ちずらぼのちずらぶ

[地図・位置情報サービス] カテゴリの記事

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  地図上に音声を残してコミュニケーションするアプリ「OCOLO」

  オープンソース・ソフトウェア「EC-CUBE」の開発などを手がけるロックオンは７日、位置情報と音声を地図上に投稿してユーザー同士でコミュニケーションを楽しむ新手のiPhone向けソーシャルアプリ「OCOLO（オコロ）」の提供を始めた。ユーザーが訪れた場所の地図上に、位置情報と音声を投稿することで、そこに行きたい人や、あとから訪れた人に何らかのメッセージを残し、音声での返信やイイネにより、さまざまなユーザーとコミュニケーションが図れる。イベントなどで、臨場感たっぷりの様子を声で残したり、行きたい場所や気になる場所にいるユーザーの生の声が聞けるなど、利用シーンはさまざま。音声の投稿は、投稿アイコンをタップし、マイクで話しかけるだけ。好きな場所の地図上にあるユーザーアイコンをタップすれば再生やフォローが可能だ。TwitterやFacebookと連動しており、アプリを利用していない友人達とも楽しめる。（ベンチャーナウより）------------------------------地図上に声が置かれる、ということか。効果としては単純にテキストや画像が音声に変わる、ということでもなさそうだ。音声は声色、トーンや抑揚など表現の幅があるし、同じ台詞でも受け止め方は様々だ。新聞とラジオの違いとでも考えればいいのだろうか。そうなると色々な利用シーンがありそうだけど、正直今一つピンとこない。果たしてどういう使われ方をされていくのだろう。「TwitterやFacebookと連動」というのも想像がつかないのだけど、従来の画像や動画の代わりに音声ファイルが添付されるということなのか？テキストを打つことと比べて、音声はスピード面でも有利。そういう部分で可能性はあるとは思うのだが。

  2014.04.09

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• 南千住“異界”スマホで　カメラ・ＡＲ活用の街歩きアプリ

  東京都荒川区の南千住一帯を歩きながら、地元の伝承や妖怪の物語にふれてもらおうと、地元の団体と大学の研究グループがスマートフォンのアプリ「南千住百物語」を開発した。「伝承スポット」と呼ぶ場所を通るとスマホが振動して知らせたり、画面に解説が表示されたりする。開発したのは、地元のＮＰＯ法人「千住すみだ川」と複数の商店街でつくる「隅田川妖怪絵巻」実行委員会と、筑波大学の斉藤泰嘉教授（芸術学）の研究グループ。実行委は南千住を中心に地域の伝承や妖怪の物語を集めており、その情報を元にスマホのカメラ機能と「拡張現実（ＡＲ）」の技術を組み合わせて開発した。実行委の活動開始は二〇一二年十月。集めた伝承や物語を地域の人々に知らせようと、隅田川の「主」とされる「片目の大緋鯉（ひごい）」のみこしを地元の中学校で作ったり、弁天池があった商店街にほこらを建てたりしてきた。アプリをダウンロードすると「異界地図」が開き、二十七カ所の伝承スポットが地図上に表示される。スマホを持って街を歩くと、伝承スポットで端末が振動して画面が切り替わり、その場所にまつわる物語が現れる。その場所でスマホのカメラをかざすと、実際の画像に妖怪のイメージ画などが重なって表示され、そのまま合成写真を撮影できる。地図を巡って撮影を続ければ、自分だけの「絵巻」になる。隅田川にかかる千住大橋の橋杭（はしぐい）近くでは、スマホに「亀の間」の大亀の画像が出現。南千住駅から千住大橋に向かって北へ延びるコツ通り商店街の老舗金物店「栗本商店」では、古いものに宿るという「付喪神（つくもがみ）」の画像が現れる。「千住すみだ川」の海老江重光（えびえしげみつ）さん（４３）は「妖怪は、子どもからお年寄りまで一緒に楽しめる総合文化。このアプリを使えば、単なる観光だけでなく、街の記憶を一緒に知ることができる」と話す。今後も物語の収集を続け、伝承スポットを充実させたいという。アプリのダウンロードは無料。米アップルのアイフォーンで利用できる。問い合わせは、千住すみだ川＝電０３（３８０１）３４２８＝へ。（東京新聞より）------------------------------南千住界隈でこうした伝承があることは知らなかった。それにしても「リアル心霊写真」（？）とでもいうのだろうか、こういうARの使い方はなかなか面白い。というより、この使い方こそARが生きる形なのかも（笑）「異界地図」というネーミングもいいし、伝承スポットを通るとスマホが振動して知らせるというのも怖面白い。合成写真で撮影して回れるのも企画としてはいい。コンプリートして「絵巻」をつくるのも達成感がある。伝承スポットは27箇所となっているが、案外それ以上あったりして…（怖）

  2014.04.05

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• グーグル・ヤフーから拝借、不適切掲載する県

  青森県は３１日、国や民間の地図サービスなどを利用規約に反し、県のホームページ（ＨＰ）で不適切に使用していたケースが計１０８件確認されたと発表した。著作権法違反のおそれなどもあることから、県はすでにＨＰから削除した。県広報広聴課によると、不適切な使用が確認されたのは、国土地理院の地図６５件、インターネット検索大手「グーグル」のグーグルマップ２５件、検索大手「ヤフー」７件、その他（出所不明など）１１件だった。同課が運用するＨＰ上に、各種の地図サービスなどの利用規約に反して地図を「ＰＤＦファイル」に加工して掲載したり、ＨＰで公開するために必要な承諾手続きを取っていなかったりしたという。昨年１１月以降に広島県のＨＰで同様の事案が発覚したことから、２月から調査していた。県は「関係者に深くおわびする。手続きや正しい掲載方法について理解不足だったのが原因で、著作権の講習会を行うなど周知徹底を図りたい」としている。（読売新聞より）------------------------------広島県の事案が発覚した際も当ブログで取り上げたが、「地図がタダ」という現実が当たり前になりすぎていて、著作権のルールが認識されてないことが大きな原因。むしろタダで閲覧できるからこそルールが重要なのだが。こうしたニュースが伝わることでその部分がきちんと理解されれば不適切な使用は減っていくのではないか。オープンな地図（もちろんオープンでもオープンなりのルールはある）を使うことも含めて、今は選択肢が多いのだから、供給側もきちんと啓発をしていくことが必要だろう。

  2014.04.03

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  Googleマップで目指せポケモンマスター　「やせいのポケモン」150匹をつかまえろ

  Googleは4月1日、「Googleマップポケモンチャレンジ」を公開した。世界中に計150匹“生息”しているポケモンを探し出し、「ポケモンマスター」を目指すゲームだ。ポケモンと任天堂などが協力した“公式”だ。iOS／Androidの最新版のGoogleマップの検索バーから「ゲームをはじめる」を選ぶとプレイ開始。Google日本法人のある東京・六本木ヒルズ周辺が「ポケモンけんきゅうじょ」として表示される。発見したポケモンをタップすると「つかまえる」ことができ、捕獲状況は「ポケモンずかん」で確認できる。生息地のヒントは同社のGoogle+アカウントで発信していくという。技術に深い造詣があり、細やかな感性をもちながらも、大胆にリスクをとれる人――同社が今求める人材に合致する優秀なポケモンマスターを募るとしている。4月2日の午後6時（日本時間）までに150匹すべてを集めた参加者は「Google本社での最終選考に参加」し「9月1日から勤務開始」らしい……？　紹介動画の中では、ポケモンマスター名義の名刺も公開されている。（ITmediaより）------------------------------「同社が今求める人材に合致する優秀なポケモンマスターを募る」というのはエイプリルフールならではのジョークとしても、実際にポケモンが世界中に散りばめられていて捕獲できる。ということでエンターテイメントの世界を体験してみた。（というより最初は子どもたちがやると言っていたのに次第にこちらが夢中になってしまった次第…）しかし捕獲はなかなか一筋縄ではいかない。当初は東京で、例えば著名な場所を狙って探していたが、どうもそれだけでは集まらない。ランダムに探すのは大変な労力だし、やっと見つけても既に収集したものとダブっていれば意味がない。Googleが時折ヒントを出すのだが、これが大掴みで難しい。「南極大陸」とか「環太平火山帯」「各地の空港」など探せども探せども見つからない。ひと口に南極大陸といっても地図も真っ白で、それをポケモンを発見できるスケールで見ていくのはえらく大変。何とか自力土探したかったのだが、こればかりやっているわけにもいかず（笑）ヒントを探る。こういう時SNSは便利なもので多くのユーザーがヒントを共有し合っている（ネタばれといえばそれまでだが）。「県庁所在地に必ずいる」とか「火山に多い」とか「世界遺産だ」とか…検索であちこち飛びながら行くにしてもその場所の近くにあるとは限らず、難儀する。土地勘のある場所だと怪しいところを見ていくのだが、さすがに世界中でそれもできない。コンプリートの達成感は格別でもある。それにしてもこの企画、地理の学習にも向いているのはもちろん、Googleにしてみるとマップのユーザーを増やすいいプロモーションになったのでは？企画は日本時間では2日の18時まで。チャンスがあればチャレンジしてみてはいかがだろう。

  2014.04.02

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• 休日、知り合いと会いたくない人に朗報　「アンチソーシャル」アプリが海外で話題

  簡単に人とつながることができるTwitterやFacebookといったSNSが主流の中、Cloakのようなアンチソーシャルメディアが登場してきている。このCloakでは、友達や同僚、親戚とばったり出会ってしまうのを防ぐため、FoursquareやInstagramの情報を用いて、そのような人々がどこにいるかを知らせてくれるという。『デイリー・ドット』によれば、Cloakを使えば、FoursquareとInstagramの位置情報を用いて、クリスマスプレゼントをもらったのにありがとうを言っていないため出会いたくないような、友達、知り合い、元彼、そして親戚の正確な位置を地図上に示すことができる。特定の人物に会いたくないならば、コンタクトリストにフラグを付け、最後にその人物が滞在した場所を知ることができる。もしくは、とりわけ人間嫌いのユーザーならば、アプリを使って全ての友達の現在地を表示すれば、もしかすると、人間と交流するためにアパートを離れるということは、今後一切しなくて良くなるかもしれない、と同メディアは報じている。また『バズフィード』によれば、人々が同じ場所にずっと留まっていることはないため、人々の居場所を示す、Cloak上のアイコンは、Foursquareにチェックインしたり、現在地でタグ付けされたInstagramの写真が投稿されたりしてから4時間後に消える。同メディアによれば、このアプリはUn.baby.me（全ての赤ちゃんの写真をニュースフィードから消すアプリ）というFacebookのためのアプリや、Troll the NSA、その他各種、サイトやアプリを手掛けたクリス・ベーカー氏によって作られたものだ。ベーカー氏は、かつてバズフィードの宣伝部で働いていたが、現在では彼は、かつての同僚を避けるのには多くの時間を費やすため、そのための（かつての同僚を避けるための）アプリを制作しなくてはならなかったようである、と同メディアは報じている。『デイリー・ドット』には、Cloakの欠点も挙げられている。同メディアによれば、Cloakのもっとも大きな問題点とは、Cloakで人々の現在地を知り、彼らを避けるためには、彼らがFoursquareとInstagramにきちんとチェックインする人でなければならない、という点である。だから、ソーシャルメディアに詳しくない元恋人を避けたい場合は、Cloakを使っても避けられないのである。また同メディアは　Cloakが、Hell Is Other Peopleという、昨年登場したアプリに大変似ている、ということを指摘している。同メディアによれば、Hell Is Other Peopleもまた、位置情報を用いて友達の現在地を地図上に表示し、「安全な距離」をユーザーに教えてくれるものである。同メディアは、この2つのアプリの違いというのは、Cloakがユーザーから2マイル以内にいる友達の現在地を測定してくれるのに対し、Hell Is Other Peopleにはそのような距離制限がないという点である、ということを指摘している。TwitterやFacebookといったSNSとは正反対の性格を持つCloakだが、今後このようなアプリやプロジェクトは増加していくのだろうか?ワシントンポスト紙は、 ベーカー氏の「個人的には、ソーシャルネットワークは絶頂期に達したと考えています」、「TwitterやFacebookといったものは、混雑したエレベータの様なもので、私たちはその中に皆と一緒に詰め込まれているのです。アンチソーシャルのものは増加していると思います。これからはもっともっとこのようなプロジェクトが増えることでしょう」、とのコメントを紹介している。（BLOGOSより）---------------------------ソーシャルの逆をいく位置情報の使い方。位置情報の利用としてこういう（ネガティブな？）ものは出てくるだろうな、とは思っていた。マッチング系のアプリはあっても、その逆をいくのはこれまであまりなかった。でもたぶん欲しいと思っている人はそれなりにいた（笑）もちろん出来ることに限りはあるだろう。記事にあるように相手がチェックインしなければだめだし、また常に移動することを考えればずっと気にしていなければならない。まあそのうち相手の行動予測アプリなども出てくるのだろうが…逆に自分がこうしてチェックされることを考えるとちょっと怖くもある。性悪説的な位置情報利用の陰の部分もある。技術というのは常にそういう側面を持っているものだ。位置情報時代のコミュニケーションの難しさを感じなくもない。

  2014.03.24

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• 関東地方整備局、船舶位置確認できるアプリ　荒川で安全確保

  関東地方整備局の荒川下流河川事務所は船舶の位置などを全地球測位システム（ＧＰＳ）を使って確認できるスマートフォン（スマホ）用アプリを公開した。河川管理者が航行図をアプリで提供するのは全国で初めて。東京スカイツリーの開業で水上観光が盛んになっていることを受けて、屋形船など水運業者らの安全確保に役立ててもらう。対象は荒川で船舶の位置を確認でき、周辺の水深が色の濃さで表示される。また、橋に近づくと橋の高さを表示し、船舶が航行可能かわかるようにする。同事務所のホームページから無料でダウンロードできる。インターネットのホームページの情報提供も拡充。橋の高さや水深などを記した地図を公開し、荒川に加え東京都が管理する隅田川なども対象に加えた。防災船着き場の位置や連絡先、休憩施設の場所も示すようにした。都内の河川では2012年の東京スカイツリー（東京・墨田）の開業を機に屋形船などの見学ツアーが増加傾向にある。20年の東京五輪でも臨海部と都心を結ぶ河川の舟運活用が期待されている。また、首都直下地震などの復旧活動に河川の利用が想定されており、安全対策を強化する。（日本経済新聞より）------------------------------本格的な川のナビというところか。アプリの名称は「荒川航行アプリ」、ベースになっているのは川の海図ともいえる「東京低地河川ナビゲーションマップ」だ。それにしてもこの手のアプリが今までなかったのが不思議でもある。今のところアンドロイド版しかないのが残念。ベースの東京低地河川ナビゲーションマップがなかなか凄い。シームレスになっていないがWebで閲覧できるので是非。見ていて飽きない。といっても屋形船に乗る機会もそうそうないし、実戦で使うチャンスは限られるか。

  2014.03.21

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  最優秀賞に花粉のつらさを可視化するアプリ

  オープンデータを活用したスマートフォンやパソコン向けのアプリケーションコンテストの表彰式が１３日行われ、花粉の飛散量や花粉のつらさを可視化できるアプリが最優秀賞を受賞しました。このコンテストは、政府や自治体が保有するデータを誰もが自由に二次利用できる形で公開する「オープンデータ」の普及を進めようと、総務省と産官学の民間団体「オープンデータ流通推進コンソーシアム」が主催しました。津波災害などの際に避難経路を分かりやすく検索できたり、視覚障害者が安心して横断歩道を渡ることができたりするアプリなど、合わせて９２作品の応募があり、１３日、東京・千代田区で表彰式が行われました。最優秀賞を受賞したのは、ＷＥＢコンテンツ制作会社に勤める女性グループが開発した「花粉くん」というアプリです。花粉飛散量のデータを可視化するだけでなく、観光地などでつぶやかれた花粉に関するツイートを言語分析し、データだけでは分からない花粉の“つらさ”を段階的に表示することができます。また、デザインにもこだわり、花粉のつらさを少しでも楽しめるよう工夫されている点も評価されました。優秀賞には「フォトロケハンター！！」という、福井県にあるＩＴ会社の社員などのグループが開発したアプリが選ばれました。スマートフォンを利用して、観光地などの位置情報付きの写真をゲーム感覚で投稿できるアプリで、今後、活用が期待される画像のオープンデータを市民が参加する形で充実させることができます。このほか、地域の人口などのオープンデータを簡単にグラフにしたり地図に表示したりできる「ｏｄＳｔａｔＶｉｅｗｅｒ」が佳作に選ばれました。オープンデータは、行政の透明性の向上や新たなビジネスの創出につながることが期待され、世界各国で積極的に導入が進んでいます。日本でも、成長戦略の柱の１つとして位置付けられ、政府の「世界最先端ＩＴ国家創造宣言」では、防災や地理、人の移動に関する情報など５つの分野に重点を置いて、政府が保有するデータのオープンデータ化を進めていくとしています。総務省は、今後もこうしたアプリコンテストを通じて、具体的な活用事例を広く紹介することで、オープンデータの普及を図っていきたいとしています。（NHKより）------------------------------NHKがこういう話題を取り上げる意味は大きいかも。オープンデータが進んでいく上では記事にあるような（ユーザー目線で）分かりやすい活用事例が多く出てくることが重要になる。コンテスト形式はモチベーションの向上はもちろん、注目度という意味でもいい試み。こうした場で面白いアイディアが集まれば大きなアピールになるはずだ。最優秀賞の「花粉くん」は実用的なアプリ。花粉飛散量のような定量的データだけでなく、ハイブリッド的に口コミによる「つらさ」を併せる方式はユーザーの共感を呼びそう。「フォトロケハンター！！」や「ｏｄＳｔａｔＶｉｅｗｅｒ」もオープンデータを利用者目線で面白く料理しているのがいい。オープンデータへの取組はアイディアベースではいい方向へ進んでいるのではないだろうか。

