イクメンへの道 by 弁理士GolferPA

[弁理士試験・答練] カテゴリの記事

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• Y論文答練1回目

  Y論文答練1回目は特実で、1問目は改正法に絡むものでした。かなり長文で、Yの気合が感じられました！？結構、論ずるべき事項が多く、久しぶりに特実で4Pフルフルいきました。（しかも、最後のほうはかなり小さな文字で。）おかげで2問目の記載時間が少し侵食され（なお、答案構成は、最初の30分で2問ともやりました。）少し記載が薄くなってしまいました。2問目はあまり難しい内容ではなかったと思います。（まだ模範解答はもらっていないので、もしかしたら隠れた論点でもあるのかもしれませんが。）1問目はもう少しコンパクトに書いてもよかったかなというのが今回の反省点。私のほうも妙に気合が入っていたので、一つ一つ結構丁寧に記述したために、最後にしわ寄せがきてしまいました。もう少し全体のバランスを考えないとなぁ。

  2007.01.14

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• 今年の弁理士試験の案内

  今年の弁理士試験の案内が出ましたね。以下、特許庁トップページからの抜粋引用です。各々のページへリンクしています。いよいよですね。気が引き締まってきました。--------特許庁の取り組み弁理士試験に関するＱ＆Ａを更新しました。特許庁の取り組み弁理士試験の科目免除についてを更新しました。特許庁の取り組み弁理士試験の案内を更新しました。

  2007.01.13

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• いよいよY論文答練（通信）受験開始！

  今日帰宅したら、あるいは明日あたりに、Y論文答練の第1回目の問題が届く予定です。さてさて、どんな問題が出されるのか、楽しみです。点数のことはあまり気にしないようにしようと思いつつも、本番のつもりで受験して、毎回60点超えできるようがんばりたいと考えています。比較的上位の人が集まると言われるY論文答練において現時点、果たして自分がどのぐらいの位置にいるのかについても知りたいですね。自分の実力をきちんとはかるためにも、当然ながら、きちんと時間を計って、通学の場合と同一環境で実施する予定です。出張中を除いては、主に、L自習室でトライすることになると思います。問題内容がネタばれしない程度に、感想を記載していきますね。

  2007.01.10

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• ゼミ懇親会

  先ほど、ゼミ懇親会から帰ってきました。なかなか楽しかったです。もっと早い時期に開催できてたらよかったなと思いましたいや～、それにしても、ゼミのメンバーの方々にも結構、このブログを見ていただけていたのには少し驚きました結構、出来事をそのまま書いているので、バレバレですねGSNのI先生も読んでいただいていたということを知って、また、驚きですなんかこれから書くのが恥ずかしい気もしますが、これまでと変わらず、赤裸々にそのまま書いていこうと思いますゼミの皆さん、これからもよろしくお願いいたしますよければ、コメントもどんどん書き込んでいただければと思います。また、mixiにも出現していますので、そちらもよろしくお願いします！では、明日からまたがんばりましょう！！

  2007.01.08

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• 本日は休日ですがゼミに

  本日は休日ですが、ゼミが開催されるので、行ってきます。今日のゼミはいつもよりも早く開始され、その後、懇親新年会が開催される予定です。ゼミのメンバーの方々とはまだなかなかお話しできていないので、少し打ち解けあえることができればと考えております。

  2007.01.08

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• ゼミ遅刻

  今日はゼミの日ですが、大幅遅刻しました。会社での夕方からの打合せが、1時間遅れで始まり、3時間も続いてしまったからです打合せというものは3時間も続けるものじゃないですね。10月にうつってきた今の部署は、前の部署と比べ、どうも「時間」がゆっくり流れてるようです。ちょっと私の感覚とはずれている気がします。ま、それはおいておいて、GSNに到着した時間に、本日の答練は終了しましたなので、その後の解説講義・質疑応答（今日の答練の解説含む）は欠席させてもらって、別室で今日の分を受験させてもらいました小さい（もう小さくないかな？）受験機関の利点ですね感謝、感謝です帰りがけの先週と、先々週（出張中のもの）の答案を返却してもらいました。先々週の特実は以前にも書いたとおり、悲惨なできでしたが、先週の意匠は、久しぶりに合格点をいただきました。（それでも、ごそっと点を落とした部分もあるので、反省要ですが。）あと、今日の商標は、まずまず書けたとは思いますが、これから模範答案の検討をしてみます。（ひよこ事件を題材にしたもののようでした。）

  2006.12.25

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• Y塾 「論文答案練習会」申込み

  来月からの論文答練として、先ほど、Y塾の「論文答案練習会」を申し込みました。平成18年度向けで（本年初に）受けたLの論文答練・実戦編とどちらにするか悩みました。また、通信か、通学かについても悩みました。検討した結果、比較的上位の受験生が集まるといわれるY塾を選択しました。また、海外出張が多いので（12回のうち3回ほど出席不可の予定）、融通が利く通信にしました。来年初から3ヶ月間は、GSNゼミとY論文答練（通信）を軸に勉強を進めていくことになります。

  2006.12.23

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• 最近のゼミ答練の調子

  昨日も含め、ここ2、3回のゼミ答練の調子が悪いです。仕事の忙しさ（立て続けの出張のため）のせいにはあまりしたくないですが、集中力に欠けています。最初の基本的な面でミスをしてしまっているので、論文全体に影響を与えてしまっているようです。例えば、権利の帰属と主張についてきちんと区別をせず、ごっちゃに書いたり、国際消尽と並行輸入をごっちゃに書いたり。。。各々の論点については知識としてはあるつもりなのですが、それを問題文にあわせてうまく使えていない。やはり問題演習がまだまだ足りないんですね。幸い、平成19年度向けの新たな問題を入手できる予定なので、もっとどんどん問題演習に取り組んで、そのあたりのスキルアップに努めていきたいと思います。

  2006.12.19

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• 昨日の発言撤回。

  昨日、「わからない・書けない問題はほとんどなくなってきています。」なんて言ってしまいましたが、早速撤回です今日のゼミは特実でしたが、超ボロボロでした。述べるべき点、論点等はわかり、それらは書けるのは間違いないのですが、問題文に仕組まれた地雷・罠にどんどんはまって、結論が全然違うものになってしまいました。また、地雷の部分で悩みすぎたため、答案構成のために予定していた時間を大幅に超え、少し焦り、ごくごく基本的な知識の部分についてミスしてしまいました。う～ん、ほんとまだまだです。安定していつも合格点以上をたたきだせるようにしないといけないなと強く感じました。それには、やはり、一に練習、二に練習、三、四がなくて五に練習ですかね。がんばります。

  2006.12.04

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• ゼミの状況

  昨日、ゼミがあり、先週の意匠法の答案が返却されました。なんとかトップをいただくことができました。これで、6回のうち3回トップ賞です。昨日は商標法でしたが、全体的には「できた！」と思いましたが、終了後、問題文の一つの条件を使いきれていないことに気づきました。ほんと気を抜くとダメですね。答案構成後に、問題文・設問を再度読み直すのを抜かしていました。きちんと、　設問→問題文　　→問題文2回目→設問2回目　　　→答案構成　　　　→問題文3回目→設問3回目というルーティンを守るようにしないとミスしてしまいますね。次回からは気をつけようと思います。さて、明日から土曜日まで香港出張です。出張中も勉強道具を持っていって、いつものごとく夜な夜な取り組もうと思います。

  2006.11.28

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• 口述試験合格者発表

  されましたね。合格された方、ほんとにおめでとうございます。私も早くそっちへいけるようがんばりたいと思います。それにしても、口述試験はほんと厳しくなりました。来年に向けて、まず論文突破が目標であることに変わりはありませんが、普段から、口述試験も意識した勉強（例えば、趣旨・定義等を青本等に沿ったかたちでしっかり覚える、など）をしておいたほうがいいのかもしれないですね。いずれにせよ、来年は、笑顔で最終合格発表を見に行けるよう日々精進したいと思います。

  2006.11.07

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• 本日のゼミ

  本日（もう昨日か・・・）も会社帰りにゼミに行ってきました。先週の商標法が返却され、このゼミと、同じ先生がやられているもう一つのゼミとあわせた全員の中で、第1回目の特実に続き、一等賞をいただきました先週の商標法は、まずまずできたと思っていたので、自分の感覚と、点に差異がなく、よかったですただ、それでも、うまく書けていなかった部分はあるので、しっかり復習しておきたいと思います。で、今日の特実ですが、内容的にはそれほど難しくなく、時間内にそれほど焦らず書き上げられ、記載量もまずまずで、よし、出来た！　と思ったのですが、ところがどっこい、ミスをしていました1問目では、一つ論点をおとし、2問目では、基礎的なところを「流して」しまったため、結論が逆になってしまいました。なんとか記載すべき事項、上記以外の部分については、ある程度書けたので、合格点付近の点数はいただけるとは思いますが・・・あ～、ほんとダメですなぁ2問目の流したポイントは、ほんと基礎的なところなので、ここをスルーすると、採点官によっては、大目玉くらって、命取りになるかもしれないですこういったところを気をつけないと、本試でやられてしまいます。ぽかミスをやらないよう気をつけたいと思います。早速、弱点ノートに記載しておきます

