23億円から1億円へ
おはようございます。和歌山のファイナンシャルプランナー 垣由起です。JTBが、約23億円の資本金を1億円へ大幅減資するとのこと。新型コロナウィルスによる業績の悪化から、1年間では過去最大の1,000億円の赤字になるとの見通しを発表しています。当然ですが、国内外での店舗や社員の調整が行われることが予想されます。実際、私自身も以前から、出張や旅行の計画をしても、そのほとんどがWEBにて予約及び決済で完結していますので、ここ数年旅行会社の窓口を利用したことがありません。「go to」が停止となったコロナ禍では特にその影響を受けていますよね。さて、資本金を1億円にするということは、「法人税法における定義」によると、「中小企業」の範囲に収まります。「税法上の中小企業」ですから、法人税率の軽減、優遇が受けられます。法人税率以外にも、交際費の枠があったり、繰越欠損金の控除があったり、少額減価償却資産の特例があったり、と、資本金の額によって税法上のメリットが受けられることがわかります。資本金が1,000万円未満だと、さらに税法上のメリットがあります。起業する際のチェックポイントですね。