[上海旅日記] カテゴリの記事

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  大観園の思い出

  上海の郊外‥市内から西へ65kmほど行った淀山湖のほとりに、大観園という庭園があります。そこは、一種のテーマパークで、中国の有名な古典小説「紅楼夢」の舞台となった貴族の邸宅を再現した庭園です。１４年前‥私とパパが、結婚の報告に上海に行ったとき、太婆が提案して、私をそこへ連れていってくれました。太婆、太公（ひいおじいちゃん）、お義父さんと、お義母さん、パパと私。上海から、バスに揺られて行きました。庭園で、一番はしゃいでいたのは、きっと‥私と太婆でしょう。なぜなら、太婆と私は、「紅楼夢」のファンでしたから。もっとも、私が読んだ「紅楼夢」は、日本語訳されたものでしたけれど‥。太婆の実の孫であるパパも、パパの妹のYinYinも、どちらかというと、現代っ子で、古典小説である「紅楼夢」などには、ほとんど興味を持たないタイプ。そういう意味では、古風な太婆とは、趣味があいません。そこへきて‥国は違えども、自分と共通の趣味を持つ嫁がやってきたことを太婆は、とてもとても‥喜んでくれていたのかもしれません。ここはね‥ヒロインの林黛玉が詩を読んでいた場所。こっちは、賈宝玉の居室。私の手をとって、あちらこちらを指差して説明してくれた太婆の目は、とてもキラキラしていました。今回の旅では、その大観園には行かなかったけれど、太婆の家を訪ねたあと、ホテルでガイドブックの「上海郊外の見所」のページに大観園の案内を見つけ、ずっと、あの日のことを思い出していました。 太婆は、今年９０歳。足もすっかり弱くなってしまい、もう、あの日のように‥生き生きと、大観園を歩きまわることはできないでしょう。太公は、３年前に亡くなりました。今、太婆はひとりぼっちです。住み込みの阿姨（お手伝いのおばさん）が、身の回りのお世話をしてくれています。これには‥世界各国どこも同じか、いわゆるヨメ・シュウトメの問題なども絡んでいるようです。私たちの訪問を、心から喜んでくれた。FuiFui、MuMuのことを「なんて、かわいい‥きれいなひ孫たち」と、言ってくれた太婆。あなたたちに会えるのは、もう‥これが最後かもしれない。‥と、寂しげにつぶやいた太婆の言葉に、涙がこぼれました。ごめんなさい。こめんなさい。そばにいてあげられなくて。それどころか、私は‥もう、あなたの家の嫁でさえない。太婆‥大好きなのに、何もしてあげられない、自分の無力さを思い、帰りのタクシーの中、涙がとまらなくなりました。私が大好きな、周杰倫の曲で、「外婆」という曲があります。「外婆」とは、母方のおばあちゃんのこと。この曲の一番の歌詞が、太婆への想いと重なり‥今もまた、涙がこぼれてしまいます。外婆（おばあちゃん）今日はおばあちゃんの誕生日。僕はレトロなスーツを着て、クラシックカーに乗り、おばあちゃんをドライブに連れ出す。おばあちゃんが若かった頃の曲を流し、おじいちゃんとの思い出のつまったあの時代へと遡るように、埠頭へと続く道を走る。おばあちゃんの顔に刻まれたしわはまるでさざなみのように綺麗だけれど、悲しみをかくしきれないでいる。おじいちゃんがいなくなった今、家族の愛を心から求めているんだ。だけど、大人たちは出かける前に、６００ドルのおこづかいを机の上に置き、これで親孝行できたと思っているんだ。おばあちゃんの心からの望みは、だんだんとかなわぬものへと変わってきている。大人たちは、最後までわかっちゃいないんだ。おばあちゃんは、みんなにそばにいて欲しいだけ、６００ドルのおこづかいなんて望んじゃいない。とても簡単なことなのに‥。おばあちゃんは、今はもう、いくら望んだって無駄だとあきらめきっている。愛がなければわかりっこないさ。湖のほとりを走りながら、おばあちゃんのやさしい声があの頃の曲を口ずさんでいるよ。３泊４日という、短い今回の旅の中、いろいろあったけれど、いちばん、私の心に残ったのは‥太婆のことだと思います。

