もう一度ちゃんと考えてみる
過ぎたことはもう振り返らない、と宣言したのに、いろいろとガンバ戦を振り返らざるを得ない話があって、あえてもう一度書くことにした。ワタクシは、さっぱり分からない上にテレビ以上に実況アナの調子に左右されることが多すぎるサッカーのラジオ中継が苦手で、ラジオよりもネットや携帯サイトのライブ中継に頼ることにしている(サッカーやラグビーなどのフットボール系はラジオ向きじゃないなといつも思う)。そして、終了後は現地組による生情報や観戦記で実際の状況を把握するように努めている。その方が、本当のことが分かるからね。そこで、ラジオ中継だけを聴いて超ネガティブになっている人におすすめなのが、これ。おかげで、なぜ選手交替の一番手がウメちゃん→ウッチーだったのか、という理由に合点がいってスッキリした。ありがとう、hamaさん。やっぱり、スポーツ観戦は現場じゃないとダメだな、と改めて痛感した次第。だけど、実は一番共感したのは、鈴木監督の「ボールを持つサッカー」というのは「実力どおりの結果が出てしまうサッカー」であるともいえる。バカみたいに当たり前の話だが、それを逆転させる事は本当に難しい。というくだりだったりするんだな、これが。いや、これは決して鈴木サッカーを否定しているわけじゃない。リスクを負ったサッカーをやろうとしているってことなのだ。それだけ、結果が伴うまで時間がかかる。だけど、リスクを負わないサッカーに未来はない、ということを忘れちゃいけない。そして、知り合いの現地組が、試合後に立ち寄った場所で出会ったコアなガンバサポに言われたという一言が印象に残っている。「まだ3年でしょ?俺達は10年我慢したんだ。」そういえば、浦和サポ歴約38年(三菱自動車時代からの通算)のウチの浦和サポ専務も、こんなことを言っていた。「俺なんかさ、あー、これで今年も残留出来そうだ、なんて考えずに済むようになったのなんて、ここ2、3年くらいからだもん」今の上位チームが、例外なくたどってきた道を、今自分たちも歩いているんだと思えば、この先にどんなことが待ち受けているのか、何だか楽しい気分になってくる。実際、今やってる新潟のサッカーは、見ているだけでワクワクするじゃないか。「ウチらもねぇ、昔は大変だったんだよぉ」なんてことを、いつか、新進クラブのサポに対してもっともらしく言える身分になってみたい。そのための勉強期間のつもりで、ゆっくりとでもいいから、一歩一歩前に進んで行くとするかな。