ちずらぼのちずらぶ

[地図・位置情報サービス] カテゴリの記事

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• 富士山、ついにストリートビュー公開

  世界遺産登録された富士山をめぐって、インターネットサービスの拡充が進んでいる。Googleは富士山の景観をその場にいるように楽しめるストリートビューを公開。NTTレゾナントは登山者がスマートフォン向けアプリケーションを使って情報を共有しながらゴミを拾い、景観を美化する取り組みを始めた。Googleでは、自動車の代わりに人間が機材を背負って撮影する「トレッカー」 を使い、3日間かけて富士吉田ルートの1合目から山頂までを撮影した。パノラマ写真約1万4000枚をつなぎ合わせており、実際の登山のように景観を眺められる。Googleは撮影のようすを動画共有サイトYouTubeでも公開している。世界遺産への登録をきっかけに登山者が増えているが、Googleではストリートビューで下見をすれば、安全な登山に役立つとしている。ところでストリートビューには映っていないが、富士山は登山マナーに反したゴミの投棄によって以前から景観が悪化しており、これは世界遺産登録を申請する際も大きな議論になった。NTTレゾナントでは、環境情報ポータル「環境goo」で富士山に関する特設サイトを立ち上げ、スマートフォンを使った美化キャンペーンを2013年9月末まで実施する。これは同社のゴミ拾い投稿アプリ「PIRIKA」を利用する。拾ったゴミを写真で撮影、投稿でき、コメントを寄せ合える。富士山で登山者や観光客が拾ったゴミの情報を共有することで、この問題に関する関心を深め、環境意識を高める狙い。目標として37万7600件の投稿を掲げている。富士山の標高3776メートルにちなんだ数字で、また2013年夏の登山者が約40万人弱という予測があるため。以前なら登山中のインターネット利用は困難だったが、富士山では携帯電話キャリア各社が回線整備を進めており、こうしたキャンペーンにも参加しやすくなっている。（bizmash.jpより）------------------------------遅かれ早かれ出るとは思っていた富士山のストリートビュー。公開されているのは吉田口登山道。確かに、初めて訪れる場合はあらかじめ様子が分かっているだけでも違うかもしれない。もちろんバーチャルでパノラマを楽しむもよし。色々な使い方が出来そうだ。「環境goo」の富士山に対する取組も興味深い。拾ったゴミの情報を共有することは、アプリを楽しみながらもゴミ問題そのものを共有することにもつながるわけで、ボトムアップの大きなクリーンキャンペーンになっていく可能性もある。富士山については今後も様々な企画が出てきそうで、しばらくは目が離せない。

  2013.07.30

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• 米アップル、カナダの技術ベンチャー買収　地図アプリ改善へ

  米アップルは19日、カナダの技術ベンチャー、ロケーショナリー（オンタリオ州）を買収したことを明らかにした。ロケーショナリーは位置情報を分析、整理するビッグデータ関連の技術ベンチャーで、アップルは昨年秋に不具合が問題となった地図アプリの改善や拡充を急ぐものとみられる。また、米メディアは19日、アップルが乗り換え案内などに強い別のベンチャー企業の買収でも合意したと報じた。ニューヨークに本拠を置くホップストップで公共交通機関の乗り換えや運転する場合の経路や推定所要時間の提供機能を強化するもようだ。（日本経済新聞より）------------------------------GoogleマップのiPad対応版がリリースされるなど、アップル製デバイスでもシェアを伸ばすGoogleに対して、アップルも独自地図の改善に動いている。今回の買収もその一環であることは間違いないだろう。しかし、この買収を見ると、先般問題になった地図の内容ではなく、むしろ機能面の向上を指向したものに思える。もちろんアップルの独自性や他のアプリと差別化された強みというのは戦略上重要になる。その一方で、地図の内容面（位相の担保や情報の正確さ、表現の適切さも含む）の改善についてはどうなっているのか、という疑問も残る。少なくとも日本でいえば、ローカライズをどう進めていくのか。一番手っ取り早いのは国内勢力との協業であるはずだが、いまのところそうした動きは見えない。アップルが考える優先順位が果たしてユーザーの満足度を満たせるのか。アップル地図が次のバージョンでどのような改善を見せてくれるのか、そしてそれに対するユーザーの動向にも注目だ。

  2013.07.22

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• 知らなきゃ損！　iOS版グーグルマップ2.0で地図をオフライン保存する方法

  グーグルマップ2.0には、オフライン地図を保存するための「隠しコマンド」があります。データ通信に依存せずに素早く地図を呼び出すことができるので、このコマンドを知っていればiOS版グーグルマップをさらに使いこなせること必至ですよ。その使い方はAndroid版と同じ。保存したい場所の地図を表示して、検索窓に「ok maps（グーグル・グラスで言うところの「OK Glass」）」と入力するだけです。たったこれだけで、グーグルマップはiPhoneやiPadに表示されている地図の全データを自動的にダウンロードしてくれますよ。使うときは、検索窓に「ok maps」と入力する前に「付近」「町」「地域」「国」など、自分がキャッシュしたいデータをズームで合わせておくのが吉。日本国内で対応するのは少し先になりそうですが、ニューヨークやサンフランシスコのように電波が不安定な地域や海外旅行へ出かけるときは、事前に地図を読み込んでおくと重宝しそうです。地図はWi-Fi環境で読み込んでおけばデータ通信料も節約できるので、ダブルでお得ですよ。（ギズモードジャパンより）------------------------------キャッシュに保存する、ということになるのだろうか。「表示されている地図の全データ」というのがどの程度のことをいうのかちょっと分からない。記事からはスケールに関係なくすべて読み込むことのようだが。現状、スマホ地図に求められている重要課題のひとつがこのオフラインでの使用。昨年の災害情報学会でも議論になったのだが、防災アプリ開発者たちが地図に対する要望として挙げたのが、オフライン使用を想定しての容量や更新の問題だった。キャッシュへの保存だけでは解決しえない問題かもしれないが、上手く使えばそれなりのことはできるのかも知れない。関連記事はこちらにも。

  2013.07.21

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• Wikipediaに説明のある近隣施設の情報を表示できる「Wikipedia Map」

  「Wikipedia Map」は、地図上で指定したエリア内で、Wikipediaに説明ページが掲載されている施設を抽出して地図上に吹き出しで表示できるアプリだ。現在位置もしくは指定したエリアの近隣にある著名スポットを手軽に検索し、タップすることで簡単にWikipediaを参照できるので、身近にある施設をよく知るのに役立つのはもちろん、観光の際にも重宝する。アプリを起動すると地図が表示される。現在位置を中心とした範囲に円が表示されており、画面下の虫眼鏡マークをタップすると、その円の中に存在している施設のうち、Wikipedia上に説明ページがあるものが吹き出し付きで表示される。それぞれの吹き出しをタップすれば、それら施設の詳細を記したWikipediaページが表示されるというわけだ。マップアプリと連携して行き方を調べたり、施設の情報をメールで送ることも可能だ。検索の基点となるのは現在位置のほか、任意の場所を指定して検索することもできるので、例えば旅行に出発する前に、訪問先の近くにある著名なスポットを探すといった用途に重宝する。またキーワード検索を使えば、特定の文言を含む施設だけを絞り込めるので、例えば学校や駅といった特定の文言で絞り込んで表示することも可能だ。対象スポットが多すぎた場合に動きが重くなるなど、外部からWikipediaデータを読み込んでいるが故の問題はあるが、実用性以外に時間つぶしなどにも活用できたりと、使い慣れるとなかなか重宝するアプリだ。画面左上のズームボタンと画面下の虫眼鏡ボタンを取り違えやすかったり、オプションが煩雑だったりと、あまり直感的でないインターフェース面を整理すれば、さらに使いやすいアプリになるだろう。（CNET Japanより）------------------------------今や欠かすことのできない便利なツールになったWikipedia。位置情報と連動させることで新たな可能性を提示するのがこのアプリ。Wikipediaは正確性や公証性、あるいは著作権への抵触など様々な問題を投げかけつつも、気軽さと次々とリンクをたどれる機動性の高さでその地位を不動のものにしている。ただし、単体で使っていると、地図との連動性は欲しいな、と思うことも多かった。こうした需要を満たす意味では的を射たアプリといえるが、Wikipediaに扱われている対象物が多ければ多いほど表示は重く、錯雑するという難点もはらんでいる。このあたり、例えばカテゴリ分けや階層付けなどをして絞る方法を取り入れてもいいかもしれない。インターフェイスへの指摘があるが、このあたりは徐々に改良されていくことに期待したい。ただ、Wikipediaのリンクをたどりながら、地図を行ったり来たり切り換えていくのが恐らく使い方としては王道になって来ると思うので、そのあたりの連動性が充実してくるとさらに便利なものになるのではないか。

  2013.07.19

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• 東京競馬場がストリートビューで閲覧可能に

  東京競馬場がＧｏｏｇｌｅマップのストリートビューでご覧いただけるようになりました。ストリートビューは、Ｇｏｏｇｌｅが提供するＧｏｏｇｌｅマップの機能の一つで、大きなスタンドの中だけでなく一周約２，１００メートルの芝コースも、その場にいるかのように３６０度のパノラマ写真でご覧いただけるサービスです。Ｇｏｏｇｌｅマップで東京競馬場を検索し、表示された地図上に黄色い人形のアイコン「ベグマン」をかざして置いていただくことで、その地点の施設内のストリートビューをご覧いただくことができます。どうぞご利用ください。早速一周してみました。これは面白いですね。個人的には３コーナーを回ってスタンドが見えてくる瞬間、４コーナーを回って最後の直線に入った瞬間の絵が気に入りました。ジョッキーや馬に聞こえてきそうな歓声もイメージしながら是非楽しんでみて下さい！（netkeiba.comより）------------------------------東京競馬場内のストリートビューが充実していて驚いた。スタンド、パドック、内馬場、博物館の中まで入っていける。そして目玉は何と言っても芝コースだろう。馬の気分になって1周できるようになっている。これは現地に行っても見ることが出来ない貴重な光景。そういえば競馬って騎手目線のカメラワークってないな、などと感じた。ちょっと残念なのが4コーナー回って外ラチ沿いに行ってしまうことか。まあ追込み馬になったかと思えばそれも悪くはないか…

  2013.07.15

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• Android版「Google マップ」が一新、iPhone版っぽく、タブレットにも最適化

  米Googleは10日、「Google マップ」Andorid版アプリの新バージョンを発表した。ユーザーインターフェイス（UI）を一新したほか、周辺の人気スポットを簡単に検索できる機能を新たに搭載した。Android 4.0.3以上に対応しており、Google Playから無料でダウンロードできる。また、Android 4.0.3以上の対応端末を対象に、今後数週間にわたって順次アップデートを適用していく。 UIは、昨年12月に公開されたiPhone版アプリと統一化。画面上からはレイヤーなどを選択するメニューアイコンなどが消え、画面全体に地図を表示し、上部に検索ボックスだけを配置するシンプルなデザインとなっている。 iPhone版ではまだ行われていないタブレット端末への最適化も行った。7インチ以上の画面の端末でタブレット版のUIを使用するようになっており、経路検索結果と地図を同時に表示するなど、大画面ならではの使い勝手のよさを実感できる。これまではタブレット端末で表示しても、単に地図部分が広く表示され、スマートフォンと同一のUIで使うかたちだったという。 さらにiPhone版ではまだ実装していない新機能として、「周辺のスポット」機能を日本、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインで提供を開始した。例えば近くの飲食店などを探す場合、従来は検索ボックスに「ラーメン」などど入力して検索する必要があったが、新バージョンでは、カテゴリーを辿って簡単に人気スポットを探せるようになった。 具体的には、検索ボックスをタップすると、検索履歴などとともに、「周辺のスポット」という大きなバナーが表示される。これをタップすることで、さらに「食べる」「飲む」「買う」「遊ぶ」「泊まる」というカテゴリーを辿って、目的のスポットを検索できる。検索結果は、表示している地図のエリアに追従して絞り込まれる仕組み。 （INTERNET Watchより）-----------------------------Googleマップのタブレットへの最適化という話。結局新しいデバイスが普及すると最適化が進み、そこからまた新たなビジュアルや機能が開発されるというのが大きな流れ。iPhone版でまだ実装されていない機能を持ってくるのは意欲的だが、iPhone版っぽくと言うのが何とも…デバイスが微妙に違うことはさておいても、何しろUIというのは慣れの問題も大きいので、そこは先に出したもの勝ち、という側面もある。とはいうものの、結局のところ審判を下すのはユーザー。果たしてどうか。

  2013.07.11

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• 夏の野外イベントでも安心、バリアフリーのトイレマップ

