな交通機関に適用することで「その時の状況でどの交通手段を利用するのがベストなのか」という交通の最適化を実現することに期待がかかる。確かに現状のタクシーは流す方も捕まえる方も、ある種の偶然に依存している部分が大きい。もちろん経験や勘という要素で補うことはあるにせよ、確実性という意味では弱い。最近では位置情報を利用して最寄りのタクシーを呼ぶサービスが定着しているが、いわゆる流しのタクシーをいいタイミングで捕まえるのはまた別の話だ。データとAIで最適化がどこまで実現できるのか非常に興味深いのだが、やってきたタクシーが自動運転の無人車だった、などという時代が来るのかと思うと少し怖くもある。

  2016.10.10

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• 長崎新聞配達ルートのデータMAP化プロジェクト「The Way」

  長崎新聞配達ルートのデータMAP化プロジェクト「The Way」（CNET Japan）長崎新聞社による「長崎新聞配達ルート データMAP化プロジェクト『The Way』」の紹介。「The Way」は長崎県内の同新聞配達員に配布されたGPSによる配達経路の走行データを収集、地図上に集約して可視化したもの。離島が多く、海岸線も複雑な長崎県において、県内の隅々まで行きわたる新聞配達の経路が面白いことはもちろん、併せて作られたムービーがストーリー仕立てで新聞配達という仕事の特性を描きだしていて、ドラマ性も高い。新聞は「伝える」メディアだけに、ログはまさに情報の伝わり方の経路を示しているともいえる。離島については船のルートが描かれているのも特長的で、長崎県の地形などの特性も同時に可視化される。あるいは新聞配達という文化を可視化しているともいえるかもしれない。ログなどのビッグデータの可視化はデータ解析という利用用途が圧倒的に多いが、「The Way」のようにストーリー性やドラマ性を演出する目的で可視化することにも可能性を感じさせる。そこからエリアマーケティングや地域振興などに繋げるのもいい。でもそれだけではなく、新聞の役割を動的に見せることにも一定の意義があるように感じた。

  2016.10.08

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• ホンダが2輪車・配達事業者向けに業務用テレマティクスを発表

  小規模配送・配達事業者にお勧め、業務用テレマティクス「Honda Biz LINC」、CEATECで（財経新聞）10月4～7日に幕張メッセで開催されているCEATEC2016において、ホンダが2輪車や軽トラックなどによる小規模物流・宅配向けのテレマティクスサービス「Honda Biz LINC」を展示している。ホンダが手掛ける2輪車向け情報提供技術とゼンリンデータコムとの協働でシステムの開発を進めている。同サービスに登録したスマートフォンやタブレットからの位置情報を地図上に正確に表示することで、車両の位置把握など動態管理や、実戦的なルート検索ができることで業務効率の改善や、ドライバー（配達員）の安全運転意識の向上も期待できる。目玉の一つが、ゼンリンデータコムと協働することで、詳細な住宅地図データで案内表示が行われる点。これは宅配業務などではかなりの効果がありそう。開発を担当している本田技術研究所によれば、今夏から実証実験がスタートしており、1年以内の実用化を目指しているという。今後各メーカーとも最終目的地までのナビゲーションを詳細化するのであれば、住宅地図というコンテンツの需要は今以上に高まっていくことになる。

  2016.10.06

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• Uberが食事の宅配サービス「UberEATS」を開始

  Uberが食事宅配を国内でも、「シェア経済で利用者と飲食店をつなぐ」（ITpro）Uber Japanは9月29日から食事の宅配サービス「UberEATS」（ウーバーイーツ）を開始する。スマートフォンアプリで料理を注文することで、同社に登録した配達員によって飲食店から料理が届けられるサービスで、第一弾として東京都の渋谷区と港区で150件の飲食店を対象に開始する。配達員の空き時間を活用する「シェアリングエコノミー」の仕組みを活用しることでコストを抑える方法も斬新。Uberでは「UberEATS」を世界各地で提供しており、東京は8カ国34都市目にあたる。利用者、配達員、飲食店がそれぞれ専用アプリを使う仕組みで、利用者が料理と配達場所を選ぶと飲食店側のアプリに注文が届き、飲食店は配達可否や配達の目安となる時間を回答、配達目安の時間になるとUberEATSのシステムが適切な配達員を選んで配達依頼メッセージを送信することで配達員が飲食店に駆けつけ、利用者のもとへ料理を届ける形になる。将来的には利用者から配達料を徴収するが、当初のサービス利用料金は無料。Uberは配達料から手数料を差し引いて収益とするビジネスモデルとなる。従来宅配をしていなかったレストランの料理を自宅やオフィスでも食べられるのが売りで、価格も基本的に店頭と同じでクレジットカード決裁となる。飲食店側には配達人員や車両などの初期投資をしないで配達サービスを始められ、配達員側は空いている時間を使って自分のスケジュールに合わせて働けるなどそれぞれにメリットがある。スマホを利用した食事の宅配手配サービスには一時ネット企業が相次いで参入したが、LINEが昨年末に撤退したのをはじめdellyも撤退するなど容易な事業ではない。配達員を使ったサービスがカギだが、注文の波がある中で適切な配達員の手当てが継続的にできるのかなど未知数な部分もある。また、定常的な需要が確保できるのかという点も現時点では不透明。似たような出前サービスとしては出前館がシェアを伸ばしているが、こちらはいわゆるネット注文による出前ポータルという立ち位置で若干アプローチは異なる。

  2016.09.29

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• 凸版印刷が「ストリートミュージアムアプリ」公開

  現存しない城郭をVRで再現、凸版印刷が「ストリートミュージアムアプリ」公開（INTERNET Watch）凸版印刷はVRとGPSを組み合わせた旅行者向けの観光アプリとして「ストリートミュージアムアプリ」の提供を開始した。「ストリートミュージアムアプリ」はモバイル端末の位置情報と連動することで、現存していない城郭などの史跡を、VRコンテンツとして再現する。解説動画の閲覧やマピオンと共同開発した古地図を表示することも可能で、史跡に近づくと通知するプッシュ機能も備える。VRコンテンツは現地でのみ閲覧可能で、一度閲覧したものは持ち帰って継続して閲覧できる。つまり現地を一度は訪れない限り閲覧はできない。VRコンテンツを背景に記念撮影をする機能もある。第一弾として江戸城、和歌山城、福岡城、肥前名護屋城、高松城、屋嶋城の6城が公開されているが、掲載コンテンツは今後も拡充予定で、2017年には約50コンテンツを掲載し、10万ユーザーの獲得を目指すという。コンテンツの可能性は幅広く、ヴァーチャルとリアルを結ぶことで新たな観光のあり方を提示する革命的なツールに成り得るプロジェクト。例えば関ヶ原で、各武将の陣取りを再現できれば古戦場観光がこれまで以上に分かりやすくなりそう。城郭は多くの人にとってヴァーチャルとリアルの間を最も補完しやすく、違和感なく受け入れられるテーマともいえるので、スタートコンテンツとしてはいい選択。古地図との連携が上手くいけば、脳内補完で城下町を散策するようなイメージも可能になるかも。ラインナップとしては、是非安土城をお願いしたい。

  2016.09.23

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• ナビタイム／トラック専用「トラックカーナビ」

  ナビタイム／トラック専用「トラックカーナビ」、5か月で予想の5倍のDL（LNEWS）ナビタイムジャパンのトラック専用「トラックカーナビ」アプリの記事。今年3月末から提供されている「トラックカーナビ」アプリの想定ダウンロード数が5か月で想定の5倍にもなったという。当初は対応エリアが一部だったにもかかわらずである。大型車は通行止め（時間帯も含む）や車高・車幅・重量等の制限など、普通車とは異なる規制が多く、通常のカーナビでは対応が難しい。「トラックカーナビ」ではこうした規制を考慮したルート検索が可能なことに加えて、リアルタイムの渋滞情報も考慮している。ルート検索機能も「推奨」「高速優先」「無料優先」「超渋滞回避」の4種類に対応、ドライバーの多様な用途に対応しているほか、複数の配送先を回る際の最適な配送順を提示する「巡回経路検索」機能も搭載（経由地は10か所まで設定可能）。また、トラックの駐車可能な施設や休憩施設の検索も可能。有償アプリながらも、トラックに特化した機能が充実していることでダウンロード数を伸ばしているようだ。ドラックの場合、対象はプロドライバーということになるだけに、ダウンロード数の多さは実用性の高さを表しているともいえるだろう。

  2016.09.18

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• GoogleマップのAndroid / Android Autoアプリに制限速度の表示機能

  GoogleマップのAndroid / Android Autoアプリに制限速度の表示機能が追加（ガジェット通信）Android版のGoogleマップアプリ（およびAndroid Auto）に、制限速度の表示機能が追加されたろいう記事。ナビ中に画面隅に制限速度が表示されるというもの。表示は全ての道路には対応しているわけではないというが、こうした情報が地図に反映されるのは画期的。もっとも、将来の自動運転を前提とすれば、制限速度の反映はマストともいえるわけだが。この機能が日本版にあるのかどうかも不明（自分はiOS版なので確認もできないので…）。iOS版も早いところ更新して欲しい。