  2014.03.14

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  ナビタイムジャパン、Androidアプリ「NAVITIME」に3月13日から「屋内ルート案内」機能追加

  ナビタイムジャパンは3月10日、Android向けナビゲーションアプリ「NAVITIME」に3月13日から「屋内ルート案内」機能を追加すると発表した。本機能は、これまではルートを表示できなかった地下街や駅構内などの屋内でも徒歩ルートを表示するもの。対象は、月額315円（税込）の「プレミアムコース」会員。ターミナル駅や地下鉄駅の電車のホームまでのルートや、電車の乗換の際のホームからホームや駅出口までのルート、地下街やターミナル駅の駅ビル内にある店舗への屋内ルートなどを表示できる。また、地上の地図も同時に表示されるので、屋内でも位置関係を把握しやすい。画面上部には、ガイドポイントのアイコンや歩行距離、階数などを書いた帯状のガイダンスがあり、左右にスライドさせることで次に目指すべきガイドポイントを見ることができる。地図は、地下1階、1階、2階などフロアごとに切り替えられ、各階の地図を見られる。また、ルート表示時だけでなく、地図検索に対応するエリア内にあるスポットを検索した際にも閲覧が可能。地図検索時の屋内地図は無料会員でも利用できる。対応エリアは、東京、新宿、渋谷、池袋、新橋、品川、北千住、上野、秋葉原、日本橋、神保町、浜松町、飯田橋、市ヶ谷、浅草、四ツ谷、日暮里、神田、代々木、永田町、淡路町、横浜、大宮、成田空港、西船橋、名古屋、大阪、なんば、天王寺、京橋、京都、三宮の32エリア。また、KDDIと協業で提供中の歩行者向けナビゲーションサービス「auナビウォーク」でも3月10日に屋内ルート案内機能を追加した。（ITmediaより）------------------------------いよいよナビタイムが屋内ルート案内を始めた。それだけ屋内空間プラットフォームの整備が進んだということか。地上については地図が最初に整備されているところへ測位環境が向上する流れだったが、屋内は測位技術が先行する形でプラットフォーム地図の整備を促した形。もちろんまだ一部エリアのみであり、まだまだこれから広がっていくことになる。検索についてはどのような感じなのだろう。ホームまでのルートや地下街への案内などがメインになるとは思うが、通常のルート案内で地上経由・地下経由の選択はできるのだろうか。雨天時などは屋内ルートが重宝するだけに、是非とも欲しいサービスだが。ただし、屋内は夜間通行できない箇所等もあり、検索条件は複雑になる。今後はこうした属性情報も踏まえた上でプラットフォームを整備していくことが望ましいが。

  2014.03.11

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  地図が苦手な人向けAR道案内アプリ、海外バージョンの「MapFan AR Global」

  インクリメントP株式会社は5日、ARを使った徒歩専用ナビゲーションアプリ「MapFan AR Global」をリリースしたと発表した。iOS 7.0以上のiPhone 5s/5c/5/4sに対応する。通常価格は200円だが、リリース記念キャンペーンで3月25日まで無料。iPhoneのカメラを通じて写し出された実際の風景の上に目的地までのルートを投影し、矢印や距離などを示して道案内をしてくれる。ナビの開始後、ずっとiPhoneを前方にかざしたまま歩く必要はなく、ポケットに入れていても曲がり角に来ると音やバイブで知らせてくれるため、要所要所でiPhoneをかざし、どちらに進むかARで確認すればよい。インクリメントPでは、「地図が読めなくても目的地にたどり着ける」「直感的に進む方法が分かって迷わない」のが特徴だとしている。なお、iPhoneを横持ちで使うと全画面がAR表示となるが、縦持ちであれば上半分をAR画面とし、下半分に地図を連動して表示することが可能だ。これと同じ仕組みの“地図が苦手な人向け”ナビアプリは、対応エリアが日本国内のみの「MapFan eye」がすでに提供されていた。MapFan AR Globalはその名の通り、対応エリアを世界に拡大したものだ。主に英語圏の都市で利用することができ、海外旅行や出張に活用できるとしている。ただし、MapFan eyeとMapFan AR Globalでは、機能面などで細かい違いがある。まず、MapFan eyeではインクリメントPが自社で整備している「MapFan」の国内地図データを使っているが、MapFan AR GlobalではApple製マップだ。そのため、スポット検索機能がフリーワード検索のみといった制約があり、検索できるスポットも国内ほどはきめ細かではないようだ。目印となるコンビニ店／ファストフード店のAR画面におけるアイコン表示も、MapFan AR Globalでは行われない。また、中国などでは、そもそもApple製マップでルート検索が機能しないため、MapFan AR GlobalでのARナビは利用できないという。ただし、そうした地域であっても、細かな道順は示さないものの、目的地までの方角だけをARで表示することは可能だとしている。ユーザーインターフェイスが英語となっている点も注意が必要。これは、日本だけでなく世界でMapFan AR Globalを販売するため。オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールのApp Storeでも、MapFan AR Globalを提供する。（INTERNET Watchより）------------------------------ARナビの海外版。確かに土地勘や距離感がない（そもそもイメージする国土スケールが日本と異なる場合も多い）海外では国内以上に「地図が苦手な人」には地図を脳内変換するハードルは上がる。場合によっては国内以上に有効なツールかも知れない。反面、クオリティに信頼のおけるIPCの地図がきっちりと整備されている国内と異なり、アップルの地図の異存することが最大のネックか。ナビでは検索機能がひとつの心臓ともいえるが、スポット情報そのものが乏しければ使い勝手はどうしても落ちることになる。また、地図の整備がない中国などで「細かな道順は示さないものの、目的地までの方角だけをARで表示することは可能」とあるが、方向だけを信じて危険な地区に足を踏み入れないとも限らないわけで、あまりお薦め出来る使い方とは言えないだろう。そもそも海外では国内とはランドマークの考え方が違うこともある。地図では地域の文化を汲み取ることも大事な要素であり、その意味では本来は国ごとにローカライズされていることが望ましいのだが。そのあたりは実際に海外で使ってみたレビューを知りたいところだ。

  2014.03.06

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  アップルが車載用インフォテイメントシステムを発表

  アップルは3月3日、クルマとiPhoneをシンクロさせる車載用インフォテイメントシステム「CarPlay」を発表した。ユーザーはこのCarPlayで、ダッシュボードに用意される液晶モニターをiPhoneのようにタッチ、または話しかけるだけで、電話、マップ（iOS内蔵の地図アプリケーション）、音楽、そしてメッセージへのアクセスといったiPhone一連の動作が直感的に操作できるようになる。搭載モデルは今週開催のジュネーブモーターショーで初披露される予定だ。 運転中のドライバーによる、クルマ内でのiPhoneの操作を可能にさせるこのCarPlayは、昨年初夏、アメリカ・サンフランシスコで開催された「WWDC2013」のカンファレンスで発表された「iOS in the Car」の正式リリース版だ。 用意されたそのインターフェイスは、アップルらしく極めて簡単でかつシンプルなもの。まずはiPhoneと、CarPlayに対応したクルマとをLightningケーブルで接続。シンクロに成功すると即座に、ダッシュボードにそなわる液晶タッチパネルでの操作が可能となり、またステアリングホイール上のボイスコントロールボタンを押し続けることで、音声アシスタント機能である「Siri」が起動。これにより、ドライバーは運転中であっても注意をそらすことなくCarPlayの操作をおこなえるようになる。たとえば、連絡先へのアクセス、電話のコール、不在着信があった相手へのコールバック、ボイスメールの確認といった動作はもちろん、着信メッセージの読み上げや、そのメッセージの返信まで、目で確認する必要のないアイズフリーの作業が、Siriによって実現可能となるのだ。 このCarPlayはマップ（iOS内蔵の地図アプリケーション）とも連動しており、連絡先やメール、テキストメッセージからも目的地の設定が可能で、経路案内、道路状況そして予想到着時刻といったGPSナビゲーションとしての役割も併せ持つ。またSiriに直接尋ねれば、クルマの液晶ディスプレイに表示されるマップとともに、音声ガイドによる案内を受けるとることもできる。もちろんCarPlayでは、クルマに内蔵されたコントローラーやSiriによる操作で、自分が持っているすべての音楽、ポッドキャスト、オーディオブックそしてiTunes Radio SMにアクセスし再生することができる。 またSpotifyやiHeartRadioなど、特定のサードパーティーのオーディオアプリケーションもサポートしているため、好きなラジオサービスやスポーツ放送のアプリケーションを運転しながら楽しむことももちろん可能だ。 このようにiPhoneがもつ多くの機能を、ドライブ中でもシームレスに扱うことが可能となるCarPlay。AppleのiPhoneおよびiOSプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント、グレッグ・ジョズィアック氏はCarPlayについて「これはクルマのなかでiPhoneを使うという素晴らしい体験を提供するために、ゼロからデザインされたものです。iPhoneユーザはいつでも指先でコンテンツにアクセスしたいものですが、ドライバーは運転から気をそらされることなく最小限の操作で使うことができます」とコメントする。今週開幕するジュネーブモーターショーでは、まずフェラーリ、メルセデス・ベンツそしてボルボが先陣を切ってCarPlay対応のモデルを発表。続けて、本田技研、三菱自動車、日産自動車、富士重工業、スズキ、トヨタ、BMWグループ、フォード、ゼネラルモーターズ、現代自動車、ジャガー・ランドローバー、起亜自動車、 そしてPSA・プジョーシトロエンの各社が対応を予定している。なおCarPlayは、iOS7のアップデートとして提供され、iPhone 5s、iPhone 5cそしてiPhone 5を含む、Lightningケーブル対応のiPhoneで使用できる予定だ。いまは亡きスティーブ・ジョブズが2001年に掲げた、Macをハブとしたあたらしいデジタルライフスタイルの提案、すなわち「デジタルハブ構想」が、音楽、写真、動画、携帯電話そのすべてを飲み込み、ついに自動車分野へと進出を遂げた。彼らは次世代インフォテイメントシステムの有り様をどう変えていこうと考えているのか。今後もその動向に注目していきたい。（OPENERSより）------------------------------アップルのカーナビ侵略来た（笑）確かに多くのiPhoneのユーザー数を考えれば、そのままカーナビとして（あるいはカーナビ＋エンターテイメントデバイスとして）使用できるのはある種の理想でもある。Siriは個人的にはまったく馴染まないインターフェイスだったが、運転中であれば必然性がある。いや、必然性どころかむしろ望まれていた機能だ。そういえばゼンリンデータコムの林会長が当初からずっと理想として掲げていたのがこの形ではなかったか。アップルがこの分野で先陣を切るという展開は当時は予想しなかった（考えてみればデバイスビジネスでなければ難しいのだが）。もっともナビとしての機能を考えるならば「地図」の部分（裏方としても部分も含めて）は肝になる。アップルとしても試されることになるのではないか。それにしてもジョブズが掲げた「デジタルハブ構想」のたどり着く未来はいったいどんなものなのだろう。もしかすると想像の遥か彼方なのだろうか。

  2014.03.04

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• グーグル、デジタル地図帳「Maps Gallery」を公開--ナショジオ提供の地図などを閲覧可能に

  非常事態が起きたとき、都市から脱出できる最も良い逃げ道を知りたいと思ったことはあるだろうか。世界で最も危機に瀕しているサンゴ礁の場所は？それとも、ルイス・クラーク探検隊が1814年にたどった正確なルートについてはどうだろうか。Googleは米国時間2月27日、「Google Maps Gallery」という機能を公開し、こうした地図がすべてこれまでよりずっと簡単に見つけられるようにした。このギャラリーには、National Geographic、世界銀行グループ、米地質調査所（USGS）など、さまざまな企業、政府機関、非営利団体から提供されたインタラクティブなデジタルマップが満載だ。これらの地図で扱われるトピックは、建設プロジェクト、古戦場、世界のインターネットユーザー分布、米下院選挙区、気候変動データ、公立学校の格付けなど、ありとあらゆる範囲に及ぶ。これらの地図の多くが、ウェブ上に公開される以前は一般にほとんど公開されていなかったものだ。National Geographic Mapsのデジタル開発担当ディレクターを務めるFrank Biasi氏は、同協会の地図の大半が紙でしか見ることができなかったものだと指摘する。しかし今回、同協会がGoogleのGalleryに参加したことで、そうした地図をすべての人々が利用できるようになった。Maps Galleryは、2013年に公開されたパブリックデータプログラム「Google Maps Engine」の拡張機能だ。Maps Engineでは、複数のグループがそれぞれの地図をオンラインで共有したり、公開したりすることができる。ユーザーはGalleryで地図を探すことができるほか、これらの地図を「Google Earth」や検索機能で探すことも可能だ。（CNET Japanより）------------------------------これはなかなか。興味深い地図や歴史的な地図がたくさん公開されていることも凄いが、こうした素材のプラットフォームをGoogleが事実上握っている宣言ともいえる。こうした取組にもきっちりと手を広げていく辺りはさすがとしか言いようがない。貴重な紙地図のアーカイブ化（それもインタラクティブな形で）にも貢献することになる。ともあれ、素直に見応えのあるギャラリーだと思う。