  2006.03.28

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  至福の足裏マッサージ。。。

  本当のところ、コレは‥前日、３月２７日（月）の出来事です。上海旅日記‥欲張りすぎて、２７日はもうすでに５件も書いてしまったので、一日ずらして、書きます。（楽天ブログでは、一日５件までしか投稿できません）夕方、中山公園駅で落ち合った、パパの妹YinYin。ねぇ～、ねぇ～、お義姉さん～。晩御飯まで、時間あるし、足裏マッサージでも、行ってみない？‥と、誘われて、足裏マッサージ‥気にはなりながらも、なかなか行く機会もなく、この際、初体験もいいかも‥と、彼女のオススメのお店に行くことになりました。駅の近くのお店でした。サービスタイム‥ということで、日本円にして1000円ぐらいでした。日本でするより、かなりお安い。私と同じく肩こり症のFuiFuiも、一緒にやってみる‥ということで、部屋に案内されました。MuMuは、横で見ててね～。ところが、なんと!!MuMuまで、私もやるぅ～～!!　と駄々をこねだしたので、しかたなく、ちょっとゆるめにしてやってください～‥と、小学生の分際で足裏マッサージを体験することに。部屋で待っていると‥マッサージ師さんが３人やってきました。最初は後を向いて座り、首、肩、背中をマッサージしてもらいました。やっぱり、プロだね、すごく、気持ちよかった。それから‥いよいよ足を‥と座っている向きを変えて、３人の顔を見る。ｗ(￣△￣;)ｗおおっ!思わず‥FuiFuiと顔を見合わせた。なんと‥３人が３人とも、超イケメンの若いお兄ちゃん。私の担当の彼は‥憂い顔のパク・ヨンハ（何故か韓流スター）あとの２人は笑顔のさわやかなジャニ系。こんな人たちに、私ごときの足の裏をマッサージされるなんて～～～。まぁ～～～、どうしましょう～～～。アタフタ ヘ(￣□￣;)ノ　ヽ(;￣□￣)ヘ アタフタこの旅行中、結構あちこちと歩きまわっていて、足もかなり疲れていたし、マッサージはかなり効きました。MuMuも、かなり気持ちよかったらしく、終わってから、もうちょっと、強めでもよかったんだけどなぁ。「強くしてください」って頼んで、いきなり痛くされたら、イヤだから言わなかった。‥ですって。次の日、旅から帰ってから、疲れがたまって‥だっらぁ～～～なんてことも全然なかったのは、やっぱり、あの足裏マッサージのおかげかな。親子そろって、疲れも癒えて、眼福にも恵まれた至福の時間でした。

  2006.03.28

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  小皇帝が通る

  この日は、私たちが上海に滞在する３日間のうち、唯一のウィークデー。つまり、街中で上海の人々の通勤通学風景が見られた唯一の日でもありました。まぁ‥この時間帯に限ったことでもないのですが、車のクラクションの音、自転車のベルの音、プープー、チリンチリン賑やかで、どんな混雑の中であろうとも、人も車も自転車も‥なんとまぁ、譲り合ったりしないこと。これこそ、上海の交通事情なのだ!!ところで‥MuMuの小学校のＰＴＡで、地域安全の委員長をやって２年目に入る私。ここでも、ついつい気になって見てしまうのは、小学生たちの下校風景です。午後４時ごろ、タクシーで、パパの妹のYinYinと待ち合わせの中山公園駅に向かう途中、ついつい、委員長モードになって、街をゆく子ども達を見守ってしまいました。低学年ぐらい‥とおぼしき小さい子たちは、私が見かけた中ではほとんど例外なく、お爺ちゃん、お婆ちゃんに手を引かれて下校していました。政府の人口抑制政策として、「ひとりっ子政策」がとられている中国。子ども達は、両親の‥そして、父方、母方、４人のお爺ちゃんお婆ちゃんの関心と愛情を一心に受けた小皇帝です。だからこそ‥たった一人の我が子を、我が孫を、末は博士か大臣に育てたい‥と、「学習能力の高まるお薬」なんてものが開発され、スーパーで売られているのかしら？‥で、おじいちゃん、おばあちゃんたちは、孫の手を引きながら、一方の手には、孫の通学カバンを持ってあげている。孫達は手ぶら。これも、私が見かけた中では、ほぼ例外なく、そうでした。(ー'`ー;)ムムッちょっと～、お年寄りに学校までお迎えに来てもらって、しかも、荷物まで持たせるとは、一体、アンタら何様やねん！！でも、これがごくフツーのことのようなので、ホント‥「小皇帝」とはこのことなんですね。さすがに、高学年らしきちょっと大きな子達は、もう、いいよ～、いつまでもお爺ちゃん、お婆ちゃんとお手手つないでは、かっこ悪いし‥。なんて、年齢になってくるのでしょうか。お友だち同士で帰っていました。

  2006.03.27

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  太婆（ひいお婆ちゃん）

  太婆。。。中国語でひいお婆ちゃんのことです。（正式には、曾祖母）この日は、地下鉄に乗って、上海郊外の町に住む今年９０歳になるパパのお婆ちゃん、FuiFui、MuMuにとってのひいお婆ちゃんに会いに行きました。地下鉄の駅から、太婆の家につくまで、FuiFui、MuMuは、「太婆好!（ひいお婆ちゃんこんにちわ）」の発音の練習をしながら歩きました。１１年ぶりに会う私とFuiFui、FuiFuiはあの頃、まだ２歳でした。初めて会うMuMu。太婆は、私たちの訪問を本当に喜んでくれました。おばあちゃんの顔を見て、涙がいっぱい出てしまった私でした。ごめんなさい。この時のことも、ちゃんと旅日記として、ＵＰしたかったのだけれど、。。。いろんな想いがいっぱいになって、またまた涙が出てきちゃうので、もうちょっと、気持ちが落ち着くまで、待ってください。ただ‥今、言えることは、太婆、また今度私たちが太婆を訪ねるときまで、きっと、きっと‥お元気でいてください。

  2006.03.27

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  この線越したら、ハイ、大人。

  地下鉄一号線。うちは、長女FuiFuiが１３歳で中２。次女MuMuが１０歳で小５。日本の交通機関なら、小学生までが子ども運賃なのですが、ここでは‥なんと、MuMuまで大人運賃を払うことに。それは‥切符売り場横に引いてあるこの線。上海の地下鉄では、身長１２０cm以上は、大人料金。子どもは、この線の横に立って調べてみて、身長が越していれば‥ハイ、大人。１４７cmのMuMuは、立派に大人料金です。)゜0゜( 　ヒェェェ～料金を分けるのに、年齢・学年を基準にしてたら、子どもが証明書でも携帯していないかぎり、ごまかしがきくもんね。その点、身長で分ければ一目瞭然。ある意味‥理にはかなってる。でも～、１２０cmは厳しくない？１２０cmといえば、せいぜい‥小学校１～２年生ぐらいまでなんじゃないかなぁ。 地下鉄に乗り込んで、動き始めてしばらくすると、それまで、フツーに黙って立っていたお兄ちゃんが、いきなり大声で何か言いながら、車両を移動しはじめた。何？何？何と、上海の市街地図を売っている。そして‥低い声で「一枚おくれ」と買っているおじさんがいる。へぇぇぇぇ～～。長距離列車でもない、市内の地下鉄なのに‥物売りがいる。これにもびっくり。

