ありがとう
夜遅い時間だったけど、「今大丈夫かな?」と思いつつ電話した。お相手は数年前に学びをともにした仲間のTちゃん。夜遅くに電話しようと思ったのは先日、携帯に着信があったのにそのままになっていたこともあるが何よりも彼女と話したいと思ったから。呼び出し音の後、少し低めの声で「もしもし…」と懐かしいような声。その声を聞いて思わず顔がほころぶのを感じていた。彼女と逢うのは年に多くても5、6回くらいかな。メールも頻繁にしあうわけでもないし、電話もそう。ふと思い出したときにも、「何も言ってこないから元気で頑張ってるんだろうな…」とお互いの顔を思い出して心の中で呟く関係とでも言おうか。けれども、わたしの中での彼女の存在は大きい。凹んでても、怒ってても、泣いてても、笑っててもどんな私もいつもと変わらぬ顔で「どうしたん?」と聞いてくれるだろうと思えるから。どんなわたしも私であり、どんな彼女も彼女だから。それをそのままに認め合える関係と言えるかな。強がりで、意地っ張りで、辛いとき、しんどいときに中々素直になれないワタシがいる。けれど、それも彼女はお見通しなんだろな。そう思うと、肩の力が抜ける。硬くなった胃の辺りも弛む。かと言って、お互いに相手に依存するわけではない。もし、私がそんなことをしたら彼女は言うだろう「それはあなたが決めること」と。夜遅い時間だからこそ、静かに流れる時間も気にせずに今の心境、起こった出来事、などなど…語り合った。電話なのに、まるで目の前に彼女がいるのかと錯覚するほど彼女の表情や雰囲気が自然に自分の中に入ってくる。不思議な感覚。今年に入ってからの自分に向き合う期間はまだ続くのかもしれないが、少し前に進み始めている気がした。心が内に向く時期、外に向く時期、飛び出す時期、色々な時期があり、それに逆らうことなく過ごしたいと感じる。それを過ごせるのは、色々な人に支えてもらってるからなんだなって思う。