ちずらぼのちずらぶ

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• 日本一の超高層ビル"あべのハルカス"全面開業! テープカットの長さも日本一

  高さ300mを誇る大阪の新ランドマーク「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)が7日、グランドオープンを迎え、阿部野の街とあべのハルカスをひとつにつなぐ全長約3,000mの「日本一長い 街つなぎテープカット」で全面開業を祝った。「あべのハルカス」は展望台や美術館、百貨店などからなる高さ300mの日本一の超高層複合ビル。先行オープンしていた日本最大の売場面積10万m2を持つ「あべのハルカス近鉄本店」(地下2～14階)、展望台「ハルカス300」(58～60階)、「あべのハルカス美術館」(16階)、「大阪マリオネット都ホテル」(19･20・38～55、57階)、さらにオフィスが入居する。「日本一長い 街つなぎテープカット」では、あべのハルカスを拠点に全長約3,000mの1本のテープで阿倍野の街をつなぎ、メイン会場の展望台「ハルカス300」を含むハルカス内の5会場と地域の3会場の合計8会場で一斉にテープカットを実施。地域の代表者や地元の子供たちが参加し、「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1…」とカウントダウン。「おめでとう!!」の言葉でテープが切られ、オープンを迎えた。テープカットに参加した近畿日本鉄道の取締役社長･小林哲也氏は、「ハードはできあがった。ここからが勝負」と気を引き締め、「大阪は地域地域に特徴のある文化がある。おのおのが自分の強い文化を主張していけば、梅田にも行くし難波にも行くし、天王寺･阿倍野にも行く…その時の気持ちで選択して楽しんでもらうというのが理想」と大阪全体で盛り上がりたいと話している。高さ日本一、売場面積日本一、テープカット日本一、と日本一づくしとなった「あべのハルカス」。小林社長は「一番を目指すことは大事」と強く語り、今後も日本一にこだわっていくようだ。 　（マイナビニュースより）------------------------------日本一長いテープカットの価値観はよくわかなないが、ともあれ日本一高いビルがランドマークタワーから更新された。日本一が大阪に行ったというのはバランス的には悪くない。気になるのは防災面。もちろん万全は期しているはずだが、特に南海トラフ地震へ警戒が高まる中、どのような防災面の工夫があるのかは気になるところ。超高層ビルだけに長周期地震動への対応はもちろんだが、地震発生時の滞留者（あえて帰宅難民とは呼ばない）のこと、エレベーター等停電対応、電波の状況等諸々の課題があるだけに注目を集める。それにしても人は上へ上へと向かいたがる。ドバイのブルジュ・ハリファやドバイ・シティ・タワーなどはもちろんだが、そこまで高いところを目指さなくてもいいのになあ、などと思わなくもない。高所恐怖症にとっては生きにくい社会かも…

  2014.03.08

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• 関東甲信で記録的大雪　都心で戦後４番目の２７センチ

  日本列島は８日、南海上を急速に発達しながら進んだ低気圧の影響で、東京都心（大手町）で戦後４番目となる２７センチの積雪を観測するなど、関東甲信を中心に記録的な大雪となった。都心で２０センチを超える積雪は１９９４年２月以来、２０年ぶり。東日本や東北では９日にかけて大雪が続く所があるという。雪の影響とみられる歩行者の転倒や車のスリップ事故などが７日夜から相次ぎ、共同通信のまとめでは埼玉、長野、石川の各県で計５人が死亡、関東中心に６２８人がけがをした。羽田空港で発着便の多くが欠航。東海道・山陽新幹線に大幅な遅れが出た。（共同通信より）------------------------------確かにちょっと東京では経験したことのないような雪景色だった。一日気温も上がらず、地元のアメダスは夕方まで氷点下のまま推移。加えて風の強さもあり、吹雪のような状況も多々あった。交通機関の混乱はほぼ想定内。特に夕方には鉄道が次々と止まっていったが、考えていたほどの混乱は見られなかった。土曜で通勤ラッシュがなかったことは大きいが、多くの人が外出そのものを自重するなどある程度回避行動が働いたことは想像できる。天気予報なども今回はかなり強気の予報で「不要不急の外出を避けて」と呼びかけたのも効果があった。ただし、天気予報の本分は予報にあるのであって、必要以上に人の行動に踏み込むのは違和感もある。このあたりは情報の受け手のリテラシーの向上と引き換えというところかも知れないが。これだけ降っているので、さすがに朝の凍結は怖い。今日以上に十分な注意を。

  2014.02.09

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• お清掃しながら音楽活動　熊本市の女性ユニット

  熊本市の中心市街地で清掃をしながら音楽活動をしているグループがいる。「お掃除ユニット　熊本ＣＬＥＡＲ’Ｓ（クリアーズ）」。昨年１０月の結成以来、毎月１０、２０、３０日にごみ拾いをしながら自身のライブへの来場を呼び掛けている。メンバーは６人。いずれも熊本市在住で、仕事や学校に通いながら女優や歌手になりたいとの夢を持つ１６～２２歳だ。「歌って踊るだけでなく、社会貢献もできるアイドルを育てたい」と所属事務所アズィンの脇坂一三代表（４３）。月１、２回、ライブハウスなどでステージに立つ傍ら、毎月３回、昼間の空いた時間を活用し、ファン数人とともに下通アーケードなどで清掃活動をしている。班長の明石愛菜さん（２２）は「まだまだ来てくれる人は少ないけれど、みんなでまちをきれいにしたい」と話す。掃除の大切さを歌った曲「お掃除しましょ～Ｃｌｅａｎ　ｌｏｖｅ～」は近くＣＤ化。プロモーションビデオも公開予定。（くまにちコムより）------------------------------今をときめくご当地アイドルの話題。普通ご当地アイドルといえば地元の有名なものをフィーチャーするのが一般的だが、この熊本のユニットは何と「清掃」がテーマ。熊本で清掃が盛んなのかどうかは別として、「社会貢献もできるアイドル」というのはそれはそれで入口として面白いコンセプトかも知れない。こういうアイドルが全国区になるとまた色々と新しい流れが出来るのかも。

  2014.01.27

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• 「春の小川」さらさら再生　渋谷川に水流　遊歩道も整備

  文部省唱歌「春の小川」に歌われた渋谷川の流れを再生させる計画が今年以降、本格化する。東京都渋谷区の渋谷駅周辺の再開発に伴い、２０１７年度までの再生整備を目指す。渋谷川は支流も含め、高度成長とともに水流がほとんどなくなっていた。昨年３月に地下化された東急東横線渋谷駅のホームと線路跡地を利用する東急電鉄の「渋谷駅南街区プロジェクト」の一環。国道２４６号そばの稲荷（いなり）橋下流に広場を、川沿いの約６００メートルに遊歩道を整備する。川には隣の新宿区にある都の下水処理施設で浄化した再生水を流す。渋谷川は駅前の宮益橋を起点に、港区の天現寺橋付近で古川に注ぎ込むまでの２．６キロ。支流の宇田川や穏田（おんでん）川は１９６０年代にふたをされて下水道になり、本流は大雨の時以外はほとんど水が流れていない。清流を取り戻す活動をしているＮＰＯ法人「渋谷川ルネッサンス」の石井健三事務局長（４８）は「川が身近になれば、街を大事に思う気持ちも育つのでは。水辺で遊べる自然に近い姿にしてほしい」と願う。高さ１７０メートルのビルとともに２０１７年度の完成を目指す。（東京新聞より）------------------------------渋谷川は新宿御苑から流れ出て渋谷の街を流れ、目黒区に入る天現寺橋から古川に変わるが、上流部は支流も含めてほとんどが暗渠化されているため、初めてその姿を見せるのは渋谷駅の国道246の南側。もちろん地形や、現在の道路の形状などからおおよその流れは分かるのだが、ビルや繁華街の中でほとんどの人が気づかずに過ぎていくのが現状だろう。以前そのような話をしながら渋谷を歩く企画で教育テレビに出演させて頂いた際に、東京都の協力でマンホールを開けて宇田川の暗渠を見せて頂いたのだが、いわゆる幹線下水になっており、それなりの水流があったのが印象的だった。ちなみに『春の小川』に歌われているのは渋谷川の支流である宇田川のさらに支流の河骨川だ。水流の再現は渋谷川ルネッサンスにあるように「川を身近に」ということはもちろん、多くの人に地形を認識してもらう上でも重要なことだと考える。都会では川がないとなかなか谷地を谷と気づかない。しかしながらこうした土地はゲリラ豪雨などの際に水が流れ込みやすく、排水の許容量を越えれば浸水することも珍しくない。地形を意識することは防災上も有効だ。もちろん、春の小川に歌われたような天然の清流は望むべくもない。遊歩道の整備と浄化した再生水を流すのは現実的な選択肢だと思う。ただ、例えば雨が降ればある程度増水するような、目に見える川としての自然の機能や性質はきちんと見せたいところ。川がただの「水辺の風情」というだけの飾りにするのであれば計画の意味合いも半減するように思えてならない。

  2014.01.03

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• 無形文化遺産:和食「伝統の味伝えたい」…京都の料理人

  無形文化遺産登録が決まった「和食」。登録を目指す運動の中心を担ったのは、京都の料理人たちだった。登録を喜ぶが、子供たちが和食の魅力に触れる機会は減っているといい、浮かれた様子はない。料理人たちは「おいしさにとどまらない和食の力を伝えていかなければ、世界遺産として責任を果たせない」と気を引き締めている。登録へのきっかけを作ったのは、京都の料亭主人らで作るＮＰＯ法人「日本料理アカデミー」（京都市中京区）。２０１１年、登録を京都府に提言し、和食の魅力を広める活動に取り組んできた。中でも重視するのが小学生への食育授業だ。料亭の若主人らが年１５回前後、市立小学校で教えている。４日午後、京都市上京区の市立翔鸞（しょうらん）小で、６年生を対象にした授業があった。「萬重（まんしげ）」の若主人、田村圭吾さん（４３）が鍋でだしを取る。昆布だしの次はかつお節を加えた「合わせだし」、更に塩としょうゆを加えた「吸い地」。その香りがあふれる中、子供たちはそれぞれの味を体験した。「おだし」を口に含んだ子供たちは目を大きく見開き、「むっちゃおいしい！」。辻本貴哉さん（１２）は「味が濃くなるだけかと思っていたら、どんどんおいしくなっていった。家でもおみそ汁を作りたい」と興奮気味に話した。活動の中心メンバーで「平八茶屋」の若主人、園部晋吾さん（４３）は「空腹を満たすために食べるだけでなく、五味五感をフル稼働させて味わうことが和食の伝統。それを子供たちに感じてもらいたい」と力を込める。更に、賞味期限だけを見て食べ物を処分する風潮に「見て、触れて、匂って、かじってみてほしい。大災害や紛争に巻き込まれたら、食べられるかどうかを自分で判断しなければならない。生き残る力をつけるきっかけを作りたい」と話した。（毎日新聞より）------------------------------京都にいる（この取材に来たわけではないが）。そういえば富士山が文化遺産に選ばれた日も富士吉田にいた。まあただの偶然なのだが…伝統と文化を大切にする土地柄、無形文化遺産登録を推進したのが京料理の関係者であることは必然だったかもしれない。危機感と責任。その意味では登録されたからこそさらなるハードルが待っていることになる。「和食」といっても幅が広い。日本の一般的な過程で食べているものをすべて和食と言ってしまえばそれまでだが、伝統的文化という観点からみれば、おのずと限定される。そうした「和食」を食べる機会は、平均的日本人であっても実はそれほど多くない。（フランス人もまたみんながみんな毎日我々が想像するようなフランス料理をたべているわけではない）暮らしの中の食と伝統的文化としての食。そこがどんどん乖離して行っている現状こそが、記事にある京料理関係者の危機感だろう。無形文化遺産に登録された以上、日本人として和食をきちんと知ることも重要になる。

  2013.12.05

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• シャッター通り２年半で空き屋ゼロ　別府駅の北高架商店街

