ゴジラ ファイナルウォーズ
(ご注意:ネタバレあり)観てきたーーーっ♪なんといってもボクが生まれて初めて観た映画が『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』だったので、東宝の一連の怪獣映画に関しては思い入れが人一倍深いのだ。しかもゴジラ最後の作品ということで…(まぁね、以前何度もそういう手はあったので眉唾ではございますが)さらにテンションは上がる上がる!!公開前は正直「フン!素早いゴジラはゴジラに非ず!」と否定的な批判を晒していたロマネスクではあるが、いざ観に行くという段になればまるで一年間の海外出張のため離れ離れになっていた恋人との再会のような気分になるから不思議である(長いっ!)。さて今回の映画はなるべく事前情報を遮断して観たかった。とにかく初見のインパクトを大切にしたかったのだ。 だからネットも見なかったし、特に2○ゃんねるは厳禁だった。 しかも念には念をというわけで上映前にパンフも買ったんだが開くこともなくその時を待った。 そんな健気な自分責めにいやが上にもテンションは上がります!!(Mかっ!?)ボクが今回行ったのは名古屋市港区の某シネコン。 前売り券を買っていたので開場10分前にチケット交換したのだが、スタッフの女性が「ただ今空席ばかりです。お好きな席をどうぞ♪」って…。おねえさん半笑い。噂には聞いていたがこれほどまでに人気ないのかぁ~?(涙)前回は「ま、何事も中庸がいいだろう。」と中盤の席を選んだが、そこだと若干スクリーンが小さく折角のゴジラが迫力不足になるだろうと今回は前の方の席にした。 座ってみるとちょうど視界にバッチリフィットし完璧だ! ( ̄ー+ ̄)ニヤリ約5分ほどの予告CMなどが流れている間に一人…二人…………、二人だけかよっっっ!!'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、(ノ∀`)'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、 オッサンばっか…『ゴジラ ファイナルウォーズ』ですが(やっと本題)、これはツッコミどころ満載でボク的には大ヒットですよ!!いろいろな評価はございますが“ファイナル”に相応しい出来だったと思います。 とにかく今回はゴジラが強い! これがキモ。 やっぱりゴジラはこれくらい圧倒的な強さがないと納得できないのだ。 ただマウントポジションで相手を殴るというPride的な戦い方は違和感が相当あったが、まぁこれも許せるだけの説得力がこのゴジラにはあった。そして今回は歴代の懐かしい怪獣の面々がゴジラの強さを際立たせてくれている。 ありがとう、みんな!特に登場シーンが鳥肌立つくらいカッコよかったラドン。 上海の街を暴れまくるアンギラスのスピード感と造形美。 本来の昆虫らしい機敏な動きを魅せたカマキラス。 そして今回最大の美しさを見せたガイガンの宇宙怪獣としての完璧なる立ち居振舞い(やられ方はとんでもないほどバカだけど)。どれをとっても怪獣少年の心を震撼させるに充分な演出だった。(へドラは正にチョイ役で可哀想だったね)でも、ボクが今回この映画を大いに評価しているのはそれだけではない。 脇役人のキャラクター設定こそこの映画の楽しさを倍増させているのだ。一番の名演はなんと言ってもこの人「北村一輝」さんだ。(“さん”付けだ!)以前からこの人の演技や独特の雰囲気には惹かれるものがあったが今回はそれを更に磨き上げていた。 まさに「新世代のX星人」である。自分のコントロール下においた怪獣達がやられる度に地団太を踏むあたりは滑稽ながらも重要なキャラ設定である。素晴らしい!(ちなみに旧世代のX星人を演じていたのはデスラー総統伊武雅刀)その他にもゴードン大佐演じるドンフライもこの人以外の配役ではありえないほどフィットしていたし、往年のゴジラ俳優、宝田明、水野久美、佐原健二と…もうね、わくわく度100%ですよ! 前作では小泉博が出ていたがちょっとおじいさんになり過ぎていて見ていて辛かったんだが、今回の御三家はとってもピシッとしていて単にノスタルジーだけではない演技を披露してくれていた。ありがとう!さてさて、河内桃子さんから引き継がれるいわゆる「ゴジラ女優」ですが、今回はボクが超苦手にしていた菊川怜だったがちょっと評価を上げた。最近TVにゲスト出演していたところを見たんだが前髪を下ろしていてかわいい♪感じだったし……あれっ?今ボク「かわいい」って言った? ありゃりゃ(*^。^*)だってね、これは北村監督の趣味だろうけど共演の元キレイなお姉さん水野真紀さんと共にミニスカ脚ナメカットでもう…もう……ウッ!(鼻血)失礼しました。 (首筋トントン)いやっでもね、マジで今回は女性の美しさが際立っていた。(結局そこかよ!