  2014.03.03

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  グーグル「グラス」の利用ガイドラインを公表

  米Google（グーグル）は現地時間2014年2月18日、めがね型ウエアラブル端末「Glass」を利用する際の参考にすべき項目をまとめたガイドラインを公表した。同社が2012年にGlassの早期導入プログラム「Explorer Program」を開始してから、ベータテスター「Glass Explorer」が街中で注目されるようになった。ベータテスターのコミュニティの拡大とともに、彼らから多くの知恵が集まっており、それらを参考にしてほしいとしている。まず、「すべきこと」として、Glassのメリットを大いに活用してほしいとしている。Glassは現実社会との関わりを助けるための機器であり、現実社会から隔離されるためのものではない。友達と一緒に行動しながら利用したり、飲食店の道順を調べたり、飛行機の発着時間の遅延などの情報を得るのに最適。またハンズフリー機能を生かして、料理をしながらレシピを見たり、従来では不可能だった独特な視点の写真を撮影したりして楽しんでほしいとしている。そして何よりも重要なことは「許可を取ること」という。Glassのカメラ機能は携帯電話と同じ。部屋の隅にひっそりと立ちながら他人を凝視し、撮影するという行為は双方にとって良くない。写真や動画を撮る前には許可を求めるべきだとしている。このほかのすべきこととして、スマートフォン（スマホ）と同様にスクリーンロックをかけパスワードで保護することも重要としている。こうすれば盗難に遭った際に遠隔操作で工場出荷状態にリセットでき、データ漏えいを防げるという。「してはならないこと」では、Glassを長時間使用しないこと、激しいスポーツ時に使用しないことなどを挙げている。Glassは、多くの情報を短時間で入手し、その後すぐほかの作業に戻るという使い方を想定した端末。長編小説を読むのには適さない。また強い衝撃を受けるスポーツでは壊れるおそれがあるという。このほか、着用時はプライベートの時間・空間を期待しないこと、不作法にならないことも重要だとしている。Glassは目新しいため、着用していると他人から質問されることがある。もしロマンチックなディナーを楽しみたいのなら、Glassを外しておいた方がよいとアドバイスしている。また質問された際は、怒ることなく、相手に気遣い、丁寧にGlassについて説明するとよい。簡単なデモをすると効果があるとGoogleは説明している。このガイドラインは次のような注意で締めくくっている。携帯電話のカメラを禁止している場所ではGlassも禁止。携帯電話の電源を切るよう言われたなら、Glassの電源も切る。ルールを破ったり、不作法になったりすれば、お店はGlassに懐疑的になり、ほかのGlassユーザーにも迷惑がかかる。（日本経済新聞より）------------------------------ついにあの注目のデバイスの利用ガイドラインが公表された。まずまず常識的な内容だとは思うが、「質問された際は、怒ることなく、相手に気遣い、丁寧にGlassについて説明するとよい。簡単なデモをすると効果がある」とか、「ルールを破ったり、不作法になったりすれば、お店はGlassに懐疑的になり、ほかのGlassユーザーにも迷惑がかかる」といったくだりは、いささかGoogle側に好都合過ぎる。確かに従来にないデバイスだけに、ユーザーはもちろん、社会がどれだけ寛容に受け入れるかは未知数。「Glassは現実社会との関わりを助けるための機器であり、現実社会から隔離されるためのものではない」という哲学も、字面としては理解されても、実践できるかどうかは別問題。「長時間使用しないこと、激しいスポーツ時に使用しないこと」といったいわゆる使用上の注意は概ね順守されるとしても、「許可を取ること」「不作法にならないこと」といったマナー面については現在のスマートフォンをめぐる諸問題を見ても、なかなか浸透しないのではないか。もちろん、デバイスが「社会」にどれだけ馴染むかも重要な要素になる。一方でデバイスとしてのポテンシャルは高い。特にハンズフリーになることで利用シーンはスマホやタブレット以上に広がるだろう。ナビゲーションなど位置情報関連分野は革命的に進化する可能性がある。気になるのは、ウエアラブル端末ゆえの見栄え。装着した際には容姿の印象も変わる。何というか、あまり萌えないなぁ。

  2014.02.20

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  とっておきの街の”ストーリー”をあの人に贈ろう。オーダーメイドの地図を簡単につくれるウェブサービス「Jauntful」

  旅行前に地図やガイドブックを眺めてその土地に旅する気分をあじわうのは楽しいもの。その地図に載っている情報が、「友達が自分のために教えてくれたもの」だったり、「自分と趣味が合うあの人のお気に入りの場所」だったりしたら、なおさらわくわくしませんか？まるで地元の友達から口コミを聞くように、街のおススメスポットを気軽にシェアできたら…。そんなアイデアを実現する「Jauntful」というサービスが今、注目を集めています。自分オリジナルの地図をつくるには、サイト上でお気にのお店やロケーションなどを選び、コメントを入力するだけ。細かい情報は自動的に追加され、つくった地図を公開するのも、特定の人に教えるのも自由に設定可能でです。地図を使う側は、綺麗なデザインのポケットサイズの地図を印刷して持ち歩くこともできますし、スマートフォンで使えるデジタル版の地図をダウンロードしてもOK！デジタル版には、旅をする友人が自分のお勧めポイントを訪れた時に、地図の作り手がお知らせを受け取れる、というオプションもあります。このサービス、今はまだベータ版ですが、すでにいくつかのマップも公開されています。その中には「東京の美味しいコーヒーが飲めるお店」を紹介するものや、「ひとりで過ごしたいパパのための地図」なんていうものも。例えば、フェリーターミナルでのマーケットを目当てにちょっと早起きして街歩きをしたいパパに、「このカフェはマガジンラックの雑誌が充実」「このコーヒースタンドが朝８時からやってて、並んで待たなくていい。小銭を忘れずに」「この公園のはじっこのベンチがゆっくりできておすすめ」なんて、かゆいところにまで手が届くような情報がいっぱいです。地元の住民だけが知る情報は、旅行者にとっては貴重。自分が行きたい、と思っている街のお目当ての情報が見つからなくても、その街の住民に「一人でゆっくりできるカフェは？」「子どもと遊べるスポットは？」などとリクエストして教えてもらう、といったこともできそうです。また、例えば両親に旅行をプレゼントするときにオーダーメイドの地図を添えてみたり、失恋した友人に「思いっきり泣ける場所」やヒーリングスポット満載のマップを手渡してみたり。いろいろと考えてみるだけでも楽しそうね。初めてみる街の景色も、「大切な誰かとシェア」することで、きっと自分だけのストーリーが生まれてきます。あなたならどんな使い方をしてみたいですか？（greenz.jpより）------------------------------地図が案内図というよりはコミュニケーションツールとして機能している例だろうか。そこに入れられた情報が誰かのために使われる、という意味では作る人にとっても、使う人にとっても嬉しい試みになる。そこには情報以上の何か、例えばやさしさであったり心遣いであったり、場合によっては愛だったりがスパイスとなって加わり、地図をひとつのエンターテイメントに仕上げていく。地図を特定の誰かのために作りたい、という気持ちを持つことは相手も地図も愛すること。バレンタインデーに地図を送るようになる日も近いか？

  2014.02.15

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  『ティアナ・クルーズ』の走行動画

  日産自動車が公開している特設サイト『ティアナ・クルーズ』が面白い。仕組みは広告広報の一環として、ドライブ体験ができるというもの。お薦めコースもあるのだが、それ以外でもGoogleマップ上で走りたい道（起点と終点）を設定すると、ストリートビューの画像を繋ぎ合わせてそのコースの動画を生成してくれる。また、動画のBGMがRock、Jazz、Electronicの3種類から指定できるのも小洒落ている。送りが早すぎるといえば早すぎるのだけど、それなりの景色は楽しめる。動画の生成にそれなりに時間がかかること、ストリートビューの状況によっては進行方向が合わないこと、ブラウザがGoogleChromeに限定されることなど不自由もあるが、試みとしてはなかなかのもの。ストリートビューが整備されていればどこでも作成は可能なので、この際行きたい道を設定してみるのも楽しい。ぜひ1度お試しを。

  2014.02.12

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• 広島県ＨＰでグーグル地図を違反使用

  広島県は１０日、インターネット上の県のホームページ（ＨＰ）で、検索サイトのグーグルやヤフーなどの地図１１２枚を各利用規約に違反して使い、著作権を侵害したと発表した。昨年１１月、県の観光キャンペーンで使用した地図で違反が見つかり、他の部署も調査して判明。問題の地図はいずれも既に削除している。県によると、グーグルなどの地図をＨＰで掲載する際は地図をそのまま画面に埋め込み、閲覧者が動かせる状態で使う必要があるが、特定の場所を抜き出して掲載するなど、規約に違反した使い方だった。出典を明記せずに使用したケースもあった。（日刊スポーツより）------------------------------先日埼玉県での地図の不正複製での逮捕の記事を取り上げたが、あちらが確信犯であったのに対して、広島県の場合は著作権のルール自体を認識していなかった可能性が高い。グーグルの場合はAPIごと使用するのが基本でいわゆる地図の独り歩きを認めていない。このあたりのルールが一般にはあまり知られていない。APIと地図の関係がユーザーには分かりにくいという部分もあるかも知れない。（ユーザーの多くはグーグルマップは地図サービスでなく地図そのものとして認識している）ここにきて立て続けに地図の著作権に関する問題が出てきたことは、この問題について周知・確認するいい機会と考えることもできる。誰もが簡単に地図を扱える時代だからこそ、提供者側も分かりやすい形でルールを周知することが求められるのではないか。

  2014.02.11

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  場所情報コード閲覧システム試験公開

  国土地理院は場所情報コード閲覧システムを試験公開した。場所情報コードとは・ある場所に固定されたモノを識別し必要な情報を結び付けられるようにするために使用されるucodeに準拠したコードで、位置（緯度、経度及び高さ（階層））に関する情報と、当該位置に存在するモノを一意に識別するための情報から構成される。また、場所情報コードが記録されたＩＣタグやＱＲコード等の標識を持つ点を位置情報点と呼ぶ。位置情報点設置者は位置情報点を設置し、緯度・経度・高さを計測した上でコード発行機関（当面は国土地理院）へコードの発行を申請し、コード発行機関は提出された情報をもとに場所情報コードを発行し、その情報を公開する。また、設置者は発行されたコードを位置情報点に記録し、詳細情報を公開する。これにより場所情報コードを位置情報として共有することが可能になる。場所情報コードは、経緯度だけに頼らず、なおかつ階層を持つことができる位置情報の表現方法として様々な利用が想定されている。例えば屋内外のシームレス測位の基準点として機能させるケースや、現地にICタグ等を埋め込むことにより、観光情報や登山案内、森林管理や病院等の施設内の詳細位置検索など、様々な活用などが考えられる。また、利用範囲が広いことから、アプリ開発など市場活性化の期待も持たれている。公開された場所情報コード閲覧システムは、表示される地図の範囲内で条件に合致した場所情報コードを検索し、発行した地点に関する情報を見ることが可能。さらに、場所情報コードが書き込まれたICタグ等が現地にある場合は、ucode解決に対応した端末でICタグを読み取ることで、現在地周辺の地図を閲覧システム上で表示させることができる仕組みも備える。本格的な利用はまだまだこれからというところだが、閲覧システムが公開されたことで利用環境が整いつつあることは認識できる。後はいくつかの実用的な先進事例が出てくれば本格的に動き出すことになるだろう。何しろこの仕組みを上手く回すためには位置情報点が増えていくことが一番重要になりそう。

  2014.02.08

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  本日泊まれる宿が簡単に探せるiOSアプリ「Today’s Stay」

  宿泊施設の本日分の空室を簡単に検索できるアプリケーション『Today’s Stay』を新たにリリースしました。急な出張、夜遅い残業や飲み会で終電を逃してしまったとき、災害や事故などの影響で帰宅できなくなったときに、地図や現在地周辺、エリア、鉄道路線沿線から宿泊予約サイト「じゃらん」や「楽天トラベル」が提供する本日分の空室を、宿泊料金が安い順に探せます。（1）本日泊まれる宿は、地図上で指定した任意の地点、現在地周辺、都道府県と細分化された地域や鉄道駅から検索できます。部屋数、1部屋当たりの宿泊者数、禁煙ルーム、インターネット回線、大浴場、温泉、朝食つき、夕食つきの有無を指定して絞り込んで検索できます。（2）検索結果は、宿泊料金が安い順に最大30～100件を一覧表示します。じゃらんは宿泊プラン毎、楽天トラベルは宿泊施設毎に一覧表示し、詳細ページから各宿泊予約サイトの宿泊プランページを表示します。（3）宿泊施設の詳細情報画面から、じゃらんや楽天トラベルの宿泊予約ページを表示してそのまま予約できるほか、下記のことができます。・マップアプリやGoogle Maps、MapFan+、マップルナビKなどの地図、ナビゲーションアプリと連携して経路検索・NaviCon経由で据付け型カーナビに宿泊施設の位置情報を送り目的地に設定・宿泊予約サイトの宿泊プランページのURL付きでTwitterやfacebook、LINEに送って相手とコミュニケーション・宿泊予定を宿泊予約サイトの宿泊プランページのURL付きでカレンダーに登録急な出張や終電を逃して帰宅できないなどのときに便利なアプリです。ビジネスやレジャーにお使い頂けると幸いです。※本記事に記載されている製品名や会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。（iPhoneプラスより）------------------------------なるほど、これは案外便利なアプリかも。当日宿泊限定とはいえ、楽天やじゃらんなど複数のサービスをカバーしているのがいい。個人的には出張等でも宿泊は当日に決めることが圧倒的に多い。その際に各サービスごとに検索していくのは結構手間だ（もちろん一発で行く場合もあるのだが）。このサービスを使えばその点は解消される。さらに予約はそれぞれのサービスサイトに飛べるというのも助かる。個人的にピンポイントなので早速試してみたい。

  2014.02.03

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  地図アプリで最も“危険な”操作は、地図の拡大と縮小だった

  高速通信が使えて月額1000円以下、という格安SIMを体験する本企画。第8回はビジネスシーンではもちろん、プライベートでも使う機会が多い地図アプリを取り上げる。一口に地図と言っても、単に地図を見るだけでなく、ナビゲーションを使ったり、地図関連の機能として鉄道の乗換案内を見ることもあるだろう。そこで今回は、Androidスマホにプリインストールされている「マップ（Googleマップ）」とジョルダンの「乗換案内」の主な機能をそれぞれ使って、通信量をチェックしてみた。データ通信量は、いつも通り「U-mobile＊d」を差しているXperia Z1の設定画面から「データ使用」を開いて確認する。今回チェックした操作は以下の7つ。それぞれの通信量は以下の通りだ。この中では、目的地の検索を行った1と2で大量のデータ通信が発生した。操作自体は地図の拡大／縮小や、現在地から目的地までの画面をスワイプしたくらいだが、1分程度であっという間に3Mバイトを超えた。航空写真を表示すると、データ通信量はその約4倍にもなり、表示に時間もかかるので、あまりオススメできない。格安SIMでマップを使う場合は、使うたびに通信が発生するので、MapFanなどオフラインでも利用できる地図アプリを使い、Wi-Fi接続時にあらかじめ地図をダウンロードおくとよい。オフライン操作に対応しないアプリでは、Wi-Fi接続時に地図のスクリーンショットを撮り、後で画像を見て確認するのが有効だ。一方、乗換案内アプリは目的地までの駅を検索して、いくつかの候補をチェックし、運行情報を10件ほど読んでも、通信量は少ない。Googleマップのナビ機能で鉄道のルートを検索したところ、データ通信量は2Mバイトを超えた。通信量だけを見ると多いように見えるが、ルートを表示するだけでなく、そのまま現在地を表示しながら鉄道に乗って移動し、ときどきマップを見る、という使い方をしている。約40分間通信をしていたので、長い時間使った割には通信量は少ない印象を受けた。徒歩のルートナビも鉄道のルートナビとほぼ同様で、ナビの案内を受けながら（通信をしながら）30分間歩き続けて、2Mバイト強だった。ルートナビは、日々の移動というよりも休日や出張で使うシーンが多いはずなので、それほど心配しなくてよさそうだ。なお、現在地の共有機能はURLをメールで送るだけなので、通信量はわずかだ。気にしなくてよいだろう。地図機能を使う際に最も注意すべきは、何気なく目的地を探して、画面上を何度も拡大縮小したりする操作だ。スマートフォンは気軽に画面の拡大縮小ができるが、地図の閲覧は多くのデータ通信が発生する。地図をしばらく操作したいときは、Wi-Fiに接続しよう。一方で、このほかの機能はWi-Fi接続でなくとも問題はなさそうだ。外出先での乗換案内は比較的少ない通信量で済み、ナビゲーションもひんぱんに使わなければ、あるいは長時間使い続けるようなことがなければ、さほど通信量を気にすることはないだろう。（誠Biz.IDより）------------------------------ちょっと変わった視点からの検証が面白い。この企画自体は格安SIMを大将としているのでちょっと特殊かも知れない。多くの利用者がパケットフリーであろうことを考えればあまり気にしなくてもいいのだろうが、プランによっては通信容量制限などもあるわけで、知っておいて損はないだろう。レポートでは地図の拡大縮小の通信負荷が大きいこと、航空写真はさらに拍車をかけることが報告されている。理屈からいえば大縮尺で移動を続けるのも同様だろう。こういったデータ通信の負荷は何となく体感的に分かってはいても、定量的に示されるとなるほどな、という気持ちになるから不思議だ。今回はGoogleマップでの検証だが、他の地図サービスとの比較があると面白い。画像とベクトルの違いなども見てみたいが。

  2014.01.31

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• 「MapFan」の律儀なバス路線＆停留所表示、大阪市営／西武などの142路線追加