  2016.09.15

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• パスコが物流向け動態管理クラウドで危機管理強化

  パスコ、物流向け動態管理クラウドで危機管理強化--自然災害リスクを可視化（ZDNet Japan）パスコは、物流業界向けロジスティクス支援サービス「LogiSTAR」の一つである動態管理クラウドサービス「PASCO Location Service（PLS）」の危機管理機能を強化する。「LogiSTAR」は輸配送業務の効率化と品質向上を目的としており、動態管理（ドライバーや車両の状態を管理する）と配送計画（配送ルートを最適化する）の機能を兼ね備えるロジスティクス支援サービス。その一つであるPLSは、車両やドライバーなどの現在地と作業状況をセンター側で一括管理することで業務の効率化と顧客サービスの向上を図るサービスで、LogiSTARの配送計画機能との連携で物流業界の業務改善を支援する。今回の機能強化は危機対応能力の向上がポイント。これまでPLSに搭載していた渋滞情報やプローブデータを活用した通行実績などの情報提供機能に、自然災害リスクの情報提供機能を強化する。プローブデータによる通行実績のある路線情報の提供に加えて、JARTIC（日本道路交通情報センター）による道路交通情報を使い、通行規制情報を地図上に示すことで、運行管理者は適切な運行を指示できるようになる。豪雨や強風で発生する道路通行止めや、土砂災害、内水氾濫などのリスクを6時間先まで予測、画面にアラートマークを表示して対象箇所を地図上に示し、詳細情報をリストで表示する。これにより運行管理者は事前の予測情報をもとに適切な運行を指示できるとしている。地震のように予測が困難な突発性の災害は別とすれば、豪雨等の気象現象はある程度の予測が可能であることから、使える機能になりそう。災害に伴う規制等は運行上の大きなリスクであり、事前に回避策を打てるのは大きい。自然災害にせよ渋滞にせよ、こうしたデータ解析による予測が可能になってくることで運行効率が上がることは確かだが、同時にドライバーはかなり細かく管理されることになる。映画の「トラック野郎」のような話はもう出てこないのだろうな、と考えると寂しくもあるが。

  2016.09.13

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• 多言語地図サービス

  昭文社、5言語に対応した新多言語地図配信サービス（マイナビニュース）昭文社は地図表記を「英語」「中国語（繁体字）」「中国語（簡体字）」「韓国語」「タイ語」の5言語に対応させた新多言語地図配信サービス「MappleAPI 多言語マップ（ベクトル配信型）」を、販売すると発表。国土地理院が発表した、外国人にわかりやすい地図表現検討会の指針（外国人にわかりやすい地図を作成するための標準）を踏まえた翻訳表記を採用しているほか、日本人が地図を見ながら道案内するシーンも想定し、翻訳表記だけでなく日本語も併記しているという。インクリメントＰ　13言語対応日本地図の整備完了（SankeiBiz）インクリメントPでも、地図の表記にドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ベトナム語の7言語を追加、13言語対応の国内地図データを業界で初めて整備完了した。東京五輪を4年後に控えて、地図の世界でもインバウンド対応が加速している。国土地理院が発表した外国人にわかりやすい地図を作成するための標準の中では、翻訳表記以外に記号についても標準を定めてはいるが、地図にはその国の文化が色濃く反映されており、記号のデザインはもとより、記号化する地物やランドマークも国によって異なるのが普通だ。もちろん、日本国内を表現した地図であれば日本で一般的なランドマークを採用することが分かりやすい。問題はそのランドマークを地図を見る外国人に正しく伝えられるかどうかだろう。Web地図の厄介なところは、紙地図と異なり凡例がない（あっても別ウィンドウであったり）点にある。その点を考慮すると、記号以上に注記テキストが意味を持つし、表記言語の選択肢もなるべく多い方がいいということになる。インクリメントPはこの取組では一歩リードしている感があるが、昭文社やゼンリンデータコムも独自のサービスを強化しており、競争が加速しそう。

  2016.09.09

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• 特大車の走行実績データを解析した商用車走行実績データ解析サービス（MoXYZ）

  富士通、走行実績データから特大車の最適経路を可視化（MATERIAL FLOW＋）富士通交通・道路データサービスが大型車両向けカーナビゲーションやGISなど、地図サービス向けコンテンツとして、特大車の走行実績データを解析して情報提供する商用車走行実績データ解析サービス（MoXYZ）の販売を開始。貨物トラックに装着されている富士通のグループ会社・トランストロン製のネットワーク型デジタルタコグラフから収集・蓄積される走行実績データを基に、特大車の走行実績データを解析したもの。いわば特大車のプローブデータで、これまで把握が困難だった特大車の走行経路を可視化することで、特大車の最適経路の選定や大型車両向けナビゲーションの経路探索で活用するもの。今回提供されるのは四半期毎の特大車の走行実績データ。今後曜日別や時間帯別の通行量と平均旅行速度、主要な都市間の平均所要時間、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアでの平均休憩時間といった解析サービスも順次提供される予定。一般的に利用されている通信カーナビなどのプローブデータは、普通車が対象であり、大型車の通行実績とは異なる。ITS Japan が災害時に公開している通行実績情報も、当初は一般の通信カーナビのプローブ情報を使っていたため、大型車が通れるのかどうかは分からなかったが、現在ではトラックのプローブも反映されている。特大車の走行実績が提供されるようになればこれまで以上にさまざまな解析が可能になる。道路行政への反映という意味でも期待がかかる。

  2016.09.08

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• Googleがストリートビューのレンダリングを改善

  Google、マップにおけるストリートビューのレンダリングを改善（INTERNET Watch）GoogleはPC向けとモバイル向けのGoogle マップにおいて、ストリートビューをレンダリングするJavaScriptに改良を加え、新しいレンダリングエンジンを「Google Maps JavaScript API」で開発者向けに公開した。地面上の矢印をクリックした際の移動や、ドラッグして周囲を見回す際のアニメーション表示時に、故意に解像度を落とした上でフレームレートを増やすことで、よりスムーズに表示されるようにした。また、ビル等建築物のモデリングを改善して、さまざまな視点を考慮した360度モデルを形成することで、歪みなどの表示も改善した。これまでは傾斜に立つ家は傾いて見えていたが、これも垂直に補正される。モバイル向けではレンダリングシステムに新たにWebGLを採用。魚眼レンズ写真のように投影されていた建物の表示が改善された。「Googleマップ」アプリで採用しているピンチインによる拡大やダブルタップによる移動などの操作も利用可能になった。さらにモーショントラッキング機能で端末本体を動かしての視点変更も可能になった。主として表示の改善がされたようだ（モバイル版についてはインターフェイスの改善もされているよう）。表示のスムーズさと見た目の質を両立させるのはトレードオフの関係でもありなかなか悩ましいものだが、Googleはこの辺りの落としどころの上手さには定評があるところ。それにしてもストリートビューはすごい。もはや絶対的なコンテンツになっている。

  2016.08.23

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• 「AR墓参り」（？）サービス

  ポケモンGOと同じ仕組みの「AR墓参り」サービスが日本初登場、故人が思い出の場所に出現（Engadget）ARとスマホの位置情報を利用したアプリ『Spot message』。ポケモンGOと同じように故人がスマホのARになって、思い出の場所に登場するというもの。それだけでも驚きなのだが、リリース元が墓石や石材の販売を行っている良心石材。冗談なのか本気なのか分からないのが何とも。『Spot message』から住所やマップから位置を指定して、その場所で見せたい（見たい）動画や写真などのメッセージを送ると、専用サーバーにメッセージが保存されて、登録した場所から20メートル内のエリアに入ると、アプリから指定のメッセージを見ることができるという仕組み。（ARメッセージ作成は有料会員かつオブションサービスを使った場合に限る。無料会員は画像や動画のメッセージの登録・閲覧はできるがARメッセージは閲覧のみ）『Spot message』は位置情報を利用していることがポイントで、「その場所に行かなければ見られない」ことに意味がある。生前に、死後に見てもらうためのビデオレターを作成するといったケースはあくまでも利用方法のひとつで、将来自分が訪れたい場所に未来の自分へのメッセージを登録するような使い方もあるとか。これ面白いんだけど、やっていることは完全にAR地縛霊だ。もちろんポイントは位置情報とARメッセージなので、応用的な使い方は色々と考えられるし、仕組みとして相応の可能性は感じる。ただ、リリース元が石材店だからやっぱり地縛霊アプリなんだろうな…

  2016.08.16

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• カーナビタイムで駐車メモ機能の提供を開始

  ナビタイムジャパン、カーナビタイムに駐車メモ機能の提供を開始（MOTOR CARS）ナビタイムジャパンはiOS向けカーナビアプリ「カーナビタイム」において駐車メモ機能の提供を開始した。駐車メモ機能は車の位置や時刻、撮影した写真、メモなどで駐車した場所を記録できるというもの。この機能により、アプリ内で駐車した場所がより正確に把握できるようになる。広大な駐車場を持つショッピングモールや遊園地など施設はもちろん、コインパーキングが密集しているエリアや土地勘のない場所などでも、速やかに自分の車をみつけることができる。イオンモールをはじめとした大型ショッピングセンター全盛の昨今、駐車場も大型化していて、注意を怠ると自分がどこに車を停めたのか分からなくなることも珍しくない。土地勘のない場所ならなおさらだろう。我が家の近所にJRAの東京競馬場があるのだが、ダービーなどの大レースの日は多くの人が訪れる。主催者は公共交通での来場を呼び掛けているものの、実際のところ車でやってくる人もかなりいる。当然のことながら競馬場に併設された駐車場は十分な台数が収容できる規模ではなく、開催日には近所の農家などが自分たちの私有地を利用して臨時駐車場を開業する。ところがこれらの駐車場はあくまでも仮設の臨時駐車場であるため、きちんとした案内や看板があるわけではない。大レースのひなどには土地勘のない人がやってきて空いている臨時駐車場に停めて観戦に行くものの、帰りに自分の車をどこに停めたか分からなくなって彷徨っているケースを頻繁に見かける。カーナビタイムのこの機能、役に立つんじゃないかな。

