庭もすっかり秋
柿の実が大きくなってきた。この柿は、青くてもすでに充分甘いので、完全に黄色くなってしまう前の固いうちに収穫して、柿ナマスにするととてもおいしい。以前、青紫色の花の画像を載せたセイヨウニンジンボク。今はすっかり花を終えて、小さな丸い種をたくさん付けている。私はこのセイヨウニンジンボクの花や実のなっている枝の形を見ると、神社でお神楽を舞う時にもつ、あの鈴のたくさんついた金色の道具を思い出してしまう。風がふくとしゃりーんと鳴りそうな気がするのだ。今はまだ薄い黄緑色をしている種だが、熟すと真っ黒になって正露丸そっくり。たしか、ブラックペッパーの代わりになると聞いたことがあるので、ちょっとつぶして匂いをかいでみると、ブラックペッパーとは違うけれど、ハーブと木とコケを合わせたようなスパイシーな香りがした。ブルーベリーの木に、収穫し忘れた実がまだなっていた。たぶん、とても甘いに違いない。こっそり一人で味わうか、花子が帰るのを待って二人で楽しもうか、悩むところである。この金木犀は、南の庭に植えてもう7年くらいになるはずなのだが、ずっと花を咲かせたことがなかったのだ。それが今年、やっと気が向いたらしく、良い香りの花を咲かせ始めた。小さな木なのだが、風が吹くと庭のどこにいても香りを感じるくらいの存在感だ。私の大好きな木のひとつ。草引きするとき、一番困るのがこの草。でも、この花のかわいらしさは、とてもトゲのある花とは思えない。あまりにもかわいいので、ブログに載せるのは2度目。ブルーベリーの紅葉がずいぶんすすんだ。オレガノも花の時期がとても長い。そろそろ終わりの時期だけれど、まだこんなにかわいらしく咲いている株もあるのだ。楽しみにまっていたパイナップルセージもいよいよ咲き始めた。ガクから花をそっとはずすと甘い蜜がたくさんたまっている。葉っぱは本当にパイナップルの香りがするので、子供たちに人気のハーブ。簡単に挿し木で増やせるので、今年は庭のあちこちに植えてある。