ひげ、ヒゲ、髭
いつもひげを剃るときに思うのですが、何で毎日こんなことしなくてはならないのだろう。まあ理由は簡単で、ひげが生えてくるからであり、ひげを伸ばしたくないからなのです。別にひげに生えてくるように頼んだ覚えもないのに、どうしてこんなに毎日休むことなく生えてくるのだろう。まさか顔のどこかにスイッチがあってONになったままなのだろうか?自分の顔をくまなく調べましたが、スイッチらしきものはありませんでした。(当然だ)ひげさえ生えてこなければひげ剃りに時間を費やさずに済むのに、こっちの迷惑も考えて欲しいものです。私の場合、きれいにひげを剃るには結構時間がかかる上、ちょっとした技術が必要になるので、面倒くさいし、時間がもったいないのです。原因は、私のひげは生え方が特殊なのか、ひげが濃いというわけでもないのに油断していると剃り残しがかなり出てくるのです。以前は電気シェーバーを使えば時間があまりかからないと思って、ブラウンのシェーバーを買ったのですが、あの高性能なブラウンのシェーバーでも剃り残しが出てだめでした。結局今は剃刀(T字)を使っているのですが、面倒くさいものの最善の方法であることは間違いありません。いっそのことひげを剃るのをやめて伸ばしてみようかと考えたくもなります。私の場合、1週間もあればモミアゲとアゴヒゲがつながりそうな気がします。しかし、ただ単に伸ばしていただけでは会社に行けないような顔になってしまうので、当然のことながら長さを揃えるなどの日頃のお手入れが必要になります。お手入れをするということは、時間を費やすわけなので毎日ひげを剃るのと変わりません。世の中うまくできているとでもいうのか、剃るにしろ伸ばすにしろ結局はひげに時間を費やすことになってしまいます。ここまで来ると最終手段はひげの存在を消すことです。だいたいひげとは本来どんな役割があって存在しているのかわかりません。髪の毛は頭部を守るためのものであり、鼻毛は鼻にゴミが入らないためのものであり、脇毛は皮膚同士の摩擦を防ぐためのものです。しかし、ひげには何の役割もあるのだろうか?一応調べてみましたが、「何もないと思われるが、まだはっきりと解明されていない」と書いてありました。(猫の場合、自分が通れる隙間を計るためのものとされています)何もないならとっとと最新の脱毛技術できれいさっぱり消してしまいたいと思いますが、「まだ解明されていない」という言葉が引っかかります。もしかしたら想像も絶するような機能が秘められているのかもしれません。そう考えるとちょっと怖くなってしまいます。こうなると、私はひげと一生うまく付き合っていかなければなりません。でも、私には自信がありません。なぜなら相手はひげで妥協や譲り合いの精神なんて持ち合わせていません。結局のところ私がいつも受身の態勢なのです。この先何十年の付き合いですが、未来の私はどのようにひげと付き合っているのだろうか?今日は AEROSMITH のアルバム「Big Ones」を聞きながら眠りにつく予定です。