関西発「ラジオホットタイム」に・・・
ゲストで塩爺こと、塩川正十郎(でしたっけ?)氏が出演。柔らかい関西弁で和み系トークを繰り広げていたが、聴いていればだんだん怪しい雲行きになってきた。なんでもないように、「教育基本法」に話が及ぶ。この人80近いかそれ以上くらいだから、教育勅語世代。とても郷愁を持って勅語を語り、戦後進駐軍に取り上げられたという感じで話をしていた。そして、与えられたのが「教育基本法」。これには徳育の項目が無かった。と、それが欠陥であるかのように言う。かくして、今回の「改正教育基本法」だ。これで正しい姿に帰れる。そう言いたいようだった。問題なのは、このタイミングでこのゲスト、この話題だ。番組の進行は、お説ごもっともで、何の反論も批判も無く、昨日の攻防など全く聞いた事も無いかのようだ。これは生放送(念のため)。おかしいのはこの番組ばかりじゃない。夜のニュースバラエティー番組は、トップは松坂。それも、延々と時間をかけて、実に丁寧な扱い。けっこうなニュースではあるけれど、今日伝えるべきはそれじゃないでしょう!「基本法」関係は、安倍総理の金で解決問題の逆切れシーに続いてほんの少しだけ、サラ-ッと流しただけ。テレビもラジオも真に受けてはいけない。ひとつの本当を隠すために、10も20もどうでもいい本当をばら撒いて、何が大事か見えにくくしている。これは誰の意思だろう?