  2016.08.15

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• 追突警告のiPhone用アプリ…警察が開発

  追突警告のiPhone用アプリ…警察が開発（読売新聞）車間距離を計測して運転中の追突事故を防ぐ安全運転支援アプリを大分県警が開発した。アプリは『おんせん県おおいたロードマップ』で、現時点ではiPhoneが対象。iPhoneを車のダッシュボードなどに設置することで、付属のカメラが前方を走る車との距離を計測して、接近した場合に警告音を鳴らす仕組み。時速40kmで走行したケースでは、距離が22m以内になると警告音が鳴る。アプリには県警が指定する、県内43ヶ所ある「高齢歩行者事故多発エリア」も記録されており、車がエリア内に進入すると警告してくれる。日没時間に応じて早めのヘッドライト点灯を呼びかける機能も備えている。大分県では2006年以降、追突事故件数が事故全体の約4割を占めており、昨年は全国ワースト4位。アプリで安全運転の啓発を計る。アプリの詳細はこちらこちら。警察がこういう形でスマートフォンのセンサーを利用してわざわざアプリを開発するのは異例かもしれない。原理的にはいいアイディアだとは思うが、どれくらいの人が利用するのかは未知数。機能が安全運転支援のみだとなかなか利用者が増えないのではないか。ナビ機能を持たせることが最も手っ取り早いように思うが、計測のためにカメラモードにしていなければならないのであれば難しいかもしれない。距離計測以外の機能として、事故取締情報の発信や観光情報、ドライブレコーダー機能などもあるが、平時も使うとすればドライブレコーダーとしてということになるのだろうか。ドライブレコーダーの一機能として追突防止がある、というのが利用者にとっては最も使い勝手がよさそう。

  2016.08.08

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• ポケモンGOをめぐる動きあれこれ

  ついにポケモンGO地図の「Pokevision」が停止。ポケモン集めの意義ってなんだろう（GIZMODO）Niantic: 一部機能の変更でPokémon Go対応サードパーティーアプリを排除（BusinessNewsline）ポケモンの出現位置を調べられる地図ツール「Pokevision」がサービスを停止した。公式ツイートによると「我々はNiantic（アプリの開発元）と任天堂の要望を尊重します」とのこと。こうしたサービスがポケモンGOの利用規約に触れるの可能性が高いことに加え、NianticのCEOジョン・ハンケ氏が「ポケモンGOの地図サービスは好ましくない。そのようなサービスは将来動作しなくなる可能性がある」と発言したことも受けてのことと推測される。一方Niantic側は、バージョンアップにあたりポケモンの出現位置を地図上に表示するサードパーティーアプリを無効にする機能変更を行っている。削除されたのは「footprints radar」と呼ばれるユーザーの周りに居るポケモンを知らせる機能。「Pokevision」をはじめとしたサードパーティーアプリはこの機能を応用することで、ポケモンの出現位置を地図上に表示していたが、「Pokevision」はこのバージョンアップでアプリを断念せざるを得なかったというのが実際のところだろう。任天堂は近く、自分の周りにポケモンがいるかどうかを知らせてくれる「Pokémon GO Plus」の新発売を予定しておりようで、PokéVisionなどのサードパーティーアプリの存在が任天堂の製品の売上に影響を与えることが今回のNianticによるバージョンアップに関係するのではという憶測もある。任天堂の場合はこれまでDSやWiiなどハードに依存する形でビジネスをしてきただけに、こうしたサードパーティーとの共存が文化としてあまりないのではないかなどと邪推してみる。こうした各社の思惑を横目に、北海道の上ノ国町ではポケモンGO用の観光マップを公開した。【ポケモンGO】北海道・上ノ国町が『ポケモンGO』用の観光マップを公開（ファミ通app）こちらはポケストップ11ヵ所とポケモンジム2ヵ所が写真付きで紹介されている観光マップ。あくまでも観光マップなのでお食事処や旅館などの観光情報が主体で、ポケモンの位置が分かるわけではなく、あくまでもポケモンGO人気を「利用」している形。さまざまな思惑が交錯する中、人々は今日もポケモンGOにいそしんでいるわけだ。

  2016.08.03

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• Uber、独自の地図作成に5億ドル投資か

  Uber、独自の地図作成に5億ドル投資か--グーグル依存からの脱却目指す（CNET Japan）自動車配車アプリの雄であるUberが独自地図作成に向けて動いているようだ。Financial Timesによると、同社はこの「世界地図作成プロジェクト」のために5億ドルを投資する準備しているとのこと。現状UberではGoogleマップを利用しているが、独自地図作成により自社用アプリはもちろん、自動運転車への進出も視野に入れているとされる。Uberではすでに衛星画像ベンダーであるDigitalGlobeと提携していることから、同社の衛星画像を利用して独自地図をつくる方向だろうか。あるいはGoogleをはじめとした多くの地図サービスと同じように、HEREやTomTom、あるいは日本のゼンリンなど他の地図ベンダーから基盤データの提供を受けて独自地図化するのか。予算的にはかなり大きなビジネスが動くことになるだけに、そのプロセスも注目を集めそう。5億ドルは地図をつくる上で一見十分な予算に見える。しかし一度つくった地図はその後の維持更新がついて回ることになり、そのためにかかる労力や費用は一般に想像されているよりもはるかに大きい。まして自動運転で利用できるレベルとなれば、その空間精度はもちろんのこと、更新もリアルタイムに近いものを求められることになる。これまで多くの大手事業者が地図に参入しながらなかなか定着しないのはこのあたりのコストの負荷が想像以上に重いためだ。とはいえ、Googleに対抗できるような新たな世界地図サービスが出てくることは歓迎だ。選択肢が増えることで健全な競争を生まれ、新たなイノベーションが期待できる。

  2016.08.02

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• 新バージョンの「Google Maps」が公開

  「Google Maps」がさらに見やすく--「興味深いエリア」の追加も（CNET Japan）Googleが新バージョンの「Google Maps」を公開。従来に比べてすっきりとしたデザインで、地図上の主要エリアの情報をスマートに表示することを目指したもの。新しい仕様は「道路の輪郭線など必要不可欠ではない要素を排除、その分道路や公共交通機関などの有用な情報を表示するスペースを増やした」「タイポグラフィを改善し、通りの名前や興味深い場所（Point Of Interest：POI）、公共交通機関の駅などを、地図上の他の項目と見分けやすくしている」とある。気になるのは道路の輪郭線を排除したこと。Googleにとっては「必要不可欠ではない」要素なのかも知れないが、個人的にはそうは思えない。海外の住所はストリートアドレスが常識だから道路は線、住所は点と考えることができるのだろうが、日本の住所は街区制であることから、道路も住所も面で捉える方が違和感がない。つまり日本の地図では道路縁が重要な役目を果たしている。もちろん、今時はアドレスマッチングと経路誘導で目的地まで案内されるわけで、住所に関する表現について視覚的な見やすさや違和感は関係ないのかも知れないが、従来の癖は簡単には抜けないものだ。「興味深い場所」が示されるのは家形が表示される縮尺のみのようだ。基準が今一つ判然としない気もするが、イメージとしては「商業マスク」といったところか。色使いそのものは薄めで見にくくはない。注記の見やすさも含めて、背景図として使うのであれば色が濃い目の地理院地図よりも使いやすいように感じる。道路の色は引いた際には以前より薄くなっていて、比較的目に優しい。注記の雰囲気もずいぶん変わったように感じる。ただ、やはり全体としてはいかにも背景図的な仕様ともとれる。このあたりは地図を「プラットフォーム」として意識しているGoogleらしいともいえるのかも。

  2016.07.27

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• POKEMON GO 狂想曲

  スマホゲームのPOKEMON GOの日本での配信が始まり、ニュースやSNSのタイムラインはポケモン一色。日本での配信が決まる前からかなり注目度が高く、海外での流行ぶりからもある程度社会現象化するであろうことは想定されていたと思うが、公開と同時にまさに堰を切ったような広がりを見せた。街ゆく人の多くがプレイに興じ、多くの会社が定時退社時間となる17時過ぎにはアクセスが集中してログインができなくなるなど、その熱狂ぶりは噂どおりだった。ポケモンを捕まえて集めていくという、基本的には単純なゲームながら、地図やGPSによる位置情報を利用している点や、ARを利用することで現実世界との橋渡しがされている「位置ゲー」としての要素が強いことから、GIS界隈でも注目度は高い。かくいう自分もポケモンもゲームも詳しくはないものの、とりあえず参加してみた。こうした熱狂ぶりの一方で、安全面やモラル面など、色々な懸念も持ち上がっている。最も実害が大きいのが歩きスマホによる事故だ。実際のプレイでは、近くにポケモンが現れるとスマホのバイブ機能で知らせるため必ずしも歩きスマホを強要する仕様ではないし、一旦ポケモンが現れれば安全な場所に移動してからゲットすることもできる。それでも気になって歩きスマホしている人は多かった。NTTドコモでは歩きスマホの注意喚起に以下のような動画を公開しているが、これをPOKEMON GOに当てはめて考えるとそのリスクが分かりやすい。「全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点-もしもスクランブル交差点を横断する人が全員歩きスマホだったら?-」また、ポケモンが現れる場所に関するトラブルも多い。「ポケモン 団地に無断立ち入り 住民と口論に」「ポケモン 出雲大社が境内での使用禁止に」「ポケモン 立ち入り規制の“熊本城”外すよう市が任天堂に抗議」「京都御所の塀に近づき警報　ポケモンに夢中の大学生」「ポケモンＧＯ松江市の市長が注意呼びかけ」「ポケモンＧＯ 原発の事業者に注意呼びかけ」「ポケモンGOを出雲大社が禁止した　国内外のこんな場所でも」多くの場合私有地や聖域、観光地、被災地、慰霊の場など、一定の配慮が必要な場所でもポケモンが現れるためトラブルになっているケースだ。こうした課題があることは、海外の事例からもある程度は織り込み済みだっただろうし、配信元が同じでやはりブームになったIngressでのノウハウの蓄積もあるはずだが。もちろん課題以上に期待が大きいことも事実だ。特に経済効果、とりわけ地方では集客効果も期待される。「ポケモンＧＯ日本でも配信開始 経済効果も期待」ちょっと面白いところでは、青山学院大学が「空間情報システム入門」の授業の一環として「Pokémon GOを用いて実現できそうな社会課題解決提案」「 Pokémon GOが引き起こした問題を解決する具体的な提案」をレポート課題としている例。ちなみにこの課題を出した古橋大地教授はIngressも授業に導入している。最後に、ポケモンの生みの親である任天堂が今回の騒動に色々と釘を刺しているのも興味深い。「任天堂が『Pokémon GO』による連結業績予想への影響に言及。業績への影響は『限定的』」

