庭の小さな花たち
梅雨のどんよりした時期が、なぜかうちの狭い庭が一番花盛りになる。クチナシ、ガクアジサイ、南天、ミヤコワスレ、ラベンダー、見失いそうなくらい小さなミツバの花や、パセリ、ヤロウなど。 小さい花といえば、去年花壇の外にグランドカバーになればと思って植えたヒメイワダレソウ。これはまだ咲いていないのだが、これと勘違いして抜かずにおいていたら、何やら黄色の星型の花が咲いた。調べてみたらスベリヒユというらしい。いわゆる雑草扱いされているらしいのだけど、これがなかなか可愛いので、うちの庭ではそのままにしておくことにした。 ガクアジサイも花のように見える部分は実はガクで、実際の花はもっと小さい、中の青い部分らしい。 パセリは去年タネを蒔いたのがまだ生きていて、一株だけ花がついた。広がった形がなんだか花火みたいだ。 そして先日買って来たヤロウ。植えた時にすでに蕾がついていたのが咲いて涼しげだ。この植物は傍に植えた植物の病気を治したり、益虫を呼ぶ植物と言われている。だから虫や病気に弱いミニバラの傍に植えた。 庭いじりなんて偉そうなこと言っているが、これらの植物は地植えにしているから、よほど晴天が続いたときでない限り水もあげていないし、ほぼ放置状態。丈夫で病気もないし、虫もつかない。なのにこんなに花を咲かせてくれるなんて。