  インクリメントP株式会社は22日、地図サイト「MapFan」のスマートフォン版において対応バス路線を拡大したと発表した。首都圏・近畿圏のバス会社7社の計142路線の情報を追加した。ベータ版の機能として地図上に各バス路線および停留所を表示できるほか、乗換案内機能の検索対象に含めることもでき、バスを含んだルート検索が行える。各バス停の時刻表も参照可能。今回追加されたのは、首都圏が関東バスの19路線、相鉄バスの9路線、松戸新京成バスの17路線、西武バスの55路線。近畿圏が阪急田園バスの4路線、江若交通バスの8路線、大阪市営バスの30路線。従来より対応していた東京都営バスや横浜市営バス、国際興業バスなどの路線と合わせると、385のバス路線に対応したことになる。地図上でのバス路線表示は、きちんと道路に沿って表示でき、系統ごとに色分けして表示されるため、「どのバス停から、どういうルートで、どこに行けるのか」が一目で分かる。個々のバス停の位置も、インクリメントPが現地確認し、ピンポイントで正確なデータを整備しているという。渋滞情報との同時表示も可能で、バス路線のルートの道路状況も把握できるとしている。MapFanのスマートフォン版サイトは、Android 2.2以降とiOS 4.0以降に対応しており、基本機能は無料。なお、地図上へのバス路線表示と、バス停の時刻表は、月額315円の有料会員向けの機能として提供されている。（INTERNET Watchより）------------------------------バス路線網は維持管理の難しさからこれまで多くの地図プロバイダが避けてきたコンテンツ。よくぞという英断といっても大げさではない。かつてヤフー地図の前身であるアルプス社が詳細なバス停を調査して掲載していたことがあるが、当時バス会社に問い合わせても正確なバス停名が出てこないこともあったほどで、その実績は多くの人が認めている。そしてWeb地図の時代になり、地図からスケールフリーになり、さらにインタラクティブになっていく中で、バス路線図はますます難しいコンテンツになっていった。今回のMapFanのバス路線の充実は時刻表や乗り換え案内への反映など、かなり高いハードルをクリアすることになるだけに注目される。上手くすると路線図がはっきり分かることでバスが今まで以上に気軽に利用できるようになっていくのかも知れない。

  2014.01.24

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• これってあり？「交通取り締まり」を事前に知らせるアプリ

  警察の交通取り締まりエリアが分かるiPhone向けアプリ「交通取締通知」が登場しました！デジタルマップをベースとした各種サービス展開で知られるゼンリンデータコムから、警察の交通取締中エリアが分かるiPhone向けアプリ「交通取締通知」が2013年12月20日(金)にリリースされました。「交通取締通知」は、全国の都府県警が公開する交通取締計画（いつ、どこで、どんな取締を実施するか）を配信するアプリケーションで、交通取締エリアに近づくとサウンド付き通知で知らせる機能も搭載し、ユーザーの安全ドライブをサポートしようというものです。「交通取締通知」の内容と機能は以下の通りです。■配信されるのは、公開された交通取締の実施エリア情報（市区町村または道路や地点）と、交通取締の種別情報(速度違反取締り、飲酒運転取締りなど)。■レーダー通知機能をONにしておくと、アプリを立ち上げていなくても取締エリアに入った際に画面上にサウンド付きの通知で知らせてくれます。■表示モードは、地図上から探せる「MAPモード」と一覧リストから探せる「LISTモード」から選べます。・「MAPモード」 地図上に交通取締エリアが赤く表示されます。交通取締情報は市区町村/道路/地点の3種類があります。・「LISTモード」 交通取締計画がリストで表示されます。気になる交通取締情報をタップすると「MAPモード」で実施エリアを表示します。■表示する日程は利用日の「当日」「翌日」から選択できます。価格：600円(税込)　購入から1年間利用可能。ダウンロード方法：iTunesR ⇒ iTunes Store ⇒ App Store ⇒「交通取締通知」で検索対象エリア：35都府県非対応エリア：12道府県（北海道、青森、福島、長野、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、鳥取、広島、沖縄）公開交通取り締まり情報の内容ってどうなの？首都圏における実際の取り締まりの様子をちょっとご紹介しますと・・東京・環状八号線内回り井荻トンネル出口先にて。混んだトンネル内で後ろから･･･白バイやパトカーによる追尾取り締まりが頻繁に行われています。わかるかな?？　こちらは環状八号線外回り、練馬トンネル内。ネズミ捕りの定番ポイントです。走行中、速度取り締まりを事前に察知するのは容易ではありません。通り過ぎてわかる光電管式ネズミ捕りのワナ･･･だけど、時すでに遅し･･･。トンネル出口先で御用！というシステムです。下の画像は関越道下り。花園IC先、59KPにあるオービスの手前で覆面パトカーの餌食に･･･。検挙されると「パトカーに」「続け」と誘導されます。（ちなみに誘導対象は隣のボルボです）ちなみに、「交通取締通知」のベースとなる全国都府県警の公開交通取り締まり情報に目を向けてみると、その内容は警察によってバラバラなのが現状です（「交通取り締まり」の表記自体、警察によって「交通取締り」、「交通取り締り」、「交通取締」とさまざまです。＊記事中の表記はそれぞれのソースに準じます）。各警察のホームページを見れば一目瞭然ですが、情報公開が一週間ごとだったり、1か月単位だったり･･･。また公開情報の内容も大きく異なります。例えば（1月現在）、警視庁の公開交通取締り情報は･･･いたってシンプル。全都一括で1月中の公開日は2日のみ。千葉県警の交通取り締り情報は･･･毎日の取締り種別・地域を1週間ごとに更新。兵庫県警の交通取締情報は･･･毎日の取締り種別・地域・路線名、事故多発日警報・注意の点滅付きで、1週間ごとに更新。＊もちろん「非公開により取締りを行うこともあります」というのは当然の断りだし、公開交通取り締まり情報を発信していない県警もあります。この「交通取締通知」はそうした公開交通取り締まり情報を集約・整理し、一覧リストとして、または地図上に表示するという、地図データベースを持つゼンリンならではの情報サービスというわけです。公開交通取締りの実施日だからといって警察が24時間取り締まるわけではないですし、場所も大まかなものです。要は安全運転への注意喚起が情報公開の大きな狙いの一つになっています。そうした情報公開の趣旨を踏まえて、実用上は、「そうか、今日はこのエリアは公開交通取り締まり日か。いつも以上に気を付けよう」と、クルマを運転するにあたって心を引き締めるには格好のアイテムになるというところでしょうか。その費用は年間契約で600円、月割りだと50円です。iPhoneもいいですが、クルマの運転時にほしい情報ですから、カーナビにも表示されるようになるとより嬉しいですね。（アメーバニュースより）------------------------------これはありでしょう。そもそも公開されている情報だし、それが分かることで車がスピードを抑えるなら交通安全にも寄与することになるわけで。交通取り締まりの本来の目的は捕まえて罰金を分捕ることではなく、交通安全であるはず。そういう意味では位置情報を活かした極めて優良なコンテンツということができるのでは。しかし交通取り締まりって立派な位置情報コンテンツなんだな…

  2014.01.22

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• キュレーションアプリ「Favlis」スタート。体験できる情報が地図に

  インターネット事業開発を行うダイマーズラボは、新たなキュレーションサービスアプリ「ファブリス（Favlis）」のiPhone版を正式にリリースした。国内のトレンドメディアやブログから、レストラン、ショップ、イベントなどの体験できる情報のみをピックアップし、毎日約40から60記事を配信。気になる記事をワンタップでストックすると、自動的に地図化して届けられる。当アプリは、「食べたい、見たい」と感じた情報をいざという時に取り出せず、マンネリ化しがちな日常を変化させるために開発。「良質な体験できる情報」を1ヶ所に集積し、持ち歩き可能にすることより、コンセプト「たのしい情報を、たのしい行動に」の実現を目指す。（OKMusicより）------------------------------地図の使い方が面白い。配信された記事がストックすると地図化されるという仕組み。もちろんプラットフォームとしてなのだが。情報の保管を地図上に整理された状態で、というのは新しいヒントかも。保管されている店の近くを通った時にリマインダーで知らせる、みたいな使い方ができればライフスタイルにも変化がつきそう。

  2014.01.18

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• 国内Google マップに3D データ追加、東京・神奈川・千葉・仙台の街並みを立体表示

  Google が、日本国内のGoogle Maps に3D データを追加しました。対象エリアは東京・神奈川・千葉・仙台。Google は昨年、Google Maps の国内データに45度から空撮した画像を追加しましたが、3D データの追加により、建物の高さや距離感などがより分かりやすくなります。 デスクトップ版Google Maps で3D 表示を見るには、まずGoogle Maps を「新しいGoogle Maps」に変更。次いで表示方法をEarth にすると、対象エリアであれば自動的に3D 表示が開始します。建物を横や斜めから見るには、マップ画面の右下にあるコンパスアイコンのさらに下、「ビューを傾斜」をクリック。視点変更はコンパスアイコンを囲むように配置されている矢印をクリックします。トップの画像は東京ディズニーリゾートを表示したところですが、ほかにもいくつか紹介すると、まずこちらは東京スカイツリー周辺。スカイツリーだけでなく、周辺の建物や川に架かる橋なども3D 表示されます。横浜みなとみらい。少し引いた位置から表示していますが、建物を拡大表示するとそれなりに細かくモデリングされていることがわかります。そのため表示を拡大縮小すると若干カクつく場面も。3D 表示機能は、デスクトップ用Google Maps とGoogle Earth、モバイル用Google Earth で利用可能です。（Engadgetより）------------------------------Googleマップがまた進化している。3Dモデリングにより立体表示が東京や神奈川、千葉、仙台などで始まった。これがなかなか凄い。モデリングが細かい分スクロール時に一瞬荒くなるが、それを補って余りあるビューを堪能できる。見ていて飽きない（笑）それとこれは新機能なのか今まで気づかなかっただけなのか、過去にGoogleで検索した店や企業などの注記が地図に表示されている。これは恥ずかしい検索は出来ない（笑）ともあれ、そうでなくとも地図データの維持管理は大変な労力を伴うものだが、今後は経年変化が発生した場合に3Dデータとして更新しなければならないことになる。そこを踏み切ったあたりにGoogleの意気込みが感じられる。

  2014.01.17

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• ソフトバンク、9日午後に全国で通信障害、1時間半ほどで復旧

  ソフトバンクモバイルは1月9日、全国で同日14時ごろから同社の携帯電話サービスが利用しづらい状況になっていたと発表した。通信障害は15時37分に解消し、現在は復旧しているという。問題の原因について、同社は「通信設備の故障による影響」とだけ説明している。（インターネットコムより）------------------------------これ以上のことは発表されていないのだろうが、わずか数行の記事で終わるような出来事ではないように思う。私自身、この日は終日外出していたのだが、その間iPhoneを利用してメールや電話でのやりとりを頻繁にしていた。ところが八王子駅にいた14:00過ぎから圏外になってしまい、結局夕方まで繋がらなかった（WiFiがあればその限りではない）。この間、メールも電話も途絶えてさすがに困った。急ぎのやりとりも止まってしまうし、通信障害が発生している事実自体を知るすべもなく、異常の原因がもしかすると本体の問題か？などとも思ったほどだ。地図サービスをはじめとした各種のアプリも多くは通信依存なので機能しない。スマートフォンをカーナビとして使っている場合なども同様だ。通信依存型社会の思わぬ弱点を垣間見た気がするが、地図サービスに関しては通信に依存しないダウンロード格納型という選択肢を改めて浮き彫りにした（災害時などには必須と言われている）。スマートフォンがないと何もできないことにも驚愕したが…

  2014.01.10

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• 銀ブラなどに便利　中央区　スマホ向け地図アプリ

  銀ブラや日本橋散策のお供にどうぞ－。中央区観光協会は、スマートフォン（多機能携帯電話）向けの観光地図アプリ「中央区まち歩きマップ」の配信を始めた。お薦めスポットや散策コースを日本語と英語で紹介するほか、その場所の古地図も見られる。築地や月島など区内を六エリアに分け、絵地図で表示。既に紙で発行している「ふれあいまち歩きマップ」を基に制作した。各エリアの観光スポットを一覧でき、アイコンをクリックすると、歴史をはじめ詳しい説明や営業時間、写真などが表示される。「時代小説の街・八丁堀と新川」や「問屋街わくわくコース」など、テーマ別に三時間前後の散策ルートも十六コース紹介。「古地図」ボタンで画面を替えれば、江戸時代に現在地はどんな場所だったのかも分かる。ダウンロードは無料で、アンドロイド版は提供中。ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）とｉＰａｄ（アイパッド）でのサービス開始は今月中旬からの予定。（東京新聞より）------------------------------中央区観光協会の仕事だが、最近はこうした観光用地図はどんどんアプリ化が進んでいる。位置情報をもとに古地図と切り替えたり、写真や解説とリンクしたり、確かに使い勝手がいいし拡張性もあるのだから当然の流れではあるだろう。その一方でデバイス依存型の仕組みであることは否めない。デバイスの普及は急速に進みつつあるが、高齢者を中心にデジタル機器に馴染めない層も少なからずいるわけで、置き去りというわけにもいかないだろう。当面はスマホやタブレットと紙媒体を並行させる時代が続くことになる。その中で（例えば使い比べる中で）それぞれの本質的な良さが見えてくれば、将来的には共存の形が出来上がるのではないかと期待している。ともあれ銀座を抱える中央区がこうした取組に出たことは大きな意味を持つかもしれない。

  2014.01.05

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• アニメの“聖地”に走れ！ 『聖地巡礼マップ』事前登録開始

  ディップは12月20日、アニメの舞台を探訪できるウェブサービス『聖地巡礼マップ』の事前登録を開始しました。サービス開始は2014年の春ごろ予定です。『聖地巡礼マップ』は、グーグルのストリートビューを利用して、登録された“聖地”の詳細を確認できたり、バーチャル聖地巡礼が行なえるウェブサービス。スマホのほか、PCからの閲覧にも対応しています。アニメの聖地をネットで検索する際、アニメのタイトルや住所、シーンなどの情報が集約されていないため、情報収集に時間がかかっていました。この手間を解消できるのが、この『聖地巡礼マップ』とのこと。主な特徴は以下の通りです。１．アニメのタイトルで「聖地」が探せる気になるアニメのタイトルで検索をするとそのアニメの「聖地」を一覧で表示。２．外出先でも、自分から近い順に「聖地」が探せる外出先でも、マップ機能で周辺の「聖地」が距離の近い順に表示される。３．ストリートビューで、聖地に行った気分になれるグーグルのストリートビューを使ってで、実際の「聖地」をいつでもどこからでも見ることが可能。４．口コミの参照、投稿が可能「聖地」へ訪問したユーザーの口コミや写真を見たり、自分の感想を投稿できる。聖地の登録数はサービス開始の2014年春までに、主要アニメ作品が網羅できる2000ヵ所が目標。できればアニメだけでなく、ゲームやラノベの舞台も登録してもらいたいですね！（週刊アスキーPLUSより）------------------------------アニメの聖地巡礼はさまざまな街で埋もれてた観光資源の掘り起こしや、時には町おこしそのものに発展することもあり、その波及効果が大きいことが知られている。このサービスはいわばそのポータル的な役割を果たすことになりそう。スマホ・PCいずれも対応というのは事前に調べるにも、現地で見るにも使えるのがいい。登録数が増えればそれなりの盛り上がりを見せるのではないか。その一方で「自分で探してこそ聖地巡礼」という考え方もあるのでは。昔映画のロケ地探しをやったことがあるが、色々と調べながらその場所が分かった時の感動はひとしおだ。最近では「あまちゃん」がネットを通じたこうしたやりとりでかなり盛り上がったことは記憶に新しい。ともあれ、登録数が成否を分けることになりそうだが。

  2013.12.22

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• ゼンリンデータコム、観光特化型の地図サービスを提供開始

  ゼンリンデータコムは12月17日、観光に特化した情報を掲載した新サービス「観光地図」の提供を開始した。NTTドコモが同日開始するサービス「dトラベル」と「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」内の「ご当地ガイド」で利用されている。ゼンリンデータコムの観光地図は、観光に特化した情報のみを掲載する地図となっており、旅の基点となる高速のICや空港などが優先的に表示される。また、街歩きやドライブでの観光に欠かせないトイレ情報を初めて掲載し、全国10万件を超す情報が地図上で取得できる。地域を代表するわかりやすいアイコンを使用しており、一目で地域を確認することができる。ゼンリンによると「地図に親近感を与える分かりやすいイラストを採用した」としている。縮尺ごとに最適化された情報を表示するため、地図上で表示情報が重ならず、視認性が高まっている。また、気になった施設などのアイコンをクリックすれば、簡単に詳細情報を表示できる。（マイナビニュースより）------------------------------これは使いやすそう。目的が特化しているのがいい。これまではすべてを満たす（つまりはさまざまな情報をひとつのプラットフォームにレイヤとして集約する）GIS的な地図が便利とされていた。こうした地図は確かにたくさんの情報を切り替えたり重ねたりすることができるので確かに便利は便利なのだが、（大多数の）地図を目的別にある主題に特化して見る人にとっては案外見にくいものだった。対多数の人は、特定の目的を持って地図を見ている。余分な情報が入ることで見にくくなるのであれば、それはありがた迷惑ということになる。これからは「何でもできる」地図から「目的の情報を見るため」の地図へと需要が変わっていくのではないか。特に観光目的の場合はその傾向は強そう。> 縮尺ごとに最適化された情報を表示するため、地図上で表示情報が重ならず、視認性が高まっているというのは地図を表現する上では非常に大切なこと。「最適化された情報の表示」というのはGISが苦手としている部分であり、カートグラフィーの良さが生きるシーンである。GISや位置情報プラットフォームを目的とした地図データベースと、視認性を重視した地図表現は次第に分離されていくことになりそう。表示される情報量が少なくても、目的に応じて最適化された見やすい地図が増えるのは歓迎だ。