  2006.11.06

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• 昨日のゼミ

  昨日、会社帰りに3回目のゼミに参加してきました。前回の意匠法の答案返却がありました。大失敗したと思っていましたが、なんとか合格点をいただけました。これで一応、特実・意匠と2回続けて合格点超えなので、このまま合格点越えを続けていけるようがんばりたいと思います。ただ、前回の意匠法で失敗していたのは確かなので、その部分はしっかりと反省して、次回、同様のものが出ても、ミスしないようにするつもりです。昨日の商標法については、なんとか合格点は取れたんではないかなと思っています。それでも、少し項目抜けがありましたので（記載量が膨大になりそうだったので意図的に除いたのですが・・・）、その部分は反省材料です。ところで、ゼミのレジュメから得られた新たな事項についてのオリジナル論点集への反映も始めています。試験前に効率的に活用できる、よりよいツールになるよう、適宜ブラッシュアップしていく予定です。それにしても、やはりゼミはいいですね。大人数の答練とは違い、質疑応答できやすい雰囲気なので、非常に有益と感じています。

  2006.10.31

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• 口述試験終了＆海外出張終了

  口述試験終わりましたね。特許庁から問題テーマの発表もされました。ネットやブログでの皆さんの書込みをみてると、今年は、かなり言い直し等をされたようですねそれからすると、やはり、条文が重要ということをあらためて認識しました。あまり暗記事項は得意ではないのですが、できるだけ理解をしつつ覚えていけるよう努力してみようと思います。幸い条文ももう何十度も読んでいるので、暗記のための土台はできていると思います。あとは趣旨ですね。制度趣旨のみならず、各制度の中の細かい規定に係る趣旨も聞かれているようなので、このあたりもこれからはきちんと意識しておかなくは、と思っています。一旦完成したオリジナル論点集の補充作業はこれからも続きそうです。ところで、現在、海外出張中ですが、今日で終わりです。あと12時間後にはホテルを出て、帰国の途に着きます。今週の第1回目のゼミは出張のため参加できなかったので、次週が私にとってゼミ初体験ですどんななのか、少し楽しみではあります。日曜日に出張から帰って、次の日の、しかも出張明けの仕事をした後なので、疲れきって、きちんと「味わえない」かもしれませんができるかぎりがんばってみようと思います。

  2006.10.20

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• 今年の口述試験問題

  ネット上でアップされている今年の口述試験問題の論点、再現等をみて、オリジナル論点集への反映に取り組んでいます。今年の口述試験は、日によって、午前・午後によって、あるいは科目によって、結構難しいときがあるようですね。論点こそ、これまでの過去問や短答・論文試験で問われていたものが主ではありますが、それらも、少し深く突っ込まれたり、あるいはマイナーな論点が含められたりしていて、そのあたりが難度を高めているんでしょうね。少し例をあげると、　・　出願公開時期を出願日から１年6月とした理由は？　　　優先権主張を伴う特許出願とそうでない特許出願とを平等に扱わねばならないため、　　　出願公開の時期を第一国出願から起算することにした（17条の3）。　　　そうすると、優先権証明書の提出期間が第一国出願日から1年4月（43条2項）であり、　　　それに出願公開の準備期間を考慮すると公開できる最も早い時期が1年6月ということになる。　・　参加拒否されたものが不服申し立てできないとしている理由は？　　　参加の許否の決定自体について争わしめることは　　　いたずらに審判手続を遅延せしめることになり、　　　しかも参加申請人は当該審判の審決に不服がない場合は　　　参加申請についての決定について争う利益もないので、　　　178条2項に規定するように、参加申請を拒否されて当該審判の審決に不服な者は　　　審決に対して訴を提起することができることとし、　　　149条5項に規定するように参加申請についての決定自体に対しては　　　不服を申し立てることができないものとした。 　・　侵害罪は非親告罪である理由は？　秘密保持命令違反は親告罪である理由は？　　　特許権等は、概ね、私益であること、人格権的な要素が含まれること等　　　を理由として親告罪とされていたが、現在では、私益ではあっても、　　　研究開発費が増大している中、侵害によって権利者が被る被害は甚大になっていること、　　　出願人の割合は法人が主となっており、人格権の保護という色彩は薄まっていること、　　　また、刑事訴訟法（235条）上の告訴期間の制約　　　（犯人を知った日から6月以内）の問題等から、　　　特許権又は専用実施権の侵害罪は非親告罪となった。　　　また、秘密保持命令違反について親告罪となっているのは、　　　刑事訴訟を提起することにより、訴訟上営業秘密が公開されるおそれがあることから、　　　これを望まない被害者を保護するためである。何も準備せずに、ものすごい緊張感の中で、これらの問題に答えるのは至難の業だと思う。口述受験生の皆様、ご苦労様でした。

  2006.10.19

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• 再現答案からみる論文試験評価基準

  今日、Ｌの宮口先生の無料講座を受けてきました。結構参考になりました。内容を書くといけないと思うので（ＤＶＤかなんかで販売もされるようなので）、その内容を踏まえた私の結果の分析を簡単に述べます。端的にいうと、私の答案の質と、○とされていた合格答案の質はほとんど変わりませんでした。私の答案は全然完璧でないのはわかっていますが、あくまでも○のついた答案との比較では内容的な質については差はなかったです。ただ、それでも全科目ともイマイチの結果に終わった理由は・・・私の答案に人間の「血」が感じられなかったのかもしれません。（ちょっと抽象的ですが。）あまりに形式面（見易さやコンパクトさ等）に注力してしまったため、各項目をあっさり書きすぎた、また、各項目間の関連性を書かなかった、その結果、人間味のない、機械的な回答になってしまった、そしてそれが心証点を悪くさせた、・・・そんな感じがしました。具体的、細かい反省点は沢山ありますが、大まかな部分でいえば、合否の分かれ目はそこにあったと思います。昨年の特実で、一つの論点について厚く（熱く？）語ってしまい、それで一発アウト（Ｃ）となってしまったので、この1年、あっさり・コンパクトの練習に取り組んできました。それをやりすぎてバランスを崩してしまったんだと思います。今思うと、直前模試あたりのバランスがちょうどよかったのが、本番になって、更に、それを意識して、取り組んだ結果、行き過ぎたんだと思います。ほんと、バランスが重要なんですね。なので、これから1年は、このバランス感覚を保つ練習に取り組みたいと思います。当然、他にも改善点はありますが、とにかく、この骨子となる部分を解決しないと、突破できないと思っています。来年こそは、どのような方に採点されようとも、合格！と納得してもらえるような回答を書けるようがんばりたいと思います。

  2006.10.07

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• 模範解答

  今回、合格者の方の再現答案や、皆さんからのコメント、ネットでの書き込み等の情報を踏まえ、自分の再現答案をベースにして、これであれば、私自身、試験当日に書くことができて、なおかつ○がもらえるであろう、「模範解答」を作成してみました。受験機関の模範解答等はまだ見ていないので、正しくないところ、おかしなところもあるかもしれませんが、あくまでも自分の再現答案をベースにして、自分が書けたもの、という観点から作成しました。左欄のフリーページのところに置いておきます。ご覧いただき、ご意見いただければ幸いです。なお、「おせっかいオヤジさん」からいただいた指摘点は、自分でも「確かに！」と思うのですが、これを踏まえると、大幅変更になるのは必至なので、今回は考慮から外させていただきました。ただ、今後、その指摘点はじめ、他の弱点事項を見つけ、それを改善していく努力をしたいと思います。そして、克服できたら、あらためて、論文らしい「模範解答」作成にトライしてみようと思います。PSしばらく更新できずにすみませんでした。また、皆さんからのコメントへのご回答遅くなり申し訳ありませんでした。