  花火大会、お祭り、海水浴場などの野外イベントで、必ず起きるのがトイレ問題だ。会場付近のトイレは長蛇の列。トイレを探すだけで苦労するが、多機能トイレを必要とする高齢者・障がい者・子育て中の親にとっては、さらに大変になる。そこで、NPO法人Check（東京・世田谷）は、「イベントのトイレマップサポートサービス」を５月に開始した。イベント主催者にとって、数時間・数日のイベントのためにバリアフリー情報を公開する（予算を付ける）ことは容易ではない。高齢者・障がい者・子育て中の親のなかには、せっかくの夏の楽しみをあきらめてしまう人たちも多い。Checkでは、多機能トイレの情報をインターネット上でみんなで共有・公開するサイト「Check A Toilet」を運営している。これまで、「スマートフォンを使った社会貢献活動」として、インテル、イー・アクセス、パラマウントジャパンなどの企業や大学生らと共に地域の多機能トイレ情報を探しては「Check A Toilet」に入力・共有する活動を続けてきた。今回の「イベントのトイレマップサポートサービス」は、イベントを主催する全国の自治体・民間企業向けに、地域の多機能トイレ情報を低価格で実地調査し、地図化・情報配信するというもの。イベント会場周辺の多機能トイレ・授乳室を実地調査し、「Check A Toilet」から情報公開を行うサービスなら５万円から引き受ける。イベントの公式ページにリンクやバナーを貼れば、参加者へ会場周辺の多機能トイレ情報を知らせることができ、集客UPに寄与できる。「Check A Toilet」はPC・携帯電話・スマートフォンアプリ（iPhone、Android）に対応。トイレの位置情報は、１回制作するだけで何年も使い回しができる。イベント会場周辺の多機能トイレ・授乳室を実地調査し、Ａ４サイズの紙の地図を制作するサービスも10万円から請け負っている。既存のパンフレットや地図へ反映させることもできる。Checkの代表理事・金子健二さんは言う。「８月末の調布の花火大会でも、事前に地元の都立芦花高校の生徒たちと一緒に課題授業としてトイレチェックをします。秋のイベントでもトイレチェックを進める予定。このプロジェクトは国内にとどまらず、アジアをはじめとして世界の各都市との連携も図っていきたい」（alternaより）------------------------------「Check A Toilet」については過去に取材したことがあるのだけど、なかなか意義のある企画。社会的意義はもちろんのこと、実用性という意味でも秀逸だ。ボランティア的な力で情報が収集され、多機能トイレデータベースはどんどん充実している。日本でも先進的な企業が社会貢献活動としてこの企画を取り入れているように賛同者も多い。「参加しやすさ」もひとつのポイントだろうか。自分が取材してからもう1年半が経つが、その当時と比較すると今回の記事にあるように利活用の部分で大きく進歩したように思う。確かに、イベントでは効果が大きいだろう。このあたりは金子氏のハンドリングの巧みさによることろも大きい。海外へと目を向けているのも面白いし、日本発の文化として是非実現させて欲しいもの。

  2013.06.29

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• 全国の住宅地図をスマホで見放題、月額945円で～まずはドコモ向けに提供

  株式会社ゼンリンは、全国の住宅地図をスマートフォンで閲覧できるサービス「ゼンリン住宅地図スマートフォン」を発表した。料金は月額945円。まずは7月1日より、NTTドコモのAndroid 2.1以降のスマートフォン向けに提供を開始。auとソフトバンクモバイルの端末向けには9月より提供を開始する予定。 ゼンリンでは従来より携帯電話（フィーチャーフォン）向けサービス「携帯電話版ゼンリン住宅地図」（月額735円）を提供している。新サービスはこれをスマートフォンならではの直感的なユーザーインターフェイスで提供するもので、携帯電話版で対応していなかったフリースクロールでの地図表示に対応した。このほか、段階別の拡大・縮小、住所検索、GPS現在地確認などの機能も、携帯電話版と同様に対応している。 別途「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」（月額315円）を契約していれば、サービス連携により、住宅地図で検索した地点へのルート表示・案内が可能になる。 地図は、一戸一戸の建物の名称や居住者名、番地を詳しく記載しており、ビルや集合住宅など建物内の事業者名や居住者名も階数ごとに表示される。また、最新の地図が配信されるため、紙の住宅地図のような買い換えが不要だとしている。 ゼンリン住宅地図スマートフォンは、申し込み日から14日間の無料試用が可能。この試用期間内に退会しなければ、15日目から有料会員となる。決済は、NTTドコモのspモードコンテンツ決済サービスに対応している。 なお、閲覧はスマートフォン端末に搭載されている標準ブラウザーからとなっている。また、タブレット端末へは対応していない。 ゼンリンでは2012年秋よりビジネス業務別のスマートフォン向け住宅地図サービスを展開しており、配送事業者向けの「ゼンリン住宅地図 配送パック」、建設事業者向けの「ゼンリン住宅地図 建設パック」（いずれも月額2100円）がある。これに対して新たに提供を開始する「ゼンリン住宅地図スマートフォン」は、低価格で誰でも簡単に使えるよう開発したサービスだという。 なお、「配送パック」では、住宅地図の表示機能や住所検索機能に加えて、現在地周辺の表札を検索できる機能が用意されている。また、「建設パック」では、資材置場などの正確な位置を社内や取引先と地図上で共有するための「指定場所共有機能」という機能が用意されている。「ゼンリン住宅地図スマートフォン」には、こうした業務別の特化機能がない。 （INTERNET Watchより）------------------------------これはなかなかの英断なのかも知れない。月額の高い安いは様々な意見があるだろうが、とにもかくにもスマホで住宅地図が見れる。しかも買い替えの必要がなく最新の地図が見れる。住宅地図は1冊数万円。需要は企業が中心なので、必ずしも今回のサービス対象とかぶるわけではないが、1冊売ってなんぼの紙メディアから月額確保のコンテンツ配信ありきへと舵を切るトリガーになることは確実だろう。（紙ともろにバッティングするタブレットへの対応は最後の砦か…？）一般ユーザーにどれだけ受け入れられるかは未知数だが、ヘビーユーザーであればかなりお得。試用期間を設定しているのもなかなか。測位と住宅地図が繋がることも案外画期的。「いつもNAVI」への誘導という意味でも効果はありそう。

  2013.06.25

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• マピオン、被災地域の地図に震災後の情報を反映

  マピオンはこのほど、同社の地図検索サービス「マピオン」において、地図と検索情報のアップデートを実施した。今回のアップデートの対象地域は、青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 福島県の被災地域32市町村。これら32市町村で海岸線、河川、道路形状、鉄道形状、建物形状、注記文字を整備するなど、震災後の状況が反映された。●アップデートの整備項目海岸線、河川、道路形状、鉄道形状、建物形状、注記文字など●整備対象地域(32市町村)青森県：八戸市、階上町岩手県：陸前高田市、大船渡市、洋野町、山田町、田野畑村、野田村、普代村、大槌町、宮古市、久慈市、釜石市、岩泉町宮城県：岩沼市、名取市、多賀城市、山元町、亘理町、女川町、石巻市、仙台市、気仙沼市、東松島市、塩竈市、南三陸町、松島町、利府町、七ヶ浜町福島県：いわき市、相馬市、新地町鉄道形状…不通区間は、1/3000縮尺以下の詳細地図では線路形状が掲載されない。1/8000縮尺以上には表示される。 建物形状…住民退去済みの空家は形状のみ掲載。全壊、もしくは建物が撤去されている場合は形状が掲載されない。（マイナビニュースより）------------------------------地図は更新が命という極めてシンプルな事実がある。被災地では（特に復興過程において）「地図がない」状態が長く続いている。これは日常にも不自由だし、この地を訪れる多くの人が戸惑うことでもある。生活のツールとして、そして戻ってきつつある観光客のためにも、こうした更新は行われるべきものだろう。地図が切り取る日常が復興への一里塚になりますよう。

  2013.06.22

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• 地図に「今ここ」、声も配信　都議選、広がるネット活用

  インターネットで移動場所を伝えたり、演説を音声だけ流したり――。東京都議選でネットの活用が広がっている。ネット選挙は参院選まで解禁されないが、候補者は公職選挙法に触れないよう工夫を重ねる。ただ、フライング気味の動きも出てきた。 「警視庁も選管も見守るなか、ニコニコ生放送で配信中です」 １４日、練馬区の住宅街。自転車で回る候補者を追う選挙カーから選対幹部の声が響いた。後部席にはパソコンを開いたスタッフ。移動に合わせ、ネットに載る地図の「今ここ」と書いたマークを動かし、候補がマイクを握ると音声をネットで配信した。 地図も音声も会員だけ見られるサイトで、登録者５８０人のうち常時１０～２０人が視聴した。「斬新」「この取り組みは広がってほしい」など１日で計２５５件のコメントが寄せられた。 候補者は「多くの人に格安で情報が伝わる」と話す。現行法は、選挙期間中にサイトに選挙運動にかかわる記載をすることを禁じているが、移動場所を示すことは「投票の依頼という選挙運動性はない」、音声配信は「写真や文字と違い、公選法が禁じる文書図画に当たらない」とする。 北区の候補者は告示後、登録者だけが見られるフェイスブックで演説会の場所を書き込んだ。「一票をお願いする選挙運動ではなく、問題ない」。一方、渋谷区の陣営では１４日、スタッフが候補者のツイッターにアドレスを投稿。アドレスをクリックすると候補者の街頭演説の写真が表示された。外部の指摘を受け、数時間後に削除した。 都選管は「位置表示や音声の配信なら問題ない」とする一方、候補者の写真は「投票を期待した行為」として、まだ解禁されていないネットでの選挙運動にあたる可能性が高いという。 「ネット選挙」の広がりについて、随時チェックする人員がいないという都選管は「違法活用の情報があれば警視庁に通報する」と言う。警視庁は「態様によって不特定多数への文書図画の頒布と判断されれば、警告の対象になる」（幹部）との姿勢だ。サイバー犯罪の専門捜査員を入れ、取り締まりにあたっている。 （朝日新聞より）------------------------------なかなか難しい問題。今後色々とルール化されるのだろうが、形骸化しないように現実を見てやって欲しいなと説に願う。「位置情報」はそれほど影響ないとして、「ニコ生」OKというのはちょっと微妙かな。参院選でネット選挙が解禁になると、それはそれでまた想定していないような問題が出てくるのかも知れない。それにしても位置情報を選挙活動にどう生かすのか。次なるGISの課題の一つか？

  2013.06.17

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• Google、鳥取のストリートビュー新規公開で鳥取砂丘などが閲覧可能に、石川/富山/島根の画像も拡充

  米国 Google は、地図サービス「Google マップ（Google Maps）」で鳥取県内の「ストリートビュー（Street View）」画像を新規公開するとともに、石川県、富山県、島根県の対象地域を拡大した。また、ストリートビューの「スペシャルコレクション」に、鳥取砂丘や富岡製糸場、六本木ヒルズ森タワー、安曇野ちひろ美術館、海遊館といった全国各地の観光地、寺社仏閣、大学施設など102か所の画像を新規追加した。公開を始めた鳥取県のストリートビュー画像の対象地域は、鳥取市、米子市、倉吉市、境港市を含め4市13町1村。さらに、鳥取県のスペシャルコレクションで鳥取砂丘、とっとり花回廊、上淀廃寺跡、大山トムソーヤ牧場など10か所の画像が楽しめるようになった。そのほかの地域について、ストリートビュー画像を新規追加／範囲拡大した市町村と、追加したスペシャルコレクションは以下の通り。 【石川県】・新規：9市7町・拡大：2市・スペシャルコレクション：3件（金沢セントラルカントリー倶楽部など） 【富山県】・新規：4市1町1村・拡大：3市・スペシャルコレクション：12件（五箇山相倉集落、富山城址公園など） 【島根県】・新規：6市5町・拡大：1市・スペシャルコレクション：7件（アクアス、津和野殿町通りなど）（インターネットコムより）------------------------------長きにわたり不遇をかこった鳥取にもストリートビューが！整備が遅れていた四国や山陰が次々とクリアされて日本制覇の日も近い。思えば導入当初多くの批判を浴びせられながらも（かくいう自分も批判的な記事を書いた）、さまざまな改善もあり、今ではインフラの一つとして認められるまでになってしまった。このあたりの修正力や対応力がGoogleの真骨頂なのかも知れない。同様に公開当初評判のよくなかったGoogleマップも、その後のローカライズの努力もあて今では誰もが利用する地図インフラになってる。今回は山陰や北陸といった日本海側が大幅に整備され、スペシャルコレクションも充実した。そのスペシャルコレクションもなかなかすごい。いわゆる地図インフラとしてのストリートビューからまた一歩踏み込んだ感があり、応用次第ではまだまだ可能性が広がるコンテンツに成長しそうだ。これにしてもGoogleは前進をやめない。その計り知れないパワーはやがて地球を網羅していくことになるだろう。いや、もうひとつのバーチャルな地球がもう目の前に来ているのかも知れない。