  2013.12.19

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• セカイカメラ終了のお知らせ……開発元・頓智ドット「目指した思想は諦めていない」

  2008年にサンフランシスコで開催されたTechCrunch 50で華々しくデビューし、一世を風靡したセカイカメラが、2014年1月22日に全サービスを終了する。開発元の頓智ドットが12月17日に明らかにした。同社によれば、サービス終了の理由は、セカイカメラの進化版と位置付けるアプリ「tab」にリソースを集中するためだが、「セカイカメラが目指した思想自体は諦めていない」のだという。セカイカメラは、現実の背景に情報を重ねて表示する「拡張現実（AR）」技術を用いたスマートフォン向けアプリ。写真やメッセージを場所に紐付いたかたちで投稿できる。セカイカメラをかざすと、ディスプレイ上では目の前の景色とともに、場所に関連する「エアタグ」と呼ばれる文字や画像などがオーバーレイ表示される。これまでにダウンロードされたアプリは300万、投稿されたエアタグは150万件に上る。過去に投稿したエタタグのデータはアプリ終了に伴いすべて削除されるが、KML形式でエクスポートできる。エクスポートしたKMLファイルは、KML形式をサポートしているGoogle Earthなどで表示することが可能。サービス終了の理由について頓智ドットは、同社が手がける「tab」の開発に全リソースを集中するためと説明している。（tabは「行ってみたい」と思ったものをクリップしておけば、近くに来た時にお知らせを受け取れるアプリ。）以下はセカイカメラ終了に際して頓智ドットから得たコメント「セカイカメラが目指していた思想自体を諦めたわけでは決してありません。むしろ、セカイカメラの課題を解決し、より発展させるためにtabをリリースし、リソースをそちらに割いてきました。セカイカメラの終了がこのタイミングとなったのは、1月よりtabのさらなる強化を図るためです。tabが目指すもの、それは「世界の可視化」を通じて、興味の発見や体験をしやすく、そして毎日の生活がもっと楽しくなることです。」セカイカメラを開発したのは、11月に開催したTechCrunch Tokyo 2013の基調講演に登壇してくれた井口尊仁氏。2008年のTechCrunch 50で井口氏が披露したデモ動画では、現実世界にセカイカメラをかざすところから始まり、店や商品、看板などにエアタグがポップアップする様子を紹介するもので、聴衆から多くの喝采を浴びた。その一方で、「面白いで終わってしまいそう」「怪しい」といった懐疑的な声もあった。その井口氏は2012年12月に頓智ドットを退職、2013年1月にTelepathyを創業した。現在はメガネ型ウェアラブルデバイス「Telepathy One」を開発していて、2014年中に製品リリースする予定だ。（TechCrunchより）------------------------------ARの先がけ的役割を果たしたセカイカメラ。こういう形で撤退することには驚きを感じる。というのも、撤退は大なり小なりユーザーを裏切ることになるからだ。例え無料であろうと、華々しく登場して多くのユーザーを巻き込む形でサービスを展開していた以上、最低限の責任はあろう。特に「投稿されたエアタグ150万件」が流れてしまうことはユーザー心理としてどうなのだろう。「tabにリソースを集中するため」というのも企業側の論理。新製品開発のために突然従来サービスを廃止するというのはユーザー不在といわれても仕方がないだろう。背景にはARが思っていたほど世の中に受け入れられていないという現実があるのではないか。正直「怪しい」とまでは思わなかったが「面白いで終わってしまいそう」という危惧は当初からあった。実際セカイカメラそのものが遊びの域を出なかった。これはARブームが機能（ツール）先行で登場して、明確な目的（ソリューション）に結び付かなかったことを意味しているのではないか。ソリューションとしてはARを使った防災ツールやARナビなども登場したが、目論見ほどは普及しなかったあたりに難しさがあるのかも知れない。セカイカメラは確かに面白かった。でもそれ以上ではなかったということ。

  2013.12.18

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• ヤフー、iPhone版「Yahoo!地図」アプリをリニューアルで複数の機能改善

  ヤフーは9日、iPhoneアプリ「Yahoo!地図」のリニューアル版となるバージョン4.0.0の提供を開始した。最新版では、地図を回転させたり、営業中の店舗を表示したりすることが可能になるなど、使いやすさが向上したものになっている。「Yahoo!地図」アプリ最新版では、地図の回転に対応。現在地取得ボタンを2回タップすると、自分の進行方向が上になるように地図表示が切り替わる。営業中の店舗表示も可能。検索ボタンをタップすると、「レストランアイコン」が表示される。表示された印がオレンジの場合は営業中、グレーが営業時間外、グリーンが営業中情報なしを表現し、営業中の店舗をすぐに探し出すことができる。また、地図の「現在地」「拡大縮小」といったボタンの位置を好みに合わせて左右選択できるようになったほか、地図の拡大・縮小ボタンの表示、非表示の選択も行えるようになった。拡大・縮小ボタンは、押し続けることで、縮尺の限界まで反応する。このほか、人の動きを感知すると自動で表示が切り替わる機能も搭載。振動を感知すると、地図内の文字が大きく、そして見やすく、ボタンも押しやすいように変化する。さらに、2本指で下から上に地図をスワイプすると、バードビューに切り替わる機能も追加された。（マイナビニュースより）------------------------------ついにiPhone版のリニューアルきた。早速アップロードしてみた。回転表示やバードビューなどベクトルならではの機能は、特に今まで不便に感じていたわけではないのだけれど、こうして備わってみると必須のような気がしてくるから不思議だ。縮尺移行もまずまずスムーズ。営業中の店舗表示についてはこの時間にうちの近所でやってもアレだ（笑）明日改めて試してみよう。でもこれは便利な機能だと思う。メンテナンスが大変そうだけど…振動感知機能は机上で見ると余計なお世話感があるけれど…（笑）これも実践で試してから評価しなければならないだろう。それにしても地図ツールの進化は著しい。そしてユーザーがそれに慣れていくことによって「当たり前」のハードルは上がっていくことになる。地図作成・提供サイドにとっては、面白くも怖い時代ということがいえそうだ。

  2013.12.10

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• 街角でスマホ、震災写真表示　神戸市がアーカイブマップ

  神戸市は、阪神・淡路大震災を伝承する新たな試みとして、街角でスマートフォンやタブレット端末を特定の場所に向けると、その場所の震災当時の写真が表示される「震災写真アーカイブマップ」を制作した。壊滅的な被害を受けた同市長田区南部の写真約１００点を見ることができ、震災学習や被災地を巡る行事などでの活用が期待される。実際は存在しないものをカメラの画面に映し出す「ＡＲ」（拡張現実）という技術を使う。専用アプリ（応用ソフト）をダウンロードする必要がある。写真は、新長田北部▽新長田南部▽野田北部・鷹取東‐の３地区で撮影されたもの。神戸の昔の写真を保存する「神戸アーカイブ写真館」（同市長田区二葉町７、地域人材支援センター内）が所蔵していたが、撮影場所を地図上で示す必要があるため、同館のボランティアスタッフが街を歩き場所を特定したという。撮影した場所を巡るためのガイドマップも作成し、１０日から地域人材支援センターで配る。パソコン閲覧用のサイトもある。久元喜造市長は「時がたつほど撮影場所の特定が難しくなる。震災の記憶を残すため（マップを）他の地域にも広げていけたら」と話す。（神戸新聞より）------------------------------ARを利用してその場所の当時の被害状況写真を見ることができるサービス。その場所でかざすと昔の写真が見れる十日町市の『ときタビ』と似たようなサービスと考えていいだろうか。地図で見るよりもリアルな景色と比べることができるので非常に分かりやすい。防災教育という意味で期待されているようだが、性格的にはむしろ地域学習の方が向いているように感じる。使いようによってはかなりの効果を生みだすのではないか。同じような機能やサービスが東日本大震災の津波被災地であるといいなと思う。陸前高田や南三陸、女川、大槌など、被害が特に大きく現状で何もなくなっているような場所でかざした時に被災前の街の風景が見れれば、初めてその場所を訪れた人にも色々なものが伝わるはずだ。防災学習としてはむしろ神戸の「現状」→「被災状況」よりも効果が高いと思う。神戸は地域学習、東北は防災学習、とそれぞれ切り分けることでさらなる利用方法の可能性が高まるのではないだろうか。

  2013.12.04

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• ビッグデータ活用　インフル流行を地図表示

  膨大な電子データ「ビッグデータ」の活用アイデアについて千葉、福岡、奈良、佐賀県武雄の４市は共同でアイデアコンテストを開き、２２１件の応募の中から最優秀賞や各市長賞などを決めた。寄せられたアイデアを基に、各市とも早ければ来年度にもスマートフォン用のアプリなどを開発し、実用化を目指すという。情報の取り扱いなどの課題を乗り越えられるかが試される。最優秀賞に選ばれたのは、松戸市のチーム「ＧＣちば」（代表・東修作さん）の「市内で流行している子どもたちの感染症の流行状況を可視化して注意を促す『子ども感染症進行マップ』」。インフルエンザなど、子どもの感染症の流行地域を地図上で示し、注意喚起などに生かすアイデアだ。発生件数を円の大きさで、増加中か減少中かを色で示し、メールで注意を呼びかけることも想定している。千葉市長賞には、東京都新宿区の石橋秀仁さんのアイデアが選ばれた。市民が出す毎月の可燃ごみの量や市に支払う手数料の数値を動かすと、子ども１人あたりの育児・教育関係予算の増減など影響が分かるもの。ゴミの削減を促し、ゲーム形式で地域ごとのゴミ削減量を競い合う仕組みなども想定している。このほか市長賞には、ひったくりや事故などの多発地域に近づくと警告音が鳴る「危険回避アプリ」なども選ばれた。４市は、佳作となったアイデアなども含め実用化に向けて検討する。しかし、実用化には課題も多い。例えばインフルエンザで学級閉鎖となった学校名について、千葉市はホームページなどで公表しているものの、同市教委は「できれば学校名はあまり出さないでほしい」というスタンスだ。「保護者が過度に心配したり、いじめの原因になったりしたら困る」というのが理由で、感染地域の公開には市役所内部の意思統一も必要になる。また、ＪＲ東日本がＩＣカード乗車券「Ｓｕｉｃａ（スイカ）」の乗降履歴を匿名化して販売する方針を示した際には、利用者から履歴の使用を拒否する申し出が殺到するなど、市民から反発が出る可能性もある。アプリ開発費も４市それぞれで予算化するのか、民間の協力が得られるかなど具体的な道筋は見えていない。人口が減少していく中、ビッグデータの利用で行政コストを抑え、より便利な市民生活を実現できるのか。４市の今後の取り組みが注目されている。（読売新聞より）------------------------------最優秀賞・市長賞いずれも非常に有効なアイディアであると思う。こうしたアプリが実用化されることは社会的にも大きな意味を持つはずだ。その一方で、記事でも指摘しているようなデータ提供にあたっての課題があるのも事実。ビッグデータの活用においては、常に背中合わせにある問題といえる。こうしたデータがあることが安全安心や便利な暮らしに結びつくとすれば、サービスを享受する立場にたてばありがたいこと。しかし我々がサービスを享受する立場であると同時にデータを提供する立場でもあるという意識を持てるかどうかがポイント。これはデータ提供者へのインセンティブはもちろんだが、それ以上に提供者が「データを出すことが社会に貢献している」と思えるかどうかがカギだろう。東日本大震災の際に自動車のプローブ情報を集約して通れる道通れない道を抽出して救援や復旧に大きく貢献した話は有名だが、これも1台1台の車がデータ提供に同意したからこそ実現したこと。そのことで救われた人が多くいたことを考えれば、データ提供者は大きな社会貢献をしたことになる。こうしたことが認識されれば、データ提供へのハードルは低くなる。もちろん、匿名性は重要で、最低限のプライバシーが守られることは条件になる。あのGoogleストリートビューが登場した当初、プライバシー問題が世界中で取りざたされ、禁止される国もあった。しかし現在は重要なインフラのひとつとして機能している。このあたりはひとつのヒントになりそうだ。データ提供の同意については個人の判断にゆだねることを前提に、プライバシーの保障や提供されたデータの使用方法や、利用することによる社会的効果についてきちんと説明することだろう。これを越えなければ本当の意味でのビッグデータの利活用は進まない。

  2013.11.28

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• 位置情報提供「知らないうち」に同意　総務省、ドコモに改善要請

  NTTドコモが、地図アプリで得た利用者の位置情報を第3者へ提供することについて、利用者が知らないうちに同意を取っているとして、総務省がドコモに対し、改善を求めていたことがわかった。NTTドコモは、スマホなどの地図アプリの利用者、およそ50万人の位置情報などを、地図会社のゼンリンデータコムに提供している。この情報の提供については、アプリの利用規約に書かれているが、利用者は、気づかないまま同意しているのが現状。これを受け、総務省は10月、ドコモに対して、同意を求める表示がわかりにくいと指摘し、利用者への配慮を求めた。ドコモでは、12月から同意の表示を改め、現在の利用者についても、あらためて同意を取り直すことにしている。（FNNニュースより）------------------------------位置情報やビッグデータを語るうえで、個人情報とのかかわりはどうしても避けて通れない。個人情報の集合体としてのビッグデータには大きな可能性があり、それが有効活用されることで社会に様々なメリットを生み出している。こうしたことが可能であるのも、基本的には一人一人が個人情報のひとつである位置情報を提供することに同意していることが前提となる。ところが多くの場合「知らないうちに」同意しているというのが現実ということなのだろう。個人情報を提供するのはどんな人でも抵抗があるものだ。その一方で、それを利用したさまざまな成果やサービスを求めているのもまたユーザーである。「出したくはないが欲しい」というのは、多くの人の極めて普通な心理ではないかと思う。こうした情報を提供することで便利なサービスが成り立っていることへの理解を促すことが早道なのだろう。自分のデータを提供することで「社会に貢献している」というインセンティブが明確になれば一番分かりやすい。ただし、そのためには今以上に提供した情報が「還元されている」という印象をもってもらえるようなサービスのあり方が問われることになる。提供する側と使う側が同じステージにいること。ビッグデータを根本はそこにあると思うのだが。

  2013.11.21

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• グーグルマップに少年の遺体写真　遺族が指摘、削除へ

  米ネット検索最大手グーグルが運営する「グーグルマップ」の衛星写真に、銃で殺された少年の遺体が写っていた。米メディアによると、指摘した遺族にグーグルは削除を約束した。グーグルマップはネット上で地図を見られるサービス。ＣＮＮによると、サンフランシスコ近郊リッチモンドで２００９年８月、当時１４歳だった少年が銃で撃たれて死亡しているのが見つかった。衛星写真には、警察車両や関係者が線路脇で、うつぶせに倒れた少年を取り囲んでいる様子が写っている。先週、この写真を見つけた父親は「まるで（事件が）昨日起きたように感じた。多くの記憶がよみがえってくる」と地元テレビに語った。事件の容疑者はまだ逮捕されていない。グーグルは削除に約８日かかるとしている。（朝日新聞より）-----------------------------もちろん偶然なのだろうが、こういうことがあることに驚いた。画像はその日の事実をある意味冷酷に記録しているわけで、そこには悪意や意思が介在していたとは考えにくく、逆に考えれば遺族の方もよく気づかれたなと思う。「削除に約８日かかる」というのはGoogleの手続き上の時間ということだろうか。案外すぐに対応することができないものなのか。それにしてもこうした場面が記録されていたことも、たまたま気づいたから、というだけで、氷山の一角なのかも知れないことを痛感させられる。発見されたことは偶然としても、画像がその場面を記録していたことは紛れもない事実なのだから。

