ココロに残ることば
遠く過ぎ去ったころのこと、産業カウンセラーの養成講座に通ってた頃、その世界の大先輩の先生の個人レッスンを受けたことがありました。温かく優しい微笑を絶やさず、しかしゆるぎない大地のような強さも兼ね備えておられたその先生が最後に仰った言葉。ソレは「あなたの大切な人が苦しんでいるとき、悩んでいるとき、お願いしたい。」と思える人が真の意味でのカウンセラー(セラピスト)だと。ソレはたくさんの資格や技術が肩書きに並んでいることではない。「安心感・信頼感を感じられるかどうかだからね・・・そこを目指してね」と。そして、数ヶ月前にご縁がつながり、先日もお話をお伺いした偉大なるセラピストの先生も同じことを仰った。そして、「自分の問題を解決していない人はセラピストやっちゃダメ」だと。確かにそうだと思う。時々耳にするのが「私の問題と同じような問題を抱えたクライアントばかり来るのよねー」当然です。自分の問題は、手を替え、品を替え、時を替え、人を替えて突きつけられるものだから。もちろん相性もあるだろう。でも、それだけではないと思う。 言われ続けていることだけどセラピスト、カウンセラーに求められるのが「自己研鑽」 自分を磨き続けること。では何を磨く?テクニックとしての腕?それも必要だろうケド、わたしは魂を磨いていくことかと思ってます。磨いて磨いて、どこに辿り着くのか・・・ソレは、本質へ近づいて行くことなんじゃないでしょうか?ソレは過酷な道なのか?と言えば、ソレも違う気がする。ある意味では年中無休の24時間休みなしだけど、ソレを過酷と思わない、感じない「愛」と、「人が好きだからと言える想い」が大切なんじゃないかと感じます。