  ＪＲ別府駅北側の高架下にある築４７年の小さな商店街「北高架商店街」に異変が起きている。２０１１年３月には全１３店舗のうち９店が空き店舗という典型的な「シャッター通り」だったが、若手商店主の出店が新たな出店を呼び込み、今月５日の美容室の開業で空き店舗はゼロに。カフェや雑貨、服飾など若者向けの店舗に老舗の飲食店も混在、老若男女が集う商店街の店主たちは「にぎわいを一過性にせず、周囲にも広げたい」と張り切っている。商店街は１９６６年、駅周辺の高架化とともに開業。約５０メートルの通路両側に４～８坪ほどの小さな店が並び、当初は全てが飲食店だった。しかし、別府観光の衰退とともに空室が増え、老朽化も重なり、管理会社には解体して駐車場にする考えもよぎっていたという。流れを変えたのは２人の商店主の出店だった。木部真穂さん（４２）は同商店街に思い入れのあった地元出身の夫とともに２０１１年４月、商店街入り口の角地にカフェを出店。「より多くの人が集う場所にしたい」と店内に作家の芸術作品を展示。夜などは別の人に店を貸し、カフェバーに姿を変えた店は昼とは違う客層も集めている。地元出身の日名子英明さん（４３）は同年８月にレコード店を開店。「古くて暗くて決していい物件ではなかった。北高架が別府の衰退の象徴のように感じられたからこそ、あえて出店して街の復活の象徴にしようと思った」と理由を語った。２人は商店街のイメージの一新に乗り出す。木部さんは管理会社の協力を得て、地元の画家に依頼し、商店街の壁や柱に絵を描いた。日名子さんは昨年４月から毎週土曜日に商店街の通路でフリーマーケットを開催。新たな客を商店街に呼び込むのに成功。さらに出店者が商店街を気に入り、洋服店を開店。昨秋は空き店舗を地元の芸術イベントの会場に。訪れた別府市の山形裕子さん（４１）が「駅に近いし、個性的な商店や経営者がいることも魅力的」とその空き店舗に今年１月に雑貨店を開店するなど、若手店主の出店が相次いだ。新たに出店した店主がファッションショーを開くなど、斬新なイベントが相次ぎ、商店街には客足が絶えない。このような若手店主の取り組みに、１９７８年からラーメン店を営む広戸敏雄さん（６９）は「さびれていた商店街に活気が戻った。若い店主には『大いにやって』とお願いしている」と歓迎。フリーマーケットに出店した日出町の山田彩さん（３５）も「おしゃれな店も昔ながらの店もあり、新鮮さも落ち着きも感じられる不思議な空間が魅力」と気に入っている。しかし、北高架が栄えても、別府の中心街には空き店舗が多い。日名子さんは「商売を続ける姿を見せることで『別府に店を出したい』と考える人を増やしたい」と話している。（西日本新聞より）------------------------------これはちょっとした驚き。地方都市の商店街はシャッター通りが定番化していて、もちろんそこにはそれなりの理由がある。ロードサイト型大型店の出現はもちろんだが、それに伴って人々の買い物スタイルが変わったことも大きいだろう。そんな中で別府にこのような例が出てきたことは意味があることだと思う。大型店は便利だが、全ての需要を満たす訳ではないということだろう。それが商店街の小さな店に普通にあるとしたら。そのひとつが「顔」だと思う。大型店はある程度システマチックな流通・販売が売りなので、あまり「人」が前面にでることは多くない。店員もシフトでローテーションするケースがほとんどだろう。一方の商店街の小店舗はどうかといえば、システマチックというよりはランダムな印象で、流通も画一的なものでないことも多い。つまり「人」が前面に出て「顔」がひとつの売りになる。店員もローテーションというよりは、店主が朝から晩まで居るイメージが強い。それがお客さんとの信頼関係に繋がっていくのではないか。ただし、後に続く他の都市の商店街がこれの真似をしても、そう簡単には上手くいかない。真似すべきはプロセスでなく、むしろキーマンたちの情熱が大事だ。「人」の情熱と、お店の「顔」が信頼を生んでいる。ひとつのヒントがここにあるような気がしてならないのだが。

  2013.09.28

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• 五輪で東京に1000万人　過密都市ゆえの課題多く

  2020年の東京五輪開催が決まったことを受け、恩恵が予想される関連業界では早くも期待が高まる。五輪期間中の来場者数は延べ約1000万人。東京都と政府は観光客受け入れのためにインフラ整備を急ぐ考えだ。だが五輪開催は真夏の暑い時期。快適な移動手段や十分な宿泊施設をどう確保するか、過密都市ゆえの課題も多い。人手不足で施設の建設コストが膨張する懸念も浮上している。「夢の超特急」と呼ばれた東海道新幹線が整備されるなど1964年の東京五輪は長距離の鉄道輸送網発展の大きな転機になった。だが、今回は短距離を中心とした既存輸送網の利便性の向上が課題になる。20年の東京五輪の目玉は、選手村から半径８キロメートル圏内に33競技場のうち28競技場を配置するコンパクトさ。成熟した大都市ならではの利点だが、逆にいえば、観光客などが狭い地域に集中し、会場間の移動に使う短距離交通網に大きな負荷ががかかる。東京都の予測によれば、五輪期間中の１日当たりの会場来場者数は最大92万人。移動の核となりそうな東京メトロと都営地下鉄の乗降客数は１日当たり平均850万人だから、乗降客数が10％以上増える可能性がある。さらに観光客で混雑しそうなのが、都心と臨海地区を結ぶ輸送網だ。20年の五輪では江東区の有明地区に８つの競技場が集中。都心と臨海地区を結ぶ新交通ゆりかもめとりんかい線だけでは輸送能力を超える可能性が高い。現状、有明地区で最も人が集まるのはマンガ同人誌の即売会「コミックマーケット」や、花火大会の「東京湾大華火祭」だ。ゆりかもめでは通常１日10万人程度の乗降客数が25万人程度まで増え、増発しても乗れるまで１時間待ちとなることもある。ゆりかもめは豊洲から勝どきまでの延伸構想があるが、延伸だけでは不十分との指摘もある。バスなどの代替交通手段を確保したり輸送頻度を上げたりするなどの対策も重要になる。ゆりかもめの担当者は「従来のイベントは短期間なのでなんとかなっているが、連日となると無理。何らかの形で補ってもらうしかない」と交通網のさらなる整備の必要性を訴える。開催時期が真夏ということも考えれば、猛暑の中での開催というリスクも考慮する必要がある。乗降客の待ち時間を短縮する工夫が欠かせない。東京都が試算する総工費は4554億円。既存施設を最大限活用するとはいえ11競技場と選手村が新設される。国内建設投資は1990年代前半のピーク時からほぼ半減しており、各社の期待は大きい。五輪は技術力をアピールする絶好の機会だ。58年に竣工した国立競技場の建設を担った大成建設は、５万人収容の大工事を１年余の工期で仕上げて話題を呼んだ。海外案件の受注拡大につながる可能性もある。鹿島の中村満義社長は「環境技術やバリアフリーなど成熟した東京を世界に認知してもらう絶好の機会になる」と話す。施設整備のネックになりそうなのがコスト高だ。東日本大震災以降、建設労働者の不足が深刻化している。東京都内の建設現場では鉄筋工の賃金が１日１万６千円前後と震災前に比べて４割前後高い。都は五輪開催による建設部門の雇用誘発効果を約２万５千人と試算しており人件費高に拍車をかける懸念がある。実際、人手不足によるコスト高が五輪施設建設に早くも影響を及ぼしている。東京都が今夏、近代五種などの競技会場に予定されている「武蔵野の森総合スポーツ施設」（仮称、東京都調布市）の新築工事の業者を募ったところ、手を挙げる建設会社はゼロだった。都が示した施設の建設予定価格に対して「労務費の高騰を計算に入れると利益が見込めなかった」（関係者）ためだ。こうした人手不足に対し、各社は技術的な工夫で対応する考えだ。例えば現場で建設資材を自動運搬する搬送機は人件費を抑制できる。また工場であらかじめ大量生産したコンクリート部材の活用も現場での作業を大幅に減らせる。景気回復を受けた資材価格の上昇も懸念材料だ。建設用鋼材のＨ形鋼は都心の再開発などでオフィスビル向けの需要が堅調だ。東京では現在、１トン７万４千～７万６千円（問屋仲間、ベースサイズ）と１年９カ月ぶりの高値で取引されている。質・量ともに十分な宿泊施設の確保も問われる。東京招致委員会は国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の要請を上回る４万６千室を来訪者用に確保し「この量で十分」（東京都幹部）とするが、競技場が集中する臨海部は手薄だ。都内のホテルは高稼働が続き、ビジネス需要などが一段と高まれば大会期間中、空室が確保しにくなる可能性もある。東京都がＩＯＣに提出した立候補ファイルによると、競技が開かれる中心エリアから半径10キロ圏内のホテルは８万７千室超。さらに建築が承認されたホテルは24軒、4295室ある。2014年に都内で米ハイアット・ホテルズや米マリオット・インターナショナルなど外資系ホテルが、15年春には藤田観光が新宿に970室の大規模ホテルを開業。客室数は承認分だけで約５％増える計算だ。ただ、競技場が集中する江東区有明地区周辺には目立った計画はなく、便利な宿泊施設は限られそうだ。全体でも通常の需要が一段と盛り上がれば不足する可能性もある。足元の都内主要19ホテルの客室稼働率は７月が83.6％で17カ月連続で前年同月を上回る。景気回復によるビジネス利用の拡大と、ビザ緩和などを背景にした訪日外国人の増加が主な要因だ。ロンドン五輪では開催決定から実施までに客室数が２割増えたがそれでも不足したとの指摘もある。米不動産サービスのジョーンズラングラサールの沢柳知彦マネージングディレクターは足元の高稼働と今後の需要増を期待して「新規開業計画がこれから出てくる可能性がある」とみる。外国人への対応強化も課題だ。東京プリンスホテル（東京・港）は五輪開催を機に海外の個人客が一段と増えるとみて、従業員向けに毎週実施する英語、フランス語、中国語の講義をさらに拡充する考えだ。他のホテルも同様の対応を進めるところが増えそうだ。1964年の東京五輪の際には１日３万人が来日する想定で、ホテルオークラ東京（東京・港）や東京プリンスホテル（同）、ホテルニューオータニ（東京・千代田）など都市ホテルが相次いで開業。東京を代表する有力都市ホテルがそろった経緯がある。既に一定の客室数を持つ今回は、大会後の供給過剰懸念もあり、極端な増加は見込みにくそうだ。（日本経済新聞より）------------------------------なるほど、足りていると思っていたインフラだが、現在のままでは全然追いつかないということか。コンパクト開催ゆえの難しさがあるのは意外だった。特に臨海部に会場が集中するのは盲点だ。実際、現在のままでも交通事情は極めて悪い。そこに多くの人が集中することになるわけだから一筋縄ではいきそうにない。この流れで行けば、ある程度バスに頼らざるを得ない計算になる。しかしバスとて輸送力や遅延の問題など、まだまだ課題は多い。期間中はバス専用道路の設置など、交通規制で乗り切るのが最も現実的か。ホテルに関しては、東京の周辺部も合わせればそれなりの室数にはなるだろう。しかしこれも輸送とリンクして考えなければならず、なかなか難しい。新に営業を開始するホテルもあるだろうが、五輪後の客足確保は必須になる。コンパクトな開催が成功すれば今後多くの都市が五輪を招致できるようになる。その意味でも東京に係る期待は大きい。起死回生策はあるか、知恵が試されることになりそう。

  2013.09.10

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• 「るるぶ」藤沢版を発行

  藤沢市と公益社団法人藤沢市観光協会は８月下旬、新たな観光客の誘致とリピーターの確保を目的に、観光冊子「るるぶ特別編集 藤沢」を発行した。市町村が発行する「るるぶ特別編集版」は、神奈川県内で初めて。「るるぶ特別編集　藤沢」は、現在使用している「ふじさわ観光マップ」「藤沢花まっぷ＋（プラス）」などの観光マップとパンフレットを統合したもの。２０１２度から構想が練られ、13年１月から４カ月ほどかけて制作された。市観光課では「見やすさや読みやすさに気をつけて作った。見た人が藤沢に『行きたい』と思うような動機付けになれば」と話す。同冊子は、旅行情報誌「るるぶ」を発行している（株）ＪＴＢパブリッシングが企画・編集・制作を担当。掲載店舗の選定なども行った。同課では「ＪＴＢパブリッシングの編集技術のクオリティの高さと認知度を活用することで、利用者の興味を誘発し、手に取ってもらいやすくなる」と話す。同冊子は女性をターゲットにした作りこみになっており、観光情報だけでなく、花やグルメ、ショッピング、体験メニュー、散策コース、サイクリングコースの紹介も行っており、周遊してもらう狙いだ。冊子の表紙には、ふじさわ観光親善大使を務めるつるの剛士さんも登場。中では「江の島１日まるごと遊んじゃおう!!」と題して、江の島のパワースポットの紹介も行っている。つるのさんは「都内からも近くて自然にも恵まれた藤沢。ボクも住む大好きな街『藤沢』には、素敵な場所がたくさんあります。みなさんもぜひ『るるぶ』を片手に、藤沢に遊びに来てみてくださいね」と、来藤を呼びかけている。同冊子には、安心して観光を楽しんでもらおうと、防災情報を掲載。県が発表している津波浸水想定区域をはじめ、広域避難場所や避難施設、津波避難ビル（対象となるビル入口に貼ってあるマークも紹介）を地図上に表記。緊急時の情報収集対策手段として、メールマガジン「ふじさわ防災ナビ」への登録の仕方も掲載されている。るるぶ特別編集版としては、全国初の取り組みになるという。（タウンニュースより）------------------------------これは面白い試み。観光情報誌としてブランド力の高い『るるぶ情報版』。地域に特化するという意味ではメディアとしてピカイチ。観光客への防災情報提供というのも大切な考え方。観光情報だけにとどまらず総合地域情報誌的立ち位置もなかなかよい。問題はこの情報誌自体をどうやって多くの人に知ってもらうか。普通の書店に並ぶのかな？もともとパンフレットを統合する考え方だからスタートしてるので、ある程度JTBの支店やJRの駅などには置かれそうだが。配布方法も含めて検証しておくと今後のためにもなりそう。うまくいけば地域の総合情報発信の有効な手段になり得るのではないか。

  2013.09.08

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• 東京都が人気! 東京都を旅行した日本人、過去最高の4.7億人--経済効果も絶大