  2013.11.20

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• G空間EXPO2013～最終日

  初の試みとなった日本科学未来館でのG空間EXPO2013が終わった。3日目は土曜日ということもあり、業界関係者ばかりでなく一般来場者も多く、思っていた以上に盛況だった。従来の展示会のように直接商談になるかどうかは別にして（従来どれほどビジネスになったのかも未知数だが）、来場者へ地理空間情報が描く未来や可能性はそれなりにアピールできたのではないだろうか。そうしたアピールをすることで技術者の地位向上や業界の底上げにつながるし、官需中心の業界にとっては納税者へのインフラ整備の重要性などの理解を促すことにもなる。本来そういう広報活動は絶対に必要なはずだが、残念ながらこの業界ではほとんどやれていない。アトラクションも今日は一般向けに前日までよりも多彩で華やかだった。メッセージゾーンのメインステージはDJ TARO氏がMCを担当、プログラムも登壇者もよく考えられていた。個人的に面白かったのは角川アスキー総合研究所の遠藤氏による位置モノガジェット&アプリ大賞。ビジネスソリューション部門は谷沢製作所のGPS搭載ヘルメットが、アプリ部門ではヤフー地図、ハードウェア部門はウェアラブル機器が受賞した。そして本日来場した目的ともいえるのが、Geoアクティビティフェスタの審査結果発表。結果は最優秀賞が新潟大学大学院情報工学コースの「可視光通信と GPS による高精度屋内外案内システム」。これはかなりの本格派の研究。優秀賞は「Personal Cosmos プロジェクトチーム」による「Personal Cosmos 〜 地球データの新しい可視化の形」。そして産業技術総合研究所地質標本館の「精密立体地質模型による地形情報・地質情報の可視化と，博物館やジオパーク等での活用」の2作品。いずれもシステムではなく「モノ」があることが興味深かった。表彰式の後、受賞者と審査員によるパネルディスカッションが行われ、評価のポイントなどが公表された。パーソナルコスモスは地球型投影ディスプレイ。いわばジオコスモスのパーソナル版で「みんなでつくるパーソナルな地球儀プラットフォーム」という位置づけ。審査員では坂下氏（日本情報経済社会推進協会）がすぐ商売になりそうなところ、河口氏（名古屋大学大学院工学研究科教授／昨年の最優秀賞）はオープンであるところを、尾関氏（ＮＨＫエンタープライズ制作本部情報文化番組エグゼクティブ・プロデューサー）はあえてチープに見せたプレゼンテーションを評価した。産総研芝原さんの精密立体地質模型は防災などのアウトリーチに有効な文字通り高精度の模型。審査員では岡谷氏（国土地理院）が表現も含めた完成度の高さを、尾関氏はディスプレイでなくアナログ感を出した点、坂下氏はオープンデータのアウトリーチになる部分を評価していた。河口氏は自分も作りたかったとコメントした。最優秀賞の新潟大牧野さんの作品は屋内外の測位精度の向上に屋外のGNSS+QZSS、屋内の可視光通信を組み合わせた案内システム。坂下氏はリーチの短い未来への期待を、河口氏も未来が見える説明を、尾関氏はシームレスの意義を理解しやすいプレゼンを、岡谷氏は実現性の高さを評価した。前年はビジネスツールや遊び心のある面白い仕組みが評価されたのに対して、今年はやや硬派な作品が評価された印象が強い。奨励賞も含めた受賞者も研究者やNPOといった形態が多かったように感じた。ともあれ、あっという間の3日間だった。関係者の皆様お疲れさまでした。来年は今年の延長線上に、華やかさを支える技術の、もう少し泥臭い部分にも光を当ててもらいたいなというのも正直な感想だ。

  2013.11.17

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• 地図や位置情報をテーマに「G空間EXPO」、日本科学未来館で開幕

  地理空間情報をテーマにしたイベント「G空間EXPO」が11月14日、東京・お台場の日本科学未来館にて開幕した。入場料は無料（常設展示を見る場合は入館料が必要）で開催期間は16日まで。同イベントは地図や位置情報、測量、衛星測位、ITSなど地理空間情報（G空間情報）に関連した技術やサービスを紹介する展示会および講演・シンポジウム。過去には2010年9月と2012年6月の2回、横浜市のパシフィコ横浜にて開催されたが、3回目となる今回は日本科学未来館へと舞台を移した。初日となる本日10時、メインステージにてオープニングセレモニーが開催された。国土交通副大臣の高木毅氏や、日本科学未来館の毛利衛館長などによる挨拶のあと、テープカットが行われた。展示内容としては、日本科学未来館のシンボルゾーンで開催される「G空間EXPOメッセージゾーン」、科学技術展示「地理空間情報フォーラム」、地理空間情報に関するアイディアや製品などの審査を行う「Geoアクティビティフェスタ」、子どもから大人まで幅広い体験ができる「Geoエデュケーションプログラム」、地理空間情報をテーマにした「講演・シンポジウム」と、大きく5つに分かれる。「G空間EXPOメッセージゾーン」は、地理空間情報に関するさまざまな展示のほか、この分野において第一線で活躍する多彩なゲストを招いてメインステージ上で講演が行われる。東京大学の柴崎亮介氏や名古屋大学の河口信夫氏、慶應義塾大学の神武直彦氏などによる講演のほか、角川アスキー総合研究所の遠藤諭氏による「第2回位置モノ ガジェット＆アプリ大賞」なども行われる予定だ。また、16日のステージにはスペシャルナビゲーターとしてDJ TARO氏も登場する。さらに、メインステージのまわりでは、測量体験コーナーや、UAV（無人航空機）やバルーンマッピングによる空中撮影の紹介などが行われているほか、キャンピングカーを改造してPCや衛星ブロードバンド車載局を搭載したMozilla Japanの「Mozbus」の展示も行われている。「地理空間情報フォーラム」では、地理空間情報に関する技術や機器、ソフトウェア、データ、サービスなどが出展される。出展企業は日立グループや、ゼンリン、昭文社、KDDI研究所、ESRIジャパン、アジア航測、国際航業、いいよねっとなど。ゼンリンでは、ドライバーの安全・安心を実現するための高精度地図データベース整備の取り組みなどを紹介している。準天頂衛星（QZS）受信機で屋内外のシームレス測位を体感できる測位体験ゲームや、レーザー距離センサーを用いた測位システム「ICHIDAS」の体験コーナー、測量機器による地図作り体験、3DレーザースキャナーデータによるAR体験、歩行者デッドレコニング（PDR）による歩行者ナビの体験イベント、NFC（近距離無線通信）による会場周回体験「G空間ゾーンスタンプラリー」、距離を測る体験「歩測体験」、測量の技術を競い合うコンテストなどさまざまな催しが用意される。さらに、16日には日本科学未来館の近くにある「船の科学館」前の航海訓練所桟橋において、大型測量船「拓洋」の一般公開も行われるほか、日本科学未来館の西側グランドにて14日と15日、準天頂衛星「みちびき」のLEX補強信号を用いたセンチメートル級の測位を体験できるデモンストレーションも実施される。「Geoアクティビティフェスタ」は地理空間情報に関する独創的なアイディアやユニークな製品、画期的な技術、新サービスなどについて展示やプレゼンを行う場を設けて審査などを行う催しで、計28のプレゼンターが作品を発表する。期間中、「電子国土賞2013」の表彰式や、審査員によるパネルディスカッションなども行われる。　「Geoエデュケーションプログラム」は、地理空間情報を学んだり体験したりできるプログラムで、14日は学校教員向けの「デジタル地図を使った授業づくり」、15日は自治体職員向けの「GISとオープンデータによる地域活動支援」、16日は子どもから大人まで楽しめる「Geoアトラクションズ」が開催される。Geoアトラクションズでは、GPS地上絵（GPSの軌跡で絵を描く）、マッピングパーティー（OpenStreetMapの地図作成）などを開催。このほか、スマートフォンやGPS機器を使って宝探しをする「G空間キャッシング」も3日間通して開催される。「講演・シンポジウム」では、衛星測位や測量、GIS、位置情報サービスなど幅広い分野の講演が開催される。位置情報サービスの最新動向について講演する「G空間WAVE2013 gコンテンツワールド＋ジオメディアサミット」や座談会「GPSロボットカーコンテスト2013徹底分析」、日本地図学会による「進化するタブレット地図」など多彩なラインアップとなっている。（Car Watchより）------------------------------よく網羅されている記事。ともあれ、G空間EXPO2013初日が終わった。これまでのいわゆる展示会的なEXPOから、今年は会場を日本科学未来館へ移したこともあり、「科学博」的な色合いが濃くなった印象。メインステージ上方のジオコスモスや場内を動き回るロボットなど演出もそれらしい。一方で展示ブースはこれまでに比べるとかなり少なく、公募でなく事務局がコンセプトに合わせた企業を揃えた形。会場全体のレイアウトは解放感があってなかなかいい。メッセージゾーンとフォーラムゾーン（展示）、そしてGeoアクティビティフェスタの会場が仕切りのないひとつの大きな空間の中にあり、人の行き来もしやすい。Geoアクティビティフェスタはプレゼンターのブースがランダムに配置され、一番奥にステージがあり、順番に発表が行われる。ブースそのものはのぞきやすくなっている半面、ステージ発表に人が集まりにくいという課題も見えた。シンポジウムは７階と離れていることが心配されたが、エレベーターの乗り場がメイン会場から近いこともあり、それほどの不便は感じなかった。ただ、それぞれのプログラムの具体的な内容や講演者については行ってみないと分からない感じだ。初日の入りとしてはまずまずか。社会科見学の子どもたちが寄っていくこともあるが、午前中からそこそこの往来があった。電子国土賞の表彰があった昼頃がピークで、夕方はずいぶん人が減った印象がある。新藤総務大臣も来館、ひと通り回っていた。電子国土賞では鹿児島の徳田屋さんのピーチマップの受賞が嬉しかった。立体地図絵ハガキというアナログなメディアながら、非常に地図がしっかりしたつくりになっているのがいい。最近見た作品の中ではちょっとないインパクトだ。ところで昼食の場所が近隣にないことは不便を感じた。何となく孤島に隔離されたイメージか。人の入りは例年だと明日金曜の午後がピーク。果たして今年はどうか。

  2013.11.15

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• 古地図アプリ「時層地図」のiPad版公開、大画面で異なる時代を並べて表示

  一般財団法人日本地図センターは7日、iPadアプリ「東京時層地図 for iPad」を提供開始した。App Storeからダウンロード可能で、価格は2500円。 東京時層地図 for iPadは、明治から現代までの時間を軸に都市の変遷を知ることができるアプリ。iPhone版の「東京時層地図」と「横濱時層地図」を合わせた範囲が収録されており、7つの時期（文明開化期、明治のおわり、関東地震直前、昭和戦前期、高度成長前夜、バブル期、現代）に、航空写真や地形等を加えた10種類を表示できる。GPSにより現在地を古地図の上で表示することも可能だ。 また、iPhone版にはない2画面表示機能やブックマーク機能（SNS対応）、ヘディングアップ表示機能、地名検索機能なども搭載されている。アプリの公式サイトでは、2020年東京オリンピック・パラリンピック会場一覧の「東京時層地図」用ブックマーク一覧を掲載しており、ウェブブラウザーからブックマークをタップすることにより、アプリの古地図上で会場の位置を確認できる。（INTERNET Watchより）------------------------------古地図アプリの定番とｓぢてヒットした「東京時層地図」と「横濱時層地図」を合わせた形でiPad版が登場。やはり地図アプリはiPadの方が断然見やすい。地形とか見るなら尚更だ。新機能の2画面分割がいい。これはiPadだからこそ実現した機能。異なる主題を見せるときに、重ねて透過するか2画面分割で並べるかは好みが分かれるところだが、主題の中身を見比べるならば2画面分割の方が分かりやすく感じる。SNSでの共有を前提にしたブックマーク機能も便利。ヘディングアップは時層地図のファン層には蛇足のような気もするが、周囲を見回す時などには重宝する。これは問答無用で買いだと思うんだけど、その前にiPadだなぁ…

  2013.11.09

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• ガソリンスタンドを地図上に表示、価格までわかるアプリ『iGS』

  車をよく使う人には『iGS』がオススメです。ガソリンスタンドの位置を地図上に表示してくれるだけでなく、ガソリン価格まで表示してくれるアプリです。これさえあれば旅先でガス欠に陥ることもないし、安いスタンドが見つかるかもしれません！アプリを開くと地図上にガソリンスタンドがひしめきます。さすがに見きれないので、位置を拡大して範囲を絞りましょう。『一覧表示』ボタンを押すと、この地域でのガソリン価格をランキング形式で見られます。価格ではなく「距離順」で見られるのは旅先で重宝するかもしれません。一番安いスタンドを選択してみました。ハイライトされるのでわかりやすいですね。最後に設定も見てみます。ガソリンの種類の選択や、表示するスタンドの種類、セルフと非セルフの選択だのといろいろな条件で絞り込むことができます。ちなみに同じ様なことは地図上からでも可能だったりします。とんでもなくすげーアプリなんですが、実はこれ食べログみたいなもんで、各スタンドの価格はユーザーが投稿したものになります。なのでガソリン価格はちょっと前のものだったりと、そこまで情報に信憑性のあるものではありません。とはいえだいたいの基準にはなるし、なにより無料ですし一度使ってみるといいと思います！（tabroidより）------------------------------ガソリンスタンドの位置は地図やカーナビでも表示されていることが多いものの、価格は変動要素が大きいことからあまり扱われていない。しかし実際のところ、価格は出先でスタンドを選ぶ際の大きな判断基準になる。現在三陸地方を徘徊中の身なのだが、何しろガソリンが高いのだ。首都圏と比べれば1Lで軽く15円違う。10L入れれば150円、仮に40入れると600円も違うことになる。一円でも安いスタンドを探すものの、もっと安いのがあるだろうと走り続けている内に逆に高くなったりなど、なかなか決断が難しい。また、店頭の価格表示が会員価格やプリカ利用時の価格なんてことは日常茶飯事。中には安いなと思ったら会員価格と通常価格が10円も違うケースもあった。そういう状況なのでこのアプリはなかなか重宝しそう。価格はユーザー投稿によるもので、感覚的には食べログや駅Lockyなどに近いだろうか。確かに精度や鮮度の問題はあるが、それでもないよりはいいだろう。ということで早速インストールしてみたが、現在地の気仙沼では価格は一つも入っていなかった（涙）それでも利用者が増えて投稿が盛んになればかなり機能するのではないだろうか。

  2013.11.08

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• 自治体・国立大ＨＰ　グーグルマップ「禁止」　日本固有領土を外国名表記

  インターネット検索大手グーグル提供の地図などで、北方四島や竹島といった日本固有の領土が領有権を主張している外国の地名で表記されているケースがあるとして、政府がホームページ（ＨＰ）で利用しないよう全国の自治体、国立大などに通知していたことが二十八日、分かった。名指しはしていないが、広く使われているグーグルマップの事実上の「禁止令」。ただ自治体などの多くはＨＰ閲覧者への案内目的で、利用を続けているとみられる。「利便性が高く、代わりを見つけるのが難しい」（国立大関係者）との声もあり、実効性は乏しそうだ。グーグルマップを利用していた環境省や海上自衛隊などに四月、外部から指摘が相次いだのがきっかけ。内閣官房ＩＴ担当室などが五月に各省庁宛てを含めた通知を出し、八月にも一部機関に注意喚起した。通知は「ＨＰで使われている電子地図に、日本政府の方針と相いれない表記がある」として、「地名等が方針に沿うよう厳に留意」することを要請。問題がある表記として（１）竹島を韓国語名の「独島（トクト）」（２）尖閣諸島を中国語名の「釣魚台列嶼」（３）北方四島をロシア語名（４）日本海を韓国語名の「東海（トンヘ）」などとしている例を挙げ、日本語名との併記も含むとした。グーグルマップは各国版などがあり、その大部分で、これら四地点について外国語名を表記。日本版では、国後島に「クナシル」を併記するなど、北方四島についてロシア語名の表記がある。グーグルは「フェアな立場で情報を提供するため、各国の主張を併記するのが原則。個別の案件には答えられない」としている。通知では、国土地理院作成の地図を「正しく表示されている」として勧めているが、地理院に利用相談があったのは二十数件にとどまる。ＩＴ担当室は「各自治体などが地図を差し替えたかどうか把握していない」としている。地理院の地図は細かい建物の名前などが表示されておらず、ある国立大関係者は「切り替えるとサービスの低下につながる」と打ち明ける。（東京新聞より）-------------------------------たかた地図、されど地図、というところか。政府には政府の立場もあるのだろうが、国公立大はともかく、自治体では住民向けの情報配信にGoogleマップが使われている例は多く、様々な面から置き換えは一筋縄ではいかない。そもそもGoogleマップはただの地図ではなく、「サービス」であり、地図を利用しているというよりもAPIを利用していると考える方がしっくりくる。地図だけであれば他から持ってきて入れ替える、なんとことも可能だが、APIも含めて入れ替えることは提供する側も閲覧する側も様々な負荷を強いられることになる。また、これに代わるサービスがあるのか、という問題もある。例としては国土地理院の電子国土があり、現在はAPIも公開されているのでこちらに移行することは考えられる。ただし、機能面やそもそものサービスの方向性など、Googleマップのそれとは大幅に違う。果たして各機関はどうでるのか…注目してみたい。

