運命的な愛を生きた二人の男女 その愛の結末は・・・「コールドマウンテン」
南北戦争末期を背景に、激動の戦禍に巻き込まれた運命的な愛を壮大なスケールで描き上げた感動のドラマ! ジュード・ロウ&ニコール・キッドマン主演。その1: この映画の背景となった南北戦争とは・・・南北戦争(なんぼくせんそう、 American Civil War, 1861年-1865年)は、アメリカ合衆国に起こった内戦である。奴隷制存続を主張するアメリカ南部諸州のうち11州が合衆国を脱退、アメリカ連合国を結成し、合衆国にとどまった北部(23州)との間で戦争となった。お互いにあらゆる国力を投入していたことから世界で最初の総力戦(Total War)だった、とする説もある。4年間の内戦の末期だから、北軍が押していたときであろうか。その2: 脱走兵狩りは真実だった!!!???まるで悪魔のような脱走兵の取り締まり。彼らは脱走兵を見つけると容赦なく射殺するか、縛り首にした。脱走兵を匿ったり、助けたりした者も同罪である。戦争に怯える女・子供の様子がよく描かれている。そこまで残忍な描写をする必要があるのか、と思えるシーンもあるのだが・・・。そうした中、南軍兵士インマン(ジュード・ロウ)は、遠い故郷にいる恋人エイダ(ニコール・キッドマン)のために傷ついた体で軍からの脱走をはかる。まるで狩から逃れる兎のように。これはその道中記でもあるのだ。その3: キスしただけの二人の愛が再会で燃え上がる何度となく死の危機にさらされるアイマン。ピンチを脱出出来たのは、エイダを想う愛の心であった。エイダの方もそうだ。103通出した手紙の返事は一度も戻らない。アイマンが受け取ったのは僅か3通。だが生きて必ず帰ってくることを確信して彼女は待ったのである。これは4年間離れていた二人の”愛情物語”とも云えよう。西部劇は舞台に過ぎないのであろうか。再会後、アイマンがエイダと語り合う場面。「君が心の中にいたから絶望の淵に沈まずにすんだ」「私にそんな力があるの? 私たちほんの何分か一緒にいただけなのよ」「永遠にも優る時間だ。一瞬、一瞬がダイヤのように煌めいていた。現実がどうだろうが関係ない・・・」その4: 南北戦争を背景にした映画ほどのくらいあるのだろう國民の創生 (1915年、監督:D・W・グリフィス) 若草物語 キートンの大列車追跡(1926年、監督:バスター・キートン、クライド・ブラックマン) 風と共に去りぬ(1939年、監督:ヴィクター・フレミング) 七人の脱走兵(1954年、監督:ヒューゴ・フレゴネス) ふくろうの河(1962年、監督:ロベール・アンリコ) ダンディー少佐(1964年、監督:サム・ペキンパー) 続・夕陽のガンマン(1966年、監督:セルジオ・レオーネ) ロング・ライダーズ(1979年、監督:ウォルター・ヒル) グローリー(1989年、監督:エドワード・ズウィック) 潜水艦CSSハンレー(1999年、監督:ジョン・グレイ) コールド マウンテン(2003年、監督:アンソニー・ミンゲラ) あなたは何本ご覧になっていますか?その5: 「コールドマウンテン」は平凡な山の名 一体何を象徴したのか主人公二人がいのちを賭けた山だったのだろうか。それとも二人の未来を象徴させたのだろうか。2003年 イギリス/イタリア/ルーマニア・カラー 監督 アンソニー・ミンゲラ 出演 ジュード・ロウ ニコール・キッドマン レニー・ゼルウィガー ドナルド・サザーランド ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓人気blogランキングへ