インクリメントPと富士通交通・道路データサービスがタイで道路の舗装劣化状況把握技術の実証実験をスタート
インクリメントPと富士通交通・道路データサービス タイで舗装劣化状況把握技術の実証実験をスタート ~「インフラメンテナンス国民会議」の準備会の場を契機とした技術連携が結実~(インクリメントPプレスリリース)インクリメントPと富士通交通・道路データサービスは技術連携により、「舗装劣化状況把握技術の実証実験」をタイで開始することを決定した。この取組はインクリメントPの地図情報技術と富士通交通・道路データサービスのスマートフォンを活用した舗装診断技術を組み合わせることで、ASEAN地域の発展や日系企業の現地活動に資する新たな道路関連情報サービスの実現を目指すもの。インクリメントPは、ASEAN地域のデジタル地図データ整備拠点としてINCREMENT P ASIA Co., Ltd.を2015年にバンコクで設立、デジタル地図整備を進めるとともに、地図・位置情報サービスを通じて現地の経済発展と日系企業の現地活動を支援する取組みを行なっている。富士通交通・道路データサービスはスマートフォンを利用した道路の舗装点検・パトロールを支援するクラウドサービス『道路パトロール支援サービス』を2013年から提供している。この実証実験では、インクリメントPが保有する調査車両に富士通交通・道路データサービスの『道路パトロール支援サービス』を搭載する。走行時の振動データ等を常時収集して路面の状態や経年劣化等の評価結果をインクリメントPの地図情報プラットフォームで可視化し、さまざまなデータと組み合わせることで道路アセットマネジメント分野における活用可能性を検証する。この実証実験により道路をはじめとしたインフラメンテナンスに地図データを活用する可能性を示すことができるのかが注目を集める。インフラメンテナンスは日本はもちろん、東南アジアを中心に大きな需要が見込まれ、地図利活用ビジネスの今後を占う試金石になりそう。インクリメントPにとっては現地法人を持つ強みを生かすチャンスでもある。