  2013.06.15

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• マピオンが「工場見学特集」を公開、見学可能な全国約255か所を紹介

  マピオンは、同社が提供する地図情報検索サービス「マピオン」とケータイ公式サイト「マピオンモバイル」にて、「工場見学特集」を公開した。施設はジャンル別に掲載されており、見学内容や見学所要時間、料金などが紹介されている。マピオンでは、外出のきっかけづくりを支援する一環として、さまざまな季節や施設、ユーザーに焦点を当てた特集を公開。今回公開した「工場見学特集」では、飲料・食品・ロボット・自動車などの製造工場、マスコミ、発電所など、国内約255か所の工場見学情報を掲載している。 特集では、所在地、見学内容、料金のほか、所要時間やおみやげ、バリアフリー対応など、詳細情報をわかりやすく紹介している。なお、ケータイ公式サイトは、iモード公式サイト「地図iマピオン」およびEZweb、Yahoo!ケータイ公式サイト「地図★マピオン」で公開している。また、マピオンのおでかけスポットまとめサービス「With」でも一部施設を掲載。iPhoneアプリの「With」をダウンロードすれば、外出先でも簡単に確認ができるという。（リセマムより）------------------------------次々と気の利いたネタを提供してくれるマピオン。地図ポータルでありながら、「特集」を取り入れることで、雑誌のような企画力と機動力を見せている。地図の普遍的な機能と、その時勢ならではの旬のコンテンツを上手く連動させている。工場見学は今や大人から子どもまで大人気。最近では工場見学をテーマにしたムックやウェブサイトもあるように、手軽なお出かけスポットになりつつある。しかし具体的にどこが見学できるのか、あるいはどんなバリエーションがあるのかなど、なかなか分からないもの。そもそも見学できる工場が全国に255ヶ所もあること自体知らなかった。まずは地図上でじっくりと選別したうえで、完全制覇を目指すべし！（笑）

  2013.06.13

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• 写真印刷するときに撮影場所の地図もまとめて印刷できる「JpgMap」

  スマートフォンの普及により、写真の撮影時に位置情報を記録するのが当たり前になったという人もいるだろう。撮影した写真をスマートフォンやPCで読み出せば、Exif（画像のファイルフォーマット）情報を基に撮影場所が手軽に確認できるので、行動履歴を後から振り返るのにも役立つ。もっとも、これらの位置情報データはスマートフォンやPCを使えば参照できるが、印刷すると見る手段がなくなってしまう。写真をプリントして楽しみたい人にとっては、せっかくの情報が活用できないことになり少々もったいない。こうした場合に便利なソフトが「JpgMap」だ。このソフトを使えば、位置情報を基に読み込んだGoogleマップの縮小版を、写真の隅に配置した状態で印刷できる。これなら印刷後も撮影場所の情報が一目瞭然というわけだ。地図は写真の内側だけでなく外側に配置もでき、位置も上下左右から選べるなど自由度も高い。個人ユースに限らず、法人利用で外回りの営業マンが報告書を作成する際に、写真の撮影場所を明示するといった活用方法も考えられる。また位置情報のない写真に新たに情報を付与する機能もあるので、うっかりGPSをオフにしたまま撮影した写真や、昔の写真に位置情報を付与することもできる。撮影場所を条件に写真を検索することもできるので、画像アルバムとしても役立てることができそうだ。（誠 Biz.IDより）------------------------------なるほど、これはありそうでなかった。Exif情報の利用は色々と便利だが、確かにプリントしてしまうとそれを放棄することになってしまう。そう考えるとこのソフトも非常に合理的と考えることができる。その一方で、需要としてはどうだろう、という微妙な面もある。もちろん、写真の整理や資料作成には大きな力を発揮することは間違いない。しかしみんながみんなそういう利用の仕方をするわけではない。写真を思い出の品として、あるいは観賞用としてプリントする場合には合理性よりも情緒的なものが好まれる。そういう理由であれば、プリントに地図が入るのはちょっと違うのかも知れない。といもあれ、選択肢が増えるのはいこと。応用的な利用例もこれから出てくるかもしれない。

  2013.06.12

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• ゼンリンデータコム、地図複製利用の許諾申請が不要となる地図作成ソフトを発売

  ゼンリンデータコムは、案内地図作成ソフト「AreaCutter」のWeb版をリリースした。通常、「いつもNAVI」を含むゼンリンの地図を、チラシや出版物などに掲載して配布する際、複製利用に関する許諾申請が必要となる。今回リリースした「AreaCutter Web版」では、ダウンロードした地図画像に、あらかじめ顧客専用のゼンリン許諾番号が付いているため、許諾申請が不要となる。このサービスを利用することで、様々なシーンで、手軽に地図を複製・配布できる。価格は年間ライセンス費のID設定費が年間1万5000円（追加IDは年間1万円）、地図画像費として印刷物掲載向けが100回分で9万5000円、Web掲載向けが100回分で14万円（印刷物掲載も使用可能）。（価格.comより）------------------------------金額の妥当性は利用目的によっても違うだろうが、許諾申請を省略できるのは一つに売りか。もっとも、地図が利用の目的によって有料であることはそれほど知られていない。地図はタダが当たり前になっているけど、それは利用の仕方にもよる。これは他の著作物でも同様だが、地図は目にする頻度が高いだけに、あまり意識されないようである。年間ライセンスそのものの金額は思ったほどは高くないという印象。個人だと厳しいだろうが、企業であれば妥当か。ただし、案内図に特化しているとすれば安くはない。もちろん、世の中にはもっと安い地図やなかにはオープンなものもある。そのあたりは利用目的によって取捨選択を行えばいい。ただ、利用にあたってはそれぞれのルールが異なるので、事前にきちんと知っておくことをお薦めする。

  2013.06.06

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  Twitter、ジオタグ付きツイートの発信点を地図上に結び、世界各都市の形を浮かび上がらせる

  米Twitterは31日（米国時間）、2009年からのジオタグ付きツイートの発信点をマッピングしてできた、世界各都市・地域の画像をブログで紹介した。 今回の記事は、ツイートからビジュアル洞察を行うチームによって投稿されたもの。彼らは、無数のツイート地点が地図上におとされると、都市の交通網が見事に浮かび上がると紹介している。なかでもお気に入りとしてヨーロッパ全域、イスタンブール、東京、ニューヨークのマップをブログ上で紹介。それぞれの、都市・地域の都市の規模や交通網がはっきりと見て取れる。 ブログ上で紹介している都市・地域のほかにも、画像共有サイトFlickrに、シドニー、ソウル、シアトル、サンパウロ、サンフランシスコ、モスクワ、プエルトリコ、北米全域、ボストンの画像を公開している。（MdN Design Interactiveより）------------------------------なるほど、これは思いつかなかった。都市は人が集まってつくられるもの、と考えればこの結果もうなずけるものだ。人の生業、そして都市のリアルな躍動感を表現しているともいえる。興味深いのは東京の都市の形が鉄道に沿って展開されていること。これは電車に乗ってのツイートが多いこともあるだろうが、東京の交通が鉄道に依存していることをよく示している。ビッグデータとして、ツイートのテキスト解析など色々な可能性を感じるとともに、人間という生き物がこうして一つのプラットフォーム上で視覚化される得体のしれない怖さを感じてしまうのは取り越し苦労だろうか。

  2013.06.04

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  坂の少ないルートを探せる地図サイト「Flattest Route」がなかなか便利

  パッと最短ルートを検索できるのが地図サイトのいいところですが、いざ通ってみると急な坂でキツいなんてことも。そんな時は、勾配の少ないルートを簡単に探せる地図サイト「Flattest Route」が便利です。出発地から目的地までの最短ルートを表示してくれるだけでなく、勾配に応じてルートを色分けしてくれるのが特徴。勾配率5％以下だと緑色、5～10％だと黄色、10～15％だと青色……といった具合に、ルートの勾配を一目で確認することができます。さらにルート上のポインタを動かすことでコースを変更し、急な坂を避けて通ることも可能。ルートの高低差を示したグラフなども参考にどうぞ。日本語での地名検索にも対応していますが、あいにく日本では「Bicycling（自転車）」オプションは設定できない模様。とは言え「Waliking（徒歩）」「Driving（車）」ルートでも十分参考になるので、急な坂で息切れしたり汗をかきたくない人は試してみてはいかがでしょうか。（ねとらぼより）------------------------------東京のように坂の多い町では便利なサイト。自転車で走るには坂は距離以上に大きな問題。避けられるものなら避けたいのが人情だろう。とはいえ多少の注意は必要。というのも、こうした断面図はおそらくDEMの標高を使って描かれているもの。つまり、地面の高さは反映していても、高架や橋梁の場合は道路の路面でなく橋の下を取得してしまう可能性が高いということ。これは知っておいた方がいいかもしれない。もちろんそれでも十分な目安にはなる。坂を表示すると今まで見えなかった何かが見えてくるかも？

  2013.06.01

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• 

  トヨタ、自治体や企業が利用できる「ビッグデータ交通情報サービス」を開発

  トヨタは、テレマティクスサービスを通じて収集・蓄積した車両の位置や速度、走行状況などの情報を含むビッグデータをもとに加工した交通情報や統計データなどを、自治体や企業が交通流改善や地図情報の提供、防災対策などに活用できる新しい情報提供サービス「ビッグデータ交通情報サービス」を開発。6月3日から、全国の自治体や一般企業を対象に利用の申し込みを受け付ける。同時に、スマートフォン向けテレマティクスサービス「smart G-BOOK」を一新し、個人向けにも同様のサービス提供を開始する。「ビッグデータ交通情報サービス」では、ビッグデータから加工したトヨタ独自の「Ｔプローブ交通情報」（※）、通行実績マップ（通れた道マップ）、交通量マップなどの情報を、自治体や企業が利用したり、各々が所有する様々な情報を付加して表示もできるプラットフォームを提供することで、幅広い用途（防災システム、交通・物流システムなど）への活用を促す。 利用できるのは自治体や企業（要望に応じて、表示やサービス内容のカスタマイズが可能）。標準サービスの基本利用料は月額20万円。その他、初期導入費用（初期設定、出張サポート、導入教育等）、機能のカスタマイズ費用などがかかる。 スマートフォン向けサービス「smart G-BOOK」では、 「Ｔプローブ交通情報」を、トヨタ純正のカーナビゲーション以外で初めて採用。クラウド上の「トヨタスマートセンター」を介して顧客の音声情報を認識するセンター型音声認識サービスのエージェント機能を提供する。災害時の効果が期待される通れた道マップの常時閲覧や、避難所までのルートを表示・案内する災害対策サービスを提供するほか、ユーザーからの渋滞・ハザード情報などの投稿機能「交通情報SNS」を新たに設定する。「smart G-BOOK」へ会員登録すると、災害対策サービス・ルートチェックは無料で利用できる。その他の、オペレーターサービス・交通情報SNSなどは、年額2500円の有料サービスとなる。 ※Ｔプローブ交通情報：テレマティクスサービスを通じて収集された車両の位置や速度等の情報から生成されるリアルタイム交通情報（MarkeZineより）------------------------------収集したビッグデータをビジネス化する試み。テレマティクスサービスを商用で外部へ提供というのは初めてではないか。たぶんホンダも（商用で）外には出していないはず。記事では、提供するのはデータそのものでなく、「プラットフォーム」となっている。そのプラットフォームを企業が独自の流通システムなどに利用する、というイメージなのだろうか。基本利用料20万プラスアルファという設定が高いのか安いのかが難しい。ビッグデータは使い方ひとつで有益でもあるが、費用対効果を考えれば、うまく使いこなせないなら意味のないものになりかねない。スマートフォン向け「smart G-BOOK」についても費用対効果がカギか。交通情報SNSなどは会員が多ければそれなりに面白いものになりそうだが。ホンダのインターナビなどとは仕組みも目的も異なるので一概に比べられないが、会員へのインセンティブやブランド力ではトヨタのサービスはまだこれから。ユーザーのインセンティブこそが、この金額の妥当性を図る指標になりそうだ。

  2013.05.31

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• ゼンリン、東日本大震災被災地の地図情報を大幅更新

  ゼンリンは、全国の地図情報の定期整備に加え、被災地32市町村を対象に、震災によって変化した海岸線や河川形状、通行が不可能になった道路や新設された道路などの地図情報を新たに整備した。 また、ゼンリンデータコムは、ゼンリンが新たに整備した地図情報をスマートフォン・携帯電話向けの地図・ナビゲーションサービス「いつもNAVI」などに5月22日から反映した。 今回の反映は、東日本大震災発生以来、ゼンリンが進めている被災地の地図情報整備の一環。（レスポンスより）------------------------------ようやくここまで来たか、という印象。地元の方はもちろん、外来者にとっても現在の被災地の状況が改善するのは歓迎。今は適切な地図がない状態なので。ただし、復興の速度が早ければ早いほどに「継続的な更新」という次の課題がもたげる。刻々と進む復興をどれだけ追いかけ切れるのか。更新について豊富なノウハウを持つゼンリンだけにそれほどの心配はないのかも知れない。このあたりが上手く追いかけられるようであれば「復興の視覚化」も可能になるのだが。

