はじめてのイタリアでのパン作り
以前ブログに書きましたがオーブンが使えなかったのですがついに使えるようになりました!!私たちのアパートのオーブンはキッチンにはめ込み型になっていて、熱風あり、熱風なし、1段のみ、2段温めにするか選ぶことができます。ただ、ひとつ疑問なのが「予熱機能」がどこについているのー???そんなボタンがないのできっとその機能はついてないのでしょうか・・。初め困ったのがイースト菌。パン作りには必需品ですね。イタリアのパン作りの本を見ても「lievito di birra」(ビール酵母のイースト菌)としか書いてない。。スーパーにいくもどんなパッケージで売られているのかよく分からないのでとりあえず「Per dolce,Pan di Spagna」(お菓子、スポンジケーキ用)と書かれているものを購入。。日本だとパン作り用のドライイーストといえば1種類ですがここはこの「Per dolce,Pan di Spagna」(お菓子、スポンジケーキ用)と、pizza用の粉末ドライイースト、生イーストなど種類がたくさんあります!これで挑戦してみるも全然膨らまない。。どうやら使ったLIEVITOがいわゆる「イースト菌」ではなく、「ベーキングパウダー」だったみたい。パンではなく、ビスケットみたいに硬ーい代物になってしまいました。呆然としていると彼がキッチンにきて、「おっ、ビスコッティ(ビスケット)作ったの?味見させてー」だからビスコッティじゃなくてパンなのー!!味見している彼の反応を見ると「おいしいよーーーー!なんでこれが失敗なのさ?」そうだった、彼はイタリア人。イタリア人は固いビスコッティが大好き。けっきょく全部食べてました。。2日後、リベンジしましたよ!彼のマンマに聞いて(最初からそうすればよかった…)パン作りには生イーストを使うとのこと。だいたい、25グラム一塊のものが2つセットで50円くらいでスーパーに売っています。これでつくった結果…やったー!!膨らみました!実は生イースト使ったの、初めてなのでちょっと心配してました。使い方は特にどのレシピにも書いてなかったのですが、彼のマンマがピザを作るときに生イーストを水で溶かしていたのを思い出したので液体に溶かすようにしてやってみました。このレシピはguzziniの焼き型を買ったときについていたレシピです。超、略して書いてあるので自分なりに解釈して作ってみました。Pancuore-ミルクパン材料:強力粉 300グラム牛乳 150ccバター 20グラムイースト菌(私は生イーストで)5グラム塩 2グラム砂糖 10グラム・牛乳を38度くらいに温め、生イーストを完全に溶かします。ボウルを用意して、強力粉、塩、砂糖、パター(常温に戻してやわらかくしておく)をいれたらイースト菌が溶け込んだ牛乳を一気にボウルに注ぎ込む。・木ベラを使って材料がひとまとまりになったら台の上に生地を取りだし、生地の表面がすべすべになるまでこねる。約5分くらいです。・一次発酵に入ります。できるだけ暖かい場所を探して(日本だと冬はこたつかな?)1時間くらいおきます。イタリアには当然こたつがないので、 写真のようなtermosifoneと呼ばれる暖房装置の上に置いてます。40度に設定するとちょうどいいんです。・焼き型を用意し、生地を分割します。(4つの焼き型なら生地を4つに)湿らせたふきんを生地の上に載せ、さらに15分、ベンチタイムをとります。・中に何か詰めたい場合、生地をのばして中に詰めます。私はカスタードクリームを詰めました。中に詰めるものはジャムなら煮詰めて液体ではなくなった状態のもの、カスタードクリームならかなり固いカスタードを作ってください。パンを焼いているときに詰め物が柔らかいものだとどろどろに解けてしまうからです。・2次発酵に入ります。型に詰めた状態でサランラップをし、約1時間置きます。この間にオーブンの予熱を160度に設定しておきます。卵黄1つ分をボウルにいれよくとき、水を少量加え、これを2次発酵後のパンに表面にハケで塗ります。・オーブンで160度で15分焼きます。私が作った詰め物のカスタードクリームのつくりかたも載せておきます。電子レンジで簡単にできますよ。材料:小麦粉 35グラム砂糖 60グラム牛乳 100cc卵黄 3個分バター 30グラムバニラエッセンス 少量・耐熱容器に小麦粉、砂糖をいれる。・温めた牛乳を耐熱容器の中に2~3回に分けて注ぎ、よく混ぜる。電子レンジの中に入れ、2分ごとにとりだしてはよく混ぜる。これを3回繰り返す。(かなりもったり重い感じです)卵黄を一気に加えてまたよく混ぜる。最後にもう一度電子レンジで1分加熱する。・電子レンジから取り出したら(熱いので注意)バターを入れよく混ぜる。バニラエッセンスも加える。・冷蔵庫で冷やしてください。