  2006.10.04

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• 論文試験結果＆分析

  論文試験の結果は、なんと、ＡＡＢ、でした。○が一つもない。（昨年は、意匠・商標は○だったのですが。。。）特実・意匠のＡはある程度は予想できましたが、商標のＢは結構キツイなぁと感じました。ただ、よく見直してみると、そうなる要素は沢山あるなぁ、という感じです。現実は非常に厳しいですが、真正面から受け止めるしかありません。以下、主な敗因です。（当然、これ以外にも細かい敗因はあると思いますが、　合否に影響を与えたと思われるものだけピックアップしてみました。）合格者の方の再現答案や、ネットでの論点に関する議論を踏まえたものです。なお、このブログの左欄に私の再現答案の掲載しています。■特実　・設問（２）に対する回答が、一見整理されているようでいて、　　「で、最終的に、どの場合に、差止請求できるの？」　　という問いに明確に答えきれていない。■意匠　・設問（１）の客体の同一性の記載が薄い。　・設問（２）1.の乙の侵害有無の記載において、　　原則（自己の意匠権の実施のため可能）を述べていない。　・設問（２）2.の題意把握ミス■商標　・設問（１）の商標権消滅に係る措置の部分で、　　具体的な検討・あてはめを行っていない　　（無効理由や取消理由は結局ない）。　・設問（２）の論の進め方がプア　・設問（３）において、　　「商標法上の商品ではない」、　　「独立の商取引の目的物たる商品ではない」、　　「識別力がない使用態様であれば商標的使用ではない」　　等のキーワード、キーセンテンスの抜け　・先使用権の記載もれ、その代わりに絶対にやってはいけない　　無効理由に係る抗弁の記載　・26条1項1号の著名性や、不正競争目的有無の検討もれ

  2006.09.30

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• 論文試験不合格通知

  今日、受け取りました。週末にかけて、分析しようと思います。

  2006.09.27

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  弁理士試験勉強関連　新刊情報

  ★弁理士受験新報（21）（法学書院）　発売されたようですね。　特集として、　　平成17年度 弁理士試験口述再現集　　平成18年 「意匠法」等改正条文を問題でチェック(2)　　　　　　　――特許法・実用新案法・商標法　があげられています。　買おうと思います。★知的財産権四法「特・実・意・商」対照条文集（法学書院）　法学書院もついに四法対照条文集出しましたね。　PATECHのと比べて使いやすいのかどうか、本屋で確認してみる必要がありますね。★最新判例からみる商標法の実務（青林書院）　　小林十四雄／小谷武　この本の解説によれば、　「　商標実務の最先端がわかる!!　　　■実際の取引社会ではたす商標の有用性がわかる。　　　■裁判事例から紛争解決と予防の実践的対策を知れる。　　　■最新判例が体系的に紹介され現代的課題や判例動向が読みとれる。　　　■弁護士･弁理士・企業実務家の解説で商標の多面性が理解できる。　」　とのことです。　また、主な内容は、　「　〔主な内容〕　　　第I部　最近の商標事件判例の動向　　　　★最近の商標事件判例の骨格や基礎をその傾向として解説。　　　第II部　商標実務ゼミナール　　　　★最近８年間の商標判例を７つのテーマで体系・分類化し，　　　　　総論と各論に分けて詳細に分析。　　　　　〈７つのテーマ〉商標と識別性＊商品と役務＊商標の類似＊公序良俗と不正の目的　　　　　　　　＊商標権侵害と損害賠償＊権利の濫用＊並行輸入　　　第III部　〔座談会〕 判決を見る三つの眼 ●弁護士・弁理士・企業の視点から●　　　　★実務家の職業的背景に基づく発言から商標実務の諸相が浮彫りに。　　　　　　　　」　とのことです。　よさそげですね。　読んでみようかなと思います。★知的財産法講義（1）第2版　　渋谷達紀　最近改訂し、大幅追記がされたようです。　時間あれば読んでみようかと思います。

  2006.09.03

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• 口述試験対策セミナー参加してきました。

  ブログをやっておられる方も、れっくすさま以外にも参加された方がおられるようですね。参加者は70～80名ぐらいでしたでしょうか。総じて、昨夜は参加してよかったと思います。試験委員の方からも、昨年合格者の方からも、結構いい話しが聞けました。既に知っていた情報もありましたが、それらの最新アップデートをはかれました。結構、沢山の事項をめもったので、ちゃんと清書して、試験前に見直せるようにしておこうと思います。　※セミナーの内容は記載しないことにしました。

  2006.08.30

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• 南甲普及部会主催　口述試験対策セミナー

  本日、南甲普及部会主催・口述試験対策セミナーが開催されるので、参加してこようと考えています。（仕事早く終わらせて、ソッコウでかけつけなきゃいけないですが。）場所は、弁理士会館で、「元試験委員及び合格者が語る口述試験の傾向と対策」という名称で、平成16年度・17年度の元弁理士試験委員の方と、平成17年度の合格者2名から、口述試験を受けるうえでの心構え、具体的な勉強方法、試験本番でのテクニック等について話しが聞けるようです。2年前にも同様のセミナーを受けたことがあり、内容は比較的重複するような気もしますが、「平成16年度・17年度の元弁理士試験委員の方」という名に釣られて参加してみようと思っています。なお、無料です。（事前参加登録要ですが、会場に余裕があれば入れる場合もあるようです。）2年前のときには大盛況で、会場は一杯いっぱい。夏の暑いときですから、熱気で非常に蒸し暑かったのを覚えています。後日、適宜、著作権に反しない程度に！？感想書きますね。

  2006.08.29

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• GNS採点最終結果

  GNSから最終結果を送ってもらいました。一次集計結果と比較すると、特実が3点アップで、A（○に近い）→○に、それに伴い、合計点が3点アップして、238点でした。　特実：○　意匠：Ａ　商標：○特実は、問１（ロ）の配点が変更になったことに伴って、アップしたようです。とりあえず、気持ちは少しだけ楽になりました。（一講師の採点結果なので、うのみにはできませんが。それでも・・・）

  2006.08.24

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• 口述試験勉強

  徐々にですが、口述試験勉強も少し始めています。平成17年度（昨年度）の問題はまだ持っていないので、平成16年度から遡っていってます。まだ、平成15年度ですが、オリジナル論点集作成作業が落ち着いてきたら、本腰入れて、9月中旬頃までには、平成元年まで取り組んでおこうと考えています。口述試験は、なかなか細かいところまで聞いてきていて、短答的、否、短答でもあまり出されないかなというようなマイナーな条文に関するものも含まれているような気もします。オリジナル論点集はもともと論文試験向けに作っているのですが、ちょっと口述的要素も含めるべく、今、追加作業も行っています。それにしても、中国は時差がないので、楽です。変な時間に眠くなったり、目が覚めたりしないので。

  2006.08.23

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• 弁理士受験新報の今年の論文本試験模範解答

  今年の論文本試験の解説・模範解答が掲載された弁理士受験新報を購入しました。感想は、模範解答に正直がっくりです。これは模範解答ではなく、解説だと思います。未合格の受験生に批判できるか！と非難を浴びるとは思いますが、それにしても、ひどい模範解答だと思います。内容的な部分は、おすぎさんが指摘されているので割愛するとして、形式的な部分について述べると、量的な部分がひどいと思います。これ、全部書くと、答案用紙何枚になりますか？時間があって、沢山書いてもいいのであればいいかもしれませんが、非常に限られた時間の中で、どれだけの内容が書けるか、これが論文試験の中心課題の一つだと思います。それが実現できていない。解説としては、読めるかもしれないけども、模範解答としては、全く参考にならないものだと思います。吉田講師が書かれたんだとすると、残念です。これまで吉田講師のHPはほぼ毎日チェックしており、その姿勢に感謝していたからです。自分のHPに掲載するのならまだしも、一般的な雑誌に掲載するのであれば、もう少し受験生のことを考えていただきたいものです。

  2006.08.10

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• 3年目の試験結果表示を更新

  右のフリーページの試験結果のページを更新しました。3年目の欄を追加しました。論文試験の結果については、当然ながら、待ちですがまた、再現答案をこちらにも記載しました。