  2013.05.23

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• グーグル、ウェブ版「Google Maps」を刷新--ソーシャル機能や3Dビューを追加

  Googleは、同社はウェブ版「Google Maps」を再構築し、より没入的でソーシャルな新バージョンを完成させたと述べている。この新バージョンは、Googleのモバイルへの取り組みを手本にしており、地図内に検索ボックスを設置したり、カード（Google版のインタラクティブな情報ウィジェット）を活用したりしている。ユーザーが地図上の場所をクリックすると、それらの地域に関する情報がカード上に表示される。その情報にはナビゲーション情報も含まれ、自動車を利用した場合と公共交通機関を利用した場合の所要時間の比較が1カ所に表示される。Mapsはソーシャル関連の検索結果も提供し、友達がレビューした場所を表示する。Mapsのインターフェースには3Dビューが追加されており、Googleによれば、特別なソフトウェアやブラウザプラグインは不要だという。この体験は、Googleが「Google Earth」アプリで提供している機能に似ている。実際のところ、ユーザーは極限まで縮小すると、雲の様子がリアルタイムで表示される地球全体の画像を見ることができる。ほかにも、「Photosphere」の画像をGoogle Mapsにアップロードできる新機能が追加されており、Googleはこの機能をユーザー生成型のストリートビューと呼んだ。これらの画像は場所別にアップロードすることが可能で、人々が閲覧できるほかの情報を追加することも可能だ。Googleは今週、同サービスの新バージョンをプレビュー公開する予定だ。ユーザーは米国時間5月15日より、プレビューへの参加登録を行うことができる。Googleは16日から招待状の送付を開始する予定だ。（朝日新聞より）------------------------------ちょっと記事が直訳すぎてよく分からん。「より没入的」とか（笑）とはいえ、それでも凄そう、というか期待値は十分伝わってくる。これだけの変更、意気込みの大きさを感じざるを得ない。プレビューへは参加登録制か。はやく実際に見てみたいが…

  2013.05.17

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• 【スマートフォン＆モバイルEXPO】マップマスターが観光ガイド「みどころマップ」を出展

  トヨタ車のカーナビ用地図データを提供するトヨタマップマスター（マップマスター）は、東京ビッグサイトで開催されたスマートフォン＆モバイルEXPOにおいて、iPhone向け観光ガイドマップ「みどころマップ」を出展。観光地での使い勝手の良さをアピールした。 このアプリはアニメや音声ガイドを使って、全国の主要観光地をガイドするもので、4月1日よりiPhone向けにサービス提供を開始したばかり。季節や昼夜に合わせて表示を切り替え、スポットによってはキャラが地図上で動くアニメーションで表現される。現在地はスマホのGPS機能と連携して表示するほか、音声ガイドは標準語とは別にその地方の方言で聞くこともできる。アプリ内で撮影する機能も備え、撮影した画像はエリアごとのフォルダーに自動保存される。 ところで使用する地図データはマップマスター製。しかし、地図データの縮尺変更はできない。通常の地図データにガイド情報を載せる方法もあったと思うが、トヨタマップマスターの企画開発部企画室　能川昌久氏は「提供にあたっては可能な限りの低価格を目指したため」とする。ただ、今後は「既存のカーナビアプリなどにアドオンする方法も考えていく」とも語った。 「みどころマップ」で現在提供されているエリアは、 札幌［音声ガイド付］、松島、会津若松、銚子、浅草・上野・東京スカイツリー、飛騨高山、伊勢神宮［音声ガイド付］、金沢、神戸［音声ガイド付］、倉敷、宮島［音声ガイド付］、高松、高知、太宰府、長崎、鎌倉・江ノ島、名古屋、奈良の18エリア。今後は日光、京都、鹿児島・桜島が追加される予定になっている。 アプリは通常エリアごとに170円だが、現在はキャンペーンとして85円で提供中。また、札幌、会津若松、高知、名古屋については無料でダウンロードできる。 マップマスターでは2011年に期間限定で、名古屋・東山動物園での来園者向けアプリとして「てまぱなび」を提供した実績があるが、このアプリはそれに続くもの。今後も企業や個人向けにカスタマイズしたサービスの提供を行っていくという。（価格.comより）------------------------------マップマスターがiPhoneアプリとは。いわゆるカーナビ勢力がスマートフォン分野へ参入することは、従来のカーナビのシェアがスマートフォンやタブレットに浸食されていることの裏返し。カーナビの生き残り策はITS端末の一つとして駆動系と結びついて、車自身の情報と道路管理者が提供する情報をITSスポットで交換するような形への移行であるとされていたが、逆にライバル陣営へ踏み込むというマップマスターの戦略は斬新。地図の問題で色々な苦労はあるようだが、方向性としては非常に興味深い。今後のカーナビが上手くスマートフォンなどと共存できるのか、あるいは独自路線をたどるのか、マップマスターの動向に注目したい。

  2013.05.16

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• 「コンシューマー体験を仕事場にも」--グーグルが地図イベント開催

  グーグルは5月10日、同社が提供する地理空間情報や企業データの活用方法を事例を交えて紹介するジオイベント「Google Atmosphere Maps」を東京・六本木で開催した。午前中の基調講演では、日常生活やビジネスにおける地理空間技術の可能性について語られた。2005年に米国で公開された地図情報サービス「Google マップ」は、同年に日本でも提供が開始された。以来、同社では「モバイル Google マップ」や「ストリートビュー」「おみせフォト」などの新機能を追加しながらサービスを進化させてきた。グーグルのGoogle Maps＆Earth担当 グループプロダクトマネージャである河合敬一氏によると、2013年時点でGoogle マップのユーザー数は月間10億人を超え、スマートフォンなどで提供されているルートナビ機能による全ユーザーの走行距離は年間190億キロ以上におよぶという。今後は（1）対応エリアの拡大、（2）画像品質の向上、（3）モバイル Google マップの3つのテーマに重点を置いて、サービスをブラッシュアップしていきたい考えだ。Google マップをビジネスで活用する企業も増えている。現在「Google Map API」は80万以上のウェブサイトで導入されており、特に不動産や旅行、飲食などの分野での活用が盛んだ。最近は自動車業界などでもGoogle マップが利用されている。たとえば、日本では2013年後半に発売予定の米テスラモーターズの電気自動車セダン「モデルS」には、運転席の横に17型のタッチスクリーンが搭載されており、大画面かつスムーズにGoogle マップを利用できる。そのほかにも、ニューヨークの「City24/7」はGoogle マップを活用して駅のデジタルサイネージなどに周辺のレストランやカフェの情報を表示。自然が豊かなオーストラリアの電力会社である「Ergon Energy」は、Google マップの3D航空写真を使って伐採が可能な森林の範囲を効率的に把握しているという。Google JAPAC エンタープライズ Google Maps＆Earth担当ディレクタのリチャード・サー氏は「それぞれのビジネスには固有の問題があるが“地図を作る”という点における問題は払拭された」と語り、多くの企業が抱える地理空間情報の問題をGoogle マップのソリューションによって解決できると自信を見せる。また、既存の地理空間情報システムは高価で複雑な構造になっていることが多いと指摘。低コストかつ容易に導入でき、消費者が日ごろから慣れ親しんでいるGoogle マップを利用することで「コンシューマーのすばらしい体験を仕事場にももたらすことができる」と強調した。（CNET Japanより）------------------------------今や地図インフラとしてデファクトになりつつあるGoogleマップ。その最大の凄さは進化の足を止めないことにあるように思う。次から次へとユーザーが驚くような仕掛けを出してくるし、一つがまた次への伏線になることも多い。文中にあるように、最近ではビジネス利用も多い。それどころか、自治体のサイトなど公的な地図もGoogleマップを利用するケースが増えている。デファクトであり続けることでユーザーが次から次へと育っていく好循環は、確かに「コンシューマからビジネスへ」という流れを築きつつある。残されたハードルはリアルタイム化か。地図データもそうだし、衛星画像やストリートビューも同様。難しい課題だが、Googleならいつか克服してしまうのでは、そんな予感すら抱かせるのはさすがだ。ストリートビューの動画化もやって欲しい。静止画の連続だとどうしても死角が生じてしまうので。期待して待ちましょうか。

  2013.05.15

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• ネット未公開物件も探せる――iPhone／Android向けアプリ「東京不動産屋マップ」

  リーシング・マネジメント・コンサルティングは、部屋探しをサポートするiPhone／Android向けアプリ「東京不動産屋マップ」を5月8日に提供開始した。iPhone向けはApp Storeから、Android向けはGoogle Playから、それぞれ無料でダウンロードできる。インターネット上には数多くの賃貸物件情報が掲載されているが、空いたばかりの新着物件やネット未公開物件など、実際に不動産屋を訪問してみなければ出てこない物件もある。そこで東京不動産屋マップは、賃貸物件ではなく不動産屋（賃貸仲介会社）を探すことに特化したアプリとなっている。「鉄道路線・駅」「エリア（市区町村）」から不動産屋の検索が行えるほか、スマートフォンの機能を生かした「タッチパネルによる地図検索」「GPSによる現在地検索」、さらには「オススメ不動産会社」「オススメ賃貸物件」といった機能も備えている。なお、掲載されている仲介会社は都内約7000店以上で、いずれも同社スタッフが日々のマーケットリサーチの中で訪問した“足で稼いだ情報”とのこと。（ITmediaより）------------------------------位置情報を利用した部屋探しは、物件ありきでなく実際に歩いて住環境を見ながら探せるという利点があるので重宝なのだが、これは何と物件そのものでなく「不動産屋」探しという予想外の展開（笑）発想はユニークなんだけど、果たしてどういうメリットがあるのだろう。そのあたりがちょっと分からない。その地域に特化した不動産屋を探すということなのかも知れないが、地元の不動産屋が必ずしもその地域に強いかといえば、最近ではネットワークで大手が押さえているので何とも言えない。ちょっと詰めが甘い気がしないでもないが、面白いといえば面白い。口コミや評価が共有できれば可能性は広がると思う。

  2013.05.11

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• 衛星画像と住宅地図を組み合わせた「震災復興支援地図」を提供開始

  ゼンリンとNTT空間情報は、東日本大震災の被災地復興支援を目的とした地図情報の商品化において協力し、NTT空間情報の衛星画像とゼンリンの住宅地図データをパッケージ化した空間コンテンツ「震災復興支援地図」を5月13日から提供する。 震災復興支援地図は、NTT空間情報が提供する最新の衛星画像「GEOSPACE衛星写真」とゼンリンが震災後に制作した住宅地図データ「Zmap‐TOWNII」をGIS等のアプリケーションソフト上で重ねて表示ができる地図データ。 被災地の最新の地形や道路状況など、復興状況の変化を視覚的に把握することが可能になるという。同データを活用することで、復興に向けた自治体やインフラ事業者等によるインフラ整備計画の立案や、各市区町村における住民からの各種問い合わせ対応などに役立てることができる。 また、オプションとして、利用者の用途に応じ、震災前・震災直後の衛星画像や震災前の住宅地図データを組み合わせての提供も行う。価格は1地区1ライセンス29万9250円から。（レスポンスより）------------------------------地理空間情報コンテンツ業界のビッグ2のコラボレーションが実現。住宅地図レベルの大縮尺での重ね合わせは精度の敷居も高いだけに、こうしたコンテンツの組み合わせが可能になるのは大きい。「復興状況の変化を視覚的に把握」はもちろんだけど、防災計画などにも力を発揮することは間違いない。そういう意味では復興支援だけでなく、全国で需要がありそうだが。「震災前・震災直後の衛星画像や震災前の住宅地図データを組み合わせての提供」というのも様々な解析に応用できそうだ。値段はパーソナルユースにはややお高いが…

