読書初心者へのおすすめ〜た行で始まる作家・編〜
今年もまたマックの〝月見シリーズ〟の季節がやって来た!チーズ月見セットは、私の定番注文メニューで大好物♡いつもなら飲み物にカフェラテを選ぶところだが、今回はシェイクにしてみた。それも秋限定のシェイク。『月見マックシェイク長野県産シャインマスカット』は、口の中に残るような甘さはなく、スッキリとした味わいで、ほんのりと芳醇な香りがする上品なシェイクである。ぜひとも当ブログの筆頭管理人にも味わってもらいたい逸品なのだ。※「天高く吟遊肥ゆる秋」ってなことにならないようご注意を! おせっかいな筆頭管理人よりそんなわけで、食べることがますます楽しくなりそうな秋は、読書をするのにも適した季節。秋の夜長、お気に入りの一冊を手に取り、ゆっくりページをめくってみるのも一興かと。今回は特にテーマはなく、単にた行で始まる作家のおすすめ小説だ。例によって3冊ご紹介しよう。①高村薫『レディ・ジョーカー』この小説を読んだのは、もうずいぶんと昔のことになるが、とにかく衝撃的だったのは覚えている。単なるミステリー小説ではなく、いわゆる〝社会派〟という冠が付くジャンルのものだ。あらすじや感想などの詳細は、【読書案内】のページでも記述しているので、良ければ参考にご覧いただきたい。ちなみに『レディ・ジョーカー』は、1999年版(国内編)『このミステリーがすごい!』において、堂々の第1位を獲得している。②武田邦彦『フェイクニュースを見破る武器としての理系思考』この御仁を有名にしたのは、フジテレビで放送していた『ホンマでっか⁈TV』や、読売テレビの『たかじんのそこまで言って委員会』あたりの番組で人気を博したのだと思われる。最初の頃は胡散臭く見ていた私だが、ある時、「むやみにテレビに出ている〝専門家〟と呼ばれる人たちを信用しない方がいい」と武田氏が発言したことから、私の見る目が変わった。武田邦彦という人物の、主義・主張をもう少し知りたいと思った瞬間である。武田邦彦は、東大の教養学部基礎科学科を卒業。東大の工学博士の学位を取得している。耐震性を考慮した原子力発電の推進と、兵器にならない原子力発電所を開発。そもそも〝地球温暖化騒ぎ〟の発端は、朝日新聞の記事にあると糾弾した第一人者である。平成31年には、当時の首相(安倍総理)が主催した〝桜を見る会〟に出席。現在は保守派政党である参政党(2020年設立)のアドバイザーを務めている。※Wikipediaと著者プロフィールを参照さて『フェイクニュースを見破る武器としての理系思考』についてだが、この著者がスゴいのは、現代の日本人の知的レベルを実によく理解しているという点である。本来なら、学術的な内容かと読むのがためらわれるところ、蓋を開けてみると、高校卒業レベルなら誰でも理解できるように、噛み砕いてわかり易く解説しているのだ。そこから導かれる答えーー本書のテーマはーー必ずデータを見て、自分で考えることの大切さ、だと思う。とにかく、人の言うことに流されるな、鵜呑みにするな、という警鐘であると私は捉えたのである。③谷崎潤一郎『細雪』私の大好きな作家ベスト3には入るので、こちらは絶対にはずせない。谷崎作品の中で、圧倒的な完成度と優雅さと、さらには格調高さを誇るものである。長編なので、1日や2日で読了できるものではないけれど、ワンシーズン使って、少しずつ読み進めていくのも楽しいかもしれない。谷崎潤一郎の描く女性は、とにかく〝個〟がある。世俗の荒波に負けない強さがあり、しかも気高い。上方を舞台にした旧家の美しい四姉妹が織りなす人間模様は、さながら王朝文学である。谷崎作品の中で、代表作と言ったら間違いなくこの『細雪』しかあり得ない。人生に一度は読んでおくべき必読書と言っても過言ではないだろう。以上の3作品が、私のおすすめするた行で始まる作家の作品である。一方、当ブログの筆頭管理人はどんな作品をエントリーしてくれるのだろう?それでは最後に、筆頭管理人のおすすめするた行で始まる作家の作品をご紹介願おう! 呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン! ってことで筆頭管理人です。「た行」といえばこの人しかありません。山頭火の詩人の心に触れたくて、彼を追い四国を歩き遍路しました。室戸では、山頭火の後ろに立って大海を眺めている気になりました。誠に、なんぼ眺めても飽かないものでした。座右本の山頭火日記と句集は手製のブックカバーをこしらえました。山頭火湯飲みはペンケースに使っています。なお、山頭火を世に出したと言っても過言ではない大山澄太氏の「山頭火の道」は近年古本で手にして以来、私の宝物です。季節もよくなりましたので、また山頭火を追って四国に行こうかと、画策中の私目でありました。~~~~~~~~ご参考まで(^o^)/はコチラです。はコチラです。はコチラです。そして!当ブログでは200冊以上の読書案内を投稿しております。ご覧いただけましたら幸いです。★吟遊映人『読書案内』 第1弾(1~99)はコチラから★吟遊映人『読書案内』 第2弾(100~199)はコチラから★吟遊映人『読書案内』 第3弾(200~ )はコチラから