  2006.07.13

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• GNSの採点結果及び講評

  れっくすさまと同様、私もＧＮＳさんに採点していただきました。結果は、　特実：Ａ（○に近い）　意匠：Ａ　商標：○ということでした。合計点は、5点不足。自分の予想に対して、意匠は妥当、商標はもう少し点をいただけてもいいのかなぁ、特実はちょっと厳しい判定かな、と思いました。（自分にはとかく甘いものです・・・）特実は、設問（２）の間接侵害を丁寧に書けなかったこと、差し止めできない場合も沢山書いたこと等が原因で、その部分の獲得点数の低さ、及びそれに伴う心象点（50点/200点）の低さが響き、○に達しなかったようです。意匠は、やはり設問２（２）は、題意把握ミス（他の皆さんは設問２（１）で書いていたんでしょうね）ということで、まるまるゼロ点でしたただ、他の部分の記載で救われて、合格点まであと少しのＡになっていました。商標は、多少の項目落ちがあるが、他の記載でカバーできたとのことで、合格点（ぎりぎりですが）がついていました。それにしても、あらためて、心象点の怖さも感じました。以前、元試験委員の方のお話しを聞かせていただいたことがありますが、その際は、心象点は20％で、（80％部分の）獲得点数に「概ね」比例してつけられる、とおっしゃっていました。ただ、それでも、同じ獲得点数であっても、心象点が数点異なる場合もあります。その数点で、合格点に達しなかったとすると・・・めちゃめちゃ哀しいですねこのGNSさんの採点結果は、一次集計結果で、今後も応募数が増えていけば点数調整があるとのことなので、また、変更になったら、結果をアップしようと思います。いずれにせよ、合格ラインぎりぎりのところっぽいので、祈るのみあとは、合格を信じて、口述向けの勉強（論点集のブラッシュアップ）と、基本書読みを継続しようと思います。

  2006.07.11

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• 論文本試総括

  再現答案を作成してからこれまで、自分の答案を何度も何度も読みました。他の方がアップされた再現答案や答案構成、掲示板での議論等も見ながら、自分の答案をまた何度も読み返しました。そこから得られた良かった点、悪かった点は、以下かなと感じています。良かった点については、自己満なので、放っておいてください　m(_ _)mただ、昨年の悔しさから、この1年間やってきたことがある程度報われたと正直感じています。それよりも、悪かった点については、これから改善していかなくてはいけないと強く感じています。★良かった点　・採点者の人に読みやすい答案を書けた　　（原則->例外、要件定立->当てはめ等、　　　また、コンパクトで歯切れのよい文章等）　・一つの流れのある答案を作成できた★悪かった点　・判例等は覚えていたが、　　そのうちの一部は、　　答案で使える形にまとめれていなかった　　（おかげで、コンパクトにまとめる作業のために、　　　短い試験時間の中の、貴重な時間を無駄使いしてしまった）　　・典型的な措置等も覚えてはいたが、　　ある意味、機械的に暗記していただけで、　　状況にあわせてきちんと取捨選択する応用力が足りなかった　　　・各規定の要件等も覚えてはいたが、　　典型的な問題に対してはきちんと適用できても、　　ちょっと変わった事例に対しても応用が利くほどの　　フレキシブルさ、知識の深さ等が足りなかった

  2006.07.06

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• ■再現答案－商標法■

  ■商標法（4ページ） １．設問（１）について　（１）拒絶理由（15条）の検討　　　丙の出願は、乙の出願に対して先願先登録（4条1項11号）である。　　　両出願の商標は「CBA」で同一、指定商品は「家具」は同一、「マグカップ」は「家具」とは非類似である。　　　よって、指定商品「家具」については法4条1項11号違反の拒絶理由は妥当である（15条1号）。　（２）とりえた対応策　　１　意見書提出（15条の2）　　　　以下の対応策によって、拒絶理由（15条1号）が解消した旨を主張できる。　　　　指定期間内に提出する必要がある点に留意する（15条の2）。　　２　権利譲受　　　　丙から当該商標権を譲受けられれば、「他人」の要件がはずれ、法4条1項11号の拒絶理由は解消するからである。　　　　移転は登録が効力発生要件である（準特98条1項1号）。よって、乙は、丙から商標権を譲受けた旨の譲渡証書を添付して、移転登録申請書を提出する必要がある点に留意する。　　３　商標権消滅に係る措置　　　　丙の商標登録に、無効理由（46条1項）、異議申立理由（43条の2）、取消事由（50条等）があれば、乙は、申立て、審判請求をすべきである。　　　　認められれば、丙の商標権は消滅し（43条の3第3項、46条の2、54条）、拒絶理由は解消するからである。　　　　なお、申立可能期間（43条の2）、除斥期間（47条、52条等）に留意する。　　　　また、法4条1項13号違反に留意する。　　　　更に、決定、審決確定まで審査を中止してもらえるよう請求することもできる（準特54条1項）。　　４　手続補正書提出（68条の40）　　　　前述の対応策は、「家具」についても権利取得するためのものであるが、「家具」については断念し、「マグカップ」のみ権利取得する場合には、指定商品「家具」を削除補正する（68条の40）。拒絶理由は解消するからである。　　　　審査に係属中にする必要がある点に留意する（68条の40）。　　５　分割（10条1項）　　　　「家具」と「マグカップ」を分割することもできる（10条1項）。「マグカップ」については、出願日の利益（10条2項）を得つつ、早期に権利取得を図ることが可能となり、拒絶理由を有する「家具」については、ゆっくり争えることが可能となる。２．設問（２）について　（１）「マグカップ」について権利取得するためには、前述のように、分割出願（10条1項）を利用することができる。　　　分割出願は、審査、審判、再審、又は拒絶審決取消訴訟の係属中にできる（10条1項）。　　　よって、甲は分割出願を行うために、拒絶審決謄本送達日より30日以内に、拒絶審決取消訴訟を提起する必要がある（63条1項、準特178条3項）。　（２）「マグカップ」を分割出願とし、「家具」は原出願に残しておくべきである。　　　逆の場合には、拒絶理由を解消するために、原出願から「家具」を削除する必要がある（準特施規30条）。　　　ここで、法68条の40の補正は、遡及効を得られるが、審査、審判、再審に係属中にしかできない。　　　よって、この「家具」を削除する補正は、法68条の40の補正とはいえず、遡及効を得ることができない。よって、拒絶理由は解消できないからである。　（３）他に拒絶理由（15条）なければ、乙は、指定商品「マグカップ」について商標登録を受けることができる。３．設問（３）について　（１）侵害成否　　１　差止請求とは、商標権の侵害、又は侵害のおそれがある場合に、その侵害の停止又は予防を請求することをいう（36条1項）。　　　　侵害とは、権原又は正当理由なき第三者が業として登録商標若しくはその類似商標を指定商品等若しくはその類似範囲において使用することをいう（25条、37条1号、2条3項）。　　２　甲が顧客に無償提供するマグカップに表示している商標「CBAコーヒー」は乙の登録商標「CBA」と類似している。商品は「マグカップ」で同一である。　　　　甲の顧客へのマグカップの無償提供は、商標の形式的使用に該当する（2条3項1号）。　　３　よって、甲の当該行為は、甲に権原等なければ、形式的には、乙の商標権の侵害を構成する（37条1号）。　（２）甲の主張　　１　広告的使用　　　　甲は自己の役務である「コーヒーの提供」の顧客に対して、そのサービスとしてマグカップを無償提供している。よって、「マグカップ」は、甲の役務「コーヒーの提供」の広告媒体にすぎない。　　　　商品「マグカップ」と役務「コーヒーの提供」は必ずしも類似するとはいえないから、その場合は、甲の当該行為は、乙の商標権の侵害とはならない。　　　　よって、甲は、非侵害の旨主張できる。　　２　無効理由に係る抗弁（準特104条の3）　　　　甲の商標「CBAコーヒー」は全国的ではないものの、周知となっている。　　　　よって、乙の出願時（4条3項）に周知となっていた場合には、乙の商標登録は、法4条1項10号違反の無効理由（46条1項1号）を有することになる。　　　　この場合は、乙は権利行使できない旨の抗弁を甲はすることができる（準特104条の3）。　　３　商標権の効力が及ばない旨の抗弁（26条1項1号）　　　　甲の商標「CBAコーヒー」は自己の名称の略称といえる。　　　　よって、この略称が著名になっている場合には、乙の商標権の効力は及ばない旨の主張を甲はすることができる（26条1項1号）。以上