  2016.07.23

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• 混雑レーダーで花火大会の混雑予測

  花火大会の混雑回避に！ Yahoo!地図アプリで会場周辺の『混雑レーダー』動画を配信中（Yahoo!地図ブログ）Yahoo!地図アプリが『混雑レーダー』を活用した花火大会の混雑の予測や回避に役立つ新機能を追加した。8月31日までの期間限定で昨年の主な花火大会の混雑状況の推移を動画で公開している。対象となる花火大会は、人気の高い「隅田川花火大会」「なにわ淀川花火大会」「長岡まつり大花火大会」をはじめとした、以下の55ヶ所。北海道 北海道真駒内花火大会 7月17日北海道 道新・UHB花火大会 7月29日北海道 勝毎花火大会 8月13日宮城県 仙台七夕花火祭 8月5日秋田県 全国花火競技大会「大曲の花火」 8月27日山形県 赤川花火記念大会 8月20日茨城県 古河花火大会 8月6日茨城県 常総きぬ川花火大会 8月11日茨城県 土浦全国花火競技大会 10月1日茨城県 水戸黄門まつり花火大会 8月5日群馬県 高崎まつり　大花火大会 8月6日埼玉県 戸田橋花火大会 8月6日東京都 立川まつり国営昭和記念公園花火大会 7月30日東京都 いたばし花火大会 8月6日東京都 神宮外苑花火大会 8月20日東京都 足立の花火 7月23日東京都 隅田川花火大会 7月30日東京都 葛飾納涼花火大会 7月26日東京都 江戸川区花火大会～エキサイティング花火～ 8月6日東京都 映画のまち調布“夏”花火 8月21日神奈川県 あつぎ鮎まつり　大花火大会 8月6日神奈川県 川崎市制記念多摩川花火大会 8月20日神奈川県 神奈川新聞花火大会 8月2日新潟県 長岡まつり　大花火大会 8月2日新潟県 新潟まつり（花火） 8月6日石川県 川北まつり北國大花火川北大会 8月6日福井県 とうろう流しと大花火大会 8月16日福井県 三国花火大会 8月11日長野県 諏訪湖祭湖上花火大会 8月15日岐阜県 全国選抜長良川中日花火大会 7月30日静岡県 全国花火名人選抜競技大会　ふくろい遠州の花火 8月6日静岡県 安倍川花火大会 7月30日静岡県 夏季　熱海海上花火大会 7月24日愛知県 岡崎城下家康公夏まつり　花火大会 8月6日愛知県 豊田おいでんまつり花火大会 7月31日三重県 熊野大花火大会 8月17日滋賀県 びわ湖大花火大会 8月8日滋賀県 彦根大花火大会 8月1日滋賀県 長浜・北びわ湖大花火大会 8月4日京都府 宮津燈籠流し花火大会 8月16日京都府 亀岡平和祭保津川花火大会 8月7日大阪府 猪名川花火大会 8月20日大阪府 なにわ淀川花火大会 8月6日大阪府 天神祭奉納花火 7月25日兵庫県 みなとこうべ海上花火大会 8月6日兵庫県 いたみ花火大会 8月27日広島県 宮島水中花火大会 8月11日広島県 広島みなと夢花火大会 7月23日広島県 おのみち住吉花火まつり 7月30日徳島県 鳴門市納涼花火大会 8月7日香川県 さぬき高松まつり　花火大会「どんどん高松」 8月13日高知県 市民祭あしずりまつり花火大会 8月6日福岡県 筑後川花火大会 8月5日福岡県 わっしょい百万夏まつり　花火 8月7日福岡県 関門海峡花火大会（門司） 8月13日これらの会場や最寄り駅周辺の、昨年の花火大会開催日の正午から翌深夜0時までの20分ごとの混雑状況の推移を、Yahoo!地図の混雑レーダー機能で可視化しており、Yahoo!地図アプリに組み込まれたページより、アニメーション動画で閲覧が可能。動画からは「最寄り駅より遠くてもいいので少ない混雑で利用できる駅」「混雑しない穴場スポット」「人混みのピークを避けて帰れる時間」といった手掛かりを得ることができる。混雑レーダーはYahoo!地図の目玉機能のひとつだが、当日リアルタイムで混雑度を見るだけでなく、動画をチェックすることで事前に状況を予測して会的な花火見物をすることが可能になる。なかなかのナイスアイディアだと思う。

  2016.07.22

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• 凸版印刷がVR活用による「ストリートミュージアム」で全国の史跡コンテンツを1つのアプリとして集約

  凸版印刷、VRとGPSを活用した旅行者向けサービス「ストリートミュージアム」で全国の史跡コンテンツを1つのアプリに集約し、回遊機能を搭載した自治体向けサービスの提供を開始　～旅行前から旅行後まで活用できるため、観光を通じた地域活性化に貢献、コンテンツ制作やシステムの運用・保守はもちろん、旅行者の行動分析も可能～（TOPPANニュースリリース）凸版印刷はバーチャルリアリティ（VR）を活用することで、旅行者に訪れた場所ならではの感動を提供するサービス「ストリートミュージアム」（現存しない史跡を高精細で色鮮やかなVRコンテンツとして再現してスマホやタブレットの位置情報と連動して配信）を自治体や企業などに向け提供しているが、このストリートミュージアムを、全国の史跡コンテンツを1つのアプリとして集約し、回遊機能を搭載した自治体向けサービスとして9月中旬から提供を開始する。今回、全国の史跡コンテンツを1つのアプリとして集約したことにより、旅行者の利便性向上に加えて、導入する自治体の業務負荷や運用コストの低減を実現する。追加機能としてマピオンと共同開発した、古地図を利用した地域回遊型ナビゲーションや、VRを背景に記念撮影、やはりマピオンが開発した位置情報分析ツール「loghouse」による旅行者の行動把握なども可能。ARやVRを使ったコンテンツはそれなりにあるが、ビジネスモデルの確立という意味ではまだこれからの分野でもある。凸版が目指す観光資源を持つ自治体への拡販や、コンテンツ制作などの関連受注が実現すればVRビジネスのいい前例となるだろう。大河ドラマなどとの連動すればコンテンツとしての可能性は広がりそう。

  2016.07.21

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• 『Pokemon GO』がスポンサード・ロケーション導入へ

  『Pokemon GO』がスポンサー付き場所の「スポンサード・ロケーション」を予告（engadget）NHKニュースにも登場するなど話題沸騰中のスマホ用ゲーム『Pokemon Go』。全世界で爆発的ブームを巻き起こしているこのゲームの開発元であるNianticがスポンサー付きの場所「スポンサード・ロケーション」導入を予定していることが、Financial Timesで報じられた。『Pokemon Go』は現段階ではアイテム購入などアプリ内課金を収入源としているが、スポンサード・ロケーションが導入されれば企業からのスポンサー料も収入をもたらすことになる。Financial TimesのインタビューでNianticのCEOであるJohn Hanke氏が「スポンサード・ロケーションが新たなビジネスモデルになる」「仮想マップ内にある場所に足を運んでもらうため、スポンサー料が支払われるだろう」と語っており、ビッグビジネスになる予感が漂う。記事でも触れられているが、もしかするとプレイヤーにも何らかのメリットを生む可能性もある。同じくNianticが運営して、やはり世界的なヒット作となっているIngressでも既にスポンサード・ロケーションは導入されており、日本ではローソンのお店がポータルに設定されて「ローソンパワーキューブ」を配布するなどの前例がある。位置情報とARの連携はセカイカメラ以降さまざまな試みがあるが、これまでなかなか必然性のあるビジネスとしては成立していなかったが、ゲームというアプローチでは世界を席巻するビジネスになりつつあることは注目に値する。Ingressは大学の授業や防災でも利用されるなど、さまざまな分野への発展性を見せているが、『Pokemon GO』がどういう展開になるのか、まずは国内でのリリースが待たれる。

  2016.07.15

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• Googleが「Android Auto」を日本でも提供へ

  Googleが「Android Auto」の日本での提供を発表（iPhone Mania）Googleは7月13日、自動車向けサービスである「Android Auto」を日本でも提供を開始すると発表した。「Android Auto」はAndroidスマートフォンを対応モデルの自動車に接続しすることで経路案内などが可能になるサービスで、アメリカでは2014年にサービスが開始されている。Android 5.0以降のスマホを自動車（対応モデルのみ）や車載機器にUSBケーブルで接続することで、Googleマップによる道案内はもちろん、電話、音楽などスマホの機能が利用可能になる。「Android Auto」に対応しているのは、日産、ホンダ、フォルクスワーゲン、アウディなどの自動車メーカーのほか、パナソニックやパイオニアなどカーオーディオメーカーなど。なお、Appleは2015年から「CarPlay」を既に提供している。「Android Auto」「CarPlay」双方への対応を発表している自動車メーカーも多く、今後は両者にに対応する自動車や車載機器が主流になると考えられ、自動車選びに際して、スマホOSや音楽ストリーミングサービスを意識する人が多くなると考えられる。他の機能はともかくも、Googleマップがナビで使えるのは、多くの人に馴染があるだけに大きい。日本ではYahoo！カーナビが多くの支持を集めており、Appleも交えた三つ巴の競争になりそう。

