プレイバックシアター
毎月開催中のエニアグラムを活用した「自分の強みを活かす術」強化トレーニング・アドバンスコースの日だった。これはベーシックコース(如何に人は違うかを知る)終了された方のコースで、人は如何に同じであるかを知ることで、他者との人間関係をよりよくしていく方法を確立していくことを目的としている。そのために本当の自分を知る。自分を知るということは、自己探求であり、自己探求とは=自己観察+自己理解と私は考えている。この自分を知るという作業で過去の自分から学ぶということは多い。しかし、この過去の自分に意識を向けていくにつれ、辛い過去、哀しい過去、淋しい過去、耐えた過去などのついつい反応してしまう過去に出逢うことになる。過去に囚われず、縛られず、こだわり過ぎずに過去に向き合えたら気づける事はとても多いのだけど、知らず知らずに反応し、ついつい囚われたり、縛られたりしてこだわってしまうになる。自分が囚われている過去、縛られている考え、こだわりすぎる出来事にスポットを当てて、いったい何がどうなっていたのか・・・?それをプレイバックシアターという手法でワークとして取り組んだ見たのが日曜日の事。結果は…ある人にとっては40数年間、ある人にとっては30数年間、ある人にとっては20数年間何度も脳裏に浮かんだ傷ついた経験があった。それ自体はトラウマと言うほどの出来事ではないけれど、同じような気持ちになったときの原初体験なのか?何度もその光景を思い出した経験があった。このワークを通して感じたことは、今までに感じていた過去の出来事へのソレに対する見方が変わった。変えようとしたのではない。変わったのだった。物事は見たままとは限らなかっただけ。プレイバックシアターによって別の見方に気づいただけのことだけど、自分自身の囚われや縛られた感情にも影響がありそう。過去をかわいそうなものにするのは簡単で、みんなで抱き合ったり、泣きあったり、欲しかった愛を確認しあうのは気持ちがイイ。だけど、そんな非日常の高揚感のあるワークは病み付きにはなるけれど日常生活には役立たない。日常に生かすことが何よりの目的であり、自分の生き方に反映できてこそだと思う。粛々と自分の人生を受け止め、自分と真正面から向き合う。そんなことを繰り返してきた1年半だけど、本当に大きな変化を遂げた人の笑顔はイキイキと輝く。それを再確認した日曜日のワークだった。7月末には夏合宿を開催予定なので、興味のある方、参加されたい方はお問合せください。