産後しばらくたってからのリハ目的のピラティス
Aさんは2人目を出産後数か月たった時、急に恥骨痛におそわれました。それは上の子を抱き上げようとした瞬間です。 ドクターの診察ではエクササイズで治っていく状態とのことでした。そしてピラティスを勧められたとのことです。 彼女は仕事の都合で日本に住む外国人です。ドクターが運動が良いと勧めることは日本でもあります、しかし具体的に「ピラティスがいい」と言われたということはまだ聞いたことがありません。アメリカでもドクターからパ-ソナルトレーニングをすすめる、とかピラティスをすすめる、というようにどんな運動の種類がいいかまで助言があることをよく聞きました。Aさんも自国のドクターからの言葉なのでアメリカと事情が似ています。 ピラティスを始める前のカウンセリングでは、痛みがありながらの動くことへ不安があったので、サポートとなる骨盤支持ベルトを提案しました。支持ベルトをしているAさん、ピラティスの時は必要ありませんがどんな感じか着けてみせてくれました。 このベルトはフランスのペリネ(骨盤低)ケアガスケアプローチの理論を元に開発されたものです。 Aさんは買い物などで重いものを持つ時や、長い時間何かをしなければならないなど負担がかかりそうな時は支持ベルトをするそうです。そうすると恥骨の痛みがあまり出ないそうです。また、カイロプラクターやマッサージも併用して受けています。ピラティスをはじめて4か月以上たちましたが、以前のようには痛みはなく改善しているそうです。 Aさんはグループマットクラスをしています。産後2年以上たっていますし痛みもあまりないのでコアーマッソル(骨盤底筋も含む)を主にトレーニングするマットピラティスは彼女のような状態に十分効果をあげています。 会話は英語でしていますので、彼女の参加する日は日本語と英語が取り混ぜという状態になっています。彼女のまわりの外国人用のサークルでヨガやピラティスを教える人がいるそうですが、そのクラスのスタイルよりもからだをケアするスタイルのユニバーサルピラティスを翻訳機能を使ってみつけてくれました。 とてもオープンな親しみやすい人なので人気者です。最近は少し日本語の言葉でわかるのが出てきて、今日は他の人が「私は変ですよね」という言葉に大笑いをしていました。 文化多様性もみられるピラティススタジオに時々なることは楽しいです。 名古屋・星が丘のピラティススタジオ「ユニバーサル」