というツッコミはナシで(^^;...)特に映画の流れを無視して心を奪われてしまったのがこの人。(もちろん奥の女性X星人ですよ) めっちゃ美人! キレイすぎっ!!誰かこの人の名前教えてぇ~!しかしドンフライもこんなキレイな人に囲まれてさぞ嬉しかったろうなぁ♪(と思ってたらちゃんとインタビューで嬉しそうに答えていたのである意味ホッとした。VIVA!ドンフライ!!)さて、その他の見どころといえば…と言っても本当にキリがない程たくさんあるのだが敢えて言うならば、北村一輝の「ガイガァーーーンッ、起動ぉーーーっっっ!!」というセリフだな。 これは今回のピカイチ場面です。あとは、USAゴジラのジラ(GODzilla-GOD=zilla)が一撃でやられちゃった時に北村が「やっぱマグロばっか食べてるヤツはダァーメだ┐(´д`)┌」って言うトコとか、一行が何十人もの敵に囲まれた時パンクラスの船木が一人残り「ここはオレがくいとめる!」」と…。その時、彼ひとり残すことへの無念の表情を見せる松岡(主人公)に対し笑顔を見せるシーン。スローモーションという演出もジーンとさせてくれた。拍手。 しかしこのT○KI○(伏せ字 笑)の松岡君、今回はかなりいい芝居してました。 はっきり言っちゃうとボクは彼のこと菊川怜と同じくらい好きではなかったんだけど、この映画の主役としての重圧に耐えよく頑張ったと思う。 今後はちゃんとした映画俳優として生き延びて欲しいと思いました。凄く良かったよ!あ、それとね、これは絶対書いておかなきゃいけない。 あのね、いつもエキストラってのが出てくるでしょ? ほら、あの逃げ惑う人々ですよ。 こいつらやる気あんのか!?ゴジラ映画をぶっ潰す気か!?とばかりにヘラヘラ笑いながら映るバカども! あれ、大ッ嫌いだったんだけど、今回は逃げ惑う人を世界に散らばらせたため外国人のエキストラさん達の迫真の演技で臨場感バッチリでしたよ!! ありがとう。その他には監督の北村自身が“DJキタムラ”役で出てきてチャラチャラしたり、佐藤珠緒がいい女役で出てたり、セフォー&グッドリッチ(格闘家ばっかじゃん)がグレンとニックという懐かしい役名で出たりと…。もうお腹いっぱいですよ。ポンポン。ケインコスギなんですが、アクションはバッチリでしたよアクションは…。 でも彼の場合はいっそ英語でしゃべって字幕にする方が良かったんじゃない? 残念っ!! 「カリハカエスーッ」あとね、苦言といえばかなりマトリックスのパクリが目立ったのがゲンナリ・ポイントかなぁ。だって、「もろ」だもん。もうひとつ苦言といえば、最後に出てくる大ボス的な「カイザーギドラ」だけどこの造形はボク的にはイマイチだったなぁ。4本足だから動きがない。そして中途半端な羽根も華麗さがなくてショボイし。ゴジラの最終決戦なんだからさぁ、もっと強いギドラにしてほしかったなぁ~。観た直後は最後のシーン、ミニラがゴジラを“とうせんぼ”するのは一気に萎えてしまったが、これもゴジラ50年を振り返れば当然あり得るシーンなので受け止める事にしました。(ていうか、今回のミニラはいかにも作り物っぽくてねぇ…、当時の山田花子に激似の着ぐるみはもう無かったのかなぁ?)あ、みなさん、もう読むの飽きてきちゃったかな?じゃあ、最後にしますね。轟天号のCGのシーンとか富士山をバックに吼えるゴジラ、NYやシドニー、上海の街の美しさ、X星人のマザーシップから飛び出す無数の戦闘艇UFOとかの描写…、どれをとってもハリウッドに負けないくらいの映像美だった。 それに加えて、ゴジラの圧倒的強さ。 もうエンターテイメントとしてはかなり満足のいく映画でしたよ。 正直「平成ガメラ」を肩を並べる、というかそれプラス「ノスタルジー」があるからボクは大満足でした。素早いゴジラも案外違和感なかったしね。そして肝心のサウンドトラックですが、やってくれましたよ♪キースエマーソン!!一聴すればわかるエマーソン・オルガン節。 プログレらしい仰々しさや変拍子はないものの、やっぱりキースエマーソンなのだ! これが最後のエンドロール中ずっと流れているもんだから、映画館を出た後もずっと頭の中をグルグルですよ♪いやぁ、これはもうすぐ発売されるサントラを買わねばっ!! ねっ!?さて、本当に最後にひとつだけツッコミを入れてお別れしましょう。 さぁ、みなさん、この映画は観ておくべきですよ、マジで。 レイトショーならお安く観られますから♪ちなみに来週の月曜日はメンズデーなのでもう一回観てきま~す♪(1000円也)なんというモダンなヘアースタイルなんだ!? 誰にやってもらった!? (今年の小美人) こっちの方がいかにも的です。っていうか小美人って双子キャラではなかったのかぁ?(昨年のお二人)=12/20追記=美人X星人の名前がわかりました♪詳しくはボクのもうひとつのブログ(謎♪)にてバカバカしく公開中!