  2013.05.10

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• クルマが“集客装置”－ＩＴで実店舗に誘導

  ＩＴを活用し、車の運転者にタイムリーな情報提供を行うことで実店舗への誘導を図る試みが広がりつつある。海外では地理データと広告を組み合わせた仕組みが人気を博しており、検索サイト大手の米グーグルもこの分野に食指を動かしていると言われる。日本でも駐車場の空き状況を切り口に、周辺の観光名所やレストランなどを案内するサービスが出てきた。クルマが“集客装置”と化す未来はいつ訪れ、自動車業界や消費者の生活にどのような影響をもたらすのか。「グーグルが自動運転車の開発に注力しているのは、Ｏ２Ｏ（オンライン・ツー・オフライン）事業を強化するためではないか」ＩＴ業界関係者の間で、こうした声が散見される。Ｏ２Ｏとはウェブサービス利用者に実店舗への来店を促し、収益につなげることを指す。検索結果に関連する広告の配信で巨額の手数料収入を得てきたグーグルが、車のドライバーを本格的に取り込もうとしている―との観測だ。同社が自動運転への関わりを公にしたのは２０１０年。センサー技術と地理情報を駆使して自車の位置を正確に特定し、目的地までの最適な経路を割り出しつつ自動で走行する仕組みの実験を重ねてきた。これが実用化されてＯ２Ｏの機能が加味されれば、車に乗っている人はハンドル操作ではなく行きたい場所の情報収集や旅行ルートの決定に集中可能だ。グーグルも広告主が望む場所へ顧客を“連れて行く”ことが容易になりうる。（日刊工業新聞より）------------------------------さすがにグーグル。抜け目がない。インターネットの登場で広告は大きく変わった。それは閲覧履歴や検索キーワードの解析で「ニーズマッチング」の精度が上がったことが大きな要因だ。そしてモバイル端末の位置情報環境が向上したことで今度は「プレイスマッチング」が、さらに「誘導」までも可能になった。それだけでも広告効果は従来の比ではないだろう。そして誘導が機能することにより、効果のリアルタイム性が高まっているのも大きい。やりようによっては来て欲しい時にお客さんを呼び込むことも可能になる。そして今度は通信ナビの普及やスマホのカーナビ化により車が広告デバイスになる。車は生身の人に比べれば「高速移動体」であるから、より遠く・広範囲への広告配信が現実的になる。それはすなわち、広告閲覧者の母数が増えることに結びつくわけだ。広告主も代理店も、ここに大きなビジネスチャンスがあることになる。この環境を利用して色々と面白いアイディアが登場するかもしれない。

  2013.05.09

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• 子ども連れ向け 新宿区が地図アプリ

  東京・新宿区は、幼い子どもを連れた親にも繁華街に出かけてもらおうと子どもを預かる場所や授乳スペースなどを備えたおよそ６００の施設や店を検索できるスマートフォン用のアプリを作りました。このアプリは、子どもを連れて繁華街に出かけづらいという声を受けて新宿区が開発し、このほど公開しました。授乳やおむつ替えができるスペースを備えた施設のほか子ども向けのメニューを提供したりベビーカーのまま利用できたりする店が地図上に示されます。登録されているのは４７７の飲食店や衣料品店のほか公共トイレや区の出張所など、合わせておよそ６００の施設や店で、区は協力を呼びかけて今後も増やしていくことにしています。こうした地図は紙のものはありましたが、新宿区では情報を素早く更新でき、持ち歩きやすいことからスマートフォンのアプリを２３区では初めて開発したということです。新宿区こども家庭課の大野哲男課長は「大都会、新宿の繁華街はこれまで子ども連れの人たちが訪れにくいという声があったが、これからは気軽に出かけてもらって子育てしやすい街として活性化を目指したい」と話しています。（NHKニュースより）------------------------------この事例のように、自治体が紙媒体でなくアプリを作るケースは徐々に増えている。スマートフォンの普及は、測位を利用して地図プラットフォーム上に様々なコンテンツを展開することを可能にした。こうした位置情報の普及は情報のリアルタイム性を促すことになり、結果的に紙媒体以上にモバイルでの地図サービスが重宝することになる。少なくとも現在の子育て世代はスマートフォンの普及率が高いはずで、その意味ではこの手のコンテンツは需要が高そう。今後は自治体が発信する情報も、紙媒体とアプリの2本立てというケースがますます増えていくのではないだろうか。

  2013.05.05

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• バスNAVITIME、iPhone版のリリース開始

  ナビタイムジャパンは、4月26日より、iPhone向け「バスNAVITIME」の提供を開始した。 バスNAVITIMEは、現在地周辺のバス停を地図上に表示する「のりば案内」やバス時刻表、バスの接近情報を見るなど、バスでの移動に特化したナビゲーションアプリ。今年2月にAndroid版がリリースされている。 有料のプレミアムコースでは、徒歩とバスのみを組み合わせたルート検索も可能。出発地・目的地にはバス停以外にも駅やランドマーク等をフリーワードで検索し、設定できる。また、選択した路線の停留所一覧をリストや地図上で確認できる機能なども用意される。 プレミアムコースの価格は、250円/30日、600円/90日、1200円/180日、2300円/365日。（レスポンスより）------------------------------待望のiPhone版が出た。バスのナビゲーションはデータ整備もメンテナンスも難しいというのが通説だったが、そこはさすがNAVITIME。バス停と路線ネットワークですらなかなか大変だが、時刻が入るとさらに難易度が上がるわけで。ただ、現状他の交通機関との組み合わせでマルチ検索するところまではいっていない。これをクリアすれば交通ナビは大きく進化するはず。ここまで来ればどうしても期待してしまうが。

  2013.04.28

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• スマートフォン向けMapFan、地図の変化点を投稿できる新機能を追加

  インクリメントPは、スマートフォン向け無料地図サイト「MapFan」にて、地図の変化点に関する情報をユーザーに投稿してもらう新機能の提供を開始した。 新機能は、「ここのお店は閉店した」「この施設は名称が変わった」など、地図を利用していて気づいた変化点を、スマートフォン向け「MapFan」から、地図の変化点投稿サービス「地図の素」へ情報投稿してもらうもの。 寄せられた情報は、同社にて内容確認を行い、その後の地図整備の参考にするという。PCサイト「MapFan Web」では、同投稿機能を2008年から提供し、ユーザーから投稿された多くの情報を地図に反映してきているという。 同社では、ユーザーからの投稿により、現地の最新情報を早く・正しく収集し、鮮度と精度の高い地図が提供できるとしている。（レスポンスより）------------------------------新サービスは、以前からあった「地図の素」をスマホから投稿できるようになったというもの。地図の更新箇所をユーザーが指摘するこの仕組みは元来スマートフォンのような位置情報を取得できるモバイル端末が向いていたはず。その意味では登場がむしろ遅すぎるくらいかな。地図の更新を網羅し続けることは本当に難しい。店舗などは消長も激しいし、開店・閉店・名称変更など追いかけていくのは至難の業だ。だからこそ、地図データベースを維持更新しているベンダーはすごいと思うのだが。ところで地図の素といえば、以前は投稿したユーザーに懸賞のようなものがあったように記憶しているのだけど今はどうなんだろう。でもこういう仕組みは非常にいいと思う。ユーザーの情報共有の意識やリテラシーが高まることで地図はますます進化する。

  2013.04.27

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• グーグル、屋久島のストリートビューを公開

  グーグルは23日、Googleマップにおいて、世界遺産である屋久島のストリートビューを公開した。 片道約11キロのトレッキング道を、18キロのバックパック型の撮影機材「トレッカー」を使って撮影した。なおトレッカーによるストリートビューの撮影・公開は屋久島が初とのこと。 撮影は荒川登山口からスタートし、トロッコが走っていた軌道、小杉谷橋、ウィルソン株の中、巨樹に囲まれた森、縄文杉までを収録したものとなっている。ウィルソン株の中を撮影するために、トレッカーを背負ったオペレーターは、膝立ちになって狭い株の中に入ったという。 今回の撮影の様子は、動画でも収録されており、現在YouTubeで公開されている。（RBB TODAYより）------------------------------世界遺産・屋久島をストリートビューで旅することができるようになった。「トレッカー」による撮影とのことだが、本当にどこにでも行くのは驚かされる。ウィルソン株の中にもちゃんと入って撮影しているみたいだ。通常のストリートビューよりも画像解像度も高いように感じるのは気のせいだろうか。撮影は2月になっているだけに、山の中は雪だ。撮影の様子を公開しているYoutubeの動画も興味深い。自然の美しさの中で、撮影プロセスも垣間見ることができる。ちょっとしたプロっモーションビデオみたいでなかなかセンスもいい。それにしてもストリートビュー恐るべし。いずれストリートビューが本当にシームレスで世界中を繋ぐ日が来るのかもしれない。観光地にもどんどん進出しているが、これを見て「行きたい！」と思うか、「これで見れるならわざわざ行かなくてもいいね」となるかは見る人次第か…

  2013.04.24

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• コンビニチェッカー: 現在位置の近くにあるコンビニを地図上に表示するコンビニ検索アプリ

  現在位置の近くにあるコンビニを素早く探せるアプリ、コンビニチェッカーを紹介します。コンビニチェッカーは、GPSをつかって周辺にあるコンビニを検索できるアプリです。セブンイレブンやローソンなど、自分の好きなチェーン店にしぼって探すこともできます。アプリを起動したら最初に位置情報利用の許可と利用規約に同意しましょう。許可しないと探せないし使えないので。初回のみコンビニの絞り込み画面が表示されます。とくに希望がなければそのまま【実行】をタップしてください。すると自分の近くにあるコンビニがチェーン名付きで地図に表示されます。 セブンとローソンとファミマが戦ってる・・・。地図ではなくリスト表示にもできます。リスト表示では名前順と距離順が選べます。絞り込みボタンをタップすると好きなコンビニチェーンのみを指定できるほか、自由に並び替えることもできます。つまり、群馬県仕様にすることも可能！ということ！地図上のアイコンやリストをタップすると詳細情報をチェックできます。詳細情報画面からルート案内も呼び出せます。一度チェックしたコンビニは閲覧履歴からすぐに見返せます。なお、現在位置以外にもキーワードから住所や駅名を指定して探すこともできます。旅行中など土地勘のない場所でコンビニを探すときにどうぞ！（AppBankより）------------------------------コンビニなんてどこに行ってもあるようで、それでいていざ探すとなると見つからない（笑）そんなジレンマを解消するには便利なアプリ。コンビニの選択ができるのも案外使えそう。今時のコンビニ利用は会員カードありきになりつつあるので。ひとつ気がかりなのが、更新の頻度か。コンビニの場合消長が激しいので、どこまでリアルタイムに反映されるのかは未知数。居抜きでチェーンだけ変わることも多いし。この辺りはオープンデータ化が進んで、コンビニの出店に関する申請のデータなどが公開されると変わってきそう。その意味では将来性のあるアプリなのかな？

  2013.04.22

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• マップル、iPhone向けカーナビアプリに災害時用の帰宅支援モードを搭載

  キャンバスマップルは、同社が開発したiPhone向け本格カーナビゲーションアプリ「マップルナビS」の地図および検索データを2013年春版データに更新した「マップルナビS バージョン1.2.0」をリリースした。 「マップルナビS バージョン1.2.0」は、地図および検索データを2013年春版データに更新。首都高速道路・大井パーキングエリアの移転や新たにオープンしたスポットにも対応する。 また、災害時に役立つ「帰宅支援モード」を搭載。災害発生時の徒歩帰宅の際に注意すべき「危険箇所」や、知っておきたい「避難所」「災害時帰宅支援ステーション」などの施設を地図上に見やすく表示する。さらに、目的地までを直線で結び、その直線距離を表示したり、iPhone内蔵の電子コンパスに対応するなど、災害時の徒歩帰宅をサポートする機能を搭載。通信圏外でも使用できる。そのほか、飲食店情報検索サイト「ぐるなび」の情報を利用した検索機能を実現。フリーワード検索で「ぐるなび」に掲載の飲食店から目的地を設定できるようになった。価格は1400円（5月6日まで特別キャンペーン価格900円）。（レスポンスより）-----------------------------昭文社のキラーコンテンツの一つである帰宅支援マップ。カーナビアプリに徒歩が前提の帰宅支援とはいささか違和感もある。もっとも、デバイスそのものはiPhoneなので、どちらも使えれば確かに便利。災害時想定なので通信に依存しないのもいい。カーナビデバイスの主力はPNDからスマートフォン・タブレットにシフトしつつあるので、各社とも特色を出して勝負したという思惑は強い。切磋琢磨の中で品質や使い勝手が上がっていけばユーザーにとっては万々歳。災害時の使用というのは今の時勢では高い需要がありそう。いざという時に備えて、事前に予習をしておくこともできる。もちろん、使わないで済めばそれに越したことはないのだが･･･