  東京都は22日、2012年の「東京都観光客数等実態調査」の結果を発表した。それによると、2012年に東京都を訪れた旅行者の観光消費額(都内で消費した金額)は、前年比17.2%増の約4.7兆円となった。観光消費額の内訳は、道府県からの旅行者が前年比9.5%増の約2.6兆円、都民旅行者が同25.9%増の約1.6兆円、外国人旅行者が同40.6%増の同0.4兆円だった。観光消費額が都内経済に及ぼす生産波及効果は、前年比17.5%増の約10.1兆円と、過去最高を更新。所得効果は同13.0%増の約3.7兆円、雇用効果は同14.2%増の約0.5兆円、税収効果は同8.8%増の約0.3兆円となった。1人当たりの平均消費額を見ると、観光目的の宿泊客では、都民旅行者が前年比4,349円増の3万7,995円、道府県からの旅行者が同1,386円増の3万5,834円、外国人旅行者が同3,084円増の8万4,627円。ビジネス目的の宿泊客では、都民旅行者が同3,721円増の5万212円、道府県からの旅行者が同6,224円減の4万5,604円、外国人旅行者が同1,133円増の10万7,055円だった。観光目的の日帰り客では、都民旅行者が前年比808円増の5,289円、道府県からの旅行者が同278円増の9,027円、外国人旅行者が同523円増の2万6,938円。ビジネス目的の日帰り客では、都民旅行者が同19円増の2,687円、道府県からの旅行者が同9円増の6,361円、外国人旅行者が同1,861円増の3万5,526円だった。2012年に東京都を訪れた日本人旅行者は前年度比11.7%増の約4.7億人で、2004年の調査開始以来、過去最多を記録。スカイツリーなど新たな観光資源となる施設が開設し、東京観光への注目が高まったためと考えられる。外国人旅行者は同35.7%増の約556万人で、2010年の約594万に次いで過去2番目に多い数字に。東日本大震災などの影響から回復しつつあると見られる。宿泊客は前年比7.6%増の約0.3億人で、内訳は、都民旅行者が同3.7%増の約880万人、道府県からの旅行者が同4.5%増の約1,924万人、外国人旅行者は同38.5%増の約407万人。日帰り客は同12.3%増の約4.4億人で、内訳は、都民旅行者が同11.2%増の約2.4億人、道府県からの旅行者が同13.4%増の約2億人、外国人旅行者が同28.7%増の約149万人となった。都は併せて「国別外国人旅行者行動特性調査」を発表。それによると、外国人旅行者の旅行形態は個人旅行が67.0%を占めた。訪都回数は「1回目」が41.8%、「2回目以上」が54.9%。訪都旅行の感想は「大変満足」と「満足」の合計が87.4%に上り、「今回したこと」と「次回したいこと」の1位はともに「日本食を食べること」だった。（マイナビニュースより）------------------------------東京都が人気という話。もちろん東京に集約する交通ネットワークの構造や、宿泊施設のカズの多さなど、東京が抜きんでる要素は観光資源以外にもある。また、東日本大震災の影響で自粛ムードが強く、過去最低を記録した昨年と比較することになる「前年比」はあまり大きな意味を持たないように思う。観光消費額が過去最高という方がニュースバリューはあるのでは？スカイツリー効果はもちろんあるだろうが、正直なところ、それ以外の要因をあまり感じない。まさかディズニーランドが入っているなんてオチはないよね、もちろん。

  2013.08.24

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• 街づくりに生かす「ご当地ナンバー」　杉並区と世田谷区

  国土交通省が新たに「ご当地ナンバー」の導入を決めた二日、杉並区と世田谷区では導入を求めた関係者が喜びの声を寄せた。今後はご当地ナンバーを生かした街づくりを考えるという。従来の練馬ナンバーに代わり、「杉並ナンバー」が認められた杉並区の田中良区長は「五十四万の区民の願いがかない、大変喜ばしい」という談話を出した。区は五～六月、区民四千五百人余りに意向調査をしたが、賛成が７０％を超え、反対は６％ほどだった。区では今後、映画などの撮影で便宜を図る「フィルムコミッション」の活動に合わせ、映画やテレビドラマなどで「杉並ナンバー」の車を走らせるよう働き掛けるという。今月開催の阿佐谷七夕祭りや高円寺阿波踊りなど区内のイベントでもアピールする。一方、世田谷区では区商店街連合会などの呼びかけで設立された「世田谷ナンバーを実現する会」が先月下旬までに約二万九千人分の署名を集めた。実現する会の会長で世田谷信金の大場信秀理事長は「世田谷ナンバーをきっかけに区内産業や地域の振興に取り組みたい」とコメントした。（東京新聞より）------------------------------うーん。これは微妙な話題。ご当地ナンバーが街おこしになるという考え方は正直あまり理解できない。「帰属」を表す以上の意味を見つけにくいので。杉並区や世田谷区は今さらアピールするまでもないだろうとも思うし。練馬に帰属する車は練馬ナンバー、杉並に帰属する車は杉並ナンバー、という振り分けの利便性は分からなくもない。データベース化した時など、エリアの特定ができるのは非常に都合がいい。ビッグデータ（もしくは逆にスモールデータ）を考える意味では有効な属性の一つになると思う。もちろん正しい帰属先を！と望む住民もたくさんいるとは思う。しかし、そもそもナンバープレートってそういう意味を持っていたのだろうか。もちろん世田谷や杉並は区としてのブランド力もあるので、帰属をアピールする意味がある、といわれてしまえばそれまでなのだが。そういえば世田谷では反対の声も大きいと聞く。その理由も「品川」のままの方がいいというもので、これもひとつの地名ブランドの実践例なのかも知れない。しかし相模ナンバーや富士山ナンバーなんていうのもあるわけで、帰属も何もないような気がするのだけど。

  2013.08.05

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  富士山世界文化遺産に登録

  富士山が世界文化遺産に登録された。 関係者の悲願が実った形だが、驚いたのは難しいとされていた三保の松原も含めての登録だったこと。 もちろん、自然遺産でなく文化遺産なので、「人」が介在してこその富士山。 そういう意味でも三保の松原が入った意義は大きい。 偶然、登録が決まった夜を富士吉田で過ごした。 駅前では号外も配られたほどだが、市民は冷静だった。 そこには富士山とともに暮らしているこの街の日常があった。 浮き足立つ必要はない。 ただ粛々と暮らすその傍に富士山があるだけのこと。 天気が不安定な中、笠雲をかぶった雄大な山体が姿を見せてくれた。 この景観は昨日もさと何一つ変わらない。

  2013.06.23

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• 館林で暑さ対策会議　「涼しい場所地図化」など報告

  全国有数の猛暑地として知られる館林市は１７日、今年初めての「日本一暑いまち館林市暑さ対策市民会議」（会長・宝田恭之群馬大理工学研究院教授）を市役所で開いた。市の関係各課が、「各家庭で実施している暑さ対策自慢を公募」「市内の涼しいスポットを地図化」など、新しい暑さ対策の取り組みを報告。市民生委員児童委員協議会や市社会福祉協議会などの代表者ら約２０人が出席し、「夜間でも熱中症の救急搬送者数が多い理由を知りたい」「木陰が多いところを地図化してほしい」などと意見を述べた。宝田会長は「産官学民が一体になって（暑さ対策に）取り組むのが大事。館林のモデルを全国に発信していきたい」と話していた。同会議は２００７年に館林市で県内観測史上最高気温と並ぶ４０・３度を記録したのを機に０８年に始まり、今年で６年目。（読売新聞より）-----------------------------面白い取組をしている「日本一暑いまち館林市暑さ対策市民会議」。「市内の涼しいスポットを地図化」というのは今まであまり見ない事例だけど面白い。暑さ対策の一環ということだが、実用的かつ知名度のアピールにも効果がありそう。調査そのものは大変そうだが…アプリ化したらそれなりに需要はありそう。

  2013.06.19

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• 人気市町村パンフレット

  トップは札幌、２位が仙台―。地方自治体や企業などでつくる地域活性化センターは、東京・日本橋の「ふるさと情報コーナー」で人気があった市町村パンフレットの２０１２年度ベスト３０を発表した。同コーナーは自治体のパンフレット約２６００種を展示。来訪者が自由に持ち帰ることができ、その数で人気を比べている。１位は札幌市の「さっぽろ観光マップ」。北海道は５位「浪漫函館２０１２」（函館市）、７位「おたる　小樽観光ガイド２０１２」（小樽市）と１０位以内に三つが入った。２位は仙台市の「仙台観光マップ」で、同市は２２位にも「牛たん焼き　お店マップ」が入った。（大分合同新聞より）------------------------------全結果はこちら。人気のある観光都市が上位を占める。北海道が評価されるのも順当なところかな。しかしこの結果から何が読み取れるのかは微妙なところ。配布場所は東京なので、東京の人が行きやすい、あるいは馴染みがある場所が上位に来やすい傾向はあると思う。実際、トップ10でいわゆる西日本は京都くらい。トップ20まで入れても萩と那覇が入る程度だ。さらに、その街が人気なのか、それともパンフの出来を評価すべきかも難しい。総合力といえば総合力なのかも知れないが。一度日本橋へ行って実物を確かめてみるか。

  2013.05.13

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• 御茶ノ水に街歩き拠点「お茶ナビゲート」－散歩地図作成や古地図・古写真閲覧など

  JR御茶ノ水駅聖橋口近くの大規模複合施設「御茶ノ水ソラシティ」（千代田区神田駿河台4）に4月12日、地域の歴史や文化を紹介する街歩き拠点「お茶ナビゲート」がオープンした。大型モニターで古地図や古写真を見ることができ、街の歴史を振り返ることができる「Time Trip Map」 御茶ノ水かいわいで自分のお気に入りスポットを探してオリジナル散歩地図が作れたり、街の歴史を古地図と古写真から振り返ったりできる同スポット。イベントやセミナーの開催や、スペースの貸し出しなども行う。運営はNPO法人連想出版。 オリジナル散歩地図が作れる「街歩きステーション」では、モニターで御茶ノ水を中心とした周辺地域の294スポットを紹介。モニターの地図やテーマでスポットを検索でき、その中から12個までを選び印刷することでオリジナル散歩地図が作れる。テーマは「江戸の文化」「近現代の楽しい建築」「女子力UP」「昭和ノスタルジー」「スポーツ」「古書店」「音楽」など約20個を用意。おすすめや関連スポット紹介も行う。 同拠点のほかにも、同NPOではソラシティからワテラスへ続く空間に60インチモニターが27台並んだデジタルアートギャラリー「KS46Wall」や、1917（大正6）年に上棟した蔵を復元したアートギャラリーを運営。これら3スポットから多彩な情報発信を行っていくという。 営業時間は10時30分～18時30分。火曜定休。（神田経済新聞より）------------------------------お茶ナビゲート「まち歩きのための起点」という考え方は面白い。「街歩きステーション」は壁一面の大きな地図に現在開催中のイベント情報などを掲示、またタッチパネルモニタが２台連動した専用端末では、お茶の水界隈の見どころ情報が250件以上閲覧できる。お気に入りスポットを選んで、オリジナルの散歩マップをつくることができるので散策前に立ち寄ると楽しい。「歴史ギャラリー」ではこの街の懐かしい風景を楽しめる。タッチパネルモニタで街の様子を、時代ごとに古地図と古写真を通して振り返ることができる。この他アート作品や古書の展示などが行われる「想 - IMAGINE」なども含めて、充実した施設になっている。主目的は街歩きとしても、様々な切り口で楽しむことができるし、街歩きを通じたコミュニケーションスペースとしても機能しそう。さすが文化の街神田。色々な展開が期待できる試みだと思う。

  2013.05.12

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• グランフロント大阪オープンで梅田の交通も変わる

  2013年4月26日、ついにJR大阪駅北側の「うめきた」に、巨大複合施設・グランフロント大阪がオープンした。衣料や雑貨、飲食など266店もの商業施設やオフィス、ホテル、住宅などが入る4棟の高層ビルで構成されたグランフロント大阪は、百貨店以外の駅周辺の商業施設としては日本最大級の広さを誇る。 この、オープンにあわせて、グランフロント大阪と梅田のまちをつなぐ交通サービス「UMEGURU（うめぐる）」がスタートした。「UMEGURU」は梅田地区全体の回遊性の向上を図るために、開発事業者でつくる社団法人「グランフロント大阪ＴＭＯ」が計画を進めてきた交通サービス。名称の由来は「梅田をぐるっと巡る」の意味。「UMEGURU」は「バス」と「チャリ」の2つのユニークなサービスで構成されている。 まず注目したいのは、うめきた、西梅田、北新地、茶屋町の4エリア12拠点（1周約4km）を約30分で結ぶ巡回バス「UMEGURU-BUS（うめぐるバス）」だ。この黄緑色の小型バスの運賃は一律100円（子ども50円）と激安。一日乗車券も発売されており、こちらも200円（子ども100円）という値段なのだ。しかも、午前10時～午後9時まで10分間隔で走っており、利用しやすい。ミナミくらべて商業施設が分散しているため、歩けば以外に時間がかかってしまう梅田界隈のショッピングやビジネスも、これならスムーズに移動できるし、値段的にも気軽に乗れると利用者の評判も上々のようだ。 そして、大都市では珍しいレンタサイクル「UMEGLE-CHARI（うめぐるチャリ）」。パリの街で庶民の足として親しまれるレンタサイクル「ヴェリブ」をイメージしたというこのサービスは、グランフロント大阪「うめきた広場」内に貸出・返却ポートを設け、1時間200円（以降1時間100円）で自転車を貸し出す。精算は無人精算機で、事前登録の必要もなく、すぐに利用できる。当初は30台でのスタートとなったが、秋以降、拠点や台数を増やして「乗り捨て型」にする見通しだという。台数が増えて、運営側の思惑通りに上手く定着すれば、他の大都市圏に向けての良いテストケースにもなるかもしれない。 せっかく日本有数の商業施設ができても、周辺の移動が困難だったり、渋滞でなかなか動けなかったら、継続的な集客は難しいだろう。グランフロント大阪は施設の利益だけでなく、梅田全体の交通を見直し、利用者の目線に立った便利でエコな町づくりを行おうとしているところが面白い。（サーチナより）------------------------------オープンから3日間で100万人を集めたグランフロント大阪。GWに重なったとはいえ、この数字は驚異的。大阪の新名所となることは間違いないだろう。そして画期的な交通サービス「UMEGURU（うめぐる）」。確かに梅田はJR大阪駅を含めて、駅そのものの占めるスペースが大きいため、大型商業施設はあっても分散している印象が強かっただけに、その効果には大きな注目が集まる。パーク＆ライドを基本に、バスと自転車という組み合わせはユニーク。軌道に乗ればバスの稼働率も高くなりそう。また、レンタサイクルというのも都心部では新しい発想。これも壮大なる実験になりそうで、いい結果が出るようであれば全国へと波及する可能性がある。ともあれ、大事なのは器ではなく中身そのもの。比較的見る目の厳しい大阪の消費者が相手だけに、そのあたりもぬかりはなさそうだ。