  2006.03.27

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  不思議飲料見つけた

  朝一番、超級市場でのお買い物を済ませ、今日の午前中は、太婆（ひいおばあちゃん）を訪ねることに‥。衡山路から地下鉄一号線に乗って、上海市郊外の梅瀧村に向かう。喉が渇いたので、地下鉄の駅に向かう途中のコンビニで、飲み物を買った。(｀ー´) クククッおもしろそうなモノみつけちゃった。ツブツブジュースってヤツだろう。ジュースの中に、果実のツブツブがはいっているヤツ。一番手前のが、キウイ。真ん中のが、オレンジ。一番向こうのが、ココナツ。オレンジのには、オレンジのツブツブ。ココナツのには、ナタデココ。キウイのに浮いてるは、たぶんキウイの種。でも、一粒一粒がゼリー状のものに包まれている。プランクトンか何かに見えるぞ。宇宙の飲料か？好奇心満々で飲んでみたら‥フツーに美味しかったです。数週間後に、おへそから宇宙人が生まれてきたらどうしよう。

  2006.03.27

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  主婦のお買い物はやっぱりココ!!

  前日は、上海きってのディープなショッピングスポット襄陽服飾市場で、パパの力を借り、丁々発止の値切りバトルを体験した私たち。それは、それで楽しかったし、お得だったし、十分満足はしていたのだけれど‥・・・(￣ ￣;) うーん何かものたりない。だって、折角上海に来たんだもの。パパに頼りっきりでなく、自分の力でお買い物したい!!そこで‥ですねこの日の朝は、パパにゆっくり目にホテルに迎えにきてもらうことにして、朝一番、私たちだけで、ホテルの近くの超級市場（スーパーマーケット）にはりきって出かけました。中国の朝は早い。８時から開店しています。ものすご～～く大きなスーパーでした。食品類から、日用雑貨、電化製品、お薬、化粧品、ＣＤ、ＤＶＤ（こちらは正規版）何でも揃ってます。やっぱり、主婦のお買い物はスーパーよね。ここなら、置いているものの質も安心できるし、何より定価も決まっていて、ぼったくられたりする心配も無くて、値切り交渉とかしなくてもいい。ただ、気に入ったものをカートにポイポイ入れて行って、レジを通すだけです。お友だちへのおみやげ物など、ここでリーズナブルに買い揃えることができました。満足、満足。。。ミーハーな私が、狂喜乱舞したのは、スナック菓子や、方便麺（インスタントラーメン）などのパッケージに、中華明星の写真が入っていること。ジェイ・チョウのポテトチップス、ウィルバー・バンのとんがりコーンみたいなお菓子、ＴＷＩＮＳのキャンデー。きゃあ～～、きゃあ～～。こんなの日本で売ってない！！栄養食品コーナーで、↓こんなものを見つけました。説明を読むと、何やら「お子さんの学習能力を高めるお薬」らしい。いろんな漢方薬がブレンドされていて、記憶力を高め、根気をつけたりするそうな。ホンマかいな～～。‥でも、この旅行に出る前日、子ども達が学校から持ち帰ってきた通知表のことをふと‥思い浮かべると、・・・(￣ ￣;) うーん一か八か、漢方の力におすがりしてみるのもいいかなぁ～～‥などと、悩んでいると、おばちゃん店員さんがやってきて、これは、お子さん達にいいですよぉ～！！是非、買いなさい。オススメされた。（スーパーマーケットなのに、　オススメ店員さんがいるなんて！！）ついつい、２箱も買ってしまった。私も、単純だなぁ。この様子を見ていた、FuiFui、MuMu‥なぁ～、あの店員さん、私らが、あんまりアホそうに見えたから、わざわざ、コレをオススメにきたのかなぁ～。ショック～～～‥ですって。いやぁ～、そんなことは無いとは思うけど‥ひょっとして、そうかも‥？とにかく、新学期の成績が楽しみだ。 あと、このスーパーにはお惣菜コーナーもあり、朝の開店一番だというのに、もうズラリと、焼餅だの、肉入り饅頭だのおいしそうな小吃類がケースにならんでいる。ここで、朝ごはんを調達し、ホテルに帰って食べました。 カートに山盛りのお買い物、レジ袋５袋にもなりました。結構、高価‥とおぼしきモノも中にはまじっているのに、みんな合わせても‥３７７元。日本円で５６５５円ぐらいでしょうか？物価の安さに驚きです。日本に帰ってから、スーパーに行くと、何を手にとってもぼったくりに思えてしまい、イヤになってしまいます。