  2013.04.19

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• 【中国時報】３Ｄ地図をネット公開　台北市

  台北市都市開発局はこのほど、３Ｄ地図を含む「図資展示系統（イメージデータアーカイブ）」を公開した。Ｇｏｏｇｌｅなどより精度の高い地図であるばかりでなく、日本植民地時代以降のさまざまな地図も誰でも無料で閲覧できるようになった。３Ｄ地図の製作は２０１０年に着手。昨年完成した。台北市がＧｏｏｇｌｅ　ＭａｐとＧｏｏｇｌｅＥａｒｔｈをさらに千分の一まで詳細化し、バーチャル画像で市街を忠実に再現した。すでに内湖（ネイフー）科技園区など６４７ヘクタール、２８４３棟の建物が再現されている。各年代ごとの航空写真や日本植民地時代以降の地図などの検索も可能。３Ｄ地図は最新の技術による測量を基にして作製されたもので、誤差は１０センチと精度は高い。サイトはこちら。（琉球新報より）------------------------------これはなかなかすごいのでは。日本語版が無いので詳しいことは読み取れないのだが、空中写真は10種類の年代に分かれてて、古いものは1934年だろうか。地図も様々な縮尺の様々な年代のものがアーカイブされていて、地籍図まである。基本GoogleのAPIに乗っかっているのだけど、全体のデザインもそれっぽいというか、渋い。2画面分割でそれぞれの年代の写真を比べながらスクロールしたり、3D建物もレンダリングに違和感がなくもないが、ビルに関してはわりと網羅していそう。3D建物はリアルではないけれどデザインはしっかり押さえているみたい。もちろん、3Dビューの角度を変えることは可能。台湾はノーマークだったけど、なかなかのプロダクトだと思う。お試しあれ。

  2013.04.16

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• ヤフー、携帯電話向け地図アプリを年内終了「スマホに注力するため」

  ヤフー株式会社は、携帯電話向けの「Yahoo!地図アプリ」と「路線・地図アプリ」を12月24日にサービス終了する。これに先立ち、10月31日にアプリのダウンロードを停止する。 あわせて、auケータイ向けの「EZカーナビリンク送る」機能も終了する。 これらのサービスを終了する理由についてヤフーは、「携帯電話向けアプリの需要が少なくなりつつあり、今後はスマートフォン分野に注力するため」と説明している。携帯電話ユーザーに対しては、モバイル版「Yahoo!地図」を利用してほしいと呼びかけている。（INTERNET Watchより）------------------------------ヤフーの地図スタッフブログにも書かれている。スマホに注力するため、とのことで、時代の流れながらガラケーはもはや片隅に追いやられた感がある。もっとも、両者は目的が異なるのでガラケーにアプリ云々は関係ない、と言えなくもないが。こと「地図を見る」ことに関してはディスプレイの大きさはもちろん、インターフェイス面でもスマホが圧倒的に優位だ。本来地図専用機であったカーナビさえ脅かされている訳で、今後もこの傾向はますます強くなるだろう。それでも頑なにガラケーにこだわる人も少なからずいる。モバイル版「Yahoo!地図」は継続して欲しいものだ。

  2013.04.13

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• 財宝はどこに？　Googleマップが「宝の地図」に

  グーグルは4月1日、「Googleマップのストリートビューチームが、海底からある地図を発見した」と発表した。この地図を詳細な考古学的分析にかけたところ、“キャプテンキッド”として悪名高い海賊「ウィリアム キッド」が残した宝の地図だという。 グーグルが4月1日（エイプリルフール）に発表したところによると、海中のストリートビューの対象地域拡大のために、インド洋で水中撮影を行っているときに、撮影班がサンゴ礁の影にあった箱のなかから、この地図を見つけた。 キャプテンキッドの地図には、複雑に暗号化された記号が散りばめられ、簡単に財宝の場所が分からないようになっている。そのためグーグルでは、この地図をデジタル化して、Googleマップとして公開するとのこと。 現在Googleマップにアクセスし、Googleマップの右上に表示されている 「宝探し」ボタンをクリックすることでモードが切り替わる。グーグルでは、財宝の在り処に関する情報が入り次第、Google JapanのGoogle＋ページで通知するとしている。（RBB TODAYより）------------------------------エイプリルフールに毎年何かしらやらかしてくるのは欧米企業の専売特許ともいえるが、Googleマップは昨年のドラクエ風地図に続いて今年は宝探し地図だった。Googleマップの右上には通常地図と航空写真、GoogleEarthの切替ボタンがついているが、ここに宝探しが加わっている。表れるのは宝探し地図。本当にこれで宝が見つかるのかどうかは不明だが…しかしこの地図、昔の宝探し地図のようなチープなものでもない。拡大こそ限度があるものの、よくよく見ると水系線などはかなりリアル。その割に富士山の絵が実にファンタジーだ（笑）この地図、どこか懐かしい感じがするのは自分だけだろうか。子どもの頃に遊んだ宝探し地図って確かこんなだったなと。もしかすると、宝探し地図こそが子どもが最初に「地図」として認識する地図なのかも知れない。

  2013.04.02

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• Googleのストリートビューが今度はカナダの北極地区を徒歩で撮影

  ご存じのようにGoogleのストリートビューのチームはこれまでその技術を、なるべく小さくそしてなるべくモバイルにしてきた。とくにそうしてきたのは、Google Mapsのために人が画像を撮る部分だ。今日（米国時間3/20）チームは、カナダの北極行政区にあるNunavut（ヌナヴート準州）での現場画像を共有した。 グランドキャニオンの場合と違って、ここではTrekkerを背負って歩く人はGoogleの社員ではない。その人はNunavutの住民Chris Kallukで、彼はNunavut TunngavikというNPOで働いている。今そこは、Googleと協力して画像を集め、カナダ北極地区のより詳細な地図を作ろうとしている。 オリンピックのときにはストリートビューのチームはスノーモービルを工夫して使ったが、Trekkerも氷点下で使えるように作られている。カナダ北極地区では1年うち8か月が氷点下だ。Kallukはブログでこう説明している: “ここでは冬が日常です。実際にここに来てみないと、この言葉の意味は理解できないと思います”。Kallukは次のような文章で、カナダにおける初めてのTrekkerによる遠征旅行を記している: ストリートビューの画像を撮るためのバックパックを背負ってフロービシャー湾へ徒歩で向かった。そこは風がいちばん強くて、そのために海の氷が山のように盛り上がっている。そり犬を家の外につないだまま出かけるのだが、キャンキャン鳴いて連れて行けとせがんでいる。イヌイットの職人たちの何千年という歴史のある伝統技術が作ったイグルーは、ぜひ撮らなければならない。 カナダ北部の正確な地図を作るためにGoogleの連中は、昨年の8月にケンブリッジ湾のぼくの家に来た。そしてその秋の旅の画像を公開した。でも今回のIqaluit（イカリット）への旅では、Google Mapsのチームが零下30度以下という冬の北極を初めて体験することになる。KallukとGoogle MapsのプロジェクトリードRaleigh Seamsterは、バックパックで写真を撮るだけでなく、イカリットの住民に写真や情報を集める目的を説明しなければならない。とくに彼らは住民にMap Makerについて説明し、誰もがGoogle Mapsの制作やアップデートに参加できるのだ、と説いた。 Googleは地球上の至るところの画像と情報を集めようとしているから、まだ誰も知らない自分だけのお気に入りの場所を、彼らに教えてやることもできる。GoogleのストリートビューとMapsが作ったツールを使うと、誰もがコロンブスになり、自分と数人の友だちしか知らなかった場所すら、情報化できるのだ。 “これは、犬ぞり隊の先導犬になったような気分だよね”、とKallukは言う。Nunavutをまだ訪れたことのない人にとっては、Googleのストリートビューがそこへ行く初体験になる。その画像はまだ公開されていないが、でもグランドキャニオンの9500枚の写真から類推すると、きっとまた、すごい画像が見られることだろう。（TechCrunchより）------------------------------前日に続いてGoogleの話題になってしまうがのだが。最近ストリートビューの充実が本当に凄くて、街中でも地下や施設の中など様々な場所を網羅し始めている。観光地などでも色々なルート上にSV画像が存在していて、手軽に雰囲気を味わうことが出来るこれはいわゆるグーグルカーに頼るばかりでなく、Trekkerなど新兵器の登場も大きい。記事にあるように、Googleの社員でなく、一般の人が投稿できる環境が確立されればこうしたコンテンツは飛躍的に増えてくるだろう。それにしても北極とは恐れ入った。画像としては、何となく同じような景色が続くような気がしないでもないのだが。

  2013.03.23

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• Googleマップ、斜め45度からの航空写真を提供開始……リアルな地上を見下し可能

  グーグルは21日、45度斜め上から航空写真の提供を開始した。Googleマップを「航空写真」に切り替えることで利用可能となっている。 この航空写真により、空から見た視点で、その場所や空間を把握可能とのこと。たとえばスカイツリーなどを見ると、その高さがより実感できるだろう。利用には、Googleマップの右上にある［地図］ボタンをクリックして［航空写真］に切り替え、ズームインしていくと、自動的に45度の写真に切り替わる。また、「45°」という設定が用意されているので、それに切り替えてもよい。 現在、45度斜め上から見た航空写真は、東京都、川崎市、千葉市、仙台市の4都市が対応している。今後、対応エリアは拡大される予定。（RBBTODAYより）------------------------------ストリートビューといい、今回の45度航空写真といい、Googleマップはもはや社会に欠かせないインフラになりつつある。我々地図を作る側はいわゆる正射影の空中写真を見慣れている（というか馴染みがある）のだが、地図を作るわけでもなければ、圧倒的に斜め撮影の方が見やすいはずだ。いわゆる鳥瞰図が好まれるのも角度がついていることで立体的に捉えやすいゆえだろう。正射影は飛行機にでも乗らない限り人にとって「見慣れない」光景であるのに対して、斜めは高い場所から見下ろした場合の景観に近い。人にとっては色々と感じやすい角度と言えるかもしれない。特に都市部では圧倒的に空間把握がしやすい。地図だけでは分からない街の景観が、斜め写真とストリートビューの組み合わせで露わになる。これは後に今の時代を振り返った時、長い地図の歴史でも革命的な出来事なのかも知れない。このレベルで世界中を網羅するようになれば、Googleマップは天下無敵の地図インフラになるだろう。本来であれば国レベルで整備するようなデータを民間がやってのけるという凄さ。しかもこれが無料で見れるというのは何とも罪作りな。

  2013.03.22

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• 地図サービス「マピオン」で電源/ネットワークの使えるお店/施設が検索可能に、全国のノマドへ

  マピオンは、無料地図検索サービス「マピオン」で日本全国の電源/ネットワークの使える店/施設の情報を掲載開始した。情報は、街の電源検索サイト「モバイラーズオアシス」から提供を受けており、全国約3,000件の店舗/施設を掲載している。今回の対応で「周辺で調べる」機能の検索対象に「電源の使える店・施設」ジャンルが加わり、見ている地図の周辺にある該当スポットを簡単に検索できるようになった。また、フリーワードに、Wi-Fi サービスの名称を入れて検索することも可能。 外出先でノートPCで仕事をしたり、モバイル端末を充電したりできるように、電源コンセントやWi-Fi/有線LANが使える喫茶店やファーストフード店、空港などの施設が増加していることが背景となってこのサービスを開始したという。（インターネットコムより）------------------------------さすがマピオン。かゆい所に手が届く（笑）最近はそれほどでもないが、自分も以前はノマド率が高かったので「モバイラーズオアシス」は良く利用させて頂いた。電源と無線LANはノマドにとってまさにオアシス。首都圏はもちろんのことだが、名古屋や大阪、去年は那覇でも電源を探してさすらった（笑）本当にこうしたスポットはありがたいものなのだ。しかし客観的に考えてみれば、お店にとっては迷惑極まりないのかなぁ。珈琲1杯で何時間も粘られた揚句電気や電波まで持っていかれるという（笑）それにしてもこの国はいつから遊牧民国家になったのだろうか…

  2013.03.20

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• ドイツ地裁、グーグルマップの特許侵害を審理 提供禁止の危機

  米インターネット検索大手グーグルがドイツでの地図サービス「グーグルマップ」の提供を禁じられる可能性が出てきた。スマートフォン（多機能携帯電話、スマホ）とソフトウエアメーカーの一連の特許訴訟において初めての直接対決となった7日の訴訟の審理で明らかになった。 米マイクロソフトはミュンヘン地裁に、人気のインターネット地図アプリ、グーグルマップのドイツでの提供をグーグルに禁じるよう訴えた。グーグルが同社の持つ特許を侵害していると主張している。ただ特許自体は、ドイツの特許裁判所における別の訴訟で無効の判決を言い渡される可能性がある。 マティアス・ジガン裁判長は7日、この訴訟でグーグルの特許侵害を訴えるマイクロソフトの主張に本質的に傾いていると明らかにした。しかしグーグルマップの即時提供禁止も不適切なようだと述べた。ただこうした一時的な提供禁止で取消不能な損害を与えられるとグーグルが証明できる場合に限られると説明した。 グーグルの弁護士、マルクス・グロシュ氏は審理で、一時的な提供禁止による「損害の可能性を定量化するのは難しい」と述べた。またこうした禁止は、サービスが今後、再び提供されるようになる場合でもグーグルに「甚大な影響」を与えると主張した。地裁は5月に判決を言い渡すとみられている。 特許法コンサルタントでマイクロソフトに助言を行っているフロリアン・ミュラー氏は「マイクロソフトは、グーグルマップサービス、グーグルマップ・アンドロイド向けアプリ、グーグルマップへのアクセスを提供するウェブブラウザーに対するドイツ特許の差し止め命令を求めており、これを得られる可能性が現在極めて高くなっている」と述べた。 今後の差し止め命令に従うため、グーグルはドイツのパソコンでグーグルマップへのアクセスを無効にし、携帯端末向け基本ソフト（OS）「アンドロイド」を搭載したスマホ向けの同アプリをドイツに出荷するのを中断する必要がある。グーグルの広報担当は、敗訴による影響を公表していない。グーグルがサービス提供を継続するには、最終的にマイクロソフトからライセンスを取得する必要も出てくるかもしれない。（ウォール・ストリート・ジャーナルより）------------------------------特許の内容については詳しく触れられていないので良く分からない。マイクロソフトのこうした動きは牽制の意味合いが強いのだろうが、グーグルに対する強い警戒心の現れともいえる。しかしもし本当に提供禁止ということになればユーザーに与える影響は大きい。果たしてどのような答えがでるのか、見守りたい。

