移住後 初のコザライブ@Jack Nasty's
この一週間というもの、ずっとソワソワしてたんだ。 というのも大好きなエイサーがまた生で観られるという情報が入ったからだ(詳細は昨日のブログで)。まぁでも結論から言うと謎の“主催者側の都合”により直前に中止発表。 チョー涙。そんなわけでライブの開始時間まで4時間も空いてしまった。 とりあえずCD屋さんに入ったり寂れた商店街を散策した。 掘り出し物や面白いお店を発見できたのでちょっと満足。 それでもまだ十分時間があったのでモスに入って腹ごしらえをし、mixiで暇な人に呼びかけたが反応なし(号泣) くそー、地元の友達をもっと作らねばっ!!やっと22時になったのでボクが2年半前に行ったライブハウス『Jack Nasty's』に突入。 階段を下りるとその時に見た光景がそのまんま再現された。 まだ準備が整っていない店内でKenさんがギターをメンテナンスしていた。 ボクが「もう(入っても)いいですか?」と尋ねると「どうぞ♪」って。 そしてボクはスタッフ以外は誰もいない店内のカウンターに座った。 流暢な日本語を話す外国人が注文を取りに来た。 「この子が新メンバーだな」と思ったが案の定ドラマーだった。 飲み物すべてがワンコイン(500円)にライブチャージが1000円。 安いぞ!! するとカッチャンがボクの前へ。 「あ! カッチャン♪」と言うとお決まりの文句「まただぁ~。 ボクはカッチャンの弟だって言ってるのに~!」と半ベソかいて訴える(笑) 一応これが一連のパターンなので『Jack Nasty's』にお寄りの際は必ずするように(o^-')b ボクのこれまでの経緯、そしてJack Nasty'sに再び来れた喜びを話すと大層喜んでくれた。 今日のカッチャンは上機嫌のようだ。このメンバーになってまだ1ヶ月足らずだそうだ。 ドラムスは2人が交代制なのか? ライブ前にカッチャンがとにかくレパートリーを練習するように何度も指示していた。 以前叩いていたRobは軍人となってバンドを脱退したそうだ。 彼のグルーヴィーなドラムスは結構好きだったのだが…。 ベースはGen君から伝説のベーシストWILLIEに替わっていた。 ちょ…凄すぎるんですけどっ@@;まずは肩慣らしというか、もろ練習(汗)で往年のロックを数曲披露。 まぁお客はボク一人だったのでなんか申し訳ないくらいで…。 それでもモノ凄いテクニックで、正直カッチャン無しでも十分聴かせられるバンドであることは確かだ。 とにかくKenさんのギターの腕前は尋常ではない!! 超絶スイープなんてここで使わなくてもいいのに~と思う場面でもバリバリにトゥルルルルルル~♪って(笑) あとフットワウをかなり駆使してるんだけど、それはまるでVOX Ampのビルトインのトレモロ・スイッチかと思うほど速くて正確なのだ。 こりゃあの足技世界一だと思ってたフランク・マリノを凌ぐよ~!! たまげるよ、マジで。そんなこんなで「Voodoo Child」「Georgy Porgy」「Come Together」などを恐ろしいほどのテクニックで弾き倒していった。 こうして約30分ほどの肩慣らしは「Black Dog」のイントロのワンフレーズで締められた。 もうこれだけでもお腹いっぱいのライブだった。休憩タイムとなったのでボクは迷わずKenさんの元に駆け寄り(カウンターの端から端に移っただけw)ずっと話をしてた。 とりあえず2年半前に撮った写真を見せて懐かしい話をした。 そしてボクが名古屋から北谷に移住したことを話すとなぜか女性の好みの話に(苦笑) Kenさん曰く「名古屋は綺麗な子いないでしょ~。 沖縄中部の女性は美人だよ」だそうだ。 しかも今帰仁と読谷と…あとどこだっけ?うるまのほうだっけか。 とにかくその中部地方に美人が集中しているらしい。 うぅむ、ボクのデータ(ここ数ヶ月の成果w)では宜野湾と北谷だ(笑) ちょっとハズレてる(^^;....そして更に話は続く。 Kenさんは…というよりもミュージシャンはこの手の話が思いのほか好きである。 今まで多くのミュージシャンと付き合ってきたが最後は絶対にこの手の話になるのだ(爆) そう、次にKenさんが仕掛けてきたのは「バツイチで子持ちの仲間由紀恵そっくりの人と真ッサラな山田花子、どっちを取る?」