『鈍感力』って
最近読んだ本を2冊。『鈍感力』渡辺 淳一(著)これは、ベストセラーにもなってるし、読んだ人も多いと思うけど・・・イマイチ。息子にも読ませたけど、「なんでこれがベストセラーなん?」私も同感。『生きながら火に焼かれて』スアド(著), 松本 百合子(訳) “婚姻前の性交渉…そのために少女は火刑にされた。今なお虐待と死の危険にさらされている女性たちの、衝撃の記録!”今でも、行われているだろう、女性蔑視の世界。生まれた子供が、男の子であれば喜ばれ、女の子であれば母親が自分の手で殺してしまう。その中で生きなければならない人にとっては、それが疑問を抱く余地すらなく、当たり前。日本でもまだ意識の中に差別は残ると思うが、世界の中では私の想像を絶する国もあり、自分が自由で幸せなんだと思い知らされた。人間の不条理を突きつけられるような内容に、読み終わった後、割り切れない気持になった。