極楽浄土へ行く方法
叔母が亡くなり、葬儀に出席した。葬儀のあと、念仏を唱えた住職が、死後の説明と「南無阿弥陀仏」の説明をしてくれた。 死ぬとお坊さんは、ご遺体を白装束に包み、剃髪して、釈迦の弟子となるための準備をする。現在はその略式所作が行われている。遺影に向かって、カミソリの刃で、髪を切る仕草をしながら、弟子になるためのお経を唱える。そして、叔母は極楽浄土へと旅立つ準備をする。 そして、そこに至るまで、49日かかるが、皆様が、「南無阿弥陀仏」を唱えていただくことにより、無事、極楽浄土にただリつくことができるという。 死んで、釈迦の弟子になり、戒名を授かり、49日間、極楽浄土を目指すというこのあり方に疑問が残る。死ぬ前に、戒律を学び、剃髪して、俗世を捨て、仏の道に精進するなら、もしかしたら、死後、その鍛えられた精神によって、極楽浄土に行けることもあるかもしれない。でも、死んで誰もが同じ様に極楽浄土に行けるのは都合が良すぎる気がしてならない。 念仏を唱えるだけでいい。そう言われてもピンとこない。 日本人には葬式の度に釈迦の弟子入りをしないと、極楽浄土に行けないぞ、と、お坊さんが作った物語を、聞かされて、かろうじて、仏教にとどまっている国民もいる。 死後に用意される極楽浄土行きの葬式というセレモニーがあるからと安心して生きるより、生前に生き方を見据えたい。自分は、イエスの弟子であるので、今、一度、弟子としての歩をきっちりと定めていきたい。 【送料無料】葬式仏教の誕生価格:735円(税込、送料別) 【送料無料】知識ゼロからの仏教入門価格:1,365円(税込、送料別)