  2016.07.14

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  PC版マピオンが「でか字」機能を追加

  PC版マピオン「でか字」機能追加　～大きな文字で 高齢者に見やすく使いやすい地図サービスへ～（ニュースリリース）マピオンは6月29日に、地図サービス「マピオン」のPC版において、地図上の文字や記号を約1.5倍に拡大表示できる「でか字」機能を追加した。同機能は印刷にも対応していることから、大きな文字の地図を印刷できるようになった。＜プレスリリースより引用＞これまでもさまざまな工夫で地図サービスとして独自の立ち位置を築いてきたマピオン。とりわけ「超印刷」など印刷機能においては他のサービスを圧倒している印象があるが、今回の「でか字」機能もブラウザ上ではもちろんだが、印刷した際に大きな差が出るのではないかと思っている。ともあれ個人的には日々酷くなる老眼に悩む身でもあり、今回の「でか字」機能は非常にありがたい。今後地図ユーザーの高齢化が進むことが予想される中、Web地図のあり方のいい前例になりそう。そんなわけでこの機能、アプリの方にも是非お願いしたい。

  2016.07.07

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• 令状ないＧＰＳ捜査に対して名古屋高裁が「違法」判決

  令状ないＧＰＳ捜査、二審も「違法」　名古屋高裁判決（日本経済新聞）裁判所の令状なしでGPSを使った捜査の違法性が問われた窃盗事件の控訴審判決において、29日に名古屋高等裁判所の村山浩昭裁判長は一審に続いて「違法」と判断した。（窃盗罪そのものについては懲役６年とした一審判決を支持し被告側の控訴を棄却した）GPS捜査を巡っては、過去に一審では大阪地裁と名古屋地裁が違法と判断した一方、今年3月の大阪高裁判決は「重大な違法とまではいえない」としており、司法判断が分かれていた。なお、大阪高裁の判決については被告側が上告しており、最高裁の判断が問われることとなっている。今回の判決は、愛知県警が被告が使用する車に約3ヵ月間GPS端末を取り付けて行動確認した行為が強制捜査に当たるとの判断を示したもので、「プライバシー侵害の危険性が現実化したものであり、令状の発付を受けなかったGPS捜査は違法」とした。ただしGPS捜査の証拠能力は認めており、問題とされたのは令状がなかった点。位置情報は捜査において決定打になるものであり、今後も重要な証拠として利用されることになる。その一方でプライバシーの侵害については深刻であり、「新たな立法的措置も検討されるべきとの見解も示された。実際のところ、今回の捜査でもし容疑者が「シロ」だったとすれば、捜査プロセスは完全なプライバシー侵害であり、大きな問題となっていた可能性が高い。今回は「クロ」だったことから証拠として有効となったが、このやり方が横行するのは怖いことでもある。2015年の6月に総務省が通信業界へのガイドラインを改定した際に、携帯電話のGPS情報については犯罪捜査に使いやすくするために「取得を本人に知らせる」という条件を削除している（ガイドラインを捜査側に有利に改正）が、その場合でも裁判所の令状は必要とされた。その意味でも令状の有無は重要な判断の目安になるだろう。このあたり、きちんと議論がされるべき事項であると思うが。

  2016.06.30

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  Yahoo!地図にヤマト運輸の荷物を地図上で追跡できる機能

  ヤマト運輸の荷物を地図上で追跡できる、Yahoo!地図の「宅配便検索」（Yahoo!地図ブログ）Yahoo!地図はヤマト運輸と協力して、配送中の荷物の場所がわかる「宅配便検索」を始める。「今、自分の荷物がどの事業所やセンターまで到着しているか」を地図上に表示するもの。ただし荷物の位置をリアルタイムで見られるサービスではないということで、おそらく荷物の位置情報を使うのではなく、内部的な荷物の流れの履歴を利用たサービスと思われる。＜画像はYahoo!地図ブログより＞Yahoo!地図で荷物の送り状番号を検索窓に入力すると、荷物を受け付けた店舗からヤマト運輸の事業所や物流センターなど経て宛先宅に配達されるまでの経由拠点のうち、直近で到達している拠点を地図で確認できる。現在のところサービスはPC・スマートフォンともブラウザ版のみで、Yahoo!地図アプリには対応していない。同様にヤマト運輸が自社HPから提供している「クロネコヤマトの荷物お問い合わせシステム」についても、検索結果から荷物の到達拠点をYahoo!地図で確認できるようになっている。ネットショッピングなど宅配便を利用する機会は多くなっているが、「不在で荷物を受け取れない」ケースも多く、不在による再配達を避けることは双方にとって有益。いずれはリアルタイムで荷物位置が分かるような仕組みができるだろう。IoTやさまざまな動的データの可視化の需要は今後どんどん大きくなる中で、そのプラットフォームとなる地図ポータルとして、Yahoo!地図は次々と新しい試みを見せる。中でも宅配便の荷物検索は一般ユーザーへの需要が今後高まるだけに、ヤフーは重要な分野を押さえることにせいこうしたのかもしれない。

  2016.06.29

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• ユーザー位置情報を違法収集

  モバイル広告のインモビ、ユーザー位置情報を違法収集 – 米FTCから罰金処分（WirelessWire News）アメリカ連邦取引委員会（FTC）がモバイル広告配信を手掛けるインモビ（InMobi）に対して、同社が広告掲載を目的にユーザーの位置情報を無断で収集していたとして、罰金95万ドルの支払いを命じたという記事。同社のサービスは「位置情報の提供に同意したユーザーの情報だけを収集し、ユーザー端末側のプライバシー設定に従う」ことをうたっていたにも関わらず、同意していないユーザーの情報も収集していたというもの。情報収集されたユーザーの数は、未成年者（本来保護者による同意が必要）も含めて数億人にも上る可能性があるとしている。FTCは同社に対して罰金の他、違法収集したデータの削除や社内でのプライバシー保護プログラムの確立、さらに今後20年間にわたって、2年ごとにプライバシー関連の取り組みを社内監査することなども義務付けられるという厳しい処分となる。位置情報とプライバシーに関する考え方を根本的に揺るがす極めて悪質な案件。こうした違法収集について、ユーザー側は「同意しない」意思表示はできても確認するすべもなく、事業者を信頼する他ない状況。こうした状況が露呈されると、同社に限らず、事業者とユーザーの根本的な信頼関係は著しく低下することになる。発覚した以上（なぜ発覚したのかも不思議だが）、氷山の一角なのかも知れないと疑いたくなる。ユーザーは今後位置情報サービスを利用する際に「同意しなくても違法で収集される可能性がある」点は強く認識すべきなのかも知れない。

  2016.06.26

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• Google マップに業種の翻訳が追加 - 日本から提供開始

  Google マップに業種の翻訳が追加 - 日本から提供開始（Google Japan Blog）Googleが6月22日から日本版のGoogleマップに新機能として業種の翻訳を追加した。これによりGoogleマップ上で、例えば「Italian Restaurant」や「Drug Store」、「Convenience Store」といったように、お店の業種が表示されるようになった。対応言語はアラビア語、バスク語、ブルガリア語、カタロニア語、オランダ語、英語、フランス語、ガリシア語、ドイツ語、ギリシャ語、ヒンディー語、ハンガリー語、イタリア語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、タイ語の19カ国語で、1,000 以上の業種に対応しているという。試しにフランス語で閲覧してみたが、種別についてはフランス語表示がされるようになっている。ただし、翻訳対応していない種別もあって、例えば競馬場や競輪場、オートレース場は対応しているが、競艇場は対応していないなど。逆に、種別だけでなく固有名についても対応している施設もあり、さらに施設によっては種別の翻訳が異なるものもあり（例えば東京競馬場はHippodrome de Fuchuで川崎競馬場は種別としてChamp de coursesと表記）、必ずしも一様ではないようだ。もちろん翻訳対応といっても基本は種別のみなので、すべての情報を外国語で得ることができるわけではない。昨今さまざまな地図サービスがインバウンド対応のアプリ等を公開しており、機能的にも充実しているものが多いが、多くの来日外国人が使いなれているGoogleマップが翻訳対応してきたことは他のベンダーにとっては脅威ではあるだろう。観光立国やインバウンド政策が進む中、今後さらにGoogleマップの多言語サービスが進化するのか、注目したい。なお、翻訳に違和感があ場合「フィードバックの送信」から「マップを翻訳」を選択してより適切な翻訳を提案することができる。ユーザーからのフィードバックで精度を向上させる手法は健在だ。

  2016.06.24

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• Digroundが日本初！「地図版のまとめサイト」をリリース

  日本初！「地図版のまとめサイト」がDigroundから本日リリース！オリジナルMAPをみんなで公開＆シェアしよう！（ORICON STYLE）株式会社シンクスマイルが運営するMAPを作成・公開・SNSシェアできるアプリ『Diground』(ディグランド)は、ユーザーが作ったMAPを公開できる「MAPポータルサイト」をリリースした。Digroundで作成したマップがサイトと連動してDiground.comに反映される仕組みで、公開されることでお薦めスポットなどマップの情報を多くの人と共有することができる。目指すところは「地図上でまとめた情報をみんなで共有し合う新感覚のキュレーションサービス」。写真やコメントを地図上に記録してシェアする形で、カテゴリごとに分類して公開されるため、検索性もしやすい。トップ画面のサムネイルにも表れているように「地図が主役」として扱われている点は興味深い。位置づけとしては地図型SNSといったイメージか。熊本地震関連情報などもシェアされているように、災害時にも強みを発揮できる仕組みかも知れない。ベースはGoogleマップなので海外の情報もシェアできるし、ドラマの舞台や旅行番組（あるいはブラタモリなど）の訪問地をリアルタイムで発信するなど、上手く使えば観光振興に役立てることもできそう。カギはユーザーをどこまで増やせるかという点。アプリの普及にかかっている。

