紫陽花
花は大抵好きだけれど、どちらかというと和風の花が好き。 今の時節といえば、やっぱり紫陽花ですね。 最近は品種改良も進んで色々な種類があるようで。 私の子供の頃には考えられないような鮮やかなピンクとか、はっとするような純白のもの、八重咲きやら、フリルのようにがくの端の部分がぎざぎざになっているもの、星の光のようなもの、多種多様。 でもやっぱり見ていてほっとするのは懐かしい昔ながらの丸くて青い花かなぁ。 今日息子と散歩がてらポストまで行きました。 途中の家々の庭先でたくさんの紫陽花を鑑賞できました。 みんな、濃い緑の葉からまあるい顔を覗かせて。 生け花をやっていた頃、水揚げに苦労する花でしたっけ。 うまくすれば涼やかな季節感を演出できるけれど、思い立ってちょっと切って花瓶に活けてみるのには不向きです。 すぐにしおたれて俯いちゃう。 外でしとしと雨に打たれている姿が似合う花だと思います。 ほの暗い雨の日に、淡彩の輝きがはっとするほど瑞々しく、映える感じがしますね。