  2006.07.04

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• ■再現答案－意匠法■

  ■意匠法（4ページ） １．設問（１）について　（１）総説　　　BがAの時にしたものとみなされるためには、出願変更の要件（13条1項）を満たす必要がある。　（２）出願変更の要件（13条1項）　　１　特許出願Aの特許出願人である甲が出願変更しなければならない（13条1項）。　　　　この要件は満たされている。　　２　Aの出願当初の明細書、図面等にロの一部の取付部分の形状と同一のものが含まれている必要がある（13条1項）。　　　　ここで、意匠は物品の外観に係るものである必要がある（2条1項）。　　　　当該取付部分が外観として視認できない場合には、Aの明細書、図面等に記載されていない可能性が高い。　　　　よって、Aの明細書、図面等にロの一部の取付部分の形状と同一のものが記載されていない場合は、本要件を満たさず、BはAの時にしたものとみなされない。　　　　一方、Aの明細書、図面等にロの一部の取付部分の形状と同一のものが記載されている場合には、BはAの時にしたものとみなされる。　　３　拒絶査定謄本送達日より30日経過前に出願変更する必要がある（13条1項）。　　　　よって、これを満たし、前述の視認性の要件を満たしていれば、BはAの時にしたものとみなされる。２．設問（２）１について　（１）侵害とは、権原又は正当理由なき第三者が業として登録意匠若しくはその類似意匠の実施、又は一定の予備的行為をすることをいう（23条、2条3項、38条）。　（２）甲によるαの輸入及び販売が乙のニに係る意匠権の侵害となるか　　１　類否判断　　　　意匠の類否判断は、物品と形態に基づいて行われる。　　　　甲のαと乙の意匠ニに係る物品は、「熱交換器」で同一である。αの形状とニの形状は同一であるので、模様、色彩の差異点が当業者にとってありふれた範囲のものであれば、両者は類似する。よって、両意匠は類似する。　　２　甲の輸入販売行為は業としての実施である（2条3項）。　　３　よって、甲の当該行為は、甲に権原等なければ、形式的に、乙のニに係る意匠権の侵害となる（23条）。　（３）甲によるβの輸入及び販売が乙のニに係る意匠権の侵害となるか　　１　甲のβは「冷蔵庫」であり、乙の意匠ニに係る物品である「熱交換器」であることから、機能・用途が異なるため、両物品は非類似と考えられる。よって、甲の当該行為は、乙のニに係る意匠権の侵害とはならない（23条）。　　２　なお、βにはαが内蔵されているが、外部からは見えないようになっているので、利用関係（26条）ともならない。意匠は物品の外観に関するものであるからである（2条1項）。　（４）乙によるγの製造及び販売が甲のハに係る意匠権の侵害となるか　　１　類否判断　　　　部分意匠の類否判断は、以下の4つの事項に基づいて行われる。　　　(i)   意匠に係る物品　　　　　γと部分意匠ハの物品は、「熱交換器」で同一である。　　　(ii)  部分意匠に係る部分の機能・用途　　　　　取付部分の機能・用途は共通と考えられる。　　　(iii) 部分意匠に係る部分の位置・大きさ・範囲　　　　　差異が当業者にとってありふれた範囲内であれば類似する。　　　(iV)　部分意匠に係る部分の形態　　　　　γの取付部分の形状とハの形状と同一である。よって、模様、色彩の差異が大きくなければ、類似する。　　　　　以上の要件を満たせば、両意匠は類似する。　　２　乙の製造販売行為は業としての実施である（2条3項）。　　３　よって、乙の当該行為は、乙に権原等なければ、形式的に、甲のハに係る意匠権の侵害となる（23条）。２．設問（２）２について　（１）甲の取り得る法的手段　　　甲の出願は乙の出願に対して先願であり、先願優位の原則により、甲のαの輸入販売行為は、自己の登録意匠の実施として、乙のニに係る意匠権によっては制限されない（23条）。　　　よって、甲は、自己の意匠権に基づいて、非侵害である旨主張できる。　（２）乙の取り得る法的手段　　　γにおいて外部から部分意匠ハが視認できない場合には、γを実施しても、部分意匠ハの実施とはならないから、乙は非侵害の旨主張できる。意匠は物品の外観に係るものであるからである（2条1項）。以上

  2006.07.04

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• ■再現答案－特許・実用新案法■

  ■特許・実用新案法（6.7ページ） 　※太字は重要と思われる部分（誤った部分含め (p_q)）　　　また、このブログだと項目番号で「○数字」が表示できないので、　　　数字のみにしてあります。１．設問（１）（イ）について　（１）出願審査の請求（48条の3第4項）　　１　出願審査は出願審査の請求を待って行われるからである（48条の2）。　　２　また、原則、出願日から3年以内に出願審査の請求をしなければ、特許出願は取下擬制されるからである（48条の3第4項、第1項）。　　３　所定の請求書の提出が必要である（48条の4）。意思表示の明確化のためである。　（２）優先審査に関する事情説明書の提出（48条の6、特施規31条の3）　　１　特許発明の技術的範囲は特許請求の範囲に基づいて定められる（70条）。　　　　乙は、「駆動機構Aを備える玩具」の製造・販売をしていることから、甲の特許出願に係る発明の実施をしている（2条3項）。この場合、甲は、優先審査に関する事情説明書を提出すれば（48条の6、特施規31条の3）、認められれば、早期に権利を発生させることができる。　　２　所定の事項を記載した事情説明書を提出する（特施規31条の3）。　（３）出願公開の請求（64条の2第1項）　　１　特許出願は、原則、出願日より1年6月経過後、出願公開される（64条の2第1項）。乙の製造販売開始は甲の出願から6月経過前に開始されていることから、未だ、甲の出願日より1年6月経過していない可能性が高い。この場合、甲は、出願公開の請求をすべきである（64条の2第1項）。早期に補償金請求権（65条1項）を発生させることができるからである。　　２　所定の事項を記載した請求書を提出する（64条の3）。　（４）拒絶理由（49条）を回避するための措置　　１　拒絶理由（49条）を有する場合には、それを回避するための措置をすることが必要である。具体的には、所定期間内の意見書提出（50条）、補正手続（17条の2）を行う。　　２　特に、明細書等の記載要件（36条4項1号、36条6項）には留意する。これらは拒絶理由（49条4号）だからである。　　　　甲は、明細書等に、駆動機構Aを備える玩具について当業者がその実施をすることができる程度に明確かつ十分に記載しており、また、課題解決事項を記載しているので、実施可能要件、委任省令要件（36条4項1号）は満たしていると考えられる。２．設問（１）（ロ）について　（１）総説　　　甲は、乙に対する金銭の支払の請求として、補償金請求（65条1項）、損害賠償請求（民法709条）をすることができる。その際、以下の事項に留意すべきである。　（２）補償金請求（65条1項）　　１　出願公開後であることが必要である点に留意する（65条1項）。　　　　甲は、前述のように、出願公開請求すべきである（64条の2第1項）。　　２　特許出願に係る発明の内容を記載した書面を提示して警告を行うことが必要である点に留意する（65条1項）。　　　　乙にとって不意打ちにならないようにするためである。　　３　乙が警告後特許権設定登録前に業として甲の発明を実施していることが必要である点に留意する（65条1項）。　　　　前述のように、乙は、甲の特許出願に係る発明の実施をしている（2条3項）。　　４　補償金請求権は、特許権設定登録後でしか権利行使できない点に留意する（65条2項）。　　　　拒絶査定となった場合の権利処理関連の複雑化を回避するためである。　　５　補償金請求権行使とは、別途、特許権行使が可能である点に留意する（65条3項）。　　　　権利行使対象時期が異なるからである。　（３）損害賠償請求（民法709条）　　１　損害賠償請求とは、故意又は過失により特許権の侵害をした場合に、その侵害により生じた損害の賠償を請求することをいう（民法709条）。　　　　侵害とは、権原又は正当理由なき第三者が業として特許発明の実施、又は一定の予備的行為をすることをいう（68条、2条3項、101条）。　　２　前述のように、乙は、業として甲の特許出願に係る発明の実施をしている（68条、2条3項）。また、正当権原も有していない。更に、甲は、過失推定規定（103条）を利用できる。　　　　以上より、甲は、乙に対して、損害賠償請求をすることができる（民法709条）。３．設問（２）について　（１）差止請求とは、特許権の侵害、又は侵害のおそれがある場合に、その侵害の停止又は予防を請求することをいう（100条1項）。　　　侵害とは、権原又は正当理由なき第三者が業として特許発明の実施、又は一定の予備的行為をすることをいう（68条、2条3項、101条）。　（２）甲による行為について　　１　侵害成否　　　　特許発明の技術的範囲は特許請求の範囲に基づいて定められる（70条）。　　　　丁の専用実施権に係る特許発明は「駆動機構Aを備える玩具」であるのに対し、甲の製造販売しているものは「駆動機構A」であるので、直接侵害は構成しない（68条、77条1項、2項）。また、均等も考えられない。　　　　ところが、「駆動機構A」が「駆動機構Aを備える玩具」の製造において専用品である場合は、間接侵害となる（101条1号）。　　　　また、「駆動機構A」が専用品でなくても、発明課題解決に不可欠なものであり、汎用品でなく、甲に悪意があれば、間接侵害となる（101条2号）。　　　　課題である「新規な動作」を「駆動機構A」により解決していることから、「駆動機構A」は発明課題解決に不可欠なものといえる。また、甲は特許権者であるから悪意を認定することができる。　　　　なお、甲の「駆動機構A」の製造・販売は業としての実施である（2条3項）。　　２　請求人適格　　　　専用実施権は登録が効力発生要件である（98条1項2号）。　　　　丁は特許権者である甲との間で、その特許権について範囲を全部とする専用実施権の設定契約を結んでいるが、登録されているかは不明である。　　　　よって、未登録の場合は、丁の実施権は、独占的通常実施権と考えられる。差止請求権は物権的権利を有する者に認められるところ（100条1項）、独占的通常実施権はあくまでも債権的権利であって、特許法上では独占性は登録できないので、差止請求はできないと解される。　　３　実施権原　　　　甲は特許権者であるから、この特許権が実施権原となるかが問題となる。　　　　甲は、丁に対して、その特許権について範囲を全部とする専用実施権の設定をしており（77条1項）、よって、丁が専有し（77条2項）、特許権者である甲は実施できない（68条ただし書き）。　　　　よって、甲に実施権原はないため、この場合は、丁の差止請求が認められる（100条1項）。　（３）丙の行為について　　１　侵害成否　　　　丙は、「駆動機構Aを備える玩具」を製造・販売しており、業として丁の専用実施権に係る特許発明の実施をしている（68条、77条1項、2項、2条3項）。　　　　よって、丙の当該実施行為は、丙に権原等なければ、形式的には、丁の専用実施権の侵害を構成する（68条、77条1項、2項）。　　２　請求人適格　　　　前述のように、丁が独占的通常実施権者と考えられる場合は、丁は差止請求できない。　　３　実施権原　　　　通常実施権の登録は、対抗要件である（99条1項）。　　　　丙は、甲から、その特許権について範囲を全部とする通常実施権の許諾を受けている（78条1項）。　　　　よって、丁の専用実施権設定登録の前に、丙の通常実施権の登録がされている場合には、丙の通常実施権は実施権原となり、丁の差止請求は認められない。　　　　一方、丁の専用実施権設定登録の前に、丙の通常実施権の登録がされていない場合は、丙の通常実施権は実施権原とならず、丁の差止請求は認められる。以上

