表現の乱れ!?
10日の日記の続き的な内容を少し書かせていただきます。10日の日記の冒頭で、次のようなことを書きました。===いつものごとく、「やばい」とか「微妙」とかの言葉の使い方が変わってきていることを例に挙げ、“若者はなっとらん!”という論調かと思って読み流していたのですが(実際「他山の石」の意味を知らない人が○%、というのが見出しでしたしね)、===このような誤用などを挙げて・若者の言葉の使い方はなっていない!・若者は言葉の意味を全く知らない!という記事は、「何が言いたいの?」といつも思います。言葉というものは、相手とコミュニケーションを交わすときの共通手段となるものですから、誤解を恐れずに言うならば、マジョリティの使い方=正規の使い方という図式が成り立つのではないのでしょうか?平安時代の言葉なんて、誰も普通に使いませんよね。数十年後には、今の「やべ~」や「ビミョー」の意味がすっかり定着しているかもしれませんし。若者が新しい言葉を使い始めたら、私なんかは、それは乱れではなく、言葉の「発展」では?なんて思ってしまいます。もちろん、今までその言葉がどのように使われてきたか、ということを知れば、もっと日本語に対して愛着も湧くでしょう。したがって、若者が使っている言葉の(彼らにとっては)別の意味を伝えていく必要はあるとは思います。しかし、ちょっと違う使い方をしただけで、否定するのはどうかと思います。むしろ、そういう使い方を共通言語として使い出した発想、すごい!って思う私は、ちょっと天邪鬼かもしれませんね。