  2013.03.10

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• 国土地理院が「明治前期の低湿地データ」を公表

  国土地理院は、液状化などの地震防災対策に役立てるため、明治13年～23年に国が作成した地図（「第一軍管地方二万分一迅速測図原図」及び「京阪地方仮製二万分一地形図」）を基に、当時の土地利用の状況を判読・分析し、湖沼、水田、湿地など、水に関係する土地の区域を抽出した「明治前期の低湿地データ」を作成しました。平成23年東北地方太平洋沖地震では、関東地方でも広範囲にわたり液状化が発生し、構造物の傾斜や地盤沈下など甚大な被害をもたらしました。この液状化の発生要因には、土地の地盤条件として、「地下水位が高いこと」「地層に砂質層があること」「地盤の締まりが緩いこと」の３条件が深く関与しています。 「明治前期の低湿地データ」は、明治後期以降に埋立てや盛土が行われた土地について、明治前期の土地利用がわかるため、液状化の発生要因である「地下水位が高い」「地盤の締まりが緩い」土地を判断するうえで利用することができます。 今後は、人工改変等によって過去の地形が明らかになっていない土地条件（地形分類）データ（H8年以前に作成したもの）について、液状化の発生要因に関与する地形データを整備する際の参考資料として反映させていきます。 なお、データ作成に使用した「第一軍管地方二万分一迅速測図原図」及び「京阪地方仮製二万分一地形図」は、位置の基準である三角点が整備される前に作成されたため、「明治前期の低湿地データ」の位置は、場所によってはかなりの誤差を含んでいることもありますので注意が必要です。作成した「明治前時の低湿地データ」。（国土地理院ウェブサイトより）------------------------------これは素晴らしい。国土地理院はいい仕事した。明治期の迅速測図の土地利用から低湿地にあたる部分をポリゴン化して電子国土上にオーバーレイしているのだが、よくぞ公開してくれた！という印象。地盤の善し悪しを見る素材としては土地条件図が良く知られているが、地紋が複雑で読図が難しいことに加えて、読み解くためにはある程度地形の知識が必要。今回のデータはその中でも災害に直結しやすい「低湿地」を重点的に抽出している。これであれば誰でも容易に地図から軟弱地盤を知ることができる。また、土地条件図が「土地の成因」から入っているのに対して、今回のデータは土地利用から作成されている。このあたりも一般ユーザーにはなじみやすいかも知れない。拙書「地名は災害を警告する」でも迅速測図等旧版地形図の土地利用から災害地名をひも解いていったのだが、この地図があれば非常に分かりやすい。皆さんの自分の自宅や職場など身近な場所について、この地図から地盤を読み取って欲しい。自らの土地を知ることは減災に直結する重要な一歩になる。サイトの難点は動きが重いことか。これはいずれ解消されると信じているが…それにしてもここのところの電子国土の進化は目を見張るものがある。ところで、時を同じくしてヤフーが同社の防災に対する取り組みの一環として、南海トラフ巨大地震が発生した場合に想定される津波被害を地図上で確認できる「津波被害想定マップ」を、Yahoo!地図で公開している。奇しくも気象庁は今日から津波警報の出し方を変更している。さらにはGoogleは防災関連の情報を強化しており、各地図ポータルが防災に非常に力を入れていることが分かる。来週月曜には2年目の3.11を迎える。あの教訓を生かすことは残された僕らの務めなのである。

  2013.03.08

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• 浪江町内のストリートビュー　夏にも公開

  原発事故で全住民が避難している浪江町内の様子をネットで見ることができるように、グーグルが４日から、カメラ搭載の車を使って撮影を始めた。 グーグルマップのストリートビューという技術を使う。見たい場所を地図でクリックすると、周囲のパノラマの静止画を見ることができる。夏前の公開をめざしている。 町がグーグルに働きかけた。グーグルとともに会見した檜野照行・副町長は「町民は北海道から沖縄まで避難しているので、自分のふるさとを見たいという切実な声がある。事故の惨状が風化しつつあると感じているので、惨状を世界にも発信したい」と話した。がれきで車が通れない場所以外は撮影する計画だ。（朝日新聞より）------------------------------全町民が避難している浪江町。いつ帰れるとも知れない故郷を思う気持ちがいかばかりのものなのだろう。地理空間情報技術が多少なりとも役立てられるならいいが。疑問なのはこの公開にどんな意味があるのかということ。見せることが本当に住民のためになることなのか。そしてこうした事業を民間が自主的にやるべきものなのか。ストリートビューが市民権を得ているサ-ビスだけに考えさせられる。

  2013.03.06

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• マピオン、500ヵ所以上の桜スポットの情報が見られる「花見特集」を公開

  マピオンは2月27日、地図情報検索サービス「マピオン」とケータイ公式サイトの「マピオンモバイル」において、全国のお花見スポットを紹介する「花見特集2013」を公開した。同社は外出のきっかけづくりを支援する目的で、季節や施設、ユーザーに焦点を当てたさまざまな特集を公開している。今回は春の行楽としてニーズの高い「花見特集」を2013年版として情報を更新し、再リリースした。花見特集2013では、全国500ヵ所以上のお花見スポット・桜の名所が紹介されており、桜の鑑賞時期やアクセス方法、スポットの開場時間・休業日、駐車場の有無などを確認可能。また、モバイル版では現在地付近のスポットを簡単に検索できる。（マイナビニュースより）------------------------------あっという間に2月が過ぎてもう3月だ。寒い寒いといいながらも近所では梅がほころんでいる。マピオンの特集に季節の移ろいを感じる今日この頃。この手の季節特集は直接の需要はもちろんのことだが、その字面から季節を感じられるのがいい。中でも桜は日本人には欠かせない春のアイテム。地図に季節が表れるのはなかなかお洒落だ。そういえばマピオンは陸前高田市で津波の到達点を桜の木でつなぎ、震災を後世に伝える事で減災を目指す「桜ライン311プロジェクト」の応援にも力を入れている。地図を通じて桜で人の心をつなげることが出来れば素敵なことだ。

  2013.03.01

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• 世界初グーグルマップ連動写真集アプリ【アキバガイド】配信開始

  株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービスは、電子書籍アプリ「ブックシェア」にて、グーグルマップ連動写真集アプリ【アキバガイド】の配信を開始しました。“萌え寿司”から“サバゲー”まで、押さえておきたい新しいアキバ！OTAKUカルチャーを知り尽くすアーティスト“Julie Watai”が、変貌する街“アキバ”の知られざる新スポットを18ヶ所ナビゲート！グーグルマップにも連動した【アキバガイド】を持って歩けば、1日で新しいアキバが体験できます。紹介する各スポットは、AKB『さしこ』グラビア等で活躍の写真家“青山裕企”が“Julie Watai”をモデルにセクシーに撮影し、アート作品としても楽しめるガイドブックです。iPhoneから「ブックシェア」をダウンロードしてお楽しみ下さい。（産経関西より）------------------------------電子書籍と地図の連動については様々な方法が試行錯誤されているが、これはマップ連動写真集アプリという試み。確かに写真と位置情報は親和性が高い。写真集と地図が連動するのはある意味自然なことといえる。となると今後この手の企画は増えていくことになるだろう。この方向性が定着すると、電子書籍と地図を連動させるための仕組みが不可欠になって来る。既にスマートフォンやタブレットはアプリを介してこの仕組みが出来上がっているが、いわゆる電子書籍端末が今後この仕組みを作ろうとすれば（すでにキンドルファイアーは地図との連携に踏み込んでいる）、電子書籍端末とスマホ・タブレットなどの通信端末との境界線が崩れてくることになりそう。アプリやコンテンツばかりでなく、デバイスの生存競争も今後激化することになりそうだ。

  2013.02.25

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• ストリートビュー再撮影がほぼ完了、対象地域は徳島追加で阿波踊りの様子も

  グーグル株式会社は20日、Google マップの「ストリートビュー」で閲覧可能な国内の地域を拡大した。新たに高知県と徳島県を追加し、四国全県がストリートビューに対応したことになる。群馬県、長野県、山梨県、静岡県、福井県、岐阜県、愛媛県などでは市街地を含む地域が閲覧できるようになった また、全国各地の博物館内、善光寺などの寺社仏閣、東京外国語大学などの大学施設を含む172カ所が、公道ではない場所を撮影したストリートビューの「スペシャルコレクション」に加わった。徳島市観光協会の協力で、トライク（三輪車）で撮影した徳島の阿波踊りの様子も閲覧できる。なお、ストリートビューをめぐってはこれまで、「個人宅の塀の内側まで写っている」とプライバシーを懸念する声もあり、グーグルはカメラの高さを従来の地上245cmから205cmに下げて再撮影を進めていた。同社によれば、「ぼかし」処理の依頼があった場所や、交通規制などの理由で撮影できなかった場所を除き、再撮影が概ね完了したという。（INTERNET Watchより）------------------------------おお、ついにストリートビューが四国に上陸したか。早速見てみたが自分の生まれた街にもある。さすがに生家の前にはなかったが…（路地だから仕方がない）それも一気に充実した感が強いあの四国名物の「酷道」439号もばっちり入っている。京柱峠とかなかなかリアルでは行けない場所だけに素晴らしい。街中はもちろんだけど、山の中がこれだけ充実しているのは凄い。しばらくはバーチャルドライブが楽しめそうだ。それにしても、登場した当時あれほど世界中でバッシングを受けたストリートビューが今ではすっかり浸透してなくてはならないインフラになってしまった。それはすごいことだ。それどころか、広告はもちろん、観光PRのプラットフォームとして、地図を越えた新しいメディアとしての地位を確立しようとしている。Googleはやはり怪物だ。個人的にはストリートビューより前に「ロケーションビュー」（当時）を立ち上げたアジア航測や、Googleマップより早く電子国土を始めていた国土地理院にも殊勲賞をあげたいところなのだが…

  2013.02.21

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• 「電子国土Web.NEXT」改良、異なる時代の航空写真を透過表示して変化追跡

  国土地理院は14日、試験公開中の「電子国土Web.NEXT」の機能を改良したと発表した。地図の共有機能を強化するとともに、同じ場所の地図や航空写真を重ね合わせて表示できる機能の追加などを行った。共有機能としては、電子国土Web.NEXTで表示した地図上にユーザーが書き込んだ図や文字など情報を含む地図表示を、HTMLファイルやURLで書き出せるようにする。別のユーザーがこれを開くことで簡単に共有でき、地図のスクロールや拡大・縮小といった操作も可能だ。KMLファイルとしても保存できるため、他のGISソフトでも活用できる。 なお、電子国土Web.NEXTでは、KMLファイルを読み込んで各種情報を地図上に追加表示できるが、今回、他のGISソフトなどで作成したKMLファイルも読み込めるようにしたという。これまでは電子国土Web.NEXTで作成したKMLファイルにしか対応していなかったため、ユーザーが保有するKMLファイルの各種情報も活用できるようになったかたちだ。 地図と航空写真といった異なる地図を重ね合わせて表示し、スライドバーで透過率を自由に変えられる機能も追加した。これにより、航空写真に写っているものの位置を容易に特定できるほか、異なる時期に撮影された2つの空中写真を重ね合わせればその土地の変化も追えるとしている。電子国土Web.NEXTでは現在、「1974～78年」「1979～83年」「1984～87年」「1988～90年」「2007年～（最新）」という5種類の航空写真が選択できる。 有料道路の色別表示、等高線表示の有無の見直し、陰影の色（4色）を選択できる機能の追加など、地図表現の改良も行っている。また、地図上を右クリックして経緯度グリッド（1分・30秒・15秒から選択可能）などを表示できる機能も追加しており、災害時などに場所を迅速に特定できるようになるとしている。（INTERNET Watchより）------------------------------次々と新しい試みで進化を見せる電子国土Web.NEXT。今回の機能改良もなかなか意欲的なものだ。KMLの共有機能が強化されたことで、多様な地理空間情報を電子国土上に持ち込むことが可能になった。これによりユーザーが電子国土を自分なりのプラットフォームとしてこれまで以上に容易に使うことができる。KMLはGoogleEarthなどのでお馴染みのデータ形式で、XMLベースながらもともとKeyholeのフォーマットであったものが、2008年にOGC（=Open Geospatial Consortium）の規格となり、これ以降は国土地理院も積極的に対応するようになった。測地系の定義ができずWGS84に特化したデータ形式なので測量など専門的な分野には向かないものの、GPSとの相性も含めて一般ユーザーの使い勝手はよい。多くのユーザーが利用するようになれば、今後電子国土の存在意義や方向性が少し変わってくるかも知れない。航空写真の重ね合わせ機能は秀逸。古い写真と現在のものを比較することで土地の変化が一目で分かる。これは防災面、特に防災教育では大いに役立ちそう。多くの写真を抱える国土地理院ならではだとは思うが、1974年以降の写真だけというのが惜しい。戦中戦後の日本軍や米軍が撮影したものや、国土庁が保有する写真なども年代別に取り込めたらさらに面白い。（とりあえず今は個人的にバブルの前後を見比べて楽しんでいるが）またこの機能を地図にも適用して欲しいところ。迅速測図も含めた旧版地図と現在の重ね合わせが写真も含めてマルチでできればさらに用途は広がりそう。というより、自分などは一日中見ていることになりそう。