  2016.06.22

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• iOS 10でのApple Mapsの動向

  Appleが米国時間の6月13日、「iPhone」と「iPad」に搭載される最新のモバイルソフトウェア「iOS 10」を発表した。iOS 10は今秋に提供され、「過去最大のiOSリリース」であるとしている。気になるのはApple Mapsの動向だ。iOS 10の「Maps」アプリ、道案内にユーザーがコピーした情報を反映へ--「Google Maps」の情報も利用（CNET Japan）ユーザーが「iPhone」や「iPad」でコピー／ペーストした情報を地図が使用されることが明らかになった。例えば住所をコピーすると、Apple Mapsの新しいアプリウィジェットが運転経路の案内を表示するといった具合だ。また、ユーザーがGoogle Maps内で位置情報をコピーした場合にも同じように動作して、テキストやメールで簡単に道案内を送れるようになるという（これについては余計なお世話な機能のような気がしてならないが…）Google Mapsで住所をコピーすると、AppleのMapsは「最近Google Mapsで閲覧」というメッセージを出すことで操作の情報を利用することを通知する。CNETの記事では「データがAppleに転送されるかは、不明だ」とあるが、常識的に考えれば転送されるのだろうな（プライバシーに与える影響についてAppleもGoogleも返答はないとのこと）。ビッグデータが大きな意味を持つ時代ゆえ、こうした情報はある程度利用されるものだと考えておいた方がいいだろう。iOS 10のApple Mapsでは、自動車を停めた場所やそこまでの所要時間を示してくれる（TechCrunch Japan）AppleInsiderによると、新しいApple Mapsは、車を自宅以外の場所に停めたときに、その場所を自動的に地図上に表示するようになるという。広大な駐車場に車をとめた際には便利な機能。自分の車がどこにあるのか分からなくなるのはよくあるケースなので。停車した車のアイコンや車のある方向を示され、その場所まで行くのにかかる時間を表示する機能もある。Appleの自動運転への参入についてはさまざまな憶測があるが、こうした機能をその布石と考えることもできるが。さらに、Appleが毎年開催している開発者向けのイベントで「Worldwide Developer Conference（WWDC）2016」のキーノートにおいて、iOS 10ではMapsとのインタフェースをサードパーティーに提供することが発表されている。これにより地図を使った近くのレストランを予約や、Uberなどのサービスを呼び出したりなど、さまざまなエクステンションを展開することも可能になる。地図の内容については特に発表はないようで、今回の目玉は（マップだけではないが）、開発者への「解放」ということにつきるだろう。これによりサードパーティーを中心に新しい動きが出てくることで、市場が活性化する効果は十分にありそうだ。その一方で、位置情報について「プライバシー」の領域が今以上に曖昧になってくる可能性も考えておくべきだろう。前述したが、ビッグデータありきの時代、位置情報はプライバシーとして成立しなくなってくるのかもしれない。

  2016.06.17

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• Yahoo!地図アプリで地磁気による屋内測位機能を搭載

  国内初の実用化　Yahoo!地図アプリで地磁気による屋内測位機能を搭載（Yahoo!地図ブログ）9日にYahoo!地図アプリがアップデートされ、GPSが受信できず現在地測位が正常に動作しない屋内において、地磁気による新技術を利用して位置情報を取得する屋内測位技術が搭載された（※Android 4.3以上）。地磁気による屋内測位の実用化は国内で初めて。この屋内測位技術はフィンランドのIndoorAtlas社が開発したもので、スマートフォンに搭載されている磁気センサー等を利用することで位置を特定する。今回の対象エリア（新宿駅、渋谷駅、東京駅の改札外）では、最小誤差１メートルの精度を出すことができるという。地磁気の利用により地上から地下への移動だけでなく、地下空間でのフロア（階層）移動においても、地図を次の階層に自動で切り替えることが可能になった。今回のアップデートで、これまで掲載していた全国の地下街マップも刷新された。地図のエリアを拡大し、一部エリアでのみ対応していた複層階の地図を全国の主要駅と周辺地下街で表示できるようになった。また、ナビ機能を使うことで、電車を降りてから目的地へ向かう最適な改札口や駅出口への案内も可能になっている。ある程度方向感覚がある人でも、未知の地下空間で正しく目的地へ向かうのは案外難しいもので、実用的な機能といえるだろう。地磁気測位については今後対象エリアを広げる予定。とりあえず個人的には梅田が欲しい。

  2016.06.10

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  ロケーション ビジネス ジャパン2016

  6/8～10の3日間、幕張メッセでロケーションビジネスジャパン2016が開催されている。ロケーションビジネスジャパンは空間情報ビジネスが一堂に会する展示会で、2012年から毎年続いており、第5回となる2016年は、インフラとしての空間情報を「いかに新しいビジネスにつなげるか」がテーマになっている。同時開催イベントとして国内最大級のICTイベントであるInterop Tokyo 2016やデジタルサイネージ ジャパン2016、Connected Media Tokyo 2016、APPS JAPAN 2016も行われていることから、多くの企業が参加しており、会場もかなり広い。いずれも空間情報の周辺分野であることから、かなり見ごたえがある。ロケーションビジネスジャパン2016のコーナーは会場のほぼ中央、Interop Tokyo 2016の一角に囲まれるように配置されており、出店件数が多くないのでやや寂しい感じだが、隣接するIoTの特設コーナーも展示内容はロケーションビジネス系なのであまりジャンルを区分することに意味はなさそう。コーナーのそばにはオープンステージがあって、講演が行われているのだが、こちらはかなり豪華な顔ぶれが揃っており、訪れる価値はある。同時開催イベントも含めれば半日コースだと足りないくらいだが、興味のある方にはお薦め。

  2016.06.09

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• Mapboxが自動運転用地図へ進出？

  自動運転の未来を担う地図企業Mapbox　スマホのGPSで大手HEREに対抗（Forbes JAPAN）Aaron Tilley氏による記事。Mapboxが自動運転時代の到来に大きなビジネスチャンスを見出しているとして、同社が自動車メーカーと提携して車載インフォテイメントシステムや自動走行システムと同社の新製品「Mapbox Drive」を連携させる取組を紹介している。その内容が、同社の地図が多くのアプリで使用されていることから、130万人のユーザーから集めた緯度・経度やタイムスタンプのデータを元に地図情報の蓄積・更新を行っており、HEREやTomTom、あるいはGoogleといったライバル会社が多額の投資をして専用車を走らせて整備している地図に比べて鮮度の面で一線を画しているというもの。「精度では競合サービスに劣るかもしれないが、常に最新データにアップデートされており、かつ安価である」としている。記事はさらに自動車メーカーがIT企業が自動車業界へ参入していることへの警戒感にも触れ、自動車メーカーが同社のデータを利用することのメリットを説いている。確かに自動運転用地図の運用において、限りなくリアルタイムに近いものを求められるデータ更新は大きなポイントになる。しかし、日本も含めた各メーカーが自前で投資をして精密データを整備しているのには、自動運転を補助するデータの要件として精度が求められるからであり、その点で同社のスタンスには疑問を感じる。もちろん、自動車メーターが担うセンサーによる制御技術との役割分担の問題もあるので、最終的には自動車メーカーが判断することであることは確かだ。それでも自動車メーカーが地図の精度を一般ユーザーがGPSで収集するレベルで良しとするとは思えないのだが。（それならばオープンストリートマップを利用する選択肢も出てくるだろう）実績のあるMapboxだけに、それなりの目算はあると思うのだが…

  2016.06.07

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• 気になるニュース：アップル地図の行方

  アップル新戦力　地図業務強化に衛星ナビ専門家（SankeiBiz）米アップルがBMWやメルセデス・べンツ、アウディなどで衛星ナビゲーション・システムの開発を手掛けていたソフトウエアエンジニアのジニザ・ドレコビック氏を昨年10月に採用していたという記事。地図アプリの評価がなかなか上がらないアップルが改善に向けての一手を打ったという見方。アップルは先月インドのハイデラバードに地図事業を管轄する開発センターを立ち上げているほか、中国の配車アプリ運営会社「滴滴出行（ディディ・チューシン）」への出資も行っている（記事では中国人ドライバーの運転時の行動や地図データの情報を確保できる可能性もあるとしている）。現状Web地図サービスではGoogleの牙城を崩すことは簡単ではないだろう。すべてにおいてスタンダードとみなされるGoogleマップとてここまでたどり着くには莫大な投資と試行錯誤を繰り返してきているし、常に物議を醸しながら社会に最適化してきた経緯がある。ビジュアリゼーションであったりインターフェイスであったり、サービスのどこを強化するのかについてはそれぞれの個性があってしかるべきだが、その前提として地図そのものの（内容の）信頼性が必要であることはいうまでもない。アップルの場合、スタート時にそこで躓いてしまったことで後手を踏んでいるのであって、改善点はむしろそこにある。以前に比べれば内容ずいぶん改善されているが、デザイン（これは慣れもあるが）や縮尺ごとの注記の取捨選択などにおいて他の地図サービスにまだ見劣りする部分があるように思うが、航空写真の表示などは必ずしも悪くはない。むしろ地図の改善を重ねながら改善点をきちんとアピールして信頼を得ることが重要なのではないだろうか。衛星ナビゲーション・システムの開発を手掛けていた人材を投入したことから様々な憶測がされているけれど、測位そのものはハードに依存するわけで、出来ることは限られる。アプリ側では例えば（必要であれば）地図へのマッチング処理を行ったり、ルート検索のアルゴリズムを改良するといったことは考えられるが。むしろ多くのユーザーから上がってくる位置情報ビッグデータをどうサービスにフィードバックするかという点がハードそのものを握っているアップルの強みだと思う。

