心の波
先週に抑うつ状態になってから12目、月曜には気晴らしに北九州へ半日旅行にまで出かけられましたが、やはり症状はそんなに軽い状態ではありませんでした。 気分の浮き沈みの激しさや鉛のように重たい身体、何が自分をこんなにさせているのかわからず、というより今までもこんなことは度々ありました。 ので、迷わずいつもの心療内科へ家内と受診してきました。 そこではっきりわかってきたことがあるのです。 抑うつ状態が主訴ではなく、イライラしてストレスが蓄積され、気分が不安定な状態になることが一番の主訴であることに主治医が着目してくれました。 自分は今まで双極性障害(躁うつ病)と診断され、それ以前の病院ではうつ病と診断を受けて抗うつ薬を服薬していました。 抗うつ薬は1年前に服薬を中止させられました。主治医からは抗うつ薬はイライラな気分を助長させるので、うつ状態が改善したら早めに服薬を中止するべきと言われました。それを自分は5年間も服薬していたのです。止められなかったのには理由があります。抗うつ薬を中止するときに副作用がでるからです。自分の場合には離脱症状といった、浮遊感やふらつきが3か月もの間続きました。それでやっと服薬を止められたのです。 今回、抑うつ状態になったのは、イライラした状態で気分が不安定になり、そんな気分の浮き沈みする状態は、健康な人でも疲れます。またイライラな気分は一種のパニック症状であり、特に自分の場合は音に対して過敏に反応する聴覚過敏になっていたため、それを改善する必要があると言われました。 主治医の先生が不思議に思っていたのは、双極性障害の割には症状や状態が安定していて、それはそれでいいことなんだけれども、やはり何かの症状を呈して初めて病気と判断できる訳で、特にこういう病気は目に見えないだけに、はっきりとした症状が出てきて良かったと自分もそう思っています。 対処法もわかってきて、症状もうつでも躁でもない、つまり双極性障害の症状でないということがわかり、単なるパニック障害であることがはっきり今回わかっただけでも進歩です。 病院のソーシャルワーカーさんにも相談しましたが、もしかすると病気になる前(健康な状態であったとき)から、こういうパニックに陥るようなイライラな症状はあったと思うし、もっと激しかった、今だからこそ少し落ち着いたくらいで、なぜこういう気分が不安定になるのか原因が解って良かったと話をしました。 就労センターで少し頑張りすぎた分、イライラとストレスが溜まり、気分が不安定になり抑うつ状態となって、そこから聴覚過敏になりまたイライラが起きて気分が不安定になり、抑うつ状態になる。 一見躁うつの病相を呈しているようにも見えるけれども、そうではなかったという主治医の先生の判断、ソーシャルワーカーさんの意見は、自分にとってとても意義のある判断と意見であったと思います。 今はとにかく心穏やかに過ごしたいと思います。山高ければ谷深し