NHK土曜ドラマ「繋がれた明日」~第2話~
第1話からかな~り重いムードのこのドラマ。第2話で主人公の隆太はさらに深く苦しんでいきます。自分や妹の周辺にビラをまいた犯人を突き止めようと、隆太は地元へ。そこで同級生の浩志に「被害者の家族には会いにいったのか。線香の一本でもあげたのか?」と聞かれる。しかし隆太はまだ心の底から謝罪する気持ちになれず、被害者家族と会う事をためらう。一方職場にビラをまかれたものの、仕事を続ける事のできた隆太は初給料をもらう。そこで母と妹にティーカップをプレゼントするが、カップは妹に割られる。妹は社内でビラをまかれた事がきっかけで、恋人と別れていた。荒れる妹をなだめる隆太だったが、近所の住人に不審がられ警察に通報される。隆太は妹の恋人に会うために妹の会社に出向くが、そこでも警察に通報される。刑期を終えてもいまだ疑惑の目で見られる事に、苛立ちを隠せない隆太。でも犯罪を犯した事も事実であり、その現実に苦しむ。妹の友人の協力もあり、妹の恋人に会う隆太。「仮出所が終わる10ヶ月後には自分は必ず姿を消す。 だから妹を許して欲しい」と土下座する隆太。そんな彼の願いも虚しく、2人は別れを選択する。その後謝りに来た妹と和解し、ほっとしたのもつかの間。アパートのそばで待ち伏せしていた女が突然、「この人、人殺し!!」と悲鳴をあげる。そして駆けつけた人達に押さえ込まれ、また捕まってしまう。そんな第2話でした。1話同様、彼の罪が家族の人生を巻き込み、家族はそんな過酷な状況を受け止めなければならない。罪を犯した訳でもないのに、苦しめられる家族。恨みたくても恨みきれない。隆太に嫌がらせする存在も少しずつ見えてきました。次回はさらに隆太は罠にはまります。このドラマ、本当にテーマが重いので観た後もずーっと考えてしまいます。でもきっとこんな風に苦しんでいる加害者やその家族、被害者やその家族、友人、恋人。現実に苦しんでいる人もいるのだと思います。私も親として、そして自分自身の為にも命の重さ。考えなくてはいけないです・・・