  2016.06.05

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  「移動需要予測」でタクシーは変わるのか

  ドコモと東京無線など、モバイル空間統計の人口統計を利用した人工知能によるタクシー需要予測の実証実験（WirelessWire News）人工知能を活用したリアルタイム移動需要予測の実証実験を開始-タクシー運行データ等のビッグデータに人工知能技術を適用し移動需要予測モデルを作成-（報道発表資料）NTTドコモが東京無線協同組合や富士通、富士通テンと協力する形で、人工知能によるタクシー需要予測の実証実験を開始する。携帯電話ネットワークから収集した位置情報等がベースとなった人口統計情報と、タクシーの運行データをかけあわせてることでリアルタイムで「移動需要」を予測利用というもの。移動需要予測には前述の人口統計や運行データ以外にも気象データ、周辺の建物や店舗などの施設データなどを使い、機械学習等の人工知能技術を適用することでタクシーの需要予測モデルを作成し、現在から30分後の乗車数を予測する。実験では予測情報ドライバーに提供し、実運用を通じて有効性を判断するほか、運行データの実績との差分を検証することで最適化を行う。これは実現が待たれる技術。現在では位置情報に基づいて最寄りの空車を配車するサービスは定着しつつあるが、それでもタイムラグは生じるもの。ところがこの移動需要予測が高い精度で実現すれば、「お客さんがいるところを流す」ことが可能になる。タクシーは「待つもの」「探すもの」のイメージが強かったけれど、「乗ろうと思ったらそこにいた」という時代がやってくるのかも知れない。＜報道発表資料より＞

  2016.06.01

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  Googleマップで新たな広告表示を導入へ

  米GoogleはGoogleマップ上で新たな広告表示方法を導入すると発表した。Google、地図サービス上で新たな広告表示を導入へ（ITpro）Googleマップに「ローカル検索広告」表示へ　紫のアイコンは広告（ITmediaニュース）Google、Googleマップ向けに從來よりも効果的な新しい広告「Promoted Pins」を開発中（ガジェット通信）新たな広告はいわゆるローカル検索広告で、例えばGoogleマップの現在地からレストランを検索すると、通常は対象物件が赤いアイコンで表示されるが、これに加えて新たに「Promoted Pins」と呼ばれる紫色のピンが表示されるというもの。また検索結果リストでは一番上に「Ad」マーク付きで広告対象レストランがの情報がが表示される。＜発表資料より＞また、ユーザーがナビゲーションを利用している際には、経路付近のコーヒーショップやガソリンスタンドなどがロゴとともに「Promoted Pins」で表示される。この方式の導入でこれまで以上にマッチング要素が高い広告表示が実現することになり、地図が重要な広告媒体の一つとしてクローズアップされることになるだろう。地図では一部のアプリに見られるような、あからさまな誤操作を狙った広告表示はアプリそのものを忌避する要因になりかねない。地図中にマッチング広告がピンで表示される方法は、広告のあり方としては適切と思われ、位置的な誘導がたやすいことを考えれば広告効果もそれなりに高そうだ。

  2016.05.26

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• 気になるニュース：Appleがインドに地図開発拠点設置を発表

  Apple、インドに地図開発拠点設置を発表！iOSアプリ拠点に続き大規模投資！（iPhone Mania）Appleがインドのハイデラバードに地図の開発拠点を置くことを発表。ティム・クックCEOが「Appleは、世界最高の製品とサービスに集中しています。ハイデラバードに、地図の開発に特化した新たなオフィスを開設できることに興奮しています」とコメント。同社では地図の性能向上と、4,000人の雇用創出につながるとして、2,500万ドル（約27億5,000万円）を投じると見られている。これまで地図に関してはさまざまな問題を露呈したAppleだが、色々な意味で地図に取り組む本気度を示すことができるのだろうか。

  2016.05.21

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• 気になるニュース：ダイナミックマップ基盤企画株式会社が6月に発足

  三菱電機など6社、国内自動車メーカーとダイナミックマップ基盤企画会社を設立（レスポンス）三菱電機、ゼンリン、パスコ、アイサンテクノロジー、インクリメントP、トヨタマップマスターの6社が国内自動車メーカー9社とともに「ダイナミックマップ基盤企画株式会社」を6月に設立すると発表。ダイナミックマップは3次元の高精度デジタル地図で、静的情報・准静的情報・准動的情報・動的情報を組み込むことで自動運転の基盤となる。6社は昨年内閣府から「ダイナミックマップ構築に向けた試作・評価に係る調査検討」を受託しており、仕様の検討を進めてきたが、今後は「オールジャパン」の体制でダイナミックマップの協調領域（基盤となる部分）について整備を進めることになる。海外ではHEREやTomTomといった地図ベンダーが自動運転用の基盤地図を開発しており、自動車メーカーも巻き込む形での主導権争いが予想されるだけに、今後の動きから目が離せない。

  2016.05.21

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• 動物にもウェアラブル？

  動物にもウエアラブル　馬、牛、犬のデータ活用（産経ニュース）興味深いニュース。野生動物の生態を調べたり、渡り鳥の飛行ルートを知るためにGPSを利用するような例は以前からあったけれど、ペットや家畜にウェアラブルデバイスをつけることで色々なデータを収集する時代になったことを実感する。身近なところではペットの健康管理だろうか。人間も同様だが普段の健康状態を数値化しておくことで異変があった時にいち早く察知することができるとすれば、ペットは口をきかないだけに一定の効果はありそう。気ままな行動をとるネコなどは、例えば首輪にGPSロガーをつけておいて軌跡をとると面白いのではないか。たくさんのネコのログをビッグデータ解析することでネコ目線の世界が見えてくることになるのかも知れない。記事によるとセンサーで収集したデータを人工知能で解析して犬の気持ちが分かるアプリも近く発売予定とのこと。どれほどの精度かはともかくとして、これまでとは違ったペットとのコミュニケーションの可能性が開かれることになるのだろうか。そして最も期待されるのは畜産への適用だろう。乳牛の発情時期や乳質が手元のスマートフォンで簡単に確認できるようになれば大幅な効率アップが期待できるし、家畜の健康状態が把握できれば、効率化だけでなく生産品の質の向上にも寄与することになる。特に可能性を感じるのが競走馬の生産・育成への応用だ。馬の持つ競争能力をセンサーにより数値化できれば売る際のセールスポイントになるし、調教時に着用することで馬の特性や癖の把握・矯正も可能になる。他のスポーツ分野でも導入が進んでいることから、競走馬育成にも十分に役立つはずだ。こうした崇高な活用とは別に、個人的にはあらゆる動物のログをとって一つの地図に重ねてみることをしたら面白いだろうなと思う。野生とペットの軌跡の違いや、同じペットでも都市部と農村部での行動の違い、あるいはそれぞれの動物の交わりや棲み分けなど、人間社会との関連性も含めて解析することで新たな知見がもたらされるのかもしれない。

  2016.05.06

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• パイオニアが「急減速多発地点データ」を提供

  パイオニアは4月11日、「急減速多発地点データ」（急ブレーキを踏んだ場所）データの提供サイトを公開した。従来交通事故対策は、警察署が把握している事故情報や交通事故総合分析センター（ITARDA）の交通事故データを入手によるものが一般的だった。しかし事故そのものの頻度は必ずしも高くないことから、発生場所との因果関係は特定しにくく、ゆえに対策もとりずらい。一方で一方、急減速多発地点は事故に比べて発生頻度が高く、事故との相関も強い。労働災害においては、1件の重大事故の背景には29件の軽微な事故が存在し、300件の事故には至らなかった危険な状態「ヒヤリハット」があるとされるが（ハインリッヒの法則）、この法則は交通事故にもそのまま適用できるといわれる。パイオニアでは自動車が走行した軌跡から生成されたプローブデータを収集しており、今回はこのプローブデータから多くのドライバーが急ブレーキを踏んだと思われる地点（急減速多発地点）を抽出して提供することで、事故が起こる可能性がある箇所を把握することで対策に役立ててもらおうというもの。データを地図上に表示することで、道路形状や周辺環境といった要因の分析とその改善の検討に役立てることができる他、対策実施後にデータを実施前と比較することで効果測定も可能になる。ヒヤリハットデータの活用は既にホンダのインターナビで前例がある。実際に分析して植栽が伸びすぎていた箇所を剪定した結果急減速が減少したなど実績も上げている。提供サイトを見ると、提供されるのは統計データと点群データで、いずれもcsv形式。あくまでもプローブデータから抽出した急減速であり、加速度センサーから得られる瞬間的な減速度ではない。もちろん個人情報やプライバシーについては配慮されている。こうしたプローブ情報の公開は社会貢献として意義があることは確かだが、有償契約であり、使用にあたってはさまざまな制約がある。もちろんパイオニアが一企業として収集したデータであり、それを財産と考えるのは理解できる。一方で世はオープンデータの時代でもある。目的を「安心・安全」と歌うのであれば、2次利用可能な形でオープンにすることで、データを利用したさまざまなアイディアで活かされ、ツールが開発されることで社会貢献を促すようなやり方もあるはずだ。実際に、最近は行政ばかりでなく、企業からもさまざまな貴重な情報がオープンデータとして公開されており、中にはリアルタイムの道路情報を提供しているような事例もある。今回の取組について、プレスリリースには「～“急減速多発地点データ”を提供し、安心・安全な車社会に貢献～」とあるが、「データ提供」というよりは「新しいビジネス」という印象が強いというのが正直な印象だ。

