最近の音楽界は活気がない(今年のシングルCD年間売り上げでミリオンヒットなし+レコ大受賞者決定)
ここ数年、音楽界は不況でCDが売れなくなってきている。それでも年にひとつはシングルCDにミリオンヒットが出ていたが今年は平井堅の「瞳を閉じて」が83.4万枚で最高でありひとつもミリオンヒットがでなかった。オリコンを見ても昔は売り上げ枚数を10枚を1ポイント換算で載せていた(100万枚なら100,000と表記されていた)が今では売り上げ枚数がそのまま載せてある。中学生のときはラジオやテレビの音楽ランキングをチェックし高校生のときはオリコンの売り上げ枚数をチェックしていた私としては少し寂しいことである。CDが売れなくなった理由にはiPodのようなハードディスクプレーヤーの普及による音楽メディアの変化もあると思うが最近の音楽界に活気がないのもあるんじゃないかと思う。今年のレコード大賞の各賞が決まったが今年最も売れた平井堅が受賞していない。さらに浜崎あゆみがレコ大や歌謡大賞などの賞レースを辞退していることもあってパッとしない感じがする。昨年も大賞候補だったSMAPと最優秀新人賞候補の森山直太郎が辞退したためパッとしなかった。一時は演歌を除けば多くの曲がミリオンヒットという状況だっただけに今のレコード大賞は盛り上がりにかけるお寒いイベントになってしまっている気がする。このような賞イベントの活気のなさが私に最近の音楽界は活気がないと感じさせてしまうのだと思う。別に紅白みたいに「白組がんばれー」と言わされたり「紅白は楽しいイベントです」といいたげな雰囲気の演出をやらされることもないし、ミュージックステーションみたいにタモさんと絡まなきゃいけないわけでもないのだから、あまりテレビに出演しないミュージシャンもこういう賞イベントにだけは出てきてイベントを格式高いものにしてくれればと思う。活気が出ればCDの売り上げはハードディスク人気の波に押されて伸びないかもしれないが音楽界の不況は改善されていくのではないかなと思う。まぁ、CDからハードディスクに移行する人が多い時代に賞の名前が「レコード大賞」になったままであるあたりでアウトなのかもしれないけど。参考リンクレコ大各賞2000年から2003年のシングル年間売り上げ2004年のシングル年間売り上げ