  2013.04.30

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• 合掌集落内の進入制限　白川村、２０日からマイカー規制

  世界文化遺産の合掌造り集落がある大野郡白川村荻町で２０日から、観光客のマイカーが集落内に乗り入れないように呼び掛ける交通対策が始まる。２０１４年４月から観光客のマイカーの乗り入れを通年規制する予定で、本年度は実施に向けた準備、周知として看板や誘導員による呼び掛けを行う。住民らでつくる「荻町交通対策委員会」が昨年１２月、景観保全などを目的にマイカー規制の方針を決め、村と準備を進めてきた。制限するのは集落を貫く村道のうち約１キロ区間。看板を設置したり誘導員を配置し、観光客のマイカーを集落近くの村営駐車場に誘導する。警察による規制ではない。同区間では既に通年で観光バスなど大型車両の乗り入れを規制しているほか、大混雑する時期に限定して観光客のマイカーの乗り入れを制限する交通対策を実施してきた。本年度は混雑が予想される土日祝日のほか、大型連休の４月２７日～５月６日、荻町のどぶろく祭りの２日間、年末年始など計約８０日間で制限する予定。時間は午前９時～午後４時。（岐阜新聞より）------------------------------警察でなく、住民による規制。世界遺産とはいえ、合掌集落も生活の場。連休などで観光客が車で大挙押し掛けるとそれはそれで大変だ。安全面から考えても賢明な選択かも知れない。こうした形で観光車の進入を止めているという点では木曽の妻籠や馬篭がそうだったように思う。観光地なので観光客はありがたいことには違いないので、日常生活との棲み分けを上手くやっていくことは前提条件になる。特に世界遺産ともなると色々と苦労も多いだろう。もっとも、訪れる立場としても合掌集落などはじっくり歩いてみたいもの。そういう意味ではそれほど不便ということにもならないように思う。この連休での動向が今後への参考になりそう。

  2013.04.20

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• 3年目

  2011.3.11から早2年が経過した。あの3月は本当に光が見えない日々で、東京にいても明日がどうなるのか漠然とした不安に駆られていた。まして被災地の深刻さは、と思うと今でもやるせない気持ちになる。防災の世界ではあの時の教訓を何とか今後に活かそうと様々な検証が行われている。答えを導き出すのは簡単ではないし、それが功を奏するもしないも今後の取組次第という面はある。それでもあの日の犠牲を無駄にしてはいけないという思いを共有することで前向きな議論がされているように思う。一方復興に向けての動きはなかなか加速しない。原発の影響を受けている地域は別に考えるとしても、その歩みは遅々として進まない。その背景には地域としての合意形成の難しさがある。11日に放送されたＮＨＫスペシャル　東日本大震災「故郷を取り戻すために～３年目への課題～」はそうした視点で被災地と復興の現実にスポットを当てた好企画だった。高台移転か現地再建か、市町村の思惑と住民感情の乖離、そして住民同士の対立とういう困難が立ちはだかる様子が次々と紹介された。被災地における合意形成の難しさは、中央ではなかなか実感できなかっただけに深刻な問題と感じられた。また、人的リソースとしての自治体職員の不足についても取り上げていた。全国の自治体から応援職員が来ているが、その数も減りつつある。また、人事異動で交代すれば現地の状況を理解し、住民の信頼を得るのに時間がかかるため歩みは滞りがち。応援職員から自殺者がでたことも大きな衝撃だった。3年目に向けての課題は確かに多いが、ここを乗り越えないと次の光が見えてこないのも事実。国や自治体にはせめて前向きなリーダーシップを発揮して欲しいのだが。

  2013.03.12

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• 歌登で氷点下３０・５度　内陸中心に厳しい冷え込み

  北海道内は８日朝、上空に入り込んだ寒気に加え、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響により、宗谷管内枝幸町歌登で、今冬の全道最低気温を更新する氷点下３０・５度を記録するなど、内陸部を中心に厳しい冷え込みとなった。 札幌管区気象台によると、各地の最低気温は宗谷管内中頓別町で同２９・５度、十勝管内陸別町で同２８・８度。札幌でも同１０・６度まで下がった。 道内の観測地点１７３カ所のうち、９カ所で今季の最低気温を更新した。 同気象台によると、冬型の気圧配置の影響で、厳しい冷え込みは当面続く見通し。（北海道新聞より）-------------------------氷点下３０・５度というのはまったく想像がつかない世界。道北とはいえここまで寒くなるのか、と思ったところ歌登は参考記録ながら1931年に-44度という日本最低気温を記録している（公式では日本第5位の-37.9度を1978年にマーク）。他にも非公式ながら母子里で-41.2度、美深で-41.5度という記録もあるようで、要するにこのあたりは日本でも特別寒い地域ということ。公式の日本最低気温は1902年の旭川で-41度。ちなみにこの寒波の際に八甲田雪中行軍遭難事件が発生している。それにしても-30度の世界ってどんなものなのだろう。あまり経験したくはないが…

  2013.01.09

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• The North Journey

  この土日、三陸で行われた「The North Journey」という音楽イベントに参加した。大船渡、陸前高田、釜石、大槌の全7会場を約70組100人のミュージシャンたちがキャラバン形式で回ってステージをするイベント。チャリティーライブをやるよりも、みんなが「旅人」になって現地を回り、滞在費や飲食費などが発生することで、地域経済に貢献しようというシンプルな趣旨。例えば1人1万円使ったとすれば、100万円が地域に落ちる計算。参加者の酒量を見る限りでは、目標は達成できたのではないか。もちろん、その中で地域の人々との交流を図ろうという狙いもある。被災者たちの「今」を見て、話を聞いて、それをそれぞれが持ち帰って伝えてもらうことが重要。調査や取材で何度か被災地には来ているが、仕事で入るのと今回のようなプライベートというのはやはり意味が違った。人対人。もっとも重要なのはそこだ。いい出会いがあり、話もたくさん聞けたし、重要な示唆もいくつかあった。来年以降も続けてほしいイベント。

  2012.09.10

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  大型電子看板で訪日外国人に観光案内

  東京モノレールとゼンリンデータコムは2012年7月2日から、羽田空港国際線ビル駅（東京都大田区）の東京都心方面行きホームの改札口脇に、新型のタッチ式デジタルサイネージを設置し稼働させた。新型サイネージで幅広い情報提供を行い、訪日外国人の利便性向上を狙う。 同駅は、国際線で到着してモノレールで東京都心部へと向かう訪日外国人の利用が多い。東京モノレールの中村弘之代表取締役社長は、「訪日外国人のお客様が求める情報は幅広い。モノレールアテンダントを配置して旅のお手伝いをするなどの取り組みを進めてきたが、デジタルサイネージの活用でさらに多様な情報を提供できるようにする。（訪日外国人を対象とした）広告ビジネスの拡大も狙いたい」と話した。 新型サイネージの名称は「Will・Smart（ウィルスマート）」。右側は普通の看板（表示内容は常時変わらない）で、左側が韓国サムスン電子製のタッチ式55型液晶ディスプレイになっている。 左側の画面は「大型のスマートフォン」をイメージしており、「周辺地図」「路線案内」「天気予報」「観光情報」「フォトメール」という5つの基本メニューがある。簡単なタッチ操作で東京周辺の地図や飲食店情報、乗り換え案内、観光スポット情報などを閲覧できる。日本語に加えて英語・韓国語・中国語に対応。利用者が操作していない時には、広告動画・静止画が自動的に流れる。新型サイネージの開発はゼンリンデータコムが担当した。基盤システムに韓国FINGER TOUCH INTERNATIONAL社の技術を採用。ここにゼンリンデータコムが持つ地図や観光情報などのコンテンツを載せている。新型サイネージは無線LANを経由して韓国にあるFINGER社の管理センターと常時接続しており、管理センターから稼働状況の監視やコンテンツ配信などを行う。 新型サイネージの価格は非公開だが、類似の製品・システムに比べてかなり安価で、増設が容易だという。ゼンリンデータコムの石井康弘・企画本部サービス企画部マネージャーはFINGER TOUCH社の技術を採用した理由について、「韓国内で既に約1000台のデジタルサイネージを設置・運用して広告収入を得ている実績を重視した」と説明した。 羽田空港国際線ビル駅への設置期間は6カ月間を予定している。ゼンリンデータコムは、この間に利用状況の検証やビジネスモデルの検討などを進める。ここで得た知見を基に、日本国内の他の空港や観光地など訪日外国人の来訪が多い場所への設置拡大を目指す考えだ。（ITproより）--------------------様々な意味で新しい取り組みと言えるかもしれない。東京モノレールという交通関連企業とゼンリンデータコム（ZDC）という地図配信会社が組んだこと。海外の技術を積極的に導入したこと。加えてインバウンドビジネスを狙っていること。観光に関しては国内のターゲットがやや頭打ちな上、どうしても現状の景気を考えれば大きな上昇は見込めない。海外からの観光客に積極的に目を向けることはその打開策の一つか。日本の玄関口が成田から羽田にシフトしていることも東京モノレールにとっては追い風。このチャンスを逃さずに手を打とうということか。ZDCは地図や観光コンテンツ配信に関すて豊富なノウハウがあり、東京モノレールにとっては最適のパートナーだった。一方のZDCとしても、羽田を入口にしたインバウンドビジネスを志向する上で、東京モノレールは無視できない存在だったというところか。「大型スマートフォン」というアプローチも面白いと思う。後はこの企画が海外からの観光客にとってどういう付加価値を生むことができるのか。成功すればその延長線上に何らかのビジネスモデルが生まれるのかも知れない。

  2012.07.03

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• 台風でも倒れない塔を　薬師寺東塔修理へ模型風洞実験

  １世紀ぶりの解体修理が進む奈良・薬師寺の東塔（とうとう＝国宝、８世紀前半ごろ）の小型模型を使った風洞実験が２３日、東京都江東区の清水建設技術研究所で関係者に公開された。文化財の保存修理に伴う風洞実験は全国初。得たデータを修理や補強に役立てる。 塔は高さ３４メートル。実験は７５分の１の木製模型（高さ４５センチ）を使い、直径４メートルのファンで起こした風をあてる。風速５メートルでは最上部にある装飾「相輪（そうりん）」付近で小規模な渦ができたが、裳階（もこし＝スカート状の飾り屋根）が付いた三重の屋根付近では比較的スムーズに空気が流れた。３月上旬まで模型内に七つ設置したセンサーでデータを取り、台風のような強い風があたった場合も想定して解析する。 東塔の保存修理事業専門委員会委員長の鈴木嘉吉（かきち）元奈良国立文化財研究所長（建築史）は「どうやったら塔の構造を強くできるかを知りたい。結果は全国の塔の修理にも役立つと思う」と話している。（asahi.comより）--------------------文化財の維持管理の苦労を知る。地震、台風、さまざまな災害に見舞われる日本だけに、こうした実験が必要なのも分かる。しかし対策ひとつにも想定が必要なのは一般の防災と同じだろう。それでも古い建物は総じて強い。法隆寺は1000年解体修理なしで持ちこたえた。でも時代的にもっと後の日光東照宮は300年だった。余分な飾りのない作りのシンプルさ故だろうか。現在は今回の実験のように科学検証を行える。当時はそういうことはなかっただろうし、経験則で作り上げたものだろう。それでもそれだけの強さがあったということ。もちろん、人の創ったものは儚い。いつまでもそこにあるものではないのかも知れない。それでも大和の象徴。修学旅行で訪れた思い出の地でもある。時代を越えてそこにあり続けて欲しいものだが。

  2012.02.25

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  「鎌倉」世界遺産登録推進へ　県立金沢文庫で企画展

  江戸から明治時代に、鎌倉観光のために刊行されたガイドブックや地図を展示する企画展「鎌倉めぐり」が９日から、神奈川県立金沢文庫（横浜市金沢区）で始まる。鎌倉は江の島や金沢八景とともに、江戸から２泊３日の観光コースとして江戸時代に“再発見”された。「平家物語」や鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」が広く読まれ、鎌倉に関する情報が普及し、物語や史書の舞台となった寺社などの名所が当時のガイドブックや絵図に記載されている。企画展では、江戸時代のガイドブック「鎌倉名所記」や鶴岡八幡宮、鎌倉大仏などが描き込まれたガイドマップ「鎌倉絵図」を中心に、観光地として古都のにぎわいを取り戻した鎌倉の様子を紹介する。同文庫では世界遺産登録を目指す「武家の古都・鎌倉」の構成資産である称名寺（同区）の所蔵品を保管しており、登録推進の一環。担当者は「鎌倉が武家社会の始まりの地として認識されたのは、江戸時代にさかのぼることを知ってほしい」と話している。４月８日まで。観覧料は一般２５０円など。（msn産経ニュースより）--------------------これは面白そうだなぁ。こうして考えると江戸時代というのは本当に文化的。特に庶民文化が花開いているのが感じられる。ガイドブック的なものはもちろん、地図もそれなりにビジネスになっていた。封建社会とはいえ、古き良き時代の一面はあるのだろうな。それにしても何が何でも世界遺産に固執する風潮はいかがなものだろうか。鎌倉は世界遺産に登録されなくとも十分にやっていけると思うのだが。一連の動きで本質的な魅力を見失わなければいいが。ちなみに金沢文庫はお薦めスポット。野島公園あたりと組み合わせて一日コースで是非。

