印紙にウィルス?
月末なので集金業務に追われていました。集金金額はいろいろですが、3万円以上の場合は収入印紙を貼らなければなりません。その際、収入印紙を貼る方法は「印紙の裏を舐めて貼る」「印紙の裏にのりまたは水をつけてから貼る」の二通りくらいしかないと思いますが、私は「印紙の裏にのりをつけてから貼る」タイプです。理由はお客さんの前で印紙の裏を舐める行為は恥ずかしいし、きれいじゃないし、失礼にあたるような気がするからです。だいたい他人の唾液のついた領収書なんかもらいたくありません。それに人前で食べ物じゃないものを舐めるなんて礼儀を失しているようにも思えます。しかし、印紙を舐めたくない決定的と言えなくもない理由は、ある小説を読んだことからです。その小説とは、フィリップ・K・ディックの作品「まだ人間じゃない」の中の「フヌールとの戦い」という短編小説です。まだ人間じゃない/フィリップ・K・ディック地球を舞台にしたこの作品は、人類とフヌールという宇宙人との戦いを描いたものなのですが、このフヌールというのは実に間抜けな存在です。ところが、この間抜けなフヌールは人間を殺すのに手段を選ばず、奇想天外な方法を考えます。その中に、切手の裏にウィルスをつけるというのがありました。なんだか三流の手段に思えますが、考えてみるとそんな切手が発行されれば、ウィルスによって病気になり、死亡者が出て、原因が突き止められるまでにはかなりの人間が死んでしまうはずです。(小説の中ではその切手が出回る前に阻止されました)この小説を読んだこともあって、私は印紙を舐めません。集金に伺うときでさえも必ず集金カバンにスティックのりを入れていきます。あるお客さんに「わざわざのりを使わなくても舐めれば・・・」と言われたこともありますが、そのときは「印紙の裏にウィルスがついていたら大変ですから」と言っては笑いを取りました。このような自分でもバカバカしいと思ってしまう理由や礼儀の点から、どうしても印紙や切手を舐めることができません。でも、印紙や切手を舐めて貼っている皆さん、あなたの舐めている印紙や切手の裏にはウィルスがついていないと言いきれますか?安全と礼儀の点から考えて印紙や切手を舐めて貼るのはやめて私のようにのりをつけて貼りましょう。なんだかめちゃくちゃな日記になってしまってすみません。―――遅くなりますが、後ほど成長日記をアップします。興味がございましたら、またいらして下さい。今日は MOTLEY CRUE のアルバム「Girls,Girls,Girls」を聞きながら眠りにつく予定です。モトリー・クルー/ガールズ、ガールズ、ガールズ