そして21年目が始まる
夏らしい陽射しを感じる日は少なかったが、今日で8月も終わる。いくら残暑が厳しくても9月の声を聞くと私の気分はすうっと秋に切り替わる。実は私が現在の職を得たのが9月1日である。そのため、9月1日は毎年気分を新しくすることとなるのだが、今年は特にその想いが強い。それというのも、今日の経過で私は勤続20年を迎えたからである。さすがによく勤めて来たなという想いである。これで退職金もきちんともらえる。と同時に今後についてはもう一度考え直してみたいという気持ちにも駆られている。この20年間に社会の状況も仕事の内容も著しく変化して来た。就職当時に思い描いていた姿と現状との違いははるかに予想を超えている。そして将来設計もガラガラと崩壊しつつあり、老後の不安は大きい。何より今の自分のあり方に誇りが持てなくなっていることが一番つらい。特別に高い目標を掲げて来たわけではない。ただ、もうあまり無理をして自分をごまかすことは止めたいなという、そんな気持ちになっている。その場しのぎに人に合わせて、自分の気に染まないことをする方が、社会の中では多分楽なのだが、あとから振り返ると自分がすり減っていることに気づく。清濁併せ呑むのが大人なのかも知れない。しかし、それはどうも私の性には合わない。相手への思いやりを忘れなければ、少しわがままおばさんになってもよいかなと考えている。9月1日からこの日記も楽天広場に移転します。今後ともよろしくお願いいたします。