  2006.07.04

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• 再現答案アップしようかな

  今宵、仕事から帰宅したら、再現答案アップしようかなと考えています。（この日記は携帯メールからアップしています。）掲示板等での皆さんの議論をながめ、自分の答案を何度も見直すと、どんどん、ぼろが出てきています。今、復習すると、本試でなければ、ちゃんと書けたかなぁと思うところも沢山あります。（やっぱり本試というのは、「何か」があるんでしょうね。）それにしても、今回は、ほんと難しかったと思います。ある程度の時間かけてもいいのであれば、それほどでもないと思いますが、短い試験時間内に、しかも書く（べき）量も多い中、要求されているものを完全に書き上げるのは至難の業かと感じました。（ただ、受験生の中には、何人かは、　書き上げられる方もおられるんでしょうね、きっと。）皆さんのあたたかい（？）or 厳しい（！）ご採点、ご評価、ご意見、コメント等をいただくため、恥を忍んでアップしてみようと思います。（帰宅するまでに気が変わったらすみません m(_ _)m）

  2006.07.04

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• 特許庁公表論点に基づく自分の出来具合・・・

  論点が発表されましたね。以下、論点ごとに私の答案のマイナスポイントを記載してみます。（■で囲まれている部分）【特許法・実用新案法：論点】　権利の設定の登録前の第三者による実施への対処、　特許権等の効力及び権利侵害についての理解を問う。（１）　　１．早期に権利の設定の登録を受けるための手続（出願の変更を含む）　　　■出願の変更、落としました■　　２．補償金請求権　　　　３．特許権及び実用新案権の行使　　　■実用新案権の行使、落としました■　（２）　　１．特許権、専用実施権及び通常実施権の効力　　２．専用実施権及び通常実施権の設定の登録の効果　　３．侵害とみなす行為（間接侵害）【意匠法：論点】　部分意匠の意匠登録出願について特許出願からの適法な出願変更と　認められるための要件、並びに　部分意匠と利用意匠の意匠権の効力及びその相互調整に係る制度　に関する理解を問う。（１）出願変更　　１．形式的要件　　２．内容的要件（２）権利侵害・利用関係　　１．部分意匠の意匠権の効力　　２．利用意匠の意匠権の効力　　　■書きましたが、記載薄いかも■　　　　３．意匠権侵害における意匠の視認性の意義　　４．意匠法第３３条の規定に基づく通常実施権の許諾・設定に関する制度　　　■落としました。　　　　代わりに、自己の意匠権に基づく非侵害主張　　　　書いてしまいました■【商標法：論点】　複数の指定商品を有する出願に対する先願先登録商標に基づく拒絶理由と　これに対する対応策、特に補正、出願の分割（審決取消訴訟段階のものを含む。）　についての理解を問うとともに、　販促品と商標法上の商品概念ないし商標的使用、商標権の効力の及ばない範囲、　先使用による商標の使用をする権利について問い、　商標法の多面的な理解度をみる。（１）設問（１）について　　１．指定商品の削除補正　　２．出願の分割　　３．先願商標権の譲受けの交渉等（２）設問（２）について　　１．審決取消訴訟係属中の出願の分割の具体的方法　　　(イ) 審決取消訴訟係属中の出願の分割について　　　(ロ) 分割の対象となる商品の選択とその理由　　　　　（分割に際しての原出願の補正の性質と遡及効の有無　　　　　　（最判平17．７．14 の理解））（３）設問（３）について　　１．販促品と商標法上の商品概念ないし商標的使用　　　■なんとか書けた思いますが、　　　　「商標法上の商品」というキーワードは抜けました■　　２．商標権の効力の及ばない範囲　　３．先使用による商標の使用をする権利　　　■落としました。　　　　代わりに、4条1項10号違反での無効理由に係る抗弁　　　　書いてしまいました■---------以下、感想・・・■特実（記載6.7P）：　「出願変更」「実用新案権行使」の部分は、書くべき論点が多く、　もともとの配点が高いと思われます。　ただ、受験生の多くが書けなかったので、　採点当初に行われる、抜き打ち採点（約50通）に基づく点数調整で、　どれだけ配点が低くなるか次第って感じです。　（低くなってほしい！！！）　実用新案、かなり勉強していて、　書けって言われたら、いくらでも書けるのですが、　試験中に、挙げるべき項目として気付かなかったから　意味ないですね(ToT)　他は、細かいミスはありますが、　なんとかかんとか書けたんじゃないかなと思います。■意匠（記載4P）：　「利用」は定義とかを一度は書いたのですが、　最終的には二重線で消してしまいました。　利用が成立しないと思ったので、　あまり書いても意味ないと思ったからです。　おかげで記載薄しです。　「通常実施権」の許諾や「裁定」、　終わった直後に思いつきました。　試験中は、この最後の問題に、何を書くべきか、　でかなりの時間悩んでしまい、　最終的には、その部分の記載内容をはっきり決めずに、　書き始め、残った時間（あまりなかった）で、　その問題の部分の解答を書いたので、　思いつかなかったんだと思います・・・残念(ToT)　　他は、細かい反省点はありますが、　なんとかかんとか書けたんじゃないかなと思います。■商標（記載4P）：　分割・削除補正の判例は知っていたのですが、　あれを短時間にコンパクトに書く練習をしてなかったので、　どう書こうか悩みました。　結局は、あまり時間もなかったので、　結構、あっさりめに書きました。　　最後の「先使用」、思いついていましたが、　時間なくて書けませんでした。　「無効理由に係る抗弁」を先に書かずに、　こっちを先に書けば時間内に間に合ったのに・・・残念(ToT)　他は、細かいミスはちょこちょこありますが、　なんとかかんとか書けたんじゃないかなと思います。　■全体：　全体的にビミョーですね。　全科目ともいくつか論点落としていますし・・・　相対評価なので、他の受験生の皆さんの出来次第ですか。　掲示板等の情報からだと、　いけた！気もするし、微妙にダメな気もするし・・・　　ところで、答案再現しました。　ブログにアップしようかと思いましたが、　今はちょっと怖くなりました・・・