  2013.09.29

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• Googleストリートビュー、47都道府県の全主要市街地に対応

  グーグルは26日、「Googleマップ」の機能の1つである「ストリートビュー」について、提供対象地域を拡大した。青森県、秋田県、茨城県、栃木県、三重県、和歌山県、山口県、大分県、佐賀県の9県内におけるストリートビューの提供地域を大幅に拡大した。秋田県、栃木県、三重県、和歌山県、山口県、大分県、佐賀県の7県について、同県内の主な市街地に対応した。これにより、日本全国47都道府県の主な市街地が、ストリートビューで閲覧可能になったとのこと。さらに、ストリートビュー「スペシャルコレクション」として、世界遺産である「熊野参詣道」（中辺路 大門坂・滝尻王子－継桜王子、伊勢路ツヅラト峠・馬越峠）が公開された。そのほかにも全国の観光地や寺社仏閣、大学施設などの58か所が公開されている。（RBB TODAYより）------------------------------Googleストリートビューがついに全県制覇。これまで何県か「未開の地」があったのだが、一層便利になる。それにしてもストリートビューはすごいインフラだと思う。画像を取得するだけでも大変な労力だが、それでも網羅性を追求しているところは企業としての力を感じる。更新もそれなりにちょくちょくやっているようだし。スペシャルコレクションもなかなか楽しい。インフラとしての体がありながら、遊び心があるのは民間企業ならでは。さらに拡大が続くことを期待したい。

  2013.09.27

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• ホンダ、事故多発地点などが分かるWeb・スマホ地図「SAFETY MAP」を全国展開

  本田技研工業は9月25日、事故多発地点などが分かる「SAFETY MAP」を全国展開したと発表した。SAFETY MAPは、これまで埼玉県エリアで先行して実施されていたが、これにより全国の事故多発地点などがWeb地図やスマートフォンから分かるようになった。 SAFETY MAPは、ホンダが3月29日に一般公開したWeb地図サービスで、これまでは埼玉県警察本部から提供された交通事故情報やゾーン30情報に加え、ホンダのテレマティクスシステムである「インターナビ」から得られた情報を元に急ブレーキ多発地点を地図上に表示していた。今回は、それらの情報を全国レベルに展開。東京や大阪はもちろん、北海道、沖縄の事故多発地点情報を知ることができる。 これらの事故多発地点の情報は、クルマ、バイク、原付、自転車、歩行者のレベルで絞り込むことができ、普段使っている交通手段での事故発生個所を調べることなどもできる。また、徒歩とクルマでのルート検索ができ、ルート上にある事故多発地点などを知ることができる。地点保存も100件まで可能。 （Car Watchより）------------------------------お馴染みのホンダインターナビのテレマティクシステムの成果の還元。当初埼玉県に限定されていたものが一気に全国展開されたようだ。危険個所は都市部とそれ以外では特徴が異なるだろうし、事故原因の解析や道路施設の改善にも繋がるかも知れない。その意味でも非常に大きな社会貢献といえるだろう。事故多発地点はカテゴライズされているようで、それぞれの交通手段ごとの絞り込みができるのも便利だ。これで多少なりとも事故が減ってくれれば本当に大きいのだが。ただし、くれぐれもスマホの画面に気を取られて事故に遭いませんよう。

  2013.09.26

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  時系列で地形図を比較できるWeb版「今昔マップ」

  開業前の東京駅周辺、東京ディズニーランドができる前の浦安……あの場所は昔どんな地形だった？ 時系列で地形図の“今”と“昔”を比較できるWindows向けソフト「今昔マップ2」のWeb版が、9月15日に公開されました。首都圏や中京圏、京阪神圏など8地域の地形の変化を、時系列で閲覧できます。「今昔マップ on the web」は、埼玉大学教育学部の准教授・谷謙二さんが開発しました。収録されている地域は、首都圏、中京圏、京阪神圏、札幌、仙台、広島、福岡・北九州、東北地方太平洋岸の計8地域。表示される時代の範囲は地域ごとに異なります。Web版では、左側に過去の地形図、右側に現在の地図が表示されます。過去の地形図は現在のGoogle マップに重ねられているため、メニューから透明度を調節すると、より分かりやすく“今”と“昔”の地形を比較できます。時代ごとの変化はボタンの選択で切り替えが可能。両画面の地図は連動しているため、過去の地形図をドラッグしたり拡大したりすると、現在の地図も同様に動きます。例えば1944年～1955年の東京・秋葉原を見てみると、複合施設「秋葉原UDXビル」が建てられている場所には、青果市場が広がっていたことが分かります。（はてなブックマークより）------------------------------今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部　谷謙二（人文地理学研究室）今昔マップはこれまでもとても重宝するツールだったが、Web版はまさに天下無敵。インターフェイスも機能的で、しかも思いのほかサクサクと動いてくれる。対象地域が拡大されているのも嬉しい。早速色々と遊んでみる。これは多摩川の是政橋付近（府中市）。まだ東京競馬場ができる前の旧版地図と現在野航空写真との比較。下河原線がある他、南武線に「これまさたまがわ」駅があったことが分かる。かつての水田地帯もずいぶんと宅地化されている。こちらは京都の旧巨椋池付近。かついての池の上に現在では団地など住宅が建てられている。こうした比較は地域学習もさることながら、土地の性質を知ってもらえることで防災面で有効に使える。このツールがあることでずいぶんと色々なことが分かるんじゃないかな。谷先生に感謝。

  2013.09.19

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• 大雨時の事故・故障回避に役立てて　徳島西署、冠水マップ作製

  徳島県内で多くの道路が冠水した４日の大雨を受け、徳島西署が管内の冠水箇所をまとめたマップを作った。大雨が降った時の冠水場所を知らせることで、事故やエンジントラブルの回避につなげてもらうのが目的。同署は「ぜひ手元に置いて役立ててほしい」と呼び掛けている。マップでは４日の大雨による冠水で通行止めになった８カ所と、交通規制にはならなかったものの署員が冠水被害が大きいと判断した２カ所をピックアップした。地図上に番号とアルファベットで示し、交通規制箇所は目立つように赤で、冠水箇所は緑で表した。西署管内は、徳島市蔵本町の国道１９２号や同市春日町のＪＲアンダーパスなど、主要道路の冠水箇所が多いのが特徴。４日も冠水した道路を走行して水没したり故障したりした車が相次いだため、マップの作製を決めた。中心となって作った同署警備課の井村幹課長は「冠水する箇所はいつも同じ。分かっていれば迂回して他の道路を通るなど、予防策を取ることができる」と話す。９、１０の両月は台風の上陸が多いこともあり、活用の機会が増えそうだ。マップはＡ４サイズ。５００枚作製し、西署の受付カウンターに置くほか、キャンペーンやイベントを通じて管内の住民に配る。（徳島新聞より）------------------------------当たり前のことだが、豪雨時に排水設備の容量を越えた雨水は周囲より低い場所に集まる。つまり冠水は地形や道路の構造に依存しており、いつも同じ場所が冠水することになる。こうした場所をあらかじめ知っておくことは入らぬ災難を避ける上では重要なこと。今回徳島西署が箇所マップを作成したのは周知のための一つの手段になるが、まあ500枚では正直それほどの効果は見込めないだろう。豪雨時に冠水の可能性がある箇所はあらかじめ危険個所として指定されており、Webで公開されていることも多い。例えば四国地方整備局では「道路冠水注意箇所」を公開している。こうしたサービスを利用して、少なくとも周辺地域については危険個所を認識しておきたい。（本来地形等で明らかに判断できる箇所も多いのだが）ただし、走っていて豪雨に遭遇するのが地元だけとは限らない。もちろん全国の冠水危険個所を頭に入れておくのも不可能だ。そういう意味では、ロードマップやカーナビゲーションなどの地図にきちんと反映されていて、例えば該当箇所にさしかかった際に注意喚起をするようなサービスが望ましい。（一部カーナビにはこうした機能はあると思うが）最近ではレーダー雨量が表示される地図もあるので、連動すればなお効果的だろう。また、台風などのようにあらかじめ進路が分かる、あるいは大雨が予測できる場合はまだ注意できるが、ゲリラ豪雨などのように予測できずに突然やって来る場合もある。経験者が異口同音に語るのは「冠水はあっという間」ということ。道路冠水については十分に意識しておきたいところである。

  2013.09.14

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• 日本損害保険協会、47都道府県「人身事故ワースト5交差点」データ更新

  日本損害保険協会は9月11日、21日から始まる「秋の全国交通安全運動」に合わせ、同協会ホームページの「全国交通事故多発交差点マップ」を2012年データに更新したと発表した。 全国交通事故多発交差点マップは、都道府県ごとに人身事故ワースト5交差点が分かるようになっているほか、各交差点ごとの事故の特徴を知ることや、地図（Google Map）を見ることができる。 たとえば東京では、「中の橋交差点」「溜池交差点」「西麻布交差点」「四谷4丁目交差点」「青戸8丁目交差点」がワースト5となっており、事故の起きやすい交差点を知ることで、事故の抑制にもつながる。また、知らない土地に出かけるときも有用なコンテンツとなっており、出かける前に確認するなど交通安全に役立てていただきたい。 （Car Watchより）------------------------------興味深いデータ。事故は多くの場合、交通量が多く渋滞がちな交差点で起きているようだ。こうしたデータは交通環境の改善につなげてこそだと思われるが、件数の多さが交通量に比例している場合、交通量を減らすことが最善になってしまう。それはそれとして重要だと思うが、できるなら即効性のある対策に繋がることが望ましい。例えば岩手県のワースト1の事例（奥州市尼沼交差点）では、「交差点の両脇に建造物や木があり、見通しが悪い。付近に学校があるため朝夕に自転車等通学者が多い」と交通量以外に明確な要因が分かっており、実際に空中写真でも見通しが悪そうな状況が見て取れる。このような状況であれば樹木の剪定やミラーの設置など、採り得る対策があるかも知れない。また、件数が多い場所は軽微が事故が大半を占めるが、交通事故を解析する場合、件数の多さばかりでなく事故の重大さも加味しなければならない。基準は難しいが「重大事故発生個所」という視点があれば尚いいだろう。貴重なデータだけに、今後の事故防止に役立てばいいのだが。

  2013.09.13

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• Google+コミュニティで地図を作る新企画「みんなで地図をつくろう」

  グーグル株式会社は6日、Google+コミュニティの参加者により地図を作る企画「みんなで地図をつくろう on Google+」を開始した。 「みんなで地図をつくろう on Google+」は、Google+コミュニティを利用して、場所に関する情報や写真をまとめて地図を作る企画。ユーザーは、興味のあるトピックを扱っているGoogle+コミュニティに参加し、「#minchizu」のハッシュタグと場所の情報を付けてコミュニティに投稿することで、地図の作成に参加できる。 旅行会社のJTBでは、ハワイと香港のコミュニティを開始し、現地からの情報や旅行者による情報を地図としてまとめていく予定。このほかにも、「京都」の地域情報コミュニティによる地図や、「狛犬」「顔出しパネル」といった趣味コミュニティによる地図などが公開されている。 （INTERNET Watchより）------------------------------なるほどなかなか面白そう。地図系SNSといったところだろうか。「みんなで地図をつくる」と聞くとOSMみたいなものを想像するのだけれど、ここはそうではなく、むしろ地図をプラットフォームにして色々なネタ、情報を持ち寄りましょうという趣旨か。この手の企画は思いがけないヒット作が出る可能性を秘めているのが楽しい。以前ヤフーが同じような趣旨で「ワイワイマップ」というのをやっていたけれど、そこで「全国ヤブ医者マップ」という地図ができて、ものすごく投稿が集まって、驚異的なヒット数を記録したことがあった。みんな気になる話題だったんだな。（さすがに色々問題になって消されてしまったのだが）実際にコミュニティを覗いてみると、今のところまだグルメなどオーソドックスなものが多い。果たして活況を呈することになるか、注目したい。

  2013.09.07

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• スマホ用アプリ「全国タクシー配車」はこの上なく便利！

  つい10年ほど前に「こんなことができたら便利なのにな……」と、何となく考えてたことがITの進化で現実のものになっている。例えば「Googleマップ」。もはや道路マップを持ち歩く必要すらなく、全国の最新マップがいつでも閲覧できる。しかも無料で、ストリートビューまで体験できてしまうのだ。僕がサラリーマンだった20年以上前は、かばんに必ず道路マップが入っていたことを考えると隔世の感がある。 さて、今回取り上げる「全国タクシー配車」も、まるで夢のような機能を持ったアプリだ。スマートフォンのGPSを利用して現在位置を特定し、最寄りのタクシーを呼んでしまおうという、何とも画期的な仕組みを実現しているのである。すでに定番アプリとなっているものの、まだ使ったことがない方は実用度が気になるはずだ。果たして本当にタクシーを呼べるのか？ 待ち時間はどれくらいかなど、興味は尽きない。実は僕もそんな1人で、仕組みは理解できるのだが、アプリで呼び出して実際にタクシーがやってくるのかどうか、とても気になっていた。 ということで、今回初めて「全国タクシー配車」をテストしてみた。タクシーの運転手さんにもちょっとヒアリングしたので、実用度とともに現場の声も紹介していこう。 「全国タクシー配車」を起動して「今すぐ呼ぶ」をタップすると、画面に地図が表示される。ここで現在地を指定するのだが、場所には道路を指定する必要がある。大きなビルなどを指定したのでは、どこに車を着ければいいのか分からないので当然だろう。言葉では自分の現在地をうまく伝えられない場合でも、地図上で指定できるので確実だ。うまく設定できないときは「○×ビル1階南口車寄せ」のように、車を着ける場所を15文字以内で指定してもいい。 「お送り先」、つまり行き先も指定できるので、僕はできる限り入力するようにしている。車が着いてから住所を伝えてナビに入力してもらうのは時間の無駄だからだ。ここで入力した行き先が自動的にタクシーのカーナビに転送されるのが素晴らしい。 「お送り先」も地図上で指定するのだが、住所が分かっているなら検索するのが手っ取り早い。行き先について「○○通りで行きますか？」「○○ビルの裏ですか？」などと聞かれたとき、答えられないこともある。そんな面倒なやり取りを省くためにも、「お送り先」を指定しておこう。 都心部で何度かテストしてみたところ、申し込んでから5分と待たずに車が到着したが、郊外など、タクシーの数が少ないエリアの場合でもちゃんとやってくるのだろうか。運転手さんに聞いたところ、「到着までの時間」を長めにしてほしいとのことだった。「到着迄の時間」は、10分、15分、20分以内で選べる。タクシーが少ないと思われるエリアでは、20分にセットするといいだろう。 自分の情報はスマートフォンの電話番号とカタカナの名前を入力するだけだ。事前に登録しておけば自動入力される。 設定を終えると、データが送信されてタクシーの到着予定時刻が表示される。イライラしながら待たなくて済むのはありがたい。到着を待っている間は、画面に小さなタクシーのイラストが表示されて、だんだん近づいてくるのが分かる。バス停や駅で車両の到着を示す掲示板と同じようなものだ。 テストしてみたところ、到着予想時刻は余裕を持って設定されているように思う。例えば5分後と表示されていても、実際には2～3分で到着することがほとんどだった。「全国タクシー配車」には、タクシーを呼ぶ以外にもいろいろな機能が用意されている。例えば「注文履歴」では、過去に呼んだタクシーの履歴を確認できるほか、履歴を利用してタクシーを呼ぶことも可能だ。ネット決済にも対応しており、あらかじめクレジットカード情報を登録しておくことで、タクシー料金をクレジットカード払いにできる。持ち合わせがないときや、小銭がないときに役立つだろう。 また、タクシーを呼ぶ前に概算の料金を調べる機能もある。地図上で出発地点と到着地点を指定すると、大まかな料金を算出してくれるのだ。タクシーを利用する機会の多い方は、自宅や会社を「1タップ配車」に登録しておくといい。 さて、利用してみた感想だが、これは間違いなく便利だ。特に、ちょっと駅から離れた場所でタクシーを探すくらいなら、このアプリで「その場」に呼んでしまうのが賢い。自宅にタクシーを呼ぶ際にも、電話をかけるよりも手っ取り早い。 僕はもう、いつでもどこでも使いたくなってしまったのだが、気になるのが各タクシー会社規定の迎車料金がかかることだ。特に近距離の乗車料金ほど迎車料金を割高に感じるだろう。タクシー乗り場までそれほど遠くなければ、節約のために歩いてしまうかもしれない。駅に近い場所でアプリから呼んだ場合は迎車料金を値下げするなど、ちょっとお得感を出してくれれば、さらに活用したくなるはずだ。（日経トレンディネットより）------------------------------これは確かに便利だと思う。特に出先でタクシーを呼ぶケースって土地勘がない場所であることが多いし、そもそもタクシー会社の番号も知らない。検索して呼ぶことはできるにしても、ひと手間もふた手間もかかるところ、このアプリは位置情報から最寄りのタクシーを呼びだす。事前に登録しておけばその場で入力する項目は半減するし、カード決済が可能なのも便利。無料なのでとりあえず入れておいて損はなさそう。記事にあるように、確かに迎車料金は気になるところだけど、そもそも自分の場合タクシー利用はやむを得ない時の最後の手段なのでまあ仕方ないか（笑）利用者にとっても便利だけど、これタクシー会社サイドとしても利用機会の増加につながるのでは？