  2012.02.09

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  長野・諏訪湖で「御神渡り」確認　４年ぶりに

  長野県の諏訪湖で、

  2012.02.05

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  スカイツリーからの眺め

  来年５月に開業する東京スカイツリー（東京都墨田区、高さ６３４メートル）で３０日、東京タワー（３３３メートル）より少し高い３５０メートル地点にある第１展望台や大型の高速エレベーターが報道機関に公開された。 第１展望台はすり鉢型の３層構造で、延べ床面積は約４１００平方メートル。レストランやカフェ、ショップが入って、約２千人を収容できる。メーンフロアの直径は４７メートル。窓ガラスは床から天井まで６メートルの高さいっぱいに張り巡らされ、３６０度の景色を見渡すことができる。この日は小雨が降る天気だったが、晴れた日は富士山をはっきり目にすることができるという。 地上から第１展望台までを結ぶエレベーターは４０人乗りで最高分速６００メートル。来場者を５０秒で一気に運ぶことができる。 （asahi.com）--------------------第一展望台でも350mと東京タワーよりも高いわけで（ただし、地盤高を考慮すれば東京タワーと同程度か？）、眺望の良さは想像に難くない。それ以上に思った以上に広さがあるようだ。「すり鉢型の3層構造」というのはちょっとイメージがわかないが、この高さで2千人収容というのはなかなかすごいこと。エレベータの運搬力はどの程度のものなのだろうか。40人乗りだと数基ほしいところだが。多数の来場者をどの程度さばけるのかがポイントになるだろう。庶民として気になるのは入場料（笑）個人的にはあまり高いようだと厳しいな。高所恐怖症はないけど高額恐怖症なので。。。

  2011.10.31

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  はけの道　魅力案内

  国分寺崖線（がいせん）とその窪地（くぼち）「はけ」が広がる国分寺、小金井の情報や歴史を紹介した「ぶらぶらマップ　はけの散歩道」の第３号が完成した。魅力的な風景が至る所にあっても住民はあまり気づいていないという現状を変えることで街を元気にしようと、住民有志が５年前から制作している。ＪＲ中央線と平行するように崖が連なる国分寺崖線と、その下を流れる野川沿いの自然、環境省の「名水百選」にも選ばれた「真姿（ますがた）の池湧水（ゆうすい）群」に武蔵国文僧寺跡、そしておしゃれなカフェ……。西国分寺駅から東小金井駅に掛けての一帯を収めた地図を開くと、至る所に散らばる名所の紹介に加え、「休憩の穴場」「急坂で眺めは抜群」といった情報も。裏面は、地域の歴史、自然のほか、周辺であった「３億円事件」「戦争中の爆弾でできた野川公園の池」などの記事で埋まっている。作ったのは地元住民７人でつくる「国分寺モリタテ会」。代表を務める保坂和男さん（６２）は２００６年、神田にあった設計事務所を自宅のある国分寺に移した。それまで保坂さんにとって、国分寺は単なるベッドタウン。職場を移し、神田時代のお客さんから「国分寺っていいところだね」と言われたり、道案内をしたりするうちに街の魅力に気づき始めたという。「市民が我が街の良さを再認識すれば、面白い街に変えていくことができるのでは」。そう考えた保坂さんらはワークショップを開催し、参加した市民に街のお気に入りの場所、おすすめの店などを、４畳ほどの国分寺の白地図に書き込んでもらった。こうして得た情報やメンバーが足で稼いできた話などを盛り込み、「ぶらぶらマップ」第１号として１万２千部を０７年３月に発行した。「地図は生鮮食品、時間が経てば劣化してしまう」と、ワークショップのほか、年２回、街歩きを開いて得た情報などを加えた第２号は０９年２月に発行。今回は、小金井市の情報を充実させ、記事も最新情報を加えて第３号を８千部発行した。９月下旬、国分寺で開かれた街おこしイベント「ぶんぶんウォーク」は、これらの地図がきっかけとなって市民の企画で実現した。保坂さんは「行政や観光協会にはできない、市民目線、市民感覚のマップを作ることで、多くの人に街に興味を持ってもらいたい」と話す。第３号は１部１００円。地元のカフェやギャラリー、冒険遊び場などで販売している。（asahi.comより）------------------自分ははけ下の住人（国分寺崖線でなく府中崖線だが）。段丘崖にあたるはけは自然が作り出した景観に違いないのだが、そこには確かに文化の匂いがある。段丘の上と下はある意味別の世界である。もちろん、地形形成の年代も全く違うが、人がそこをどう利用したのか、という人文科学的な意味でもある種の境界線をなしている。はけ下は多くの湧水があり、水を求めた人々は湧水に近いはけの上に住居を構えた。実際、多くの遺跡ははけ上に分布している。府中崖線の場合、はけを下りると多摩川の沖積低地が広がる。そこは肥沃な水田地帯であり、稲作が始まって以降は耕作を営む人々はこの地で米をつくり、自然堤防上に集落が形成された。一方はけの上は水の便に乏しい武蔵野台地。江戸時代に玉川上水ができるまでは耕作はままならず、現在でも畑作は盛んでも水田はほとんどない。こうして趣を異にする両者の間にはけはある。はけの周辺は宅地開発が進んだ今でも緑が多く残るスポット。現在でも段丘崖を上がったあたりに「はけの道」が存在して景色もよく、格好の散歩道になっている。はけの上も下も区別なく住宅地となっている現在ではるが、はけの道をたどると何となく今も「境目」を感じることができるのだ。きっと記事にある冊子を作った住民たちも同じなのだと思う。

  2011.10.25

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  秩父がアニメの聖地に

  埼玉県秩父市がアニメの“聖地”になろうとしている。地元を舞台にしたテレビ作品「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の放映がきっかけだ。通称「あの花」ファンを誘致しようと、通りにはアニメをあしらった旗がずらりと並び、イベントや特製グッズ販売が計画されるなど、秩父は今や「あの花」一色。ファンによれば、「秩父がすごいことになっている」らしい。４～６月に放映された「あの花」。深夜帯にもかかわらず４％近い視聴率を上げた。疎遠になっていた幼なじみ６人が中学卒業後に再会し、過去のわだかまりを少しずつ消していくストーリー。アニメファン以外の視聴者、大人や女性も意識した演出が特徴で、「泣ける」との評判も。具体的な地名は示されていないが、東京から微妙な距離感のある地方都市として、秩父をモデルにした風景が描き込まれている。秩父商工会議所中小企業支援課長の黒沢元国さん（３９）によると、昨年末にアニメ放映が決まった時点からファン誘致の声は出ていたものの、大きな動きにはなっていなかった。しかし東日本大震災で観光への打撃が心配され、「何でもいいからできることはないかと、急きょ大がかりにやることになった」。住民側も、市内がアニメで取り上げられていること自体を知らない状態だったが、物語が佳境を迎えた６月頃になると、ファンの来訪が目立ち始め、商店主らの関心も急上昇したという。商店街には６月以降、アニメをあしらった約５００枚のつり下げ旗が飾られ、観光案内所は特設コーナーを設置。「道を尋ねるファンが増えたので、手製の地図を配っている。グッズコーナーも作った」という土産店も現れた。観光名所でもある秩父神社には、ファンが主人公らを描いた絵馬がずらりと並んでいる。市や商工会議所などで作る秩父アニメツーリズム実行委員会では、声優のコメントを盛り込んだ公式巡礼マップ４万部を作成し、７月２３日から配布。今月１日からは限定グッズがもらえる巡礼ラリー、６～７日にはファン１０００人から募った短冊を市内に飾り付ける七夕イベントも行う。中旬以降には、地元業者らが開発したかるた、特製絵馬など、秩父限定発売の「あの花」グッズも登場。久喜邦康市長はブログでアピールする。「私も毎回見ています。多くの方々に見ていただき、秩父市に」街の熱気はインターネットを通じて広く伝わりつつあるようだ。マップを片手に街を散策していた都内の大学生の男女３人グループに聞くと、「秩父市が『あの花』ですごいことになっているとネットで話題になっているので、見に来た」と答えた。「公式マップもあるし、地元の人に道を聞いても親切に教えてくれる。地元の本気を感じた」。学生たちは感心した様子だ。「これを機に、若い世代に秩父という観光地があることを覚えてもらえれば」と市観光課の中島学さん（３８）。秩父市は、年間４００万人が訪れる県内屈指の観光地だが、寺社仏閣巡りやハイキングが目玉。若者層への知名度の低さが弱みとされてきた。「５年、１０年とブームが続くわけではないが、今の若者が年を取った時、観光に出る際に『そういえば、秩父ってのもありだな』と思い出してもらえるといい」。中島さんはそんな期待を込めていた。（読売新聞より）--------------------毎年そうしているように、今日お盆の墓参りで秩父を訪れた。もちろんアニメのことはまったく知らない（笑）明らかに例年よりも人が多く、それも若者のグループが目立つ。確かに元々観光地ではあるし、夏休みでもある。それでもちょっと普段の秩父とは違う感じ。秩父駅からタクシーで墓地へ向かう。そこで初めて運転手さんからその事実を聞く。「連日アニメファンが訪れてオリジナルのマップを持って町を散策していますよ」と。「ほら、そこにも」と運転手さんに教えられて見ると、いかにもそれと分かる若者が（笑）秩父は本当に凄いことになっていた。。。商工会議所では関連イベントも打っており、8/27（日）にはアニメのエンディングテーマにもなっている「secret base～君がくれたもの～」をかつてヒットさせた（※アニメでは声優がカバーしたバージョンが使われている）ZONEが当地で再結成ライブを行う。また、地元の酒造会社があの花とコラボした日本酒を発売するなど地元も熱を帯びている。「せっかく来てもらえるんだから一過性で終わらないように色々出来るといいけど」運転手さんの言葉には実感がある。この手のコラボは長く効果が続くわけではない。それでも、これをきっかけに訪れた人たちが秩父の良さを感じてくれれば、きっとリピーターになってくれるはず。毎年数回この地を訪れ、いずれはこの地に眠ることになる（笑）自分としてはやはり秩父の良さをアピールして欲しいと思う。

  2011.08.15

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  伊那谷の巨大ジオラマ造り

  上伊那地方出身の大学生らでつくる「伊那谷デザイン会議」は近く、伊那市西箕輪大萱の空き地に、伊那谷の２５００分の１の巨大ジオラマ（立体模型）を造る。その上を歩きながら地域の特徴や魅力を考える催しに使う計画。「伊那谷を空から眺めたりアルプスに腰掛けたりする気分を味わい、発想を深めたい」と意気込んでいる。ジオラマ用地は２５メートル四方で、１辺が６２・５キロに当たる。南、中央の両アルプスは、ジオラマでは高さ１メートルほどの山になる。地図を基に鉄道や山の緑なども、できる限り模型や草などで再現する。会議を支援する市内の建設コンサルタント会社が使っていない宅地を提供。近くの建築現場で出た土砂も運び込んだ。同会議は「３０年後の伊那谷」を見据えてまちづくりを話し合おうと、２００９年から盆と正月に催しを開いている。今回の催しは「山歩（やまあゆみ）　谷学（たにまなぶ）」と名付け、活発な意見交換を目指す。催しは８月１８日から３日間の予定。ジオラマは事前に地形などをほぼ造っておき、催しの初日に仕上げる。２日目は上伊那にゆかりのない学生を招き、サイクリングや名物丼の食べ歩きなど。その体験を踏まえ、最終日は一般参加者も募ってジオラマ上で「観光」を軸に話し合う。同会議は、メールを交わすリストに約４０人が参加。ＰＲを担当する和歌山大の大下直人さん（１９）＝上伊那郡宮田村＝は「幅広い視点から地域の可能性を考えたい」と話している。（信濃毎日新聞より）--------------------これは面白いプロジェクト。1/2500ジオラマはかなりの迫力であることが想像できる。屋外でこれだけの空間が用意されたのもすごいこと。地図の世界と現実世界。その中間に位置するのがジオラマの世界だろうか。地図から現実の3次元空間を想像することは容易ではないし、現実世界は俯瞰するには大きすぎる。ジオラマであれば地域を立体的に、かつ俯瞰的にとらえることが可能になる。地域を俯瞰することは、地域の個性や地域内の相互関係を理解しやすくするばかりでなく、地域の広域的連携を促したり、新しい発想を生みだしたりする可能性を高める。若い世代が自分たちの出身地域の将来を考える上でも大きなヒントになるはずだ。彼らにとって完成形のジオラマはもちろんだが、それを作り上げるためのプロセスも非常に重要。その過程において地域を深く知ることになるし、より強い愛着も芽生えるだろう。完成したジオラマを見に行くのを楽しみにしたい。そして彼らが作り上げる「30年後の伊那谷」が日本を代表する理想の地域社会であることを期待したい。

