「石原裕次郎の世界」わが心の裕次郎 が届いた
待ちに待っていた裕ちゃんのCD全集が届いた。裕ちゃんの歌を全曲まとめたものだ。石原裕次郎の世界 CD全10巻セット【smtb-S】【送料無料】裕次郎はスーパースターというだけでなく、私にとっては忘れられない特別の存在なのだ。思い出のページをめくると、今なお生前の裕ちゃんが眼前に現れる。そして、「元気でいるか?」と人なつっこい笑顔を向けて私に話かけてくる。そう、あれは昭和36年夏のことだった。撮影所のプロデユーサー室にいた私は部屋を出ようとして、片手に松葉杖を持ち骨折した足を宙に挙げ、ぴょんぴょん跳ぶようにやって来る裕ちゃんに出会った。「ターキーさん居てる?」「お留守ですが、お探しして来ましょうか」「頼むよ」私は裕ちゃんがソファに座るのを見届け、部屋を後にした。そして、所内を探し回った。やがて試写室から監督と話ながら出てくる水の江さんを見つけてそばに駈け寄った。「部屋で裕次郎さんがお待ちですが」「そう、すぐ行くわ。ありがと」私はプロ室に駆け戻り、裕ちゃんに報告した。「ご苦労さん、ありがとう」と、頭を下げてくれた。天下の大スターが、私のような下っ端にまで。私は胸が感動で一杯になるのをおぼえた。裕次郎作品の再起第1作は「あいつと私」、ファンは劇場に殺到した。【27%OFF】[DVD] あいつと私これは私ひとりに残る思い出の残像である。