  2013.02.18

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• 鉄地図2011

  JBCCホールディングスの山田隆司社長のお気に入りアプリは、「鉄地図2011」だ。全国の587路線、1万375駅を正縮尺で表示し、GPSで最寄り駅を探すことができる鉄道ファンにとってはうれしいアプリだ。IT業界きっての“乗り鉄”である山田氏いわく、「移動中など路線図を眺めているだけでも幸せな気分になる」。 お勧め路線は、千葉県の小湊鐵道。「なかでも養老渓谷駅は味のある木造の駅舎で、撮影スポットとしてはもってこい」と、乗り鉄だけでなく“撮り鉄”の横顔ものぞかせる。 「鉄地図」は、デフォルメされた路線図ではなく、正確な縮尺を地図上に示す点がファンの心をくすぐる。「GPSで最寄り駅を調べて、そこから線路がどのように配置されているのかを確認することが楽しい」と、鉄道の神髄は線路にあるといわんばかりの“線路”へのこだわりようである。（BCN Bizlineより）----------------------------確かに位置情報アプリで鉄道に特化した地図は珍しいかも知れない。と同時に、地図としての目的は限られる。もちろんその目的に多くの需要があればそれでヒットするのが世の常であり、「鉄道」というコンテンツにはそのポテンシャルがあるということだ。鉄道路線図というのはどうしても限られたスペースに効率的に収めようとするため、デフォルメが大きくなる。そのデフォルメの方法も難しく、上手に作られたデフォルメ路線図は芸術といっても過言ではない。しかし、先般新潮社がヒットさせた「日本鉄道旅行地図帳」はデフォルメでなく正縮尺を採用したのが売れ行き好調の秘密と言われている。圧倒的な分かりやすさと、鉄道以外の位置情報との位相が正しいというのはGPS時代には必須なのかも知れない。だからと言ってデフォルメの上手さを突き詰める美学も失いたくはないが…「空間表現」というカートグラフィーの肝の部分でもあるので。

  2013.02.17

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• ゼンリンデータ、「ピンポイント 天気 for iPhone」の提供を開始

  ゼンリンデータコムは、2月13日より「ピンポイント 天気 for iPhone」の提供を開始した。 このアプリは、東芝の有する高精度な気象予測データとゼンリンデータコムの地図情報などを組み合わせることで気象予測情報の提供を行うというもの。 地図上で場所を指定して天気予報を確認したり、フリーワードで調べたい場所の天気予報をピンポイントで検索することも可能。 天気や降水量、風情報だけでなく、紫外線指数、雷の発生状況などの予報も提供する。その他、登録エリアの「雨アラーム」、台風の情報を知らせる「台風アラーム」、設定震度以上の地震が発生した際に通知する「地震アラーム」など、様々な情報を提供する。料金は30日間170円。（レスポンスより）----------------------------有料アプリだけあってこれはなかなか機能的に優秀。地図上の位置で天気を確認というのは案外便利なツール。これまではどうしてもGPSに依存していただけに。フリーワード検索も可能で雨ばかりでなく風情報だけでなく、紫外線指数、雷の発生状況まで網羅するのもいい。雨アラームや台風アラーム、地震アラームなど案外実用的な機能だと思う。使い方にもよるが、30日間170円ならまずまずお得なのでは。

  2013.02.16

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• 八王子の企業「防犯マップ」無料公開

  八王子市南新町のソフトウェア開発会社「アプト」は、市がメール配信する犯罪・不審者情報を元に、犯罪発生場所を地図で表示する「八王子防犯マップ」をインターネット上で無料公開している。身近な犯罪の発生状況を一目で分かるようにし、自衛に生かしてもらう試みだ。 ひったくり、侵入窃盗、振り込め詐欺、自動車盗、車上狙いが表示対象。発生場所の公表は字名までなので、マップはおおよその位置を円で示している。ホームページでは一カ月以内、三カ月以内、六カ月以内の三段階で発生状況が表示でき、発生が多いと円の色が濃くなる。スマートフォン（多機能携帯電話）向けの無料アプリ（応用ソフト）もあり、一年ほど前からの情報が見られる。 酒井寛聖（ひろさと）社長（４１）は「犯罪の種類ごとに傾向も分かる。近所で多いと感じたとき、気を付けてくれたらうれしい」と話した。（東京新聞より）--------------------------八王子市の防犯マップ。Googleマップを利用した犯罪発生情報の可視化。市域が広いだけに地図化の効果は大きそう。HPそのものも、スクロールなして全体を見られるよう上手くレイアウトしているのは好感が持てる。発生場所も個人を特定はできないように表現は工夫されている。後は解決済み（犯人検挙済み）かどうかが分かれば尚いいが。しかし全ての犯罪を表示させるとその数が多いのに驚く。市がメール配信する犯罪・不審者情報を元にしているのだが、正直この手の不審者情報は精度的には今一つの印象もある（道を尋ねただけで不審者になってしまうような極端なケースもあるので）。それでも侵入窃盗や車上荒らしなど、場所情報が重要なキーとなるものもあり、参考情報としての価値は高い。アプリも配布しており、こちらも使い勝手は良さそう。

  2013.02.04

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• 雨レーダー

  スマートフォンサービス総合開発企業のボクシーズ株式会社は、株式会社ハレックスの気象情報の提供を受けて、地図連動の雨雲予報アプリ『雨マップ』を2月1日（金）にリリースしたことを発表します。雨マップは、いつでもどこでも現在地の雨雲の様子を確認でき、現在から6時間後までの雨雲の様子を地図に重ねて表示できる画期的な天気予報アプリです。雨雲を地図の上でアニメーション表示できるため、雨が止むタイミングや雨の降り始めのタイミングが直感的にわかります。＜基本機能＞現在地の雨雲を現時点だけではなく、10分毎1時間後まで、1時間毎6時間後までの2つの雨雲の予報を表示させることができます。雨雲だけでなく、6時間後までの天気・気温・湿度などを確認することができます。ご自宅や外出先でも、その地点で、何時ごろに、どのくらいの強さ、で雨が降るかを地図上で簡単に確認できます。1日の予定の組み立てに便利です。＜追加機能＞30日間250円もしくは7日間85円で現地だけでなく、全国の雨雲が確認できます。※「iPhone」は、米国およびその他の国々で登録されたApple Inc.の商標または登録商標です。■雨マップ紹介サイトhttp://rainmap.jp/■アプリのダウンロード方法https://itunes.apple.com/us/app/yumappu/id578485255?ls=1&mt=8※App Storeにて『雨マップ』のキーワードで検索してください。■アプリ情報アプリ名：『雨マップ』販売：ボクシーズ株式会社配信場所：App Store（カテゴリ：天気）（ベンチャーナウより）--------------------------過去のデータだけでなく予報ができるというのがすごい。それも全国とは。特に降り始めのタイミングは天気予報でもなかなか判断できないものだが、このツールであればある程度予想が可能。地図で雨雲が詳細まで分かるのもいい。リストで6時間分の天気詳細をやグラフで5分毎の降水量、さらにお気に入りの場所は地図上にMY地点登録して、スムーズに表示できる。表示的には雨の場合、実際の降水量に伴いアイコン周りの水滴の量が変化して直感的に降水量を確認可能。これは色々と使い勝手がよさそうだ。

  2013.02.03

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• Googleマップが駅や空港内のパノラマ画像を追加

  グーグルは1日、Googleマップのストリートビューに、新たに駅や空港の屋内のパノラマ画像を追加したことを発表した。 今回ストリートビューに追加されたのは、中部国際空港セントレア、およびみなとみらい線の新高島駅、みなとみらい駅、馬車道駅、日本大通り駅、元町・中華街駅の構内の様子。駅ホームを含めた360度のビューが閲覧可能となっている。なお、空港の屋内のストリートビューは、世界でも初の試みとのこと。 またあわせて、札幌ドーム、有楽町/新宿/京都マルイ、DFSギャラリア沖縄など、大型商業施設の屋内もさらにストリートビューに追加された。■空港・駅 中部国際空港セントレア みなとみらい線 新高島駅 みなとみらい線 みなとみらい駅 みなとみらい線 馬車道駅 みなとみらい線 日本大通り駅 みなとみらい線 元町・中華街駅 （リセマムより）--------------------------いや～これは凄い。正直驚いた。ストリートビューが階層を持っている。地下鉄駅の地下4階からフロアーごとに360度見えたり、何だか不思議な気分。みなとみらいは割とおなじみだけど、馬車道とか新高島とかわりとマニアックだし（笑）地下のプラットフォームはなかなか整備されないけれど、まさかストリートビューが先行するとは思わなかった。セントレアもびっくりだ。空港の中でやはりフロアを持っていて、チェックインゲートの前まで行ける。屋上のデッキは先端まで行けて、飛行機もたくさん見れるのが嬉しいじゃないか。空港だけにセキュリティ上大丈夫なの？などど余計な心配をしてしまうレベル。これはちょっと楽しいかも。

  2013.02.02

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• マピオン、ラーメン特集をリリース

  マピオンは1月29日、同社が提供する地図情報検索サービス「マピオン」とケータイ公式サイトの「マピオンモバイル」において、全国のラーメン店情報を紹介する「ラーメン特集」を公開した。 同サービスでは、国内の有名店から約2700軒のラーメン店情報を掲載。モバイル版ではエリア検索以外にも、醤油・味噌・塩・とんこつの4種のうち、食べたいラーメンの味、現在地、店名などから検索が可能（レスポンスより）------------------------------これはピンポイントながらも史上最強の特集かも知れない（笑）ラーメン店は王道だ。何やかんや言ってもラーメンの人気は絶大。大人から子供まで、ラーメンが嫌い、という人はそうはいないはず。醤油・味噌・塩・とんこつと味の種類も分かれるし、それぞれに名店も多い。モバイル版の味から探せる機能は重宝かも知れない。リアルタイムの混雑度とか出れば尚いいけどなぁ。並ぶのがどうも、という人は多いし、うまいしくみは出来ればさらに面白いと思うが。

  2013.01.31

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• Googleマップに北朝鮮地図　世界のユーザーと制作して追加

  米Googleは1月29日、地図サービス「Googleマップ」に、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の地図が加わったと発表した。ユーザーがGoogleマップを編集できる「Googleマップメーカー」を使い、世界の地図制作愛好家とともに制作したという。 北朝鮮の地図は従来、地形図など限られた情報しかなかったが、道路や建物名、建物の写真などが追加された。Googleマップメーカーを使い、世界中の地図制作愛好家と、道路をトレースしたり、名前をつけたりしながら制作したという。 Googleのエリック・シュミット会長は1月上旬に訪朝。その後、自身のGoogle+で、「北朝鮮政府は国民にインターネットを開放するべき」などと持論を展開していた。（ITmediaより）--------------------未だ謎の多い国。謎が多いから地図が欲しい。それなら、ということで今回はユーザーも含めてみんなで力を合わせての地図化というのがすごい。何というか、この手の動機付けは舐めたものではない。逆にこういう時代だからこそ、隠すことは難しい。自国民は無理やり封じ込めることが出来ても、世界は見ている。名もない人々がこれだけの地図を作ってしまったのだから。

  2013.01.30

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