3000万円貯めるために
おはようございます。和歌山のファイナンシャルプランナー 垣由起です。切りのいい1億円ではなく、なぜ3000万円?と思いましたでしょうか?老後資金2000万円問題がニュースになりましたから、老後資金準備なら、1000万円多いんじゃないの?と思う方もいらっしゃったと思います。老後生活を安心して生活するために必要な資金がおよそ1億円位かかるというアバウトな金額から、老後に公的年金がざっくり6000万円もらえるとして、さらに、今までの貯蓄額等の合計額が1000万円とした場合、残り3000万円が必要になるとの計算です。残念ながら、個々のケースは、自身でシュミレートしていただくことになりますが、FP的には、目安をお示しするため、このような計算をします。では、その3000万円を準備するために、「どれぐらいの金額」を「どれくらい」積み立てれば良いのでしょうか? ポイントは、金額と期間ですね。仮に利回り5%、福利運用で積み立てた場合、10年だと毎月約194,000円かかる計算なります。当然積み立ての期間が長ければ長いほど積み立てる金額は少なくなります。20年で約74,000円、30年で約37,000円、そして40年になると約21,000円になります。ここで、5%で運用することができる金融商品があるかどうか?ということが課題になります。今の預貯金金利は0.002%。要するに、元本確保型の商品だけでは3000万円の目標を達成することは難しいことがわかります。また、5%の運用利回りでも約20,000円程度の積み立てであれば、40年間かかることにも注目していただきたいと思います。65歳時点で3000万円を貯めようとすれば、逆算して、25歳から積み立てをスタートすることが必要になってくるということです。安心した老後生活を送るために今やらなければいけないこと、個々でしっかり考える必要がありますね。