武十郎
先日、とうとう台北旅行で買いだめたDVDをすべて見終わってしまったので、しばらくは、以前に見たドラマをもう一度鑑賞することにしました。最後に見たのが「屋頂上的緑寶石」だったので、その流れで、同じく大陸ドラマで2年ほど前に見た「武十郎」をチョイス。 ■期間限定特価ウォーレス・フオドラマ「武十郎」(全33集)DVD価格:6,300円(税込、送料別)このニ作品、出演している俳優さんがかなり多数ダブっているので、このタイミングで見直してみるのもおもしろいかも…と、思いまして。あっちのドラマで、すっごい悪い役をしている人が、こっちのドラマでは、いい人だったを演じているのを見ると、「あ~、この人(俳優さん)ホントはいい人だったんだなぁ~」と安堵し、その逆で、あっちではいい人だったのに、こっちでは悪役をやっているのを見ると、「違うの、違うの、この人(俳優さん)ホントはいい人なのよ~」と、かばうような気持ちになってしまう。あくまで演技の幅が広いってことであって、いい人とか、悪い人とか、俳優さん本人のキャラクターとはまったく関係ないのに…。ところで、2作品共通出演者で、キャラのギャップが最も著しい俳優はというと、やっぱり、ウォレス・フォでしょ。「屋頂上的緑寶石」がラブストーリーであるのに対して、「武十郎」は、痛快アクションコメディ。主役のウォレスは、憂い顔の二枚目青年から、金と女に貪欲な下品な三枚目(でもホントはいいヤツ)という設定に大きくイメージチェンジ。ドラマ公開当時はマスコミにウォレス、新境地に挑戦!!と、謳われた作品。…でもな…ウォレスの憂い顔に萌える私としては、食べ物を口に入れたまま、下品にくっちゃべるウォレス金や女を目の前にして、ゲヘヘヘ…とスケベ笑いをするウォレス。そんなウォレスは見たくなかったよ~~~!!…というのが本音です。ドラマを見ながら、心の中で「ウォレス、やめて~~!!やめて~~!!」の連続です。うん…このキャラ転換の試みは、絶対失敗だったと思うよ。実際、このドラマ以降…ウォレスが再度三枚目役をやったというハナシ聞かないしね。同じように、私にクールな二枚目から、下品な三枚目にキャラ変して「そんなアナタは見たくない!!」と叫ばせたのは、「鹿鼎記」の黄暁明かな…。あ…これも、大陸ドラマだ。なんか…大陸ドラマの笑いのツボって、私には、あまりよく理解できないんだよなぁ。