  2011.07.17

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  商業施設の集積と商店街　富士・吉原

  富士市中央町の国道１３９号吉原５丁目交差点に面する複合商業施設「クロスガーデン富士中央」が２３日、オープンした。交差点周辺はホームセンターや食品スーパーなどが並び、近くでは別の商業施設も建設中。吉原商店街に近い中心市街地への商業集積が一気に進み、同商店街も動きを注目している。クロスガーデンは、コープしずおかの食品スーパー「ミオ・クチーナ富士中央店」を核テナントに家電販売のエイデンなど７店舗が出店した。国道を挟んだ西側にはジャンボエンチョー富士店、交差点の北西側には静鉄ストア富士吉原店などが立地。さらに交差点の約３５０メートル北側には仮称・アピタ富士吉原店が建設中で、今秋オープンを目指している。富士商工会議所は「交通集中による渋滞が懸念されるが、人の流れが大きく変わるのでは」と指摘する。ＪＲ富士駅前の商業施設が閉鎖されるなど市内では市街地の空洞化が指摘されてきたが、吉原地区には人の流れが戻りそうだ。クロスガーデンに出店したコープしずおか、エイデン、アウトドア用品販売のＳＷＥＮは、逆に市内の郊外店を閉じて移転してきた。クロスガーデンの東側に位置する吉原商店街振興組合の小川和孝理事長は「大型店進出への危機感は強い。しかし、大型店にはない良さが商店街にはある。むしろ集まってくる買い物客を吉原商店街にも誘い込めたら」と話す。同商店街で生まれたご当地グルメ「つけナポリタン」のアピールも考えたいという。富士商議所も「商店街にはピンチだが、チャンスにもなる。前向きに取り組んでもられば」と見ている。（アットエスより）--------------------全国の地方都市で見られる商店街対大型店舗の対立縮図。郊外のバイパス沿いに大型商業施設ができることで繁華街の商店街がシャッター通りになるという光景はいくつも見てきた。そこにはお客さんの年齢層や生活スタイルの変化も影響している。大都市圏のように、公共交通と徒歩での買い物であれば、商店街はまだまだ優位を保つことも可能だ。しかし、現在の地方の暮らしは車社会。駐車場の便の良さに加え、まとめて買い物ができる大型施設の優位はなかなか動かない。ただし、ここで紹介されている吉原の場合はケースが少し異なる。舞台はそれなりの人口を抱える工業都市。大型施設が増えているものの、いずれも比較的街中、商店街も含めてそれぞれの距離もあまり離れていない。加えて、近隣には市役所や工場などもあり、もともと人の流れはある。商店街もホームページやツイッターを利用して積極的な情報配信を行っている。また、吉原宿のアピールや名物「つけナポリタン」の存在もある。カギを握るのは駐車場だろうか。それぞれの施設を車でハシゴするのもありだが、いい場所に駐車場があればその1か所に車を停めて、徒歩で回ることも不可能ではないだろう。せっかく近隣に立地しているのだから、共存共栄を目指して欲しい。それが地域の力につながるはず。

  2011.06.25

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• 「筆の街」ＰＲ

  広島県熊野町定住交流推進懇談会などは３月１９～２１日、筆関連業者が集積する出来庭、中溝、城之堀の３地区を舞台に「筆の街散策＆まちなかミュージアム」を開く。筆づくりの見学や、酒造場、民家のギャラリー開放など多彩なイベントがある。懇談会は商工会や住民代表などで構成する。町条例で「筆の日」に定める春分の日（２１日）に合わせ初めて、街歩きイベントを企画。「筆工場見学ゆったりコース」と史跡や酒造場を巡る「歴史探訪ほろ酔いコース」があり、ボランティアガイドが案内する。懇談会は筆作りを見学できる場所や昨年１１月に誕生したＢ級グルメ「ふわふわ納豆焼」を味わえる飲食店を紹介する地図を作製。来場者に配布する。筆業者や酒造場、民家は所蔵する書や版画などを屋内に展示し開放する。２０日は琴の演奏会もある。山中龍馬会長(72)は「筆の日に合わせたイベントとして定着させ、にぎわいを取り戻したい」と意気込む。午前１０時～午後４時。各コースは午前１０時半と午後１時半出発で整理券が必要。ゆったりコースは筆の街交流館「Ｋ―ｊｉｎ」、ほろ酔いコースは町郷土館で、出発３０分前から配る。いずれも無料で各回先着２０人。会場を巡回する無料シャトルバスもある。（中国新聞より）--------------------熊野町は以前地形図を作っていた頃に現地調査で訪れたことがある。広島市からそんなに離れていないのに落ち着いたたたずまいの街。呉から狭い谷沿いを上って行くと、突然平地が開けているのに驚いたのを覚えている。しかし筆の街とは知らなかった。。。「ふわふわ納豆焼」もかなり気になる（笑）その意味ではこうしたイベントはいいアピールになるのかも知れない。来場者に地図を配布するとあるが、この地図を毛筆で作って欲しいと思ったのは私だけではないはず。。。（笑）

  2011.02.27

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  川崎市が「工場夜景サイト」開設

  川崎市などで組織する川崎市観光協会連合会は2月3日、同市川崎区の臨海部に広がる大規模工場地帯の夜景の魅力と地域の情報を伝える特設サイト「川崎工場夜景サイト」を開設した。同工場地帯は羽田空港（東京都大田区）から多摩川をはさんだ対岸に位置する。工場の多くは24時間稼働し夜間も「イルミネーションのような」（同サイト）ライトに照らされることから一般に人気があり、地域自治体も「観光資源」としての活用を進めてきた。同サイトは写真や地図を多用し、「川崎工場夜景」に関する基本情報、浮島町・水江町・池上町などの6つのエリアごとの主な工場と夜景の特徴の解説、さまざまな工場写真のスライドショーなどを掲載する。併せて修学旅行のモデルコースや産業観光ツアーの情報、近隣の宿泊施設のリストなども提供する。同地域ではこれまでにも、主要な工場を巡る「産業観光バス」や観光船などが運行され、昨年からは国際化した羽田空港の利用客の取り込みに向けた施策も実施している。同サイトでは地域の「夜景」をさらに積極的にPRすることで「スタディー・ツーリズム」の目的地としての認知を高め、地域の活性化につなげていきたい考え。（羽田経済新聞より）--------------------数年前に『工場萌え』というカテゴリーが登場した時は驚いたものだが、確かに工場に独特のワクワク感を覚える人は多いのではないだろうか。まるで要塞のような、こてこてした感じ。そして「機能美」としての美しさ。男の子がSFものに憧れる感覚に似ているかもしれない。実際、川崎や四日市といった、かつては公害のイメージが強かった工業都市が人気となっている。特に夜景の美しさは心を引き付ける。20年ほど前、房総半島の大地から市原へ下りてくる道から見た京葉工業地帯の夜景の素晴らしさは今まで見たどんな夜景もしのいでいた。夕方から夜にかけて羽田を離着陸する時に見下ろす京浜工業地帯の美しさも格別だ。今回の取り組みは「スタディー・ツーリズム」の一環ということで、今後に向けて何らかの発展性も見込めそう。修学旅行のモデルコースになることで、産業観光の分野に火がつけば面白いことになりそう。まずはサイトを覗いてみよう。なかなか美しいので。

  2011.02.17

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  静岡県の城総覧

  戦国ブームはとどまるところを知らない。歴女が注目され、今年は大河ドラマも戦国もの。文学作品や漫画など様々な入口があるが、最近では当時の城跡や古戦場を実際に訪れるファンが増えている。出版社でも関連書籍やガイドブックを発刊しているが、インターネット上でも様々な情報が公開されており、中にはマニアックなものもあって興味深い。静岡県観光局が発信している『静岡戦国浪漫』というサイトが充実している。静岡県は徳川・今川・北条などゆかりの武将も多く、戦国の表舞台のひとつともいえる場所だけに、ネタには事欠かない。戦国史が小和田哲男氏監修でドラマ形式でまとめられているのも面白い。そしてこのサイトのひとつの柱が『静岡県の城総覧』静岡県内にある城・城跡をカバーする形で解説がまとめられており、城によっては写真や地図も見ることができる。検索も地図から、市町村名から、城名から、武将からと様々な入口があって見つけやすい。ちょっとした調べ物や現地に赴く前のチェックはもちろん、ただ閲覧するだけでも楽しいサイトになっている。こういうサイトが全国に広がると楽しいと思うが如何でしょう（笑）

  2011.02.16

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• 積雪

  東京も本格的な雪になった。先ほど雪をかきわけて（笑）何とか帰宅。このままだと結構な積雪になりそうだ。東京ではこの降りは大雪レベル。毎朝6時20分に家を出る暮らしなので明日の朝が心配。たぶん凍結するのだろうな。。。駅までの途中に急坂があるのだけど。電車もまともに動くかどうかも未知数。これ以上積もらないで欲しいが、祈るしなかいようで。。。それはそうと、寒い！

  2011.02.15

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• 新燃岳噴火のさまざまな影響

  霧島連山・新燃岳の噴火活動は長期化の様相を見せている。宮崎県下では農作物への被害はもとより、観光、さらにはJリーグのキャンプが次々と中止になるなど、経済面への波及が深刻な状況になってきている。災害情報学会の連絡報で防災システム研究所の山村武彦所長から写真レポートがアップされている旨が配信された。アクセスしてみると現地の状況がよく分かるレポートになっている。http://www.bo-sai.co.jp/shinmoedakehunka.htmlこのレポートの中にも登場する坂本龍馬夫妻ゆかりの温泉として人気の霧島温泉郷。龍馬ブームで観光客に人気が出た矢先だった。今回の噴火で空振の被害はあったものの、降灰の影響はなく通常営業を続けているが、キャンセルが相次ぎ、各ホテルの経営は厳しくなってきている。ある中規模ホテルの社長は「従業員の雇用をどこまで支えられるか」と険しい表情。前日から出勤する従業員を減らし始めた。（asahi.com）http://www.asahi.com/national/update/0205/SEB201102050040_01.html前出の山村所長のレポートの最後に、地元を案ずる一説がある。現地を見て感じられた思いであろう。その言葉を以下に引用したい。--------------------宮崎、鹿児島の人たちに道を尋ねると、誰でもがとても誠実に対応してくれ感激する。ほんとにやさしい人たちである口蹄疫、鳥インフルエンザ、新燃岳噴火で、まじめに暮らしてきた人たちが今、厳しい試練にさらされている彼らには何の責任もない、すべてふってわいたような災害で、大人も子供もみんな困難に直面している旅館ホテルなどのキャンセルもあると聞く、長期戦になる可能性もあり、農業や牧畜も影響は免れず、先行きの不安は隠せない昔から繰り返されてきたであろう試練、先人たちもみんなそれを乗り越え乗り越えしてきたのだと思うけれど・・・痛ましい限りである霧島連山は比較的小規模火山の集まりなので、噴火火口から離れていればさほど危険はない（危険区域は立ち入り禁止）被災地域、住民を応援する気持ちがある人は、この地方へ観光に行くことをお勧めする、それが彼らにとって一番の励ましになるからだ同じ時代、同じ国で生きる者同士、さりげなく、できる人ができることをさせていただきたいものである（噴火や鳥インフルの１日も早い終息を祈りつつ）山村武彦--------------------義援金を送るもいい。ボランティア活動を買って出るのもいい。しかし、山村所長の言葉にあるように「さりげなく」被災者の日常を戻す手伝いをするとすれば、近隣観光地を訪れることが大きな励ましになるのかも知れない。

  2011.02.06

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  外客向け事業組合が発足

  中国人インバウンド支援会社の富士、地図出版大手のゼンリン、神奈川新聞社の3社は、訪日外国人旅行客向けに情報発信事業を行う「羽田空港ベイエリア情報発信事業有限責任事業組合（羽田空港ＦｒｅｅＴｉｍｅＬＬＰ）」を設立した。1月28日に開いた記者会見には、溝畑宏観光庁長官、阿部孝夫川崎市長、タレントの服部真湖さんらも駆けつけ、エールを送った。主に羽田空港新国際線ターミナルを利用する海外からの観光客、ビジネス客に向けて、フリーマガジン、インターネット、ＦＭラジオの3媒体で、日本の観光や文化、生活情報の発信を同日から始めた。英語・中国語簡体字による2言語表記のフリーマガジン「自由時間ＦｒｅｅＴｉｍｅ」を10万部発行。6万部を羽田空港国際線ターミナルロビーや東京ＭＫタクシーなどで配布する。残り4万部は北京市、上海市の旅行会社、北京大学など日本語コースのある大学200校、中国のホテルなどで配布する。同2言語による情報発信サイト、自由時間ＦｒｅｅＴｉｍｅも開設。日本最大級のＱ＆Ａサイト「ＯＫウェイブ」、生活情報サイト「オールアバウト」などと連携し、観光や生活など、外国人からのさまざまな質問に回答していく。ＦＭラジオ局「ＦＭインターウェーブ」で放送中の中国語番組「東京達人」には自由時間の情報発信コーナーを設ける。東京達人は昨年10月に放送を開始。番組制作やレポートをすべて中国人スタッフが担当。月～金曜に1日3回放送されている。（サーチナより）--------------------ここ数年、注目を集めているインバウンドビジネスだが、有力企業の事業組合という形での情報提供がスタートした。国境がないインターネットはもちろんのこと、海外観光客については、国際空港などある程度入口が限定されているのでFMやフリーマガジンといった場所に依存する媒体でもターゲットが絞りやすい。空港や交通機関などでこうしたサービスが提供されることは観光客自身にも利便性が高い。スマートフォンやナビゲーションの普及など、インフラ整備が進む一方でこうしたソフト面を充実されることは観光立国を目指す意味では不可欠。こうした取り組みから新しい健全なビジネスモデルが生まれてくることにも期待したいところだ。

  2011.02.05

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  二重富士現象

  ３０日夕、東京、埼玉、神奈川など関東の広い範囲で、富士山の影が空に映り、二重に見える「二重富士」と呼ばれる珍しい現象が見られた。 気象庁によると、見る人の近くに比較的暖かい空気の層があり、富士山の近くに冷たい空気層がある場合に起こるという。光が屈折し、見る人の側の空気層がスクリーンの役目を果たすためだ。 東京都調布市の会社員南島慎一さんは、同日午後５時ごろ、自宅があるマンション７階から富士山より高く映る大きな影を見つけた。写真が趣味で、この冬は特に美しい朝夕の富士山をいつも気にしていた。日没直後、望遠レンズで撮影した。「１０年ほどここに住んでいるが、初めて見た。普通には見られない、不思議な光景だと思った」と話した。 富士山の展望記録に詳しい高校教諭の田代博さんは「影がはっきりと出るのは非常に珍しい。展望シーズンも終盤を迎え、大気中に水蒸気が増えてくると、こうした現象が期待できる」と話している。（asahi.comより）--------------------冬場は我が家の窓からも富士山の頂部が見えるのだが、この現象には気がつかなかった。不思議で美しい光景。だからこそ人は富士山に畏怖の念を抱く。日々その姿を見ることができるのは贅沢なことかもしれない。田代先生がおっしゃるようにこれからこういう現象が期待できるとすれば楽しみ。毎日しっかりチェックしないといけないな。。。

