今日は閑古鳥
今日は無茶苦茶閑散としていました^^; 今日はお昼に級位者向けの講座(30分)があり、その常連の方4名はいつもどおり来てくださったのですが、それ以外のお客さんが2名。(ガーン)先週の木曜日を臨時休業日にした影響かもしれません。碁会所ってお客さんの多さがお客さんに対するサービスという側面があるので、今日は参りました。その分指導碁を頑張って打ちました。 しかし、最後の最後に良いことが。 小学3年生の男の子が新たに囲碁を習いにきてくれました。(夕方お父様から問合せの電話があり、今日すぐ来ていただきました)「ヒカ碁」で囲碁を知ったらしく、お兄ちゃんと囲碁をみようみまねで打っていたみたいです。コウなども知っており、入門の域は既に突破していました。また楽しみが増えました^^ 3月から碁会所を引き継いで、それまでなかった講座や教室を開き、それまでの「ただ囲碁を打つだけの場所」から「囲碁を学べる場所」に改革しようと頑張っています。まだ各教室の生徒さんは少ないのですが、応援してくれる方(コアなファン?)も出てきてとても励みになります。 学生時代から囲碁を教えるバイトはしてきましたが、バイトはバイト。どうしても指示された内容をこなすというという面がありました。今は教え方などをいろいろと試しながらスキルアップを図っています。 私が教えることは大別して2種類あります。 一つは当たり前ですが役に立つ知識。こういうことを教えるときは、その人のレベルにあった内容を選ぶのと、それを分かりやすく表現することが大切ですね。ちょっと高級すぎることを解説してしまったり、分かり難い表現にならないように気をつけています。(結構難しい) もう一つは、囲碁の難しさを知ってもらうことです。「難しさ」というややネガティブな表現を用いましたが、それは面白さでもあるのです。囲碁を好きな人は分かると思うのですが、囲碁は「難しいから面白い」のです。 玄妙不可思議な手筋や高級な棋理、プロの深い読み筋などに一端でも触れたときは本当に感動します。現実問題としては目の前の勝負に勝つことが大切なのかもしれませんが、囲碁を趣味として続けてもらうためには、囲碁の奥深さ(難しさ、不思議さ)を知り、感動してもらうことが大切だと考えているのです。 だから女性教室(メンバーは入門者から初級者が中心)の講義でも、たまに上級から有段の手筋の問題を出したりします。それは答えを出させるためにやるのではなく、あくまで講義のネタとしてだします。講師役の私も一緒に考えるというようなスタイルで解説しています。(初めは俗筋で失敗する図を何個か示してゆき、だんだんと正解の手筋に近づくというスートーリーだて)そこで手筋の玄妙さ、不可思議さを体験してもらうのです。棋力向上に即効性はないかもしれませんが、ポジティブな意味で囲碁の難しさを知りより深い興味を持ってくれればと思っています。興味=モチベーションが一番上達に役立つんです! ま、教えていて気が楽なのは、囲碁が面白いとうことですね。面白くないものを面白く教えるのは無理ですけど、もともと面白いものを教えているのですから、ある意味楽です^^