自殺と他殺、どっちが多い?
娘に聞いたら、「ニュースでは同じくらいの数やっているから、同じくらいなんじゃないの」との答え。ブブー、はずれ!正解は、「自殺の方が圧倒的に多い」でした。2005年の自殺者32,552人に対して、他殺で亡くなった人は600人。50倍も自殺する人が多い。確かにニュースでは、殺人事件は大々的に放送するけれど、数が少ない分ニュースになるからで、他殺による死者は実は少なく、年々減っている。一方、自殺者は最近増加傾向にあり、3万人を越えている。グラフにしてみた。↓自殺率、他殺率という点ではどうかということで、人口10万人あたりの自殺者、他殺者もプロットした。↓自殺者は増えてはいるが、1955年頃の水準に戻ったと言う感じ。10万人当たり25人。一方他殺率は大幅に減少。10万人あたり、わずか0.5人。他殺されるのは、子供が親に殺されるケースや心中など親族に殺されるのがほとんどとのこと。悲しい事実。経済的に豊かになれば、そういう事件は減ってくる。自殺するのは男性が女性より圧倒的に多い。2005年の自殺者は男性23,540人に対し女性は9,012人。男性は女性の2.6倍!男は弱っちいからな。死ぬ気になってやれば、大抵のことはできると思うんだけど、生きることに希望を無くしちゃうんだろう。人間、いつかは死ぬんだから、与えられた人生を不器用でも精一杯生きて、楽しむのが、つとめだと思うけどな。----→人気blogランキングへ