  2006.07.03

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• 論文本試終了

  論文本試終了しました。疲れました。昨年よりもかなり脳ミソ使ったような気がします。終わったほんとに直後の感想：　特実　できた！　なんとか合格点はいってるだろう。　　　　　でも、差がつきにくい問題かも。　意匠　（２）の２、裁定書けなかった（終わった直後に気付いた）。　　　　　（２）の２はほとんど点取れなかったのでは？　　　　　視認性の論点ばかり気にしすぎて、他にあげれた項目数が少ないかも。　　　　　答案構成の最初に気付いてた論点も書き忘れた。　　　　　意匠、失敗したかも。　商標　最後は時間少なくなって、記載薄くなったけど、　　　　　なんとか書けた。　全体　意匠が50点以上で、その損失を他がなんとかカバーしてくれれば、　　　　　合格できるか・・・（甘いか・・・）　　　　　他の受験生、意匠、ちゃんと書けたのかなぁ。掲示板で展開されている議論を見て、特実も、商標も、自分が思っていたよりも、もっと、あげるべき論点・項目が多かったのかも。あと、やっぱ、本番は慎重に行き過ぎて、答案構成を詳しく書いてしまい（ほとんど答案）、時間なくなって、後半の文字はかなり汚くなってしまった。これから、答案構成を清書して、気力あれば（今日は無理かな）、答案再現してみようと思います。受験生の皆さん、お疲れ様でした。

  2006.07.02

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• Y論文直前書込の結果

  Y論文直前書込の結果が先ほど速達で送られてきました。結果は・・・成績優秀者に載ることができました。なので、点数は公表できないですが、全科目○でした。答練で全科目○なのはこれが初めてです。それにしても、最悪の体調の中で、この点数をとれたのはよかったです。（直前なので、Yも点数付けが甘いのかもしれませんが、相対的に、いい位置にこれたのが嬉しいです。）これで、直前系は、LとYと2回とも一応、成績優秀者に載ることができました。（ただし、LはA○○でしたが。）今回のYは試験直後も書いたように、全体的な出来はさほどよくはなかったですが、他の皆さんも出来がよくなかったんでしょうね。「分解」、「実用新案登録に基づく特許出願」等を書けた（書いた？）人は少なかったんでしょうね。とりあえず、なんとか本試に向けての流れはよくなってきたので、残る1週間、自分でやろうと思ったことをしっかりこなして、最後の準備をしていきたいと思います。

  2006.06.25

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• 今年の論文試験問題

  当ブログを訪問していただいているオオワニさんが、今年は、「考えさせれるような問題」が出るのでは、とおっしゃってましたが、私も、周知著名な論点を書かせる、というよりも、基本的な部分（もしかしたら短答的な部分）をうま～く使って、考えさせるような問題が出されるのではないかなぁ、と思います。そのような問題が出ても、また、周知著名な論点が出ても、いずれにしても対応できるよう、あと10日間、最後のあがきをやってみたいと思います。出張期間中、中止していた、全文書きも昨日から再開しました。全文書き１日１通、答案構成のみ１日４通を最低限のノルマにして、残りの時間は、審査基準、審判便覧、特許庁説明会資料、マイノート（青本＋基本書の要点集）、Y論文サブノート、判例本、オリジナル論点集、等を使って、基礎的な部分を中心に、できるだけ穴をなくすための確認作業も並行して行っています（＆今後も行う予定です）。

  2006.06.20

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• Y論文直前書込（思いっきりネタバレ注意）

  日曜日に、Y論文直前書込受けてきました。どうも出張から帰ってきて、風邪をひいてしまったらしく、頭痛＆発熱で、ふらふらした状態で受験しました。また、雨の中、しかも、むさくるしい法政大学の校舎の中で、結構、詰め詰め状態で受験したので、更に一層、体調悪くしました。（まだ、今日も熱があります。早く快復せねば。）以下、出来評価・感想です。■特実1問目・無効理由の抗弁　（私は権利行使制限と書きましたが）　29の2について書きましたが、条文に「特許公報」があるので、　条文以外の理由付け（T塾長が言ってた知財判決H18.1.25）　はしませんでした。・自己の特許権の抗弁　私は、模範答案とは逆に、　なお書きで、できない旨書いてしまいました。　先願の特許発明は、あくまでも、上位概念であって、　それに発明特定事項が追加された下位概念（明細書のみに記載）は、　先願の権利に基づき、後願によらずに自由に実施できるものではない、　と思ったからです。　　ここで疑問なのですが、　審査時には、先願・上位概念、後願・下位概念の場合、　非同一として、後願にも特許権付与するのに、　侵害時に、先願の明細書に下位概念が記されているから　後願の特許権によらず実施可能、　というのは、少し納得がいかないです。　特許発明の技術的範囲はあくまでも特許請求の範囲によるものであって、　明細書に基づくものではないからです。　これを認めると、　一見、明細書の効力を認めているような感じを受けるのですが。　ちょっと先願優位の原則行き過ぎのような気がします。　これを避けるためには、　先願の出願時に、明細書だけでなく、特許請求の範囲にも、　下位概念も一緒に記載しておくべきなんではないかなぁと思います。　　受験生の考えなので、間違ってるんでしょうね。　論文試験まで2週間しかない今は、とにかく素直に、　模範解答のロジックに従うほうがベターのかもしれないですね。　・「分解」の説明は書けませんでした。　（知らなかったです。）　→他はそこそこ書けたと思います。　ということで、よくて55点というとこでしょうか。■特実2問目・ポイントと説明されていた「実38条の2第3項」は書けませんでした。・実用新案登録に基づく特許出願　思いつき、あげようかどうか迷いましたが、結局、あげませんでした。　模範解答には、「明細書等に特許取得可能な発明が記載」とありますが、　問題文にはまったくそれを示唆する記載もないため、　解答者が、余計な条件を追加するのはよくないと思ったからです。　（他の答練のときには、そのことが注意事項としてよくあげられますよね。）　ちょっと強引じゃないかなぁと思いました。　（本試のときには、同じような状況になった場合には、　　軽く（題意を外さない程度に）挙げておこうと思います。）　→他の部分はまずまず書けたと思います。　ということで、これもよくて55点でしょうね。■意匠・（１）、（２）はそこそこ書けました。・自己の意匠権の抗弁は抜けました。　模範解答にある、「26条反対解釈」、というのに少し抵抗があります。　→これも、よくて55点でしょうか。■商標・例えば、「手数料」とか「英語」（外国語と書いた）とかの　細かい抜けはありますが、概ね流れよく書けたと思います。  ただ、「15条の3」と書かずに、「4条1項11号違反の拒絶理由」（15条1号）  という初歩的なミスをしてしまいました。→ということで、これも55点ぐらいでしょうか。■総括利用関係の部分の私の理解がまだまだあやふやなのか、それとも、Yの解釈が独自路線をいっているのか、その部分で大きくマイナスくらいそうです。全体的に、50点～55点ぐらいの出来でしょうか。他の方との相対評価で点数調整される場合は、もしかしたら、もう少しあがるかもしれませんが。今回の問題は、全体的に、一見、やさしいそうでいて、ちょっと深いところに落とし穴（まではいかないかもしれませんが）があった、という感じです。いずれにせよ、これで模試受験は終了です。

  2006.06.19

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• 短答本試復習

  短答本試の復習をしました。う～ん、しょぼいミスが多かったですね。誤答だったうちの10問弱は今考えれば解けた問題でしたやっぱり、本番のときは、魔物がいるんですかね。なんでこんなミスをしたんだろうって感じです。ちなみに、いくつかある問題での、いわゆるまぐれ正解は1問でした。ま、短答はとりあえず通ったので、次は論文突破を目指すのみ！がんばろう！！PS試験終了後、PCT規則の勉強はもうちょっとしておこうと反省しています。（将来の実務のためにも。）

  2006.06.17

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• L全国論文公開模試第2回の結果

  2週間前に受けてきたL全国論文公開模試第2回の結果ですが、明日、Y直前書込の受験ついでに答案返却受けてこようと思っているのですが、Lのサイトに「総合成績表」がアップされていたので、ちょっと見てみました。なんとか成績優秀者に載っていました。特実１は、５０～５５点特実２は、５５～６０点意匠法は、７０点以上商標法は、６５点～７０点合計点は、２４０点を超えました。（あまり得点を明確に表示すると、　個人特定できてしまうので、ちょっとぼかしました。　ま、これでも特定できるかもしれませんが。）模試受験終了後の感触とほぼ同様の結果になりました。特実２問目がもう少し取れたかなと思ってたこと、意匠は取れすぎ、ってとこが異なる点ぐらいですか。特実１問目はやはり、という感じですね。詳しいことは、明日の返却答案を見てからですが、まずは、少し、ほっとしました。この調子で、明日のY直前書込もがんばろう！