  2011.02.01

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  デジタル古地図で高遠散策

  デジタル化した伊那市高遠町の古地図上で現在地を確かめながら散策を楽しむソフトの開発に向け、市立伊那、高遠町両図書館は２９日、参加型講座「高遠ぶらり」の第２回を開く。製作中の試験版ソフトを使いながら街中を散策し、地図に載せる情報を考える。開発中のソフトは、高遠町出身の日本画家池上秀畝（しゅうほ）が描いた幕末の高遠城一帯の絵図を情報端末ｉＰａｄ（アイパッド）などに映し、衛星利用測位システム（ＧＰＳ）機能を使って現在地を表示する仕組み。絵図上でマークを選ぶと旧跡などの写真や案内文を見られる内容を目指すが、試験版は現在地だけが分かる。昨年１２月の初回は高遠城址（じょうし）公園の散策が中心。今回は武家屋敷が多くあった区域を歩き、地図に載せたい情報をまとめてもらう。伊那図書館の平賀研也館長は「歴史に詳しい人ばかりではなく、“素人”の目線でも面白いものを探してほしい」と参加を呼び掛けている。午後０時半、高遠町図書館集合。同４時ごろまで散策する。途中までの参加も可。資料代無料。ｉＰａｄや多機能携帯電話ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）を持つ希望者には、事前に試験版ソフトを提供する。参加申し込みは伊那図書館へ。（信濃毎日新聞より）--------------------古地図とGPS。一見対極にある両者だが、実は抜群の愛称だと常々思っている。古地図はもちろん見るだけでも楽しいものだが、使うとその面白さは倍増する。現在の地図と対比させて、というのは王道だが、実際に作られた時代からの変化が大きいところではなかなかピンとこないもの。ところがGPSで現在位置が分かるだけで、想像力はグンと広がるのだ。その意味では古地図のデジタル化がカギを握る。デジタル化されて地理座標が付与されれば、あとはipadを筆頭に様々なデバイスが可能性を広げる。この講座はきっと楽しいこと請け合いだ。古地図のデジタル化が進んで行けばこうした楽しさはさらに広がると思う。

  2011.01.23

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  「Ｂｅｅ級グルメ」

  福島県いわき市勿来地区で、地元産の蜂蜜を生産して街おこしを進めている「いわき勿来ミツバチプロジェクト」が、この蜂蜜を使った料理を提供する同地区の飲食店などを紹介した「Ｂｅｅ（ビー）級グルメマップ」を完成させた。同プロジェクトでは昨年５月に事務局（同市植田町本町）のあるビル屋上に巣箱を設置し、採取できた蜂蜜を「まちみつ」として売り出す取り組みを行っている。今回、この「まちみつ」そのものや「まちみつ」を使ったケーキやカクテルといった飲食物を提供している喫茶店やバーなど計１１店舗を地図や写真を入れてＡ３判両面の地図にした。５０００部作成し、事務局のほか、市役所や県いわき地方振興局にも今後、配布する予定という。同プロジェクトでは「マップが完成したので、より身近な飲食店で『まちみつ』を気軽に味わってほしい」としている。（読売新聞より）--------------------「Ｂｅｅ級グルメ」といい、「まちみつ」といい、何とも語呂がいい。こういうセンスはシンプルでなかなかよろしいかと。それにしても街で蜂蜜、というのがちょっと意表をついていて面白い。いわきと言えば温泉やあんこうなど魚料理の印象が強いけど、はちみつはインパクトのある名物になり得る商品だと思う。「Ｂｅｅ級グルメ」がメジャーになる日も案外近いかもしれない。

  2011.01.22

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  大聖院がｉＰａｄ用弥山案内

  広島県廿日市市宮島町の真言宗大聖院は、弘法大師空海が開基した弥山を紹介する多機能端末ｉＰａｄ（アイパッド）用無料アプリケーション「宮島弥山ガイド」を発行した。紅葉谷、大聖院、大元の三つの登山コースや山頂周辺の名所旧跡の地図を収録した。各登山道の注意点や目安となる所要時間、見どころ、眺望ポイントなどが分かる。宮島ロープウエーや弥山七不思議なども紹介。雪に覆われた弥山山頂など、観光客があまり目にすることのない四季の写真なども載せた。大聖院は携帯用の登山マップなどを島内で配布している。吉田正祐座主は「印刷物は実際に島を訪れるまで手にすることができない。来島前に弥山について知ってもらえたら」と話している。配信サイト「アップストア」でダウンロードできる。（中国新聞より）--------------------お寺とiPadという異色の組み合わせがいい。いや、ひとつのお寺として考えるより宮島全体の案内と考えれば自然かもしれない。現地の情報を事前に知る、という意味では有効かもしれない。課題は現地を歩く際にiPadの重さがどうかな、ということだろうか。なかなか面白い試みだが、果たしてどの程度の件数のダウンロードがあるのか、注目したい。

  2011.01.11

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  「観光立市」市民が推進

  佐野市では観光客に休憩所や観光情報を提供する「まちの駅」に登録した市内27事業所が７日、まちの駅としての活動を一斉にスタートさせた。おもてなしの心でつながる市民らが力を合わせ、さらなる誘客を目指す。 「観光立市」を掲げる市が昨年、まちの駅の候補を募集、コンビニや農村レストラン、酒造会社、ホテルなど27の商店や事業所が名乗りを上げた。連絡協議会が設置され、昨年12月下旬には全国組織からまちの駅として認定された。 市内で唯一登録済みだった「葛の里壱番館」（葛生東１丁目）を含めた市内28駅には、まちの駅と分かるのぼり旗や看板が掲げられるほか、観光スポットを紹介するパンフレットが用意される。各駅では無料でトイレを利用でき、気軽に休憩することもできる。 市観光課は、各駅や駅長の写真、地図などをまとめたパンフレットを作製しており、本年度中には完成する見込み。来年度以降も加入者を募集していく予定という。（下野新聞より）--------------------佐野といえばラーメンや厄除け大師が有名だが、市民の心意気もなかなかのものだ。ボトムアップ的な市民の参加で観光立市が実現すればそれは素晴らしいこと。観光資源は有名施設ばかりではない。「人」が人を引き付ける。市民の情熱は佐野市にとって得難い財産。多くの人に訪れて欲しい街だ。

  2011.01.10

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• 大河ドラマと観光振興

  ９日のＮＨＫ大河ドラマ「江（ごう）～姫たちの戦国～」の放映開始に合わせ、ゆかりの地を訪れる観光客を歓迎しようと福井市は７日、ＪＲ福井駅に「ウェルカムボード」を設置した。西口広場には北の庄城址（じょうし）公園への案内板、市役所には横断幕を掲げて歓迎ムードを高めている。 ドラマの放映により、浅井三姉妹らゆかりの地を訪れる観光客の増加が見込まれることから、市が充実した観光情報を提供しようと取り組んだ。 福井駅構内には高さ２・４メートル、幅１・８メートルの立方体のウェルカムボードを設置した。４面に柴田神社など市街地のゆかりの地の写真や散策マップ、三姉妹のプロフィル、県内ゆかりの地などが紹介されている。越前時代行列（４月１６日）などのイベントを記したふくい春まつり（３月１９日～４月１７日）のポスターも掲示した。 西口広場の２カ所には、三姉妹やお市の方の銅像が建つ北の庄城址公園への道筋を知らせる地図や、写真入りの案内板を設置。市役所の壁面には「ようこそ江ゆかりの福井市へ」などと書いた縦２メートル、横７メートルの横断幕を掲げた。 福井駅前南通りとサンロード北の庄通りの両商店街には、地元の振興組合がのぼり旗約６０本を通りに並べ、歓迎ムードを高めている。 西口広場の市観光案内所前には、スタッフがお市の方や三姉妹らをイメージしてつくった、かわいらしい雪だるまも登場した。 市観光開発室では「地元が観光客をもてなそうと取り組んでおり、協力して効果を高めたい。ふくい春まつりの時代行列も『江』にちなんだものになる予定で、ゆかりの地を強くＰＲしていきたい」と話している。（福井新聞より）--------------------NHK大河ドラマは例年その舞台やゆかりの地の観光振興に貢献している。昨年も龍馬ブームで高知や長崎あたりが盛んにクローズアップされていたのは記憶に新しい。今年は浅井三姉妹とうことで小谷城の滋賀や北の庄の福井にスポットがあたりそうだ。折からの歴女ブームもあり、地元では期待が高まっているようだ。福井や北近江は風光明媚な土地でありながら、周囲の観光地との連携がとりにくい条件もあって、見落とされがちな場所かもしれない。それでも彦根、長浜、賎ヶ岳、一乗谷など戦国史跡も多く、この大河をきっかけに多くの人が訪れることになりそうだ。それにしても観光振興における大河ドラマの影響は大きい。そういえば熊本でも加藤清正の大河化をアピールしていたっけ。。。

  2011.01.08

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• 高齢化率

  千葉県の直近の統計で県内５４市町村ごとの高齢化率（６５歳以上の人口に占める割合）を調べ、地図で色分けしたところ、３０％以上の高率の地域が富津市以南の内房地域からいすみ市までの外房地域に集中する一方、京葉地域や県北西部では軒並み２０％を下回り、高齢化の度合いが県内で二極化している実態が浮かんだ。さて、あなたのまちの高齢化率は県内で何番目？県統計課の「市町村別高齢者人口」（昨年４月１日現在）によると、高齢化率が最も高かったのは御宿町、最も低かったのは浦安市だった。県全体では２０・５％。御宿町以外では鋸南町と南房総市が高く、勝浦、鴨川、いすみ各市なども３０％以上で高齢化が著しい。一方、首都への通勤圏の北西部や京葉地域では県平均未満のエリアが広がる。県の統計と直接比べられないが、０５年国勢調査結果では、全国２０００余りの自治体の中で高齢化率が最も高かったのは群馬県南牧（なんもく）村で、５３・４％。御宿町はこの時全国２０２番目の高さだった。一方、全国で最も低かったのは東京都小笠原村で、浦安市がこれに次いで低かった。島しょ地域を除けば、浦安市は日本一の「若いまち」と言える。（毎日jpより）---------------------以前であれば「過疎」が深刻だったのが、問題は徐々に「高齢化」へとシフトしてきている。もっとも、両者は本質的には同じ要因を抱えている。かつて過疎が問題になったのは、主として地方の山間部だった。しかし、今では首都圏からさほど離れていないような地域でも深刻化している。また、高度成長期にニュータウン開発された大規模団地も今では住民の高齢化が進んでいる。それも街ごと高齢化しているのだ。この傾向はこの後も続く可能性が大だ。高齢化は人ごとでなはない。抜本的な対策が出てくれることを祈るが。。。

  2011.01.06

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  三河湾にもあった「うさぎ島」

  先日干支にちなんで瀬戸内の大久野島のウサギについて書いたが、そういえば三河湾にも「うさぎ島」があったんじゃないかな、と気になった。昔観光ガイドブックにその旨があったのを読んだことがあって、いつか行こうと思っていたのを思い出したのだ。子どもたちがウサギと戯れる写真も掲載されていて、何やら平和な雰囲気が印象に残っている。子どもたちを連れていくにはちょうどいい感じだろうか。それでいて大久野島ほど東京から遠くない。思い立ったが吉日、ということでさっそく調べてみると。。。この島は正式には「前島」と呼ばれる無人島。数百羽のうさぎが放し飼いにされ、「うさぎ島」と呼ばれ、日本猿を放し飼いにされた「猿ヶ島」（正式には沖島）とともに41年間にわたって観光船が運航されていたが、1997年11月30日に観光船は廃止、ウサギは各地の動物園に、猿は日本モンキーパークに引き取られたのだという。もう15年近く前になくなっていたとは。確かに観光資源は一過性のブームにも影響を受けるので、栄枯盛衰は必然ではある。干支だといってちやほやされても、それは12年に一度のイベントのようなもの。そんな兎年の今年。果たして当のウサギたちは何を思う。（画像は電子国土より）

  2011.01.05

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  卯之町駅の「ウサギ駅長」

  愛媛県西予市のＪＲ予讃線・卯之町駅に３日、「ウサギ駅長」が誕生した。この日あった就任式で、本物の駅長からおそろいの小さな駅帽がかぶせられた。 任命されたのは、市の施設で飼われている生後７カ月のオス。市内には「卯之町」という地名もあり、駅や町の名をＰＲしようと、ＪＲ四国などが考案した。 市の担当者は「一番、責任感の強そうなウサギを選びました」。駅長の任務は１６日まで。午前８時～午後５時、駅構内のカゴの中から乗降客を見守る。 （asahi.comより）--------------------前日に続き干支の話題。ここは地名・駅名自体に「卯」の字が入っているケース。卯之町派は西予市の中心街に近く、特急も停車する。歴史的な街並みが残り、四国霊場第四十三番札所明石寺もあることから訪れる観光客も多い。標高がやや高いことから冬は寒い。実際に自分もここで雪に見舞われたことがある。今回の試みは話題作りとしてはなかなか面白いが、「卯サギ駅長」の任命期間が16日までと短いのが残念。それにしても「一番責任感の強そうなウサギ」っていったい。。。

