Nazareth/ナザレス
正直なところB級ロックバンドの匂いが払拭しきれないナザレスですが、ボクの場合下手したらパープルよりもよく聴いてるかも。昨日ガンズのアクセルの話が出たのでその繋がりで今日は彼らをピックアップ。(声が似てるし、実際アクセルは好きなボーカリストとして彼を挙げている)初めて彼らの音楽に触れたのはヴァーティゴレコードによる『スーパーロックコレクション』だった。 同レーベルの過去の名盤が一枚1500円という廉価で売られたという大変嬉しい企画だった。ロックに餓えていた時代だったのでミュージックライフ片手に近所のレコード屋さん(なぜかメガネ&時計屋さん兼業w)に飛び込んでサバスの『血まみれの安息日』と共に買ったのが彼らの『威光そして栄誉』だった。 なぜそれよりも有名だった『ラザマナス』を買わなかったか…… きっとタイトルが覚えられなかったから?(苦笑) いや、売り切れだったのだった。(←その『ラザマナス』は後日母にお願いして名古屋の大きなレコード屋さんで買ってきてもらったという涙のエピソードがある)『威光そして栄誉』は彼らの4枚目のアルバムで世間的にはそんなに評価は高くないようだ。 しかしボクにとっては想い出も加味されて大変よく聴いた作品である。A面トップから凄く鋭角的なハードロックンロールが飛び出してきてちょっと面食らいながらもなぜかクセになる音楽だった。 というのも当時は前出のサバスやレインボウなど様式美的な重いハードロックが好きだったので彼らの音楽は軽すぎたのだ。しかしそんな音楽的嗜好を飛び越えてダン・マッカファーティーのしゃがれたボーカルはとっても魅力的でカッコ良かった。 そんなちょっとした葛藤がありながらも聴き進めていくと出ましたね!! ボクのストライクな楽曲が♪ 【This Flight Tonight】B面1曲目に針を落とした瞬間「コレを待ってたんだよ!!」って(笑)ミドルテンポでリズムを刻むサイドギターのリフとレインボウっぽい(?)スライドギターがカッコ良かった。 でも当時は後半に入って少しだけ顔を出すロックンロール調のパートが嫌で嫌で仕方なかったことも(苦笑)とにかくその当時はこのバンドのつかみどころがよくわからなくて…でもなぜか聴いてしまうという不思議な聴き方をしていましたね。その後、決定的にナザレスを好きにさせた『宿命のロックン・ローラー』に出会うわけですが、そのアルバムの「Telegram」という曲にこの「This Flight Tonight」のサビ部分が遠くで聴こえるという演出が仕掛けてあってテンション上がったなぁ♪【Telegram】そういえば沖縄でドライブしてた時はよくこのアルバムを聴いた。 彼らのブルーズ感覚が沖縄の空気と程よくマッチしてたから。元々はスコットランド出身なんだけどうまい具合にブリティッシュロックやホワイトブルーズを取り込んで、そして必殺のボーカルを武器に息長く現在も活動を続けている。Nazareth ナザレス / 威光そして栄誉~Loud N Proud 輸入盤 【CD】価格:1,600円(税込、送料別)Nazareth ナザレス / 宿命のロックン・ローラー~Close Enough For Rock N Roll 輸入盤 【CD】価格:1,197円(税込、送料別)【ミュージック・ジャンル商品】ライヴ・フロム・クラシック T ステージ 2005価格:3,509円(税込、送料別)