  2006.06.17

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• 短答合格発表

  本日ありましたね。私の受験番号もありました。とりあえず3年連続予選突破。ただ、これからが本番。気を引き締めて論文突破を目指します。

  2006.06.06

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• L全国論文公開模試第2回

  L全国論文公開模試第2回を受けてきました。特実2問目、意匠は、完璧ではないものの、まずまず合格答案は書けたんじゃないかなと思います。商標法もまずまず書けたと思います。ただ、2chでも言われていますが、最高裁判決はそのまま再現してしまいました。特実1問目は、問題文を一箇所読み違えてしまい（ネタばれするので、具体的には書かないですが）、後半部分の論証が模範答案とは全く違うものになってしまいました。それにしても、全体的に、書くべき事項（論点）が多く、特に、商標法は4ページぎりぎり一杯（最終部分は、非常に小さな字）でした。■今日の模試から、自分の出来についてよかったと思う点：　・答案構成、論文書きとも時間内にできた（答案構成は、特実1問15分～20分内、意匠・商標は30分内）。　・論証部分は、比較的コンパクトに要所を押さえて記載できた。　・答案の流れも出すことができた。■反省点：　・問題をよく読むべき。　・答案構成後、再度、問題文を読んで、答案構成を見直すべき。　→あまりにも基本的部分ですね　　　でも、特実1問目は、この部分がきちんとできていませんでした。　　　本試では、致命傷になるので、気をつけないといけません。ということで、短答後の全文書きの効果はある程度出ていると思うので、このまま継続しようと思います。今後は、基本的なミス（問題文読み込みミス）をなくせるよう、普段の練習の際にも、細心の注意を払って取り組むようにしようと思います。ところで、今日の模試の開始時間ですが、事前にLに確認したのですが、午前10時半から、と言ってました。他の模試は午前10時から始まることが多いので、聞き直しましたが、やはり午前10時半と答えられました。今日、念のため、午前9時59分に会場に行ったところ、即、試験が始まりましたLにはやられました特実1問目の勘違いミスは、自分の基本的なミスなので、人のせいにはしたくはありませんが、焦ったのは事実です。。。Lはこういうところ、いい加減ですね。ちなみに、解説講義もあって、終了時間は午後6時とも言われました。（実際は解説講義なく、午後4時半で終了。）

  2006.06.04

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• L論文公開模試第2回

  本日、申し込みました。迷っていましたが、今週末は、短答後2週間で、Yの直前書き込みの2週間前（Yの直前書き込みを一つのターゲットにおいていますので）なので、「中間テスト」のようなイメージで受けてみようと思い立ちました。M口先生が問題作成するようですしね。なので、今週は、6月4日のL模試に向けて、全文書き＆答案構成の練習＆通勤時の論点復習を続けようと思います。PSYの前日のW2回目も受験検討していたのですが、出張のため、受けられない可能性が高いので、断念しました。なので、直前系は、L2回目とYの合計2回です。ま、他にも、今年の答練復習、あるいは過去問、昨年までの答練問題と、材料は沢山あるので、時間的にも、これで十分かなと考えています。とにかく、今年こそは、論文突破したいです。

  2006.05.29

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• 昨年の論文敗因の再検討

  あらためて、昨年の論文の敗因を考えると、基本がなってなかったんだと思います。以前、書きましたが、特実2問目で失敗しました。特実2問目では時間がないこともありましたが、進歩性に関する説明を審査基準にしたがって、かなりの量を書いてしまいました。それで時間を使ってしまったようなものです。そのほかの事例へのあてはめや単一性の論述はできませんでした。（これだと、Cがつくのも当たり前ですね。）今は、論文受験者が多数で、その中から、短期間で採点をつけて、順番をつけて、合格者を出さなきゃいけない。そうすると、点数をつけやすくするため、論点を広く浅く聞いてくる、つまり、それに対しては、多くの項目をあげ、できるだけ広く拾う対策をしないといけない。一つの論点や趣旨等に記載量と時間をかけるべきではないと思うんですね。これからの全文書きの練習の際には、そのあたり、気をつけて、がんばってみたいと思います。

  2006.05.27

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• Lの分析結果

  出ましたね。昨年までの傾向からすると、ボーダーは38か39が濃厚とのこと。あまり心配はしないようにしていましたが、やはり人の子。ただ、これからは、ほんとに気にせずに、論文勉強に集中します。

  2006.05.25

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• 短答本試の結果

  特許庁発表に基づく採点結果は、　４１点内訳は、特許　2014実用　10意匠　106商標　119条約　86　パリ22　PCT33　TRIPs21　マドプロ10著作権　52不正競争　54合計　6041今回、１問目（ダンディー）から慎重にいきすぎて、最後の１０問のところで、残り時間が少なくなって、ちょっと焦って解いてしまいました。おかげで、最後の１０問は６問も落としてしまった。それから得意な著作権法で結構落としたのはがっくりです。昨年（４７点）よりも大幅ダウンです。今年は、短答向けの勉強時間はしぼって、論文向けに集中してきたこともあるので、通れば、それでよし、なんですがね。ボーダーは気になりますが、たぶん、大丈夫だろう、と信じて、先ほど、Yの直前書込み申し込みました。（３年目にして初めて、直前系受けてみます。）また、昨夜から、少しですが、論文の勉強を始めました。信じるしかないです。がんばるしかないです。

  2006.05.22

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• 短答本試を受けてきました

  疲れました。皆さん、おつかれさまでした！率直な感想は、全体的に、昨年より難しかったのでは？という感じ。一昨年も昨年も、試験部屋で20人ぐらいの人は途中退出（答案提出）する人がいたけど、今年は、うちの部屋からは誰も出なかった。私も、3時間半、いっぱいいっぱいかかりました今年は簡単そうな問題となかなか切れない問題がはっきりわかれてた感を受けました。迷った問題は、結構、間違っていたようですLや２ｃｈ、吉田さんのサイトを見てても、見解相違が多くあって、明日の16時になってみないとよくわかりませんが、今のところ、L（今、サイトがおちてしまっているようですが、数時間前のもので点数計算）と吉田さんの集計結果からすると、　　３８～４５ぐらいのようです。（結構、幅がある。。。）2chの皆さんの検討結果による修正を信じさせていただくと、　　４４になるようです。（ほんとにこの点数になればいいのですが。。。）自分の中では、３９点～４１点と思って、明日の正解発表を覚悟したいと思います。

  2006.05.21

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• いよいよですね！

  おはようございます。いよいよですね！いざ、出陣！皆さん、がんばりましょう！

  2006.05.21

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• 昨年の短答本試

  昨年の短答本試をやってみました。結果はまたしも、53点。昨年本試のときは47点だったのですが、53点以上はいかないんですかね(_ _,)ゞそれにしても、昨年の本試のときを臨場感たっぷりに思い出しました。いよいよ明日ですね。今日は、Y論文サブノート（これ、結構、短答向けにも使えると思います。あまり余計なこと書いてなくて、全体をざーっと手続きごとに見渡せることができるし）をまずやって、その後、オリジナル論点集を、さらっと読み、残りは、明日の本試まで、四法対照を、さくっと見直そうと考えています。志願者数も1万人を超えました。受験生の皆さん、一緒にがんばりましょう！

  2006.05.20

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• 一昨年の短答本試

  一昨年の短答本試をやってみました。結果は、53点。一昨年受験時は42点（当ブログ右上のフリーページ参照ください）。一昨年と同じ箇所を間違えているものあり、一昨年は間違えなかったのに、今回間違えた箇所もあり。そういったところは重点的に復習しました。ちょっと嬉しかったのは（あれから随分勉強してきたので、当然といえば当然ですが）、一昨年時はきれなかった肢がスパっと切れるようになったこと。いろいろと不安になってしまうこの時期、少しは実力がついてきたんだということを確認できたのは精神の安定にとってよかったような気がします。

  2006.05.19

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• L短答模試2回目トライ

  昨夜と今夜で、L短答模試2回目にトライしました。結果は、41点。40問目までは調子よかったんですが、残り20問はちょっと疲れて失速。5割の正答率でした。Lは、Yに比べ、新たな発見等があって勉強になったと思います。ただ、昨年ならできていた問題ができてない部分もあるので、残りの期間、記憶の呼び戻しに集中しないといけないなと思っています。明日からは、一昨年、昨年の本試をやってみようと思っています。これでリハビリ完了させて、その後は、四法対照を中心に、最後のあがきをやりたいと考えています。それにしても、今週月～水、睡眠時間をかなり削ったので、眠い(=_ヾ)明日からは今週末の本試に備え、体調を整えるためにも、通常の睡眠時間をとっていこうと思います。

  2006.05.17

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