  2011.01.04

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• 地図から消えた毒ガス島がウサギの楽園に

  広島県竹原市の大久野島は、第２次世界大戦中に旧日本陸軍の毒ガス製造工場があったことで知られる。今も多くの遺跡が残るが、戦後に島に持ち込まれたウサギが野生化し繁殖、約３００匹が暮らす「ウサギの楽園」として家族連れなどでにぎわっている。大久野島では１９２９年から４５年の終戦まで致死性の毒ガスのイペリットやルイサイトなどがつくられ、軍の機密として地図からも消された。６千人以上が工場で働き、多くが後遺症に苦しんだとされる。島にある環境省の大久野島ビジターセンターによると、戦時中にも実験動物のウサギがいたが、戦後すべて処分された。７１年に島外の小学校がウサギ８匹を放し、温暖な気候とカラスやヘビ以外に外敵が少ない環境で繁殖したという。徒歩で一周約１時間半の島に点在する毒ガス貯蔵庫跡などの戦争遺跡からも、ウサギが顔をのぞかせる。キャベツやニンジンなどを持ち込む客も多く、立ち止まると餌を目当てに寄ってくる。数年前までは遺跡への観光客が多かったが、インターネットのブログなどで人気を呼び、近年は冬でもウサギ目当ての女性や子連れ客が目立つ。同センターの自然解説員馬場聖子さん（３２）は「島のウサギは野生動物。抱き上げたりすると落ちてけがをする恐れもある。ウサギのためにもマナーを守って触れ合ってほしい」と話している。（スポーツニッポンより）--------------------戦時体制下で軍事施設が地図から消されていたことはよく知られているが、大久野島の毒ガス関連施設もその一つだ。戦後島にうさぎが持ち込まれ、天敵が少ないことから繁殖して今ではうさぎの楽園。貴重な戦争遺跡が点在する大久野島ではあるが、女性や子どもの観光客を呼び寄せるにはやや重かった。島には国民休暇村があり、夏には良好な海水浴場としてにぎわうが、今ではうさぎが人気を呼んで多くの観光客がやってくるようになった。今年は干支にちなんでさらに訪れる人は増えるだろう。もちろん、貴重な戦争遺産にも目を向けることで恒久平和を祈念する機会を持って欲しいが、対照的ともいえるかわいらしいうさぎの姿は人々を癒す平和の象徴としての役目を負っているのかも知れない。

  2011.01.03

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  広重が描いた名残訪ねて

  丸々とした魚が並ぶ横を、天秤（てんびん）を担いだ人が行き来する。木製の太鼓橋を渡るのは大名行列だろうか。橋の上には空が広がり、かなたには富士の姿――。 浮世絵師・歌川広重の最晩年の作品「名所江戸百景」。その１枚目を飾る「日本橋雪晴」には、約１５０年前の活気に満ちた日本橋が描かれている。江戸開府とほぼ同時に造られた日本橋は五街道の起点となり、一帯は日本経済の中心だった。 １２月のある日、東京シティガイドの日紫喜（ひしき）一史さん（７３）は、２０人ほどを引率して日本橋周辺を巡っていた。橋に着き、「ここから眺めるのがいいでしょうか」と、用意していた「日本橋雪晴」の図版を広げた。 広重はどの場所に立ち、何を描いたのか。絵の対象になった場所に出向き、作品を体感する講座「広重『名所江戸百景』めぐり」を主宰して５年がたつ。 きっかけは３年間携わった博物館での浮世絵の解説ボランティアだ。絵を読み解く説明を心がけたが、広重を室内で解説するには限界があった。「１１９景はすぐそこに広がっている。実際に巡ったらどうだろう」 仲間と２００６年に講座を始めた。古地図と講座名を染め抜いた赤いのぼりを手に、月２回、１年かけて１１９景すべてを巡る。水路だった場所に水の気配はなく、橋が道路になっていることもある。それでも、浮世絵に描かれた距離感を現代の空気の中で体感するのが楽しい。「絵と今を行き来しているような、ワープするような感覚なんです」 描かれたのが早朝と聞き、朝の日本橋を歩いた。架橋１００周年を前に洗浄を終えたばかりの橋は、辺りがまだ薄暗い中でも一層白く目立っていた。朝日がビルの窓を照らす頃、高速道路が覆う橋の上をサラリーマンが道を急ぎ、車が往来する。日本橋の一日が、始まろうとしていた。（asahi.comより）--------------------定点で時間軸を動かすのは近年の地図の遊び方の醍醐味だ。それでも楽しむためには当時の様子や時代背景についての予備知識が少なからず必要になる。記事にあるような講座はその意味でもなかなか有意義だ。変わったものと変わらないもの。時間軸を動かす場合はそこがポイントになる。江戸という歴史を持つ東京の場合、その材料は非常に多い。それは観光資源としても大きな意味を持つ。地図を見ながら過ぎし時代を想像する。そして今の景色と比べることで街の姿を知ることができる。日本橋は姿を変えたものの、今も昔もそこにある。

  2011.01.02

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• 歴史科目「江戸から東京へ」教科書案

  2012年度から全都立高校で日本史を必修科目とするのに合わせ、都教育委員会は、独自の歴史科目「江戸から東京へ」の教科書案を作成した。東京が日本の中心となった江戸時代以降の歴史を、身近な史跡や文化財を引用しながら解説している。11年度から都立高の全生徒に配布し協力校で試行し、12年度から新科目に位置付け、生徒は「日本史Ａ」「日本史Ｂ」「江戸から東京へ」のうちから少なくとも一科目を必修とする。教科書は208ページで、今年3月から7人の都立高校教諭が執筆。江戸東京博物館館長ら3人が監修した。15世紀の太田道灌による築城と1603年の江戸開幕に始まり、昨年の政権交代や東京スカイツリーの建設、戦前は流通拠点として栄えた秋葉原が、電気街から「趣味の都」のアキバに変遷した現代までを多彩な絵図や写真を添えて紹介している。巻末には、それぞれの名所や史跡の場所を載せた地図を付け、生徒が実際に訪ねられるようにしている。第二次世界大戦のＡ級戦犯を裁いた東京裁判や南京事件など、歴史認識が分かれる事案については、客観的な事実のみを記した。都教委は「日本史を学ぶことで、国際社会に必要な日本人としての誇りと自覚を身につけ、先人の知恵を学び、将来の東京の担い手になってほしい」として、一月に日本史の必修化を決定。都教育庁高校教育指導課は「生徒の周りにある史跡などを活用して歴史に興味、関心を持たせ、主体的に学ぶ意欲が引き出せれば」と期待している。（東京新聞より）--------------------教科書の出来そのものは実際に見てみないことには何とも言えないが、「身近な歴史を学ぶ」という方向性については共鳴する部分が多い。地理であれ歴史であれ、自分の関わる地域を知ることで今の自分の生活との関連づけがされることで初めて学習効果があるのだと思う。地理でいえば空間的な、歴史でいえば時間軸を念頭に置いたものの見方が出来ることこそが学ぶべきことであるはず。江戸と東京。変わったもの変わらないもの。そして現在の自分たちの生活基盤がつくられたプロセス。これらを知ることで初めて明日の東京を考えることができる。どのような効果が見られるのか、楽しみである。

  2010.12.30

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• 同級生

  故郷という故郷を持たない自分にとって、離れ難い土地、あるいは帰りたい場所というものはない。むしろ土地との結び付きはそこにいる「人」との関係だったりする。自分の場合転校も多く小学校、中学校、高校、大学と異なる街で過ごしたことから、所謂同級生たちとのつながりも薄い。なので時代時代の、特に青春期の思い出を共有している人達を見ていると羨ましさを感じたりする。こうした時間軸的にも地理的にも共通する何かを持つ人達が集まることはその地域の活性化につながるのでは、と思う。「故郷は遠きにありて思うもの」それはそれでひとつの真実。でもみんなが遠くに行ってしまったら地域はなりたたない。いつか同級生たちが帰る場所。それが維持できないニッポンでは情けない。結果的に地方を切り捨てるような政策は勘弁して欲しいものだ。

  2010.12.12

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• 台東区が路面のＱＲコードで観光案内

  東京都台東区はＱＲコード（２次元バーコード）を歩道上に貼って観光客を道案内する実証実験を始めた。ＱＲコードを携帯電話で読み取ると、観光名所までの道順などを表示する仕組み。外国人や高齢者でもわかりやすいように地図上で視覚的に案内する。2012年度以降に本格実施を目指す。実験は同区の谷中地区で25日まで実施している。道案内やＱＲコードを描いた樹脂製のシート（43センチメートル×53センチメートル）を歩道上に14カ所設置。ＱＲコードを携帯電話で読み取ることで、谷中霊園や岡倉天心記念公園などの観光名所までの道筋や、公共トイレの場所を画面に表示する。高齢者が歩きやすいように急な坂道、階段の位置なども案内する。谷中地区は定番の観光ルートが少なく、観光客が私道などに入り込むケースもある。同区は路面の道案内で「迷子」になる観光客を減らせるとみる。同地区にある６カ所の道案内板にも半透明のＱＲコードを貼った。半透明のＱＲコードを使うことで、既存の案内板などのうえに簡単に設置することができ、費用などが抑えられるという。本格実施の際には対象地区を上野などにも広げることを検討する。文京区、荒川区にも連携を呼びかける。（日本経済新聞より）--------------------QRコードを利用した観光案内は一般的になってきているが、路面というのが何とも（笑）利用価値も需要もそれなりにあると思うが、想定されるユーザを考えたときにデバイスが携帯電話というのはディスプレイの大きさ、文字の大きさなど、ちょっと難しいかなという印象もある。たとえば、ipadを貸し出すなどのサービスがあればユーザには優しいと思うのだが。。。下町だけに面白いのだけど、なんとなく一ひねり欲しいところだ。

  2010.12.07

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  来春、熊本城主６．３万人が宝探し

  熊本市は２２日、九州新幹線鹿児島ルート（博多－鹿児島中央）が全線開通する来年３月１２日から５月末まで、市内中心部の熊本城の旧城下町で宝探しゲームを実施する計画を明らかにした。大阪城、名古屋城と並ぶ三名城の一つともいわれる熊本城の復元事業に１万円以上寄付をした「一口城主」限定のイベントだ。山陽新幹線と直通運転する鹿児島ルートの開通で、関西や中国地方からのアクセスが向上する新しい熊本市を、全国約６万３千人の一口城主にアピールするのが狙い。参加者は宝の地図を持って指定ポイントを巡り、賞金が当たるキーワードが隠された宝箱を探す。賞金額は検討中だという。来年２月上旬に招待状の送付を開始、お城の無料入場券なども同封する。今月３０日開会の市議会に提出する補正予算案に開催経費９００万円を計上した。企画した熊本市都市戦略課の藤本和弘課長は「折に触れて一口城主に市の観光情報などを送ることで、おもてなしの心が伝わればうれしい」と話している。（MSN産経ニュースより）--------------------宝探しというアイディアも秀逸だが、一口城主という制度もなかなか面白い。九州新幹線の本格開業で地元では様々な観光誘致イベントがあるだろうが、こうした遊び心が詰まったものは好感が持てる。一口城主への還元、という意味でも効果は大きいだろう。それにしても天下の名城熊本城の一口城主というのもなかなかいいもの。6万3千人もいることにも驚きだ。多くの一口城主がイベントに参加してくれたら楽しいが。

  2010.11.23

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• 奄美の渓流で希少植物が壊滅状態

  鹿児島県奄美地方を襲った１０月の記録的な豪雨災害で、奄美大島などでしか確認されていない渓流の希少植物も、ほぼ壊滅状態になった。間もなく災害から１カ月。関係者は残された自然の保護を訴えている。 環境省自然公園指導員で自然写真家の常田守さんと今月７日、被害が大きかった同県奄美市住用町を流れる住用川に入り、調査に同行した。 流域の固有種や絶滅危惧（きぐ）種は群落が壊滅状態。植物が着生して緑色だった岩場は、灰色の岩肌が露出していた。想定外の雨量で濁流と化した川に削り取られたようだ。 国内では同島でしか確認例のないアマミカタバミは数株を残してなくなっていた。島の固有種で国内希少野生植物種に指定されているアマミデンダも確認はできたが、従来の１～２割ほど。同じく固有種のシダ植物コビトホラシノブは確認できなかった。 どれも環境省が「ごく近い将来絶滅のおそれがある」と最高ランクの絶滅危惧１Ａ類に分類し、島のごく一部でしか確認されていない植物だ。 約３０年間、観察してきた常田さんは「ここまでひどいとは。ある程度の豪雨には耐えられたが、今回の集中豪雨がいかに異常だったかを物語っている」と指摘した。 一方、渓流の岩場はコケタンポポ（絶滅危惧２類）が咲き、アマミノクロウサギ（絶滅危惧１Ｂ類）のフンも見つかった。常田さんは「自然のたくましさも感じる。回復には時間がかかるが、残った自然を保護することが私たちにできることだ」と話した。 内閣府は１６日、奄美大島の奄美市、大和村、龍郷町、瀬戸内町を対象に局地激甚災害指定の手続きを進めると発表した。道路や農地などの災害復旧にかかる費用で国の補助率がかさ上げされる。 （asahi.comより）--------------------ことが自然災害だけに何とも恨めしい。災害はその地元の日常を奪ってしまうことはもちろん、景観そのものも二度と戻らないまでに壊してしまう。。もちろん観光資源の喪失という意味でも大きいだろうが、それ以上に地域の人たちが大切にしていたものが失われてしまうやるせなさが胸に迫る。激甚災害指定によるインフラの復興や生活の回復はもちろん急務だが、被災者の心のケアももっと重視されていい。奄美の復興には地元の人たちの笑顔と活力が絶対的に必要だと思う。

  2010.11.17

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