おえかきWS
景子さんのおえかきワークショップに行ってきました。念願のナマ景子さんに初対面!!想像通り、かわいらしい小動物みたいな景子さんでした。ドゥフフ。しかし冒頭のデモンストレーションで、小動物が豹変!(←?)想像してたよりずっと激しく勢いよく、ガガガーっと紙に向かう景子さん。それを見ただけで「うっひゃー!」とテンションが上がり、みんなで黙々と紙に向かって、ぶちまけたり叩いたり色々したのでした。私ね、小学校の時、図工の時間が大好きで大好きで、何より楽しみだったんだよねー。全体的に灰色な学校生活の記憶の中、図工と音楽と図書の時間だけはオアシスだったという感じ・・・。あの楽しい時間、まさに夢の再現!ひとりで絵を描くのも楽しいけど、みんなで集まっておえかきに熱中する空間、やっぱりたまらん。なんであんなにテンション上がるんだろう。一人だと1~2枚も描いたら飽きるのに、昨日は気付いたら7枚も描いていた・・・。最初に一人一人自己紹介をした時、私は「もう一皮むけたらいいな」なんてコメントしたんだけど、私の絵は、一皮むけはしなかった。いつもと同じよーな、ほんとに同じよーな絵を何枚も描いた。↑たぶん元気なミミズくん。↑山?↑つちのこ・・・?とか思いながら描いたけど、カメレオンに見えるとの意見が。確かにそんな顔してる、尻デカくん。↑よく分かんないけど俺っぽい色ー。↑意味もなく白のクレヨンでぐるぐるぐるぐる描いていたら小さい頃「パパの顔」を描く時、ひげをぐるぐるぐるぐる、こうして描いてたなーと思ってそこから「パパの顔」になった。目も描いて耳も描いた。いま気付いたんだけど何故か耳は片方しか描いてなくて、そして父は実際、片耳が聞こえないんだよね。ちょっと不思議!この絵、父にプレゼントしようかな。いらんかしら・・・↑途中から「きりん」になった。モモと合作。↑何かと言うと描きたくなる、パッチワークなへび。また出たかキミよ、という感じ。さて、驚いたことに、一皮むけたのは私の絵じゃなくて、私自身だったみたい。「一皮むけたらいいな」・・・一皮むけた先に何かあるんじゃないかという期待、幻想?それが無くなってたんだよね。終わってから「そういえば、一皮むけたらなんて言ってたよな~」と思い出してちょっと笑いそうになったぐらい。私は私の絵が、このまんまで大好きだと思った。絵描きだった祖父に「お前の絵は子供らしくない」と批判されていた子供時代。「もっとのびのび自由に描け」なんて言われても、どうしたらいいか分からなかった。絵を描くのは当時から大好きで、でも私は「上手に描きたかった」し緻密にリアルに子供らしくない絵を描くのが、本人その時は楽しかったのよ。子供らしくなくて何が悪いか!と今は思う。今の私の絵は、本物の子供だった当時より、ずっとずっと子供っぽくて自由になった。今は、これが楽しい。「もっともっと自由になれるんじゃないか」そんな風に思ってたけど今の私が楽しい、それ以上の自由なんてどこにもないんだ。子供の頃の、子供らしくない絵だって、今の子供っぽい絵だって。自由になると楽しいけど、「自由じゃなきゃいけない」わけじゃない。自由じゃなきゃいけない、は自由じゃないもんねぇ。終わった後のぐったり感は、プールの授業の後のあの感じ。気持ちよくエネルギー使って、もう何も出ませーんという、あの。みんな放心状態で無言になってたのが、おかしかった。たのしかったよー。ほんとに。あ、一緒に行ったモモは初めて触った絵の具が面白かったみたいで、ひたすら全ての色を混ぜてドドメ色作成!に夢中。本人的には楽しそうだったけど、ハタから見たら全部同じ・・・?という、ドドメ色まみれの紙の山ができたのでした。ぴろこさんのHPから、おえかき風景とかみんなの作品の写真が見れまーす。撮影はぴろこさんのダンナ様、きーちゃん。この記事に載せた写真も、こちらからお借りしました。ありがと~う!!