  2013.08.28

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• 朝倉氏遺跡、アプリで観光案内　江戸の古地図と切り替えも

  福井県や福井市などでつくる一乗谷朝倉氏遺跡活用推進協議会は、スマートフォン（多機能携帯電話）やタブレット型端末を使って同遺跡の散策を楽しめる観光案内アプリ「戦国浪漫一乗谷」（アンドロイド版）を開発した。衛星利用測位システム（ＧＰＳ）で画面の地図上に、利用者の位置と遺跡内の観光スポット４０カ所を表示。音声や文字、画像で各所の歴史を解説してくれる。現在の地図と江戸時代の古地図の切り替えもできる。県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館から出発する散策コース（所要時間約１時間半）の紹介や、同遺跡のキャラクター「朝倉ゆめまる」と写真撮影できる機能などもある。今後も新しい地図や散策コースを追加するなど随時更新していく。県は「アプリを使いながら遺跡内をゆっくり散策してほしい。アプリをよく活用する若い人にも興味を持ってもらいたい」と話している。アプリは「Ｇｏｏｇｌｅ　Ｐｌａｙ」からダウンロードできる。ダウンロードは無料（通信料は除く）。ｉＰｈｏｎｅ版は８月下旬に配信する予定。 （福井新聞より）------------------------------なるほどなあ、と感心する企画。歴史物は案外ヴァーチャルの世界（というか時空の彼方の世界）との相性がよさそうで、その意味では位置情報プラスアルファのコンテンツには向いているかもしれない。屋内とのシームレス測位が進めば建物の中にもコンテンツ用の空間ができる。もちろん、位置情報とガイドが連動するだけでも十分にありがたいのだけど、さらなる付加価値の可能性が色々と考えられるのがいい。ARで戦国武将を浮かび上がらすのも面白い、絵画や動画でその場所の歴史を再現するのできそう。もちろん、古地図との組み合わせは王道。ただ、戦国で滅びた朝倉氏遺跡で江戸時代の地図ってどうなんだろう…という素朴な疑問が。

  2013.08.27

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• Android版「Yahoo!地図」アプリが全面リニューアル

  ヤフーは8月8日、Androidアプリ「Yahoo!地図」の全面リニューアルを実施した。アプリはGoogle Playからダウンロードできる。このほどのリニューアルでは、ベクトル地図描画エンジンを採用。これにより、アプリに読み込まれた地図データを高速でスクロール / 拡大縮小 / 回転させることができるようになった。3D表示にも対応し、地図の俯瞰機能「バードビュー」に加え、東京スカイツリーやあべのハルカスといった話題の建物が3Dで閲覧できる。ルート探索機能も強化され、目的地までの移動手段をリスト化した画面とルート表示画面をシームレスに切り替えられるようになったほか、移動中に現在地を表示させながら、進行方向に合わせて地図を自動的に回転させるといった機能も搭載されている。また、飲食店の営業情報や駐車場の空き情報などが検索結果に反映され、地図画面上でこれらの情報を確認できるようになっている。さらに、日本全国の観光地で配布されている観光パンフレットの情報を「ガイドマップ」として表示する機能も新たに追加されている。同社は今後、iPhone版アプリでも同様のアップデートを行い、2013年中に提供を開始するとしている。（マイナビニュースより）------------------------------ついにヤフーもベクトル化。これで高速スクロールや、表示の回転が可能になった。加えてバードビュー機能を装備。一般受けしやすい3D表示も実現している。ルート検索によるナビ機能も進行方向に合わせて回転表示ができるようになっている（個人的にはカーナビで主流のこの表示は苦手なのだが）他、ヤフーの得意分野である様々な情報の重ね合わせ機能も充実した模様。なかなか期待を持たせるアップデート。ともあれ、iPhone版を首を長くして待ちたい。

  2013.08.10

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• Android向けナビタイム、雨雲の動きが確認できる機能を追加

  ナビタイムジャパンは、8月7日よりAndroid端末向け「ナビタイム」アプリにて、「降雨レーダー」と「ルート形状表示」の機能を提供する。降雨レーダーは、地図上に降雨情報を重畳表示する。降雨強度別に色分けし、1時間前から最大6時間先までの予想される雨雲の動きを地図上で確認することができる。ルート形状表示は、出発地から目的地までの公共交通や徒歩の区間を含めた「トータルナビ」ルートの全容を地図上に直接表示する機能。利用する交通機関のアイコンや、実際に移動する道路や鉄道などの線路に沿ったルート線を地図上に表示し、視覚的に移動を捉えることができる。両機能を組み合わせることで、移動で通る場所に雨が降るかどうか等を視覚的に確認できる。降雨レーダーは、1時間前から50分先までの情報は無料、6時間先までの情報とルート形状表示は有料会員向けのサービスとなる。また、併せて、現在地や検索したスポット周辺の天気情報も拡充。「きょう・あす」は1時間ごとの天気、降水量、気温などの情報を、48時間先まで1時間毎に更新する。（レスポンスより）------------------------------ゲリラ豪雨が多い昨今、雨に関する情報の需要は高まりつつある。実際のところ、自分もXバンドレーダーや東京アメッシュなどのアプリが手放せない。地図ではヤフーが雨の情報をマップと合わせて配信しているが、こうした動きは今後も増えるのではないか。記事のナビタイムもそうだが、雨雲の動き単独でなく、他の情報や機能との組み合わせでさらに効果が上げるパターンだ。ここに地形の情報や浸水想定区域、道路冠水危険個所などの情報も加われば、防災という意味でもさらなる効果が見込めそう。

  2013.08.08

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• 《軽量マップ》“軽い”のに見やすさ抜群の地図アプリを発見！

  地図アプリはスマートフォンユーザーの多くが頻繁に活用しているアプリの1つだろう。“方向オンチ”を自認する人はもちろん、ビジネスで毎回異なる場所を訪問するようなケースでも役立つ。住宅地図や区分地図を開いているビジネスパーソンを見かけなくなったように思うのも、スマートフォンと地図アプリが普及した効果かもしれない。ただし、地図アプリはかなりの容量を食う。メモリーが少ないスマートフォンでは、困ることだってある。 この「軽量マップ」は、その名が示すとおり“軽い”のが最大の特徴だ。どのぐらい軽いかというと、インストールしたアプリ本体の容量が実測で376KBだった。これは相当にスリムなもので、例えばGoogleマップは同じスマートフォン上で11.73MBの容量を使っていた。比較すると31倍、差は11MB以上。こんなに小さなアプリでちゃんと地図が表示できるのか？と心配になったが、そこは問題なし。機能は限られているが、一般的な地図アプリにも勝る部分すらある。 軽量マップでは、軽くするために、ルート検索やナビゲーション、ストリートビュー、地下街の表示と言った機能を省いている。これらは便利な機能だが、利用者によっては必須ではないだろう。その代わり、表示は多彩。一般的なデジタル地図と同等な表示をする標準地図のほか、行政界地図、路線図、地形図、水域図、夜間モードを備える。この見やすい地図アプリ、軽いのであなたのスマートフォンに忍ばせておいてもジャマになりませんよ。アプリがコンパクトにできているため、メモリーを消費せずに済む。説明にある360KB（手元のスマートフォンでは376KB）はアプリの容量で、実際には読み込んだデータが含まれるので1MB程度のメモリーを使うが、Googleマップがアプリだけで11MB以上を消費していることを思えば、ケタ違いの軽さだ。 アプリとして軽量だからといって、地図の表示が劣るわけではない。拡大すれば建物の形状まで示され、番地などもていねいに振られた地図は、必要にして十分な情報を持つ。地図の種類が豊富なこともメリットの1つ。メニューの「地図の種類」では複数の地図を選べる。例えば行政界地図。デジタルの地図だと市区町村の境などがわかりにくいことがあるが、行政界地図では区分地図のように色で塗り分けられている。路線図は鉄道路線が強調される。地形や川などの水域を強調して確認できる地図や、カーナビの夜間モードと同様の地図も用意されている。 メニューの「レイヤー」には、「東京アメッシュ」「国土交通省雨量レーダー」「地震情報」のレイヤーがあり、これらを重ねることで降雨情報や地震情報を地図上で確認できる。メニューには、「地図で開く」「地図画面メモ」という項目もある。「地図で開く」は、軽量マップが提供していないストリートビューなどの機能を使いたくなったときに、手軽にGoogleマップなどにジャンプできるボタン。「地図画面メモ」は、表示されている地図の画像をスマートフォンに保存できる。拡大しても十分に見られるので、オフラインで地図を見たいような場合にはその地域の地図画面メモを保存しておくといい。軽くても、痒いところに手が届く上質な地図アプリと感じた。 （日経トレンディネットより）------------------------------昨年防災関係者の集まりで「地図の要件」を問うたところ、最も多くの要望があったのが「地図の軽さ」についてだった。なぜ軽さが重要かといえば、災害時には通信が保障されないからであり、その中で防災のために地図を使用する場合には、オフラインでも地図が使用できること、すなわち、地図データが本体に格納される必要があるから。この記事で紹介されているアプリは、あくまでもアプリケーションが軽いのであって、オフラインで使用することは前提にしていない。その意味では「軽さ違い」といえないこともない。もちろん、アプリの軽さもユーザーにとって一つの重要な指標ではあるだろう。ただ、それを活かすためには、あくまでの地図ツールとして、このアプリが単体で成立しなければならない。他の地図ソフトがインストールされていてはこの地図の軽さが生きないからだ。（つまりGoogleマップの11MBをインストールしていないからこそこの地図の軽さが生きる）なのでたとえばストリートビューの機能を呼び出す、というのはちょっと利用法からすると矛盾しているように感じるし、ルート案内についても、なくて済むユーザーは案外少ないので、結局別のアプリもインストールする必要があるだろう（アプリでなくブラウザからという意味かも知れないが）。もちろん、この地図の機能そのものは評価したい。特に行政塗り分けは案外重宝するものだ。ただし、軽さを売りにするのであれば、色々とハードルは高くなる。地図を限定的な機能で利用するユーザーにはいいかも知れないが、地図がスマホの重要な情報プラットフォームである現状を考えれば、フルスペックの機能があった方がいいのは言うまでもないことだと思うのだ。

  2013.08.07

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• 幕末地図上で現在地　若松でスマホ向け観光案内ソフト

  会津若松市「八重の桜」プロジェクト協議会は、地元のベンチャー企業「デザイニウム」と共同で、会津若松市の現在の地図と幕末の城下町地図を組み合わせ、タイムスリップした感覚で位置情報が分かるスマートフォン向け観光案内アプリケーションソフト「会津古今旅帳」を制作した。両者が３０日、発表した。画面上の「古地図モード」をオンにすると、古地図に現代の地図情報が重ね合わせて表示される。例えば西郷頼母、萱野権兵衛、田中土佐ら家老の屋敷があった場所は、現在の会津若松市追手町の市役所追手町第１庁舎や会津若松税務署の辺りであることが地図上で分かる。古地図は「詳解　会津若松城下絵図」（野口信一監修、歴史春秋社）の地図を使っている。また、会津の観光スポットが１００件以上登録されているほか、ｉＰｈｏｎｅなどｉｏｓ向けには、自分の周りの観光スポットまでの距離と方角が画面上に自動で表示される「ＡＲカメラモード」もある。（福島民友より）-----------------------------元来大河ドラマは舞台となる地域の観光振興に大きく寄与しているが、こうしたアプリの開発は初めてかも知れない。アプリの目的自体がピンポイントであるため汎用性はあまりないかも知れないが、それゆえに使いやすいということもある。今年の会津若松はドラマの影響で訪れる人も多そうで、周知が進めばヒットする可能性はある。何しろ古地図と位置情報という組み合わせは非常に人気が高い。それどころか、ピンポイントな（特化した）アプリを使い捨てに近い形で利用するこのやり方は案外今後の主流になっていくのかも知れない。

  2013.08.01

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• “神アプリ”と評判のオフライン地図アプリ　「OruxMaps（オラックスマップス）」が人気の理由

  “Googleマップを超えた使い勝手の良さ”と絶賛されている地図アプリがある。その名は「OruxMaps（オラックスマップス）」。既に世界で100万ダウンロードを突破し、ユーザーからの平均評価は4.7とかなりの高評価。レビュー欄を確認してみると、「神　こんなアプリ探してました！」「圏外でも地図がサクサク見れるアプリです。最強のオフライン地図アプリです」「Orux Mapsのお陰でオフラインでも迷うことなく目的地へ行くことが出来て助かってます！」と、オフラインで詳細な地図を閲覧可能な点が高く評価されている。日常の行動範囲はもちろん、出張先や海外旅行先の地図をあらかじめ保存し閲覧するといった用途でその実力を発揮しそうだ。電波の届きにくい地域での登山やツーリングでも便利に使えると評判のこのアプリだが、使い方は簡単。まず画面右上の地図マークから「マップクリエーター」を選択、マップの作成エリアや地図の詳細度を設定し保存するという流れ。ちなみに、先日アップデートされたGoogleMapsでもオフライン保存機能があるが、日本国内の地図には未対応。日本国内のみならず、全世界のエリアに対応している点も本アプリが一枚上手だ。地図の詳細度を設定する「レイヤー機能」のレベルは00～19まで用意されており、数字が大きくなる程詳細な地図になるが、保存容量も大きくなる。一度に作成可能な容量は500MBなので、さすがに東京都全体の地図を保存したりは出来ない。範囲を狭めて複数の地図を作成したり、詳細度を下げて保存するなどの工夫を行うといいだろう。また、画面右にある「3D」ボタンをタップすることで地図が立体的に表示される。二本指で画面を操作し地図を自在に動かせるので、自身の居る地点や向きに合わせて表示すれば、不慣れな土地でも迷うことなく目的地へ向かえそうだ。「海外旅行に行ってAndroid端末で地図が使いたいのに、ドコモのローミング料金は高いので、あきらめて道に迷ったことがあった。しかし、そんな場合にも重宝するのがこのアプリ」といった声もネット上に掲載されている。最新の機種ではずいぶん改善されたとは言うものの、アンドロイド端末は電池の持ちが悪い機種がまだまだ多いのも現実。バッテリーの消費が心配な場面でも大いに活躍しそうな地図アプリが「OruxMaps（オラックスマップス）」と言えそうだ。（EXドロイドより）------------------------------アンドロイドアプリなのでiPhoneユーザーの自分が検証することができないが、なかなかよさそう。ポイントはやはりオフラインでの使用。このアプリの場合は、保存する地図画像を生成するイメージなのだろうか。地図そのものはGoogleマップのようだ。電波が届かない場所でももちろんだが、災害時に万が一電波が止まっていても地図が見れるのはいい。また平時でもオフラインで地図が見れればバッテリーの消耗も抑えられるメリットがある。使ってみないと分からないのがGUIがどうかという点。3D表示はこのレベルではあまり意味を感じないが。

  2013.07.31

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