PARIS と PIPER
左=パリス 右=パイパー(1976年) (1977年)共に 1st Album昨日に引き続き、似たものジャケットです。…とは言ってもこれは単に黒バックに電飾文字ってだけだけどね (^^ゞ ビミョ~まずは“PARIS”から。このバンドは結構有名なので詳しくは語りませんが、元フリートウッド・マックのボブ・ウェルチ(Vo.&G.)が腕には定評のあった元ジェスロ・タルのグレン・コーニック(B.)とギリギリになってメンバーになった元ナッズ(あのトッド・ラングレンが在籍)のトム・ムーニー(Dr.)と組んで結成したアメリカのハードロックバンド。(Dr.さんはやっつけ仕事だったのかなぁ? 2ndアルバムではメンバー交代してます。)この3人の組み合わせからするとPARISのサウンドは意外とハードで時にはLed Zeppelinを連想させるようなシャープなリフや攻撃的なリズムが聴けて“嬉しい誤算”的な喜びが得られる。 例えば1曲目の「Black Book」のイントロで聴けるギターサウンドはカミソリのような切れ味で一瞬でPARISの虜になってしまいそうだ。 そして2曲目の「Religion」では正にZEP節(黒い犬的な♪)で驚いちゃいます。 まぁ、ボブ・ウェルチのボーカルが高音でよく通る声なのであの人に似てるといえば似てるしね…その他にもB面1曲目の「狭き門」の後半部のギターのストロークから始まるアップテンポ部分は胸がドキドキしちゃうし、続く「ソリテアー」はサビのメロディーが秀逸でその後のソロになって開花したボブ・ウェルチのメロディーメイカーぶりを垣間見ることができる。 「ブレッスレス」でのへヴィーなリズム隊もカッコイイ!PARISは2nd『BIG TOWNE,2061』も同じく良い出来なので両方おすすめします。次は“PIPER”ですね。こちらもアメリカのバンドでビリー・スクワイアがいたバンドです。 …………。ま、書くことはこれくらいかな… なんて(^^ゞうそです(苦笑)。 このアルバムは今回久々に聴き直したんだけどこれがなかなか良いんですよ! オーソドックスなアメリカンロックなんだけど、B級の味が染み出てて噛めば噛むほど美味しいというか…「あー、これぞアメリカだなぁ☆」って気分にさせてくれるんです。 彼らのキャッチフレーズには“トリプルギターバンド”というのがあるんだけど、そんなに取り立てて言うほどのもんじゃない(再苦笑)。 まぁ、これはプロデューサーの力量不足かなぁ… 同時期にデビューしたSTARZ(スターズ)はジャック・ダグラスがプロデュースしたおかげで(?)かなり売れた“勝ち組”だったのに対し、このPIPERは… ま、やめとこ。でもね、このアルバムは先ほども書いたように決して悪くはない…そう、悪くはないんですよ! ストーンズの「ラスト・タイム」なんかも演ってるし、続く「42番街」なんかは結構カッコイイですよ、マジで! 特にイントロの緊張感は超A級レベルです。 この1曲だけでも聴くべきです。まぁ、そんなわけで昨日に引き続き「そっくりさん大会」?が続いたわけですが、明日もジャケット2枚用意したいと思います。