【弘田三枝子】 Part1 : 和製ブレンダ・リー 【世界的歌姫】
昨日まで1960年代のポップスを取り上げてきたが、それと同時に日本でもそれらを追従するかのように魅力的な歌手らがカバーをして大ヒットを連発したその中でも弘田三枝子さんは実際にアメリカで有名な【ニューポート・ジャズ・フェスティバル】に出演したりして世界でも注目される実力派歌手であったデビューは「子供ぢゃないの」で当時まだ14歳であった同じくその原曲を歌ったヘレン・シャピロも14歳であったのは狙ったんだろうか?その後もリリースされるカバー曲が伊東ゆかりさんをはじめとする競作で話題となりむしろオリジナル曲よりも印象に残ってるこれはボクが持っている一番古いレコード盤見えにくいがこのレコード、ほんのり赤いんだよちなみにお値段はなんと! 290円♪1961年の作品でイタリア系アメリカ人のコニー・フランシス(「ヴァケイション」などで有名)のカバー曲だが、同年にリリースした「ヴァケイション」の方が20万枚の大ヒットとなったためこちらの「かっこいい彼氏」は影が薄くなってしまった(YouTubeにはどちらもアップされているので聴いてみてね)この60年代前半の彼女の活躍ぶりは凄くて今でも多くの音源が動画サイトに並んでいる逆にオリジナル楽曲の数よりも多いのではないかと思うほどである【弘田三枝子 私のベイビー 1963 / Be My Baby 】原曲はロネッツの「Be My Baby」この曲も大好き♪てか本当に歌がお上手!ハンパ無い歌唱力である!【弘田三枝子 アイドルを探せ 1965 / La Plus Belle Pour Aller Danser 】ご存じシルヴィ・ヴァルタンの「アイドルを探せ」シルヴィ・ヴァルタンは良い曲が多くてベスト盤は買っておいたほうがいい弘田三枝子さんはご本人よりも官能的で感情たっぷりに歌ってるね【弘田三枝子 夢見るシャンソン人形 1965 / Poupee De Cire, Poupee De Son 】フランス・ギャル「夢見るシャンソン人形」フランス・ギャルもフレンチ・ポップスの第一人者で歌声が破壊的に可愛いかった!だけど、弘田三枝子さんの歌は本人よりも100万倍うまくて引くレベル(笑)全部リアルタイムじゃないけれど全部知ってるしなんなら空で歌える(←さすがにウソ 笑)それにしても彼女の歌のうまさは本当に目を見張るどの曲も卒なく歌いこなすっていうか彼女のために作られたオリジナル曲のようにさえ感じるつまりカバーを超えたカバー曲なのであるたぶんそれは彼女の歌唱法というか発声の仕方にもあるんじゃないかと思うどちらかというと平坦な歌い方しかできない日本人が多い中にあって彼女の発声は声の1音1音に起伏があり表現力がハンパないわけ日本語なのに日本語じゃないような、、、、しかも彼女くらいの実力ならそのまま英語のまま歌っても様になるはずなのに敢えて日本語詞で外国人風に歌っているところが凄いなぁ…とまさに、、、、天晴れ!ただし1960年代後半になるとご存知の通りビートルズの来日を機にあのGSブームがきていわゆるオールディーズや外国ポップスは影を薄めていき、同時に彼女も地道にシングル盤を出すものの表舞台からフェイドアウトしつつあったーーーーー続く