  2016.04.11

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• エンタメに位置情報を活用する新しい潮流

  位置情報サービスはコモディティ化が急速に進んだ感があり、とりわけスマホアプリにおいては大多数が何らかの形で位置情報を活用しているのが現状だろう。こうした「暮らしの利便性を高める」目的での利用とは別に、エンタメ（あるいは遊び）に位置情報を利用する流れも独自の進化を見せてきた。いわゆる位置ゲー（位置情報ゲーム）はその代表例で、『コロプラ』（コロニーな生活）やマピオンによる『ケータイ国盗り合戦』といった老舗ゲームは現在でも発展形が多くの支持を集めている。また、アニメ等の『聖地巡礼』も場所と結び付いたエンタメであり、必ずしもITにとらわれない形でも位置というキーで楽しみを提供できる事例であり、地域活性化にも一定の可能性を示している点でも興味深い。こうした中で、位置情報エンタメにさらに新しい潮流が出てきている。鎖国か!？ 開国か!？ シークレットトラックがGPS機能でロックされてるアプリ『PISTOL JAZZ』が発売！〜地方からの音楽発信のこれからの形〜 形としては音楽配信アプリ。高知で活動するインストバンド『PISTOL JAZZ』の全楽曲が収録されている。音楽メディアはCDのような物理メディアから配信へ、さらにはストリーミングと形を広げているが、単一アーティストの楽曲をアプリという形で販売するのは、スマホで音楽を聴く層が増えている状況を考えれば今後の新しい流れになるかもしれない。しかしその形以上に斬新なのが、そこに位置情報的な要素を加えたことにある。アプリ収録されているシークレットトラックについて、その楽曲だけはGPSによるロックがかかっており、高知県室戸市でしか再生できない驚きの仕様となっているのだつまりアプリを購入してもその曲に限っては室戸まで行かない限り聴くことができない。ファンであれば「じゃあ室戸に行こう」という動機づけになるわけで、例えば人気バンドがこうした位置情報ロックを採用すれば、その場所に多くの人が訪れるきっかけにもなり得ることから、観光振興や地域活性化の手法の一つとして考えることもできる。（実際には今回のケースは室戸岬で行われるロックフェスイベントと連動している）もう一例紹介したい。コミックが旅をする！？ 『進撃の巨人』＆『ふらいんぐうぃっち』前代未聞の回し読みリレー企画スタート！こちらは『別冊少年マガジン』で連載中の『進撃の巨人』と『ふらいんぐうぃっち』という2作品が、前代未聞の回し読みリレー企画「旅するコミック」を開催するというもの。今回の特製コミックは各100冊ずつ用意され、書店で買うことができない。もしコミックが手元に届いたら、SNSで感想をシェアした後、専用サイトにアクセス、持ち主とコミックのおおまかな位置情報を登録した上で本の旅に協力してくれる他の誰かに渡すことで繋がっていく。文字通りコミックが旅をする形になる。位置情報をキーに読者にリレーされ、あたかもヒッチハイクのような形で読者が広がっていく。読んだら手放すことが決められていることも珍しければ、どこまで繋がるか分からないという面白さもある。もしかするとどこかで迷子になってしまうこともあるかも知れない。その過程をSNSと専用サイトで共有するという、コミックとしての楽しみだけでなく、いうなればRPG的な面白さも同居することになる。こうした思いもよらない新しい形で位置情報がエンタメに利用されていく時代でもある。測位インフラがある程度整った現在、「位置情報はみんなのもの」という当たり前の現実が目の前に広がっている。

  2016.04.09

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  「MapFan」が新機能を搭載して大幅リニューアル

  インクリメントPは4月1日、地図検索サイト「MapFan Web」を5年ぶりに大幅リニューアル、サイト名を「MapFan」と改めた。リニューアル内容は以下の通り・日本語・英語・中国語（簡体字／繁体字）・韓国語・タイ語・インドネシア語の6言語表記に対応した他、地図デザインも標準、グレー・RPG・古地図風・道路強調・おもてなし（日本語／英語）の7種類が用意され、いずれもワンタッチで切り替えが可能・経路検索は出発地と目的地に加えて任意の経由地を５つまで設定可能で、距離／所要時間／有料道路の料金表も同時に調べることができる。また、従来の車、徒歩（自転車）に加えて大型車規制にも対応した経路検索が可能になった（大型自動車の種別・総重量・車幅・車高・危険物有無を指定することで該当する大型車の通行規制を回避したルートを検索が可能）。・乗換案内機能では徒歩+電車+バスを組み合わせた最適なルート検索や、電車の始発・終電検索、乗換に最適な乗車位置、一本前、一本後の電車・バスを調べることも可能。久しぶりにMapFanをじっくり見たが以前に比べると見た目が柔らかい印象を受ける。またこれまでアプリやパッケージ版が優先でWeb版はやや軽視されているイメージがあったのだが、そのあたりの印象は随分変わった。拡大縮小でのマウスホイールの操作が、以前は上が縮小／下が拡大（地理院地図やGoogleマップ、Yahoo!地図などとは逆）だったと思うのだが、上が拡大／下が縮小に変わっていたのもちょっと驚いた（もしかすると少し前から変わっていたのかも知れないが）。もちろん、他と合わせてもらった方が使いやすいことは確か。他言語表記は近年の訪日外国人の需要を考えれば順当なところ。英語表記については先日国土地理院が発表した標記ルールとは異なる部分があるが、ユーザーの混乱を避ける意味では今後合わせて行く方向が望ましい。多彩な地図デザインによる着せ替え機能についてはYahoo!地図でもやっている。ただしMapFanの方がRPG風や古地図風など遊び的（エンターテイメント的というべきか）要素が強い。面白いには面白いが実用性という意味ではどうだろうか。個人的な見解だが、地図のデザインはあくまでも機能美を求めるものであり、使いやすさ、あるいは使用目的に合致するなどの具体的な利点がなければいあまり意味がないと思っている。余談だがMapFanは案外知られていないが他の地図サービスに比べて橋梁名に非常に強い。GoogleマップやYahoo!地図、地理院地図などで注記されていない橋梁名がMapFanではかなり記載されている点は個人的に気に入っているところ。このあたりも是非チェックしてみて欲しい。

  2016.04.03

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  地理院地図Globe

  国土地理院が3月29日、地理院地図で提供している地図・空中写真等をブラウザ上でシームレスに三次元表示することができる地理院地図Globeを試験公開した。試験公開しているサイトはこちら。地理院地図Globeのポイントは地理院地図に収録している様々な情報（地理院タイル）をシームレスに3Dで表示出来る（タイルは適時追加予定）ことに加えて、ユーザーが用意した情報（KML/GeoJSON形式）を外部ファイルとして読み込んで3次元表示が可能である点。この手の表現はこれまでであればGoogleEarthを使うのが常套手段だったが、地理院地図Globeでは「Cesium」と呼ばれるJavaScriptライブラリを使用した表示を行っている（GoogleEarthのオープンソース版のようなイメージだろうか）。特にプラグインも必要なく、ブラウザ（WebGL対応ブラウザ）上でこうした表現が可能である点はGoogleEarthと比べた利点。地理院地図の豊富なコンテンツを背景にユーザーのデータを3D表示できるのも強みになる。インターフェイスもシンプルで自然に使える。表示の快適性は環境によって違うだろうが、便利なプラットフォームが一つ増えたことは間違いない。「地理院地図Globe」というネーミングもなかなか力が入っている印象。

  2016.03.29

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• 気になるニュース（0327）

  老舗メーカーがおくる高精度のこだわり地球儀（朝日新聞）ＵＡＶ測量で作業マニュアル案と安全基準案（建通新聞）米Tableau、BIツールの最新版で接続性やマップ機能を強化（IT Leaders）新入学…子どもの安全どう守る？ 警戒する力を育てて（東京新聞）北海道新幹線H5系車内をGoogleマップのストリートビューで公開（トラベル Watch）列車位置わかる「どこトレ」　東京西部など5線区追加　JR東日本（乗りものニュース）これ欲しい！天気の変化を事前に察知するスマート雨傘（ガジェット通信）ＧＰＳ違法捜査、量刑に影響せず…懲役２年判決（読売新聞）『東京メトロアプリ』がバージョンアップ！電車の位置情報がリアルタイムでわかるように（マイナビニュース）

  2016.03.29

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• 気になるニュース（0326）

  岐阜）院生らが「まち歩きマップ」 旧中山道修景活動（朝日新聞）和歌る?紀になる!:全区間が復活、古座街道を行く 住民ら古道整備、マップも /和歌山（毎日新聞）英国最高峰のベン・ネビス山が1メートル成長！その原因とは（ジャーニー）[Japan Drone 2016]ホビーから商業用まで幅広いドローンが一同に介す展示会開催！（DRONE）大川小の保存、石巻市が発表　防災教育や追悼の場に（朝日新聞）

  2016.03.28

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  北海道新幹線開業とWeb地図の対応

  北海道新幹線が開通したこの週末、Web地図サービスの対応はどうか、例によって確認してみた。（3月27日24時現在）地理院地図はしっかり対応している。この縮尺では注記が「新幹線」のみだが、25000レベルにズームすると「北海道新幹線」の注記に変わる。Yahoo!地図は北海道新幹線・新函館北斗駅とも開業日を表示した上で注記している（ただし道南いさりび鉄道については日付の表示なし）。新東名の時には即日更新されていなかったGoogleマップも今回は対応済み。ただ、何故か途中から「北海道新幹線」の注記が「海峡線」に変わってしまう。これはタイルの関係だろうか。マピオンは開業前日から北海道新幹線の表示をしていたが、惜しかったのは江差線から道南いさりび鉄道への変更はフォローされておらず、江差線と北海道新幹線、新函館北斗の注記が同居してしまっていること。（これはこれで貴重な絵だと思う）オープンストリートマップも線形等はきっちり入っているが、注記がまだ一部更新されていない箇所もある模様。いつもNAVIは線形等は対応済みで開業日の記載もあるが、駅名や江差線などは更新されていないようだ。MapFanについては、アプリについては更新されているものの、ブラウザ版については未対応とのことで確認できなかった。全体として、新東名の時と比べて対応は早いように感じた。鉄道が重視されているのか、あるいは新幹線だからなのか、このあたりは各プロバイダによって重みづけは違いそう。

  2016.03.27

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