「続・焼き栗」
焼き栗と言えば、パリの街で秋の風物詩として道端で売られているものがあります。日本では祭りの夜店で売られている天津甘栗が有名です。西洋の栗と日本の栗、そして甘栗は種類が違うようですが、わたしが子供の頃はお祭り以外でも食べられるようにと、焼いた天津甘栗を冷凍した「アイマロン(だったかな?商標?)」が売られていたように記憶しています。それぞれ甘さは違いますが、一般に木の実は美味しいとは言え、やはり栗の美味しさは別格ですね。近郊農家が作った野菜のコーナーに、袋入りの栗が出ていました。今年お初だなあと思いながら、398円だったので買いました。17粒入りでした。栗ごはんにしてもいいけど、皮をむくのが面倒なので、焼き栗にすることにしました。水に浸けると1つ浮くものがあり、怪しいなと思いましたが、虫食いならば仕方がないと思い、それぞれてっぺんに包丁で傷を入れて、強火のグリルで焼きました。15分焼くつもりでしたが、約10分で1つ破裂したので火を止めました。破裂して3割ほど吹き飛んだ栗は、食べるのには問題なかったですが、17個のうち3つはマズイ栗で、食べずに捨てました。残りも、はぜていても皮はむきづらく、結局さじを使って渋皮の内側を食べるという、茹で栗と同様の食べ方になりました。日本の栗(最近は和栗とも呼ぶそうですが)は、渋皮が取りにくいのが難点ですね。想定した時間の加熱ができず、栗も香ばしくなりませんでした。どうすればいいのか、来年にリベンジすべく考え始めたところです。