  2006.03.27

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  上海で熊本拉麺？

  ローソン、ファミマ、セブンイレブン‥今や上海の街をあるけば、いたるところでコンビニに行きあたります。その便利さたるや、ほとんど、日本の都会とかわりません。そして、これまたあちこちで見かける快餐店（ファーストフードショップ）。麦当労（マイタンラオ）は‥マクドナルド肯徳基は（ケンタージー）‥ケンタッキーこれは、あまりにも有名。スタバや、ハーゲンダッツだってあります。日本のお店も負けちゃいません。チーイェジァーは‥吉野家ユェンルーショウスーは‥元禄寿司そんな中で‥上海２日目のお昼。ＭｕＭｕからの強ぉ～～い希望で足を運んだのは、「味千拉麺」日本でもたくさんのチェーン店を持つ熊本ラーメンのお店です。上海にも進出しているとはねぇ～。かなりあちこちにお店があるみたいです。それにしても、日本人が上海まで来て、熊本ラーメンとはね～。実は、一昨年の夏休み、私とMuMuは、熊本は阿蘇ファームビレッジに旅行しました。（FuiFuiは、福岡の友達の家にお泊り）そこで出会ったのが、この味千ラーメン。焦がしニンニクのきいたとんこつスープにすっかり魅了されてしまったMuMuなのでした。ところが、この味千ラーメン、全国展開のチェーン店といえども、私たちの住んでいる地域にはお店がなく、ちょっと遠出したときにしか行けないお店。博多ラーメン、札幌ラーメンのお店なら、あるんだけれどね‥。上海には味千拉麺のお店がたくさんある‥ときけば、そりゃ絶対行ってみたいです。だけど‥本当に日本で食べるのと、同じ味なのかなぁ？ 私たちが行ったのは、上海新天地近くのお店。ものすご～～く広くて、２階席まであって、しかも‥ものすご～～く流行ってました!!日曜日ってこともあり、店内は家族連れで、ほぼ満席。へぇぇぇぇ～～。でも、ラーメンの本場中国で、なんで‥日本のラーメン店が流行るの？パパに言わせると‥中国のラーメン店というと、昔ながらの、街角の「粥麺店」。とても、こぎれいとはいえない小さな食堂。ゆったりと広くキレイな店で、オシャレにラーメンを食べられる‥っていうのが、「味千拉麺」が上海っ子にうけている理由のひとつらしいです。上海「味千」のメニューには、ラーメンだけじゃなくて、チャーシュー丼や、味噌汁、焼き魚、焼き鳥‥など、ちょっとした和食の一品料理もありました。「日本食」に興味はあるけれど、「日本料理店」は、予算的にも敷居が高くて‥って感じですが、「味千」なら、ファミレス感覚で入れます。ふぅ～～ん、なるほどなぁ～～。 さて‥気になるラーメンのお味は？日本で食べるのと同じでした。MuMuは‥大満足でした。

  2006.03.26

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  海賊版天国！！

  夕方、パパがお義父さんの家の近くの、ＤＶＤショップに連れて行ってくれました。ＤＶＤショップ‥と言えども、正規版のじゃありません。中国っていうところは、本当に海賊版天国。街のいたるところに本当にたくさん海賊版ＤＶＤを売るお店があります。正規版を売るお店を探すのの方が難しいくらいです。パパが連れて行ってくれたお店は、そんな中でも、結構、質のいいものを売っているお店だとか。。。(*￣-￣)ふ～ん　ちょっと興味津々。お店に入ってみて、その品揃えにびっくりです。FuiFui、MuMuが飛びついたのは、日本のアニメのＤＶＤ。中国で流行っている日本のアニメなんて、「一休さん」とか「ドラえもん」とか‥新しいところで、「ポケモン」あたり‥ぐらいなもんなんじゃないの～？なんて、思っていたら、なんと‥「One Peace」「NARUTO」「BLEACH」まであった。この手の少年漫画にハマっている２人。パパにねだって、何枚か買ってもらいました。「NARUTO」なんて、１０枚組みで、153話も入ってて、日本円にして２～３００円。でも‥うちのDVDデッキは、リージョンフリーなんだけど、ちゃんと‥見られるのかなぁ。その他、びっくりしたのは、日本のTVドラマものも、かなり充実してたこと。音声は日本語で、中国語字幕が入っているらしい。「おしん」‥とかじゃないんだよ。「ウォーターボーイズ」に、「野ブタをプロデュース」もあったし、「ナースあおい」なんて、ついこの間に最終回だったハズ。それから、こんなの中国の人も見るのか～？‥って、思ったのは、「大奥～華の乱」。一体ぜんたい、どんな中国語字幕が入っているのか、ちょっと見てみたいような‥。うちのばあちゃん（大奥は欠かさず見てた）のお土産に買って帰ろうか‥と、ふと、思ってしまったのだけど、中国に来て、「大奥」のＤＶＤを買うのもちょっとなぁ～～‥。さぁて、帰国してから‥子ども達の買った、アニメのＤＶＤを見てみました。これまた、音声日本語で、中国語字幕が入っています。なかなか、中国語のお勉強にはなります。私は‥子ども達が熱中している横から、いちいち中国語字幕を音読して、「もぉ～、うるさい！！」と、怒られてます。でも、笑っちゃうのは、アニメの途中で、ピッピッ‥ピッピッ‥と鳴って、なんと！！「北海道～～沖で、地震がありました。」などと、ニュース速報が入ってること。‥これって、誰かが、日本のテレビ放送をそのまま録画して、そのままＤＶＤに落としたモノなのね。さすがに‥ＣＭはカットしてあるけど、ニュース速報までは無理だったのね。これまた‥コピー版インチキゲームソフトと同じく、めちゃ安だったので、べつにハラもたたず、笑い事ですみますがね。

  2006.03.26

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  本当にいたのか!!パジャマな人々!!