というしょーもないアンケートが始まった(笑) 時に仲間由紀恵さんは香里奈さんやエビちゃん、押切もえさんになったりする。 だいたいKenさんの好みがわかった(笑) しかも子供の数も最初は1人だったのに最後は3人にも膨れ上がった。 この頃になるとバンドのメンバー全員がその話に参加していた!! カッチャンだけが蚊帳の外(苦笑) しかしKenさん、ボクが「香里奈さんは名古屋だよ♪」って教えると「マジで!?」と信じられないという顔をしていた(笑) よっぽど名古屋の印象は悪いらしいぞ。2ステージ目はいよいよカッチャンが合流。 お客さんも日本人客が7人で外国人が20名ほどに膨れ上がっていた。 カッチャンは英語(ほとんどスラングw 何度も「ムカツク」って言ってたw)で彼らを煽ると若い外国人たちは腹を抱えて笑っていた。 そんなカッチャンはやっぱりマイクに消臭元をスプレーしていた(笑)たいていの歌は2年半前と同じで「Hotel California」を演歌調(?)に歌ったり「Sex machine」を例の腰振りで歌ったりしていた。 もちろんタバコの煙を鯉の口のようにパクパクさせて吐いたりも。 新しいところでは「千の風になって」がレパートリーに入ったことか。 あ、でもその歌の時は外国人がトイレ休憩をしていたので外した方がいいかもよ(汗)さて疲れたカッチャン(笑)はステージを降りて他のメンバーに任せた(爆) さすがにもう63歳である、仕方がないな。 カッチャンがカウンター内に戻る。 ボクのグラスが空なのに気付いて「Another one?」って。 で、大人なボクは(笑)1000円を渡し「カッチャンに一杯おごりね♪」って。 そしたらカッチャン、外国人の仕草のように「ボクに!?」って。 2年半前は「I'm thirsty!」とか言って強引におごらせてたくせに(苦笑)更に気を良くしたカッチャンはそのグラスを持ってわざわざボクの隣まで来て握手&乾杯をしてくれた♪ そしてこの写真。ステージを写そうとした瞬間、カッチャンの視線を感じた(笑) そしてこの笑顔!!そのテーブルで外国人と話をしていたのに数秒間、ずっとボクの方を見て笑顔でスタンバイ(笑) 気遣い度は世界一のミュージシャンかもね。こうしているうちにメンバーもステージから降りた。 するとカッチャンは「もう終わりだよ? これでいいの? 誰か演らないのかぃ?」と客を煽る。 すると有志の外国人が出てきた。 え~っ? 酔っ払いだよ~(^o^;)と思っていたが、ところがどっこい、かなり上手かったのでちょっと面食らったわ。ボクの近くでさっきまで駅弁スタイル(下ネタ御免)でめちゃくちゃやってた酔っ払い達がかなりまともに演奏する。 いや、それどころかボーカルの女性はプロ顔負けの妖艶さで魅了していた。 素人なので目線を入れるべきか?(汗)まぁ、あとはグダグダだろうし帰るタイミングも難しくなるだろうと予想し、カウンターに集まっていたカッチャンやKenさんらと握手をして外に出た。 もうすでに1時を回っていた。【ロマの本日の超オススメ】『ロックとコザ』本体価格 1,500円 (税込 1,575 円) 送料無料ロックンローラーたちが「基地の街KOZA」をとらえた。生活の匂いプンプンで、お金からオンナ、ヤクザ、薬、売春といったものが日常のことがらとして語られていく。米軍支配下から今日までのコザでロックンロールしてきた男たち、彼らの少年期・青年期がいかに前のめりだったか実感できる。ヤマトゥ(本土)とは次元の違う現実があったことを教えてもくれる。 ジョージ紫編(生い立ち/小学生時代 ほか)宮永英一(愛称・チビ)編(生い立ち/小学生時代 ほか)川満勝弘(愛称・カッちゃん)編(生い立ち/宮古から本島、コザへ ほか)喜屋武幸雄(愛称・オユキ)編(戦火をくぐり抜けて/センター通りの誕生 ほか)『オキナワン・ハード・ロック・レジェンドリー』CD2枚組 送料無料かつて沖縄といえば島唄でもパンクでもなく、ハード・ロックの聖地のイメージが強かった時代がある。 シーンの中心に長らく鎮座するジョージ紫の監修による70年代から現在に至るオキナワン・ハード・ロックの名曲集。古典的英米ハードの美点を驚くほどピュアに消化した名演多数! 『OKINAWA ROCK LEGEND / KATCHAN』画像無しですみません。カッチャンの歴史を振り返る貴重なDVDです。もちろんKenさんも演奏してます♪