個人賠償責任保険
おはようございます。和歌山のファイナンシャルプランナー 垣由起です。個人またはその家族が、日常生活で他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったり、法律上の損害賠償責任を負ったときなどに対応する保険として、「個人賠償責任保険」があります。数年前、小学生が起こした自転車事故に対して、保護者に9,500万円の損害賠償命令を求めるニュースが話題になり、自治体によっては自転車に乗る際、個人賠償責任保険や自転車保険の加入義務を通知しているところもあります。学校や企業ではほぼ強制加入でしょうか?補償金額が無制限や1億円限度で設定しても、年間2,000円前後で加入できる民間の保険会社がほとんどですので、本当にお守り代わりですよね。自動車保険等の特約としても付帯できます。ケガを負わせた相手の治療費や、慰謝料、壊した物の修理費、被害者との裁判費用、弁護士費用等、実際にかかった費用が契約金額を上限に保険金として支払われます。ただし、「仕事中の事故」や「他人から預かった物・借りた物(受託物)を壊した場合」、「住居以外の不動産が原因での事故」は、補償の対象外です。また、「名誉棄損」や「プライバシーの侵害」は「身体」や「物」ではないので補償の対象とはなりません。見直しポイントは、保険料だけでなく、補償金額の上限と、クレジョットカードなどに自動付帯されているケースもありますので、補償が重なっていないか確認することでしょうか。