  今回の上海行きに先駆けて、FuiFui、MuMuたちに上海って街の雰囲気を予習（?）しておいてもらおうと、一緒に読んでいた旅のエッセイ集。「杉浦さやかの旅手帖・上海を歩こう」これは、結構面白かった。‥で、この本の中に書かれていた「パジャマな人々」。上海では、夕方から夜、早朝などに、それが繁華街の大通りであろうが、（下町ならもっと‥）パジャマのまま出歩いている人々がいる‥とのこと。ホンマかいな～。本当にいるなら、是非見てみたい‥と、思っていました。パパに聞いたら、(￣- ￣ ) ンー、住宅街で、夏なら結構見るけど、今はまだ‥夜、寒いからね～。いないんじゃない～。‥と、言っていたけど、いた!!お義父さんたちのマンションの近くで、夕方‥それもまだ６時前後なのに、厚手のネルのパジャマ姿で、歩いているおばちゃんたち。仕事帰りや、夕飯の買い物などで、賑やかな街の通りをフツーにちょっとそこまでお買い物～‥って感じで、歩いてた。本当にいるんだ～～!!遭遇できたことに、感激。

  2006.03.26

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  懐かしの里弄

  午後からは、お義父さん、お義母さんたちと待ち合わせをして、上海の定番観光スポット新天地と豫園商場をまわりました。新天地というのは、戦前の西洋風集合住宅をリフォームした、ブティックや、レストランなどが立ち並んでいるオシャレなスポット。この日は、お天気もよく暖かかったので、オープンカフェには、欧米人の観光客で、いっぱいでした。 一方、豫園商場は‥昔ながらの中国人居留区で、中国伝統的な木造住宅のひしめきあう地域。いろんなお店や、屋台がたちならんでいます。↑これは、湖心亭の前の池をながめる妙齢の姑娘（クーニャン）の後姿。実は‥FuiFuiです。ここの筆専門店で、MuMuは‥おじいちゃんに、お習字用の筆を買ってもらいました。（MuMu、毛筆お習字の腕は３段です）真っ白な羊の毛の筆と、茶色い狼の毛の筆。どちらも上等なヤツです。さぁ、どっちにする？‥という段になって、MuMuやっぱり‥いい。なんで？だって‥せっかくこんなにいい筆をおじいちゃんに買ってもらっても、となりの席の子が、忘れたから貸して～って言ってきて、乱暴に使われちゃったら、悲しいんだモノ。こんなかわいいこと言うMuMuにお義父さんはもう‥(┯_┯) ウルルルルルです。羊の筆をご購入。ケチといわれようが、なんだろうが、おじいちゃんに買ってもらったこの筆だけは、誰にも貸したりするんじゃないよ。 この２つをはじめとする著名な観光スポットは別として、上海の町並みは、この十数年で、驚くほど変わりました。まさに‥高度経済成長期って感じです。前には、工場がパラパラとあるだけで、なぁ～んにもなかった黄浦江のむこう浦東地区には、今では企業のビルが立ち並び、東洋一を誇るテレビ塔、東方明珠塔がそびえたっています。人々の暮らす住宅もずいぶん様変わりして、お義父さんたちの住むマンションも、すごく近代的で住み心地よさそう。・・・でも・・・私が、一番心を惹かれるのは、街の中心部では開発のためにどんどんと無くなって来ている里弄（リーロン）の風景です。写真に映っているタクシーの向こう側のように、通りに向かって路地の入り口があり、その奥には、２階建て３階建ての長屋風の建物が並んでいる‥というのが里弄です。１１年前、おじいちゃん、おばあちゃん‥家族が肩寄せ合って暮らしていた、市の中心部、石門一路の里弄の家。懐かしいですが‥今はもう、あのあたりは市の一等地。取り壊されて、近代的なビルが立ち並んでいるそうです。寂しいなぁ。‥なんて思ってしまうのは、実際に私が、その地に生活している人間でなく、無責任にセンチメンタルに浸っているから‥だけなのでしょうね。実際に住むのなら、やはり、近代的で便利なマンションの方がだんぜんいいのでしょう。

  2006.03.26

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  襄陽服飾市場の戦い

  さあて‥上海２日目。午前中から、かなりディープな上海を体験。パパが、おもしろいよぉ～とかなりオススメするので、ついて行った先は、襄陽（シャンヤン）服飾礼品市場。ここは、下町上海っ子のファッションご用達市場。流行デザインのお洋服のお店が、戦後の闇市のごとく、ひしめきあっています。写真は撮ってこなかったのだけど、こ～んな感じのところです。また‥別名「ニセモノ市場」とも呼ばれていて、偽ブランド品などの客引きが、外国人と見ると、ものすご～くしつこく寄って来て、追い払うのに、大変です。ハァ～イ!!トモダチ!!ナニガホシイデスカ？ニセモノサイフ、バック、トケイ、アリマスヨ。チョットミルダケ、ドウデスカ?こちらでは、同じアジア人、似たような顔立ちと思っているのに、ちゃ～んと日本人と見抜いているのね。‥にしても、いきなり「トモダチ」って、アンタ、馴れ馴れし過ぎっ!!いちいち「不要!!不要!!真的不要!!」「いらない!!いらない!!本当にいらないってば!!」と、繰り返し続けるのにも疲れて、最後には無視を決め込んでいると、向こうはしばらく考えて、今度は「アンニョハセヨ～」ときたよ。たくましいわ～～。 ここでのお買い物には定価などというものは無いに等しく、値切って、値切って、値切ってなんぼの世界です。自分達で値切ってみるのも楽しいのでしょうが、よりお得なお買い物をするために、さ‥ここは、生粋の上海っ子パパの出番です。FuiFuiが、気に入ったポロシャツなどを見つける。お店の人に値段を聞く。私たちにとっては、最初の言い値だけでも、「おおっ!!安いじゃん!!」と思ってしまうですが、甘い!!甘い!!パパはいきなり、３分の１ぐらいから交渉をはじめる。お店の人も「そりゃ～お客さんムチャでっせ～」丁々発止の上海語のやりとり。交渉決裂しパパが「じゃ、もういいよ。買わないから、　さぁ行こう、みんな」さっさと店から離れ始める。FuiFuiにすれば‥「え～っ!!買ってもらえないのぉ～?!」オロオロ(゜ロ゜;))((;゜ロ゜)オロオロちっちっち‥ところが、ぎっちょん‥これも作戦のうちなのさ。店を離れ始めると、店員が必ずといっていいほど、「等一下!!」（ちょっと待ってよ!!）‥と、呼び止めてくる。「もぉ～なんだよぉ～」って感じで、戻って、交渉再開。そして、こちらの思惑に近い値段まで値段をさげさせて、勝利!!面白いと言えば、面白いし、お得と言えば、お得なんだけれど、疲れるよぉ～～。シャツ一枚の購入にここまでのエネルギーを使うか～ホント、上海っ子ってエネルギッシュだ。 私たちが、ここで購入したもの。ま‥ほとんど、FuiFuiのファッション関係。ニセ・ラルフローレンのポロシャツに、カッターシャツに、コットンベスト。この３点‥ならべてみると、どれもこれも、ポロのマークが微妙に違う。ニセ・アディダスのジャージジャケット。ニセ・ナイキの靴（これはMuMuの）。それから、ブレスレットとかペンダントとか。あと‥ゲームソフト。コピー商品まるだしで、パッケージの絵も何やらアヤシイ。ヾ(￣o￣;)オイオイ、ホンマに大丈夫かぁ？‥とは、思ったのだけれど、FuiFuiの買い物ばかりにつきあわされて、おかんむりのMuMuが、どうしても欲しい!!と言い張るので、気休めのため、ここでも、パパが交渉してゲームボーイアドバンスのソフトを２本１０００円ぐらいで購入。‥で、日本にもどってから、このゲームソフトを動作確認しました。MuMuが楽しみにしてたのは、まだ持っていないポケモン関係のソフト。スタートすると、タイトル画面が出て、確かにポケモン画面。ところが、スタートボタンですすめると‥なぜか、くまさんのジャンピングゲームがはじまり、ありゃりゃりゃ～～～?!拍子抜けでした。あちらの言い値で買っていたら、ハラも立っていただろうけど、値切りに値切って‥あの値段なので、笑い話です。(￣∇￣;)ハッハッハでも、おさまらないのはMuMuで、しかたがないので、昨日、代替のゲームを日本で購入し、ようやく、ごきげんさんに。結局、高くついたような‥。でも、まぁ‥これが、上海だ。ところで、この襄陽（シャンヤン）服飾礼品市場今年の６月で閉鎖されるそう。なんだか。。。残念だなぁ。

  2006.03.26

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  びっくりテイク・アウト

  さてさて‥第一日目の美味しいお食事も終わり、そろそろ、お勘定して帰りましょうか～という段になり、お爺ちゃん、お婆ちゃん、お店の人に何かを言いつけたよう。そして、お店の人がもって現れたのは、発泡スチロール製のお持ち帰り用の容器と、ビニール袋（スーパーのレジ袋みたいなの）。そして、食べ切れなかったお料理をそのお持ち帰り容器に、どんどんつめはじめました。ここまでは、ナニワの小市民家庭に暮らしていて、「もったいない」種族である私たちにとって、別に驚くべきことではありません。典型的ナニワのオバタリアン、うちのばあちゃんなら、「ちょっと、お持ち帰り用の折もってきてんか～」ぐらいのことは、このシチュエーションで言い出さないワケがない。持って帰って、翌朝レンジでチ～ンすれば、お弁当のおかずに入れられますから。まぁ‥最近では、最初の段階から、加減して、食べきれないほどのオーダーをすること自体、あまりなくなってきているので、このシチュエーションは少なくなってきていますが‥。上海のお爺ちゃんたちも、同じなんだ～‥と、かえって親近感さえ感じます。お店の方も、結構大きくて高級そうなお店なのに、店員さんがささっとテイクアウトの準備をして持ってきたところを見ると、これって、常識なのでしょうね。ところが、驚いたのは‥ひととおりのおかずを発泡スチロール容器に詰めおわったあと、店員さんたちがとった行動。持ってきたビニール袋を、２重、３重に重ね始め、そこへ、残った鶏さんのスープをザザーっと流し込んだこと。ええ～～～っ！！そんなのありかよぉ～～～!!お汁モノまで、テイクアウトすんのぉ～～？！FuiFui、MuMu‥もう、(・・;)目がテン‥です。確かに、ものすご～～くおいしい鶏のスープだったので、残して帰るのは、もったいなさすぎるけど‥ビニール袋とは‥。カルチャ～～、ショ～～～ック!!

  2006.03.25

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  まるごとの「いただきます」

  上海初日の晩御飯は、お義父さんたちの家の近くのレストランに行きました。上海料理といえば‥やはり上海カニ。あと、川エビの炒め物なんかも、結構いける。だけど‥MuMuに蕁麻疹が出ていることなどを考えると‥エビ・カニなどの海鮮類はちょっと避けた方がよさそうなので、鶏やお肉の料理も頼んでもらった。なんでもない人が海外で食事して、蕁麻疹の出るもととなりやすいのは、エビ・カニ類だと聞くからね。 そこで出てきたのは、鶏のスープ。脂がのっていて、こってり、まったり‥ものすご～く美味しかった。これぞ、鶏のスープ!!それじゃ、今まで食べてきた鶏のスープは一体ぜんたいなんだったの!!‥ってくらい美味しかった。スープは。ただ‥運ばれてきて、どぉ～んと円卓に乗せられた大きな鉢。さぁ、子ども達にとりわけてあげなさい。‥と、すすめられて、たちあがって、私がそこに見たものは‥静かに目を閉じて、スープの中に沈んでいるまるごとの鶏さん。)゜0゜( ヒィィ一瞬‥動作が硬直してしまった。相手が、鶏さん‥となると、それをお魚のように、尾頭付きの食物と見るのは難しく、もはや‥亡き骸に見えてしまう。こっ‥こわい。幸い、うちの子たちは、その鉢の中身を目撃していなかったのでよかったのだけれど、もし、見ていたら‥きっときっと、私以上にショックを受けて、折角のスープを飲まなくなってしまう!!勇気をふり絞り、「鶏さんごめんなさい～」と、心の中で手をあわせながら、スープと身のところをお玉でちょっとさばいて、お椀にとりわけた。本当に、本当に‥おいしかったんだけどね。その後出てきたのは、豚の腿肉の蒸し焼きみたいなの。お味もしっかりついていて、身がと～ってもやわらかくて、皮のところもプルプルとコラーゲンたっぷり。本当に美味しかった。でも、腿肉といったら、本当に‥「腿」の形態で料理されているのね。ちゃんと骨もついているし‥。私としては‥さっきの鶏のスープのショックが残っていて、今度は、豚の亡き骸の一部に見えてしかたがない。そして‥子ども達もお肉は本当に美味しいのに、ちょっとそのダイナミックな形態にビビリ気味。思えば、豚にしろ、鶏にしろ。私たちが普段食べるお肉は、スーパーやお肉屋さんでキレイにさばかれて、スライスされて、店頭にならんでいる。うちの子ども達が日常口にするのは、そんなお肉のみである。無理もないか‥ そう思う反面、ふと、思い出した。「いただきます」という言葉の意味。この間終わったドラマ、「食いタン」の中でも東山紀之が言ってた。植物にせよ、動物にせよ‥私たちは、他の生物の「命」をいただいている。‥だから、食事の前の「いただきます」には、その生物に対する感謝の気持ちをこめて、「あなたの命をいただきます」っていう意味があるのだ‥ってこと。どんな形態に料理をされて出てこようとも、それが、まるごとであろうとも、骨付きぶつ切りであろうとも、キレイにスライスして並べられたものであろとも、何かの生き物の亡き骸であることに変わりない。まるごと料理を見て、いやだぁ～、残酷～、こわいぃ～なんて、思ってしまうのは、偽善なんじゃないかな。私が、スープの中で静かに目を閉じて沈んでいるまるごとの鶏さんに、心の中で手をあわせた気持ち‥あれこそ「いただきます」の原点なんじゃないだろうか。考えようによっては、まるごと‥っていうのは、偽善とかでなく、心から食べ物に感謝するために最もいいかたちの調理形態なんじゃないかな。‥ふと、そんな風なことを考えた。でも、怖いものはやっぱり怖いんだけどね。 ちなみに‥私は、過去の中国旅行の経験の中で、まるで居酒屋の小エビのから揚げのように、お皿にてんこもりにされた小ぶりなカエルさんのから揚げ。頭も手も足もその爪も‥しっかりついたままのスッポンの姿煮。茶碗蒸しよりちょっと大きなおわんのフタをあけると、これまた静かにスープの中に横たわる鳩さん。日本でもよく食べる食材だけど、ペちゃんと開いて照り焼きにしたのでなく、そのままぶつ切りにして、とぐろをまいたような形にお皿に盛られたウナギさん。‥等々に遭遇した経験あります。

  2006.03.25

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  イェイェ・ハオ!! ナイナイ・ハオ!!

  さて‥無事上海の地を踏んだMaoMao親子。いったんホテルにチェックインして、部屋に荷物を置き、それから、パパと一緒にお義父さん、お義母さんのマンションへ。私とFuiFuiは、１１年ぶりの再会。前に上海に連れてきた時のFuiFuiは、まだたったの２歳でした。そして‥MuMuにいたっては、生まれてはじめて会うお爺ちゃん、お婆ちゃんです。MuMuは、来る前に一所懸命練習しました。イェイェ・ハオ!!（お爺ちゃんこんにちわ）ナイナイ・ハオ!!（お婆ちゃんこんにちわ）感動の再会＆初対面でした。いろいろ苦心惨憺して、用意してきたお土産たちでしたが、一番‥よろこんでもらえたのは、MuMuの描いた油絵と、FuiFuiのピアノの生演奏でした。やはり‥モノより心ですね。それから‥お義父さんたちの家には、FuiFui、MuMuがはじめて会う従姉妹のYuYuちゃんも来ていました。（パパの妹のYinYinの長女）MuMuよりも２歳年下の小学校２年生。FuiFui,MuMuは「ジェジェ」（お姉さん）です。YuYuちゃんも、実はうちの子たちと同じく日中のハーフ。彼女の場合は、お父さんが日本人なのですが、お母さんのYinYinが離婚して、YuYuちゃんを連れて上海に戻りました。そののちお母さんは今のご主人（中国人）と再婚し、今では弟も生まれて４人家族です。YuYuちゃんは、日本国籍をもっているけれど、小さい時に上海に戻ったので、今ではまったく日本語が話せません。一方、FuiFui、MuMuは‥中国語はま～～ったくダメ。それでも‥言葉の壁を乗り越え、この旅行の間に、子どもは子供同士、すぐにうちとけて仲良くなりました。すごいなぁ、子どもって‥。

  2006.03.25

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  上海旅日記のはじまり～！！

  週明けからでているＭｕＭｕの蕁麻疹のことなど、少々の、不安材料をかかえながらも、とにかく‥いざ、上海へ出発～～！！でも‥関空、遠いよ～～。うちは大阪でも、北の方になので、関空に行くには、ほぼ大阪府縦断やん！！以前の大阪国際空港（伊丹）なら、タクシーに乗っても、２０分かからなかったのに。(＃￣З￣) ブツブツそれに加えて、上海は上海で、国際空港が新しくなって、浦東に移っちゃってる。場所を地図で確認すると、長江の河口あたり！！これまた、市街地まで車で１時間以上かかる。どちらの空港も、大きくてすっごくきれいになっているけれど‥交通面では、やっぱり不便やなぁ～～。ぶつくさ‥いいながらも、２時間ほどの飛行で、上海浦東空港に到着。タラップから降り立ち、リムジンバスで空港の建物に向かう。飛行機のタラップを人が降りてくる光景なんて、普段は、ニュース番組で、何やら話題の人が他国を訪問したり、自国に帰国したりする場面で見ているので、なんとな～く、そこに歓迎の旗をもった出迎えの人々や、テレビカメラとかが待ち構えているような気がして、（ありえへん、ありえへん‥って）妙に緊張してしまう。あ～～、小市民。さてさて‥次の緊張場面は、入国審査！！いや‥別に何も後ろ暗いことがあるわけではないのです。私にすれば、中国に入国するのは、今回がはじめてではないのですが、子ども達にとっては、はじめて、外国の係官の人に、自分のパスポートを見せて、審査をされるワケなのですから、やっぱり、ドキドキです。それ以前に、機内でスッチーさんにヤオ・シェンマ・インリャオ？（お飲み物は何がいいですか？）と、中国語で聞かれて、？？？？？？だった２人なのですから。そんな２人を連れている保護者の私も、やっぱり彼女らと同じように、少しは、緊張してしまうわけです。ところが！！この日のこの時間帯には、他の国からもたくさんの便が上海に到着したらしく、イミグレーションは、大混雑！！とりあえず、一番列の短いところに並んだのですが‥これがまた、大ハズレ！！うちの列だけ‥ち～～～っとも前に進まない！！長い列の中から、ピョンピョン飛び跳ねて、前の方を見ると、黒人の方が、何やらひっかかっている。（たぶん‥米国人？）１人の審査に、５分以上かかっていて、や～～っとその人が通過したかと思うと、その次も、その次も、そのまた次の人も‥その人のお仲間らしく、１人１人の審査にものすごい時間がかかってる。この列‥ハズレやぁ～～！！‥と、はじめて気付く。フツーはこんなふうに、書類の不備があったり、不審な点があったりしたら、ちょっと別室で‥お伺いしましょうなんてことになるんじゃないの？たしか、トム・ハンクスの映画「ターミナル」では、そうだったような‥。勝新が麻薬所持でハワイで捕まった時も‥（古っ！！）あ‥あれは、税関での話か‥。もしくは‥一列にフォーク並びで、先頭の人から順番に開いた係官のところに流れるようにしてくれれば、列のアタリ・ハズレなく、みんなスムーズに平等に進めるやん！！ええかげんにしてくれ～～！！ヽ(*｀□´*)/ガヽ(*｀○´*)/オー!!あまりのトロトロさに、しびれをきらして、最終的には、他の列のうしろに並びなおすことに‥。‥で、私たちのイミグレーションは、ホイホイっとあっけなく済んだ。どうやら、欧米人に対しての審査が、かなり厳重になっているような感じだ。最近、米中関係があまりよくないので、そんなのも影響してるのかなぁ‥。晴れて入国許可のスタンプが押されるまで、一時間以上かかっちゃったよ。おかげで、荷物のターンテーブルの案内表示にも、うちの便のＮｏはすでになくなちゃってる！！щ(゜ロ゜щ) オーマイガーッ!!‥って感じだ。いやいや‥こういうときこそ、私の中国語会話能力のみせどころ！！普段はなぁ～んの役にも立っていないが、ママすごい！！‥と、娘達に大いに尊敬してもらいましょう。そのへんにいた係官をつかまえ、「請問、ＭＵ●●●的行李在ﾛ那児？」‥と、大変流暢な（？）中国語でたずねたら、あっさりと「ハチバンデス」と答えられた。拍子抜けである。‥ま、とりあえず。無事到着しました。到着出口の外では、迎えに来てくれていたパパが、あまりに～～も遅いので、ものすごく心配してくれていました。ゴメンチャイ。

  2006.03.25

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