コンビニねこ
今朝、駅前通りのコンビニに立ち寄ったら、お客の中に子猫がいた。新装オープンの店内にたたずむ猫に、出勤前のおじさん、若者が「猫だ」と声をかけて通りすぎる。手の空いた店員さんが、猫を大事そうに抱いて、「ごめんね」とでもいうように外に出した。しばらくして、レジに並ぶとまたその猫がレジのところにいた。コンビニには入らないほうがいいことを猫は知らないでいる。それがとてもほほえましくて、なんだか、和んだ。私が帰ろうとしたときに、「猫がいますよ。飼い猫ですか?」と言った女の人がいた。みんな、猫がいることは知っていて黙っていたんだと私は思っていたので、なんだか、いやな気持ちになり、そそくさと店を出た。猫嫌いな人にはたまったもんじゃないかもしれないが、機能化してしまった、コンビニの中に、猫がいること、猫がいることをあたたかく見守るお客さん、困ったけど、追っ払わない店員に多少なりともあたたかさを感じてた。夜、みんなで、遊んだあと、深夜そのコンビニの前を通ると、ゴミ箱の横にその猫がたたずんでいた。前にさきいかが置いてあった。餌付けがいいことではないかもしれないが、なんだかほっとした。人間だかが一生懸命に生きているわけではないし。和めるコンビニ。