魁!!男塾を観た。
とは言っても、DVDを借りて観たのだがこれがまた雰囲気そのままで面白い。
坂口拓扮する剣桃太郎が中々良い。
あと、照英の富樫源次も良い。
ホームチームの与座が松尾だったとは驚き。
どう見ても高校生に匹敵するような面を塾生はしとらん。
漫画の方もオッサン臭いから同じか。
観てく内に、秀麻呂視点だと言うことに気付く。
大体男塾は桃が主人公で夫々が勝負する人間に視点を移しながら進むのであって、新規参入したキャラの力の見せどころによって他のキャラが押し出されて行くものだった。
富樫&虎丸コンビはこの映画でも健在だが、結局本編では回が進んで行く内に力及ばず、実況&解説役となってしまう。
映画では知識の宝庫のような雷電が出て来なく、マッハパンチのJも出て来てはいない。
肝である決闘の驚邏大四凶殺も一つ減って驚邏大三凶殺となってしまった。
月光と飛燕と伊達しか今回は出てないが、雷電を入れれば…これらの名前、三面拳を見て気付いているかも知れないが、旧軍の戦闘機の名前なんだよなあ。
関東豪学連と言う名前のなんだかよく判らない集団をひっさげて男塾を乗っ取るとか言ってるが、この伊達臣人も料簡が狭いなと思う。
漫画じゃ、結局三号生にすら敵わない集団なんだけど。
もう三号生がオッサンだらけ。
ディーノ、卍丸、影慶、センクウ…そして邪鬼、化け物揃いです。
そしてまあ映画でも漫画でも殺し合いしていてよく警察沙汰にならないもんだ。
江田島平八が事件を隠蔽してるのか?
そう言えば、死人は出て来ないが仮にも死体が残らないんだよなあ。
ゴンタクレ共を囲っては、偉人として送り出しているから、見てみぬふり?
しかし男塾そのものが他から干渉を受けない位の自治を行っているからか?
とは言っても、面白いんでゆるす。
富樫が他校の女子にからかわれるのだが、この話も妙な感銘を受けたな。
漫画ではマイナーであった秀麻呂が今回は大活躍。
と言うよりも、視点が秀麻呂なのだ。
男塾に入って、成長する物語なのだ。
